皮脂の分泌が多いのはTゾーンと知っていますか。
眉間ニキビは繰り返しなるという特徴があります。
原因を知れば根本的なケアが分かってきます。
こちらでは眉間ニキビの原因や洗顔法、体質改善等をご紹介します。
眉間ニキビの原因
眉間ニキビの原因は6つありますので、ご紹介しましょう。
皮脂
皮脂が多く分泌されるおでこや眉間、鼻の辺りはTゾーンと呼ばれています。
額の汗がかかりやすく頭皮から近いこともあり、雑菌が繁殖しやすい環境です。
皮脂が多いと毛穴に詰まって毛穴を塞ぎ、アクネ菌が増殖してニキビができやすくなります。
原因は皮脂が詰まることによる炎症や化膿であると考えられ、女性の場合はメイク汚れによる詰まりが影響しています。
汚れと洗顔料の組み合わせが誤っていたり、どちらかの手順で汚れを落としきれていないと汚れが溜まってニキビにつながります。
むやみに触るとニキビを悪化させてしまいます。
生活習慣
ニキビはお肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーが乱れる(周期が早くなったり、遅くなったりする)とできやすくなってしまいます。
アルコール類の飲み過ぎ、脂肪分の多い食事等でバランスの偏った生活を送ることで全ての毒素を分解・排出できずに肝機能の代謝が低下してしまいます。
体調不良のサインとして眉間ニキビができやすいと言われています。
水分不足
肌が水分不足になっているのは乾燥している状況なので、ダメージを受けやすい状態とも言えます。
この状態から逃れるために人体ではより多くの皮脂を分泌させるようになり、乾燥肌の人は必然的に皮脂分泌量が増加します。
皮脂分泌量が増加してしまった人はそれだけ毛穴詰まりが発生する確率が高まってしまうので、ニキビができる確率が上がります。
スキンケア
皮脂の多い眉は頬や顎など乾燥しやすい場所と同じケアでは油分が過剰になります。
皮脂を取り過ぎるのも禁物で、取り過ぎると今度は潤そうとして更に皮脂が過剰に分泌します。
クリームやオイルを全体に使用するのを避けてゲルや乳液で保護をし、ニキビが出ない所だけに油分をプラスするケア方法を試してみましょう。
髪の毛
ヘアスタイルによって前髪が当たりやすい場所となり、前髪が当たれば刺激が与えられてしまうだけではなく、髪に整髪料を付けている場合は眉間に付いてしまいニキビになります。
おでこや眉間といった部位に前髪が頻繁に当たるような人は前髪をゴムやピンで留めましょう。
肌に当たらなければそれだけ悪影響が出なくなるのでニキビ被害も減ります。
シャンプー剤が眉間のニキビに関係ないと思いがちですが、シャンプーのすすぎ残しが前髪に当たると眉間に当たってアクネ菌の栄養になってしまいます。
ヘアスタイルだけでなく、洗い方やシャンプー剤も一度見直してみましょう。
メイク
洗顔料を落とせていないことが原因となることが多いのですが、眉毛のメイクの影響で眉毛や周辺のおでこや眉間にまで悪影響を及ぼすことがあります。
眉のメイクは適当に落としてしまっている人が稀にいますので注意してください。
眉毛は毛が密集しているのでメイクが落としにくい場所でもあります。
あまりにも眉毛周辺の部位にニキビができているという方はメイクを控えるようにしましょう。
眉間や眉毛の中のニキビは目立つ!その原因と対策、おすすめの洗顔料とは
眉間ニキビを防ぐ正しい洗顔法
皆さんは正しい洗顔法を行っていますか。
意外と正しい洗顔法を行っていない方もいるのではないでしょうか。
ここで正しい洗顔法を身に付けましょう。
正しい洗顔方法の手順 | |
①手を洗う | ニキビを予防する為には最初に石鹸で十分に手を洗います。 手を洗わずに洗顔を始めると手に付いた雑菌が顔の皮膚に付き、ニキビが悪化してしまいます。 スマートフォンや自転車のハンドル等に触れる手は汚れてしまいます。 しっかり洗って雑菌を落としましょう。 |
②予洗い | 洗顔料を使用する前に肌表面の汚れを水で流す予洗いをします。 お湯の温度は30℃~37℃のぬるま湯に設定しましょう。 ぬるま湯には冷水よりも皮脂を溶かしやすい働きがあります。 ニキビを悪化させる余分な皮脂を取り除くには触ってみて少し温かいと感じる温度が適しています。 |
③あごやTゾーン | 予洗いが終わったら洗顔料を使用し、皮脂が溜まりやすい顎やTゾーン等を中心に洗います。 洗顔フォームや洗顔石鹸は泡立てネットを使用して空気を含ませてモコモコ泡にします。 泡で肌を優しく包むようなイメージで軽いタッチで、手のひらを動かして丁寧に洗いましょう。 |
④ぬるま湯ですすぎ | 手にぬるま湯を溜めて流します。 泡を流す時は、手のひらにお湯を溜めて顔にかけます。 髪の生え際にすすぎ残しがないかチェックします。 最後に清潔なタオルで水分を優しく拭き取ります。 |
洗顔料はノンコメドジェニックテスト済やオイルフリー、マイルドピーリング作用を選びましょう。
ノンコメドジェニックはニキビの元になりにくい成分で、マイルドピーリングはターンオーバーを促進させるために行うケアです。
ニキビの原因は間違った洗顔方法にある!?ニキビ効果のある洗顔方法と洗顔料とは
ニキビができない体質改善
体質改善をするには様々なことに気を付けなければいけません。
睡眠
睡眠は肌の新陳代謝に大きく関係しています。
寝ている間に肌が修復されて新しい皮膚が作られます。
質の良い睡眠の為のゴールデンタイムは午後10時から午前2時までです。
最低でも6時間は眠りましょう。
寝つけない場合は毎朝同じ時間に太陽の光を浴びるようにすれば、夜になると深い眠りが訪れて成長を促すようになります。
皮膚のターンオーバーを正常化しましょう。
ストレス
ストレスはホルモンバランスが乱れ、自律神経に影響を及ぼしてバリア機能(免疫力)を弱めてしまいニキビ菌の増殖を許してしまいます。
友人と話をしたり、趣味を見つけて没頭したりしてストレス発散をしましょう。
摂りたい栄養素
栄養素名 | 説明 |
タンパク質 | 赤みの肉と魚やオメガ3脂肪酸が含まれる青魚、鶏肉や卵を摂ることで肌細胞が作られ、ターンオーバーを正常化してくれます。 |
発酵食品 | ヨーグルトや納豆等の発酵食品が肌のターンオーバーを整えて、身体の内側からニキビをケアしてくれます。 |
ビタミンA | ニンジンやほうれん草、かぼちゃやレバー、うなぎ等が毛穴の詰まり解消や肌のターンオーバーを促し、皮膚や粘膜の潤いを保つ作用があります。 |
ビタミンB6 | マグロやカツオ、鶏ささみ等が新陳代謝を促し、ビタミンB2(卵・乳製品)と共に皮脂の分泌を抑制します。 |
ビタミンC | 緑黄色野菜や果物、ジャガイモ等がコラーゲンの生成促進を行い、メラニンの抑制や抗酸化作用で肌の老化を防ぎます。 |
ミネラル | 牡蠣やカシューナッツ(亜鉛)、チーズや牛乳、キャベツ(カルシウム)や海藻(マグネシウム)等がホルモンバランスを整え、肌のターンオーバーを促進してくれます。 |
リコピン | トマトやスイカ、ピンクグレープフルーツ等が肌の老化を防止する抗酸化作用が強く、紫外線による真皮層へのダメージから肌を守り、保水機能性を高める効果もあります。 その他に動脈硬化やガン予防、美白効果やダイエット効果もあります。 |
食物繊維 | さつまいも、ごぼう、きのこ類等が便秘の解消や肥満予防、脂質代謝を促してくれます。 |
水分も大切に
こまめに水分を摂ると基礎代謝が上がります。
利尿作用が良くなり血液中の老廃物が排出されやすくなるのです。
代謝が上がると内臓が活発になり肌のターンオーバーを整えてくれます。
それには2.5Lの量が1日に必要な量とされています。
数回に分けてこまめに飲むと効果的です。
避けたい食べ物
次の食べ物はニキビのためには避けた方が良いでしょう。
避けた方が良い食べ物 | |
脂肪分 | 脂肪分が高い食べ物は皮脂を増やしニキビができる原因になります。 乳成分もニキビに悪影響を及ぼし、炎症を悪化させたり、ニキビ跡が残りやすくなります。 |
精製炭水化物 | 白米・パスタや小麦粉等は元々茶色である皮脂の分泌を増やし、健康な肌を保ってくれます。 しかし、その際にビタミンB群を大量に消費してしまいます。 皮脂が増え、ビタミンB群が不足すると皮脂が毛穴に詰まりやすく、ニキビができやすくなります。 |
糖分 | 糖分も摂り過ぎるとニキビの原因である皮脂の分泌を増やし、健康な肌を保ってくれますが、ビタミンB群を大量に消費してしまいます。 皮脂が増え、ビタミンB群が不足すると皮脂が毛穴に詰まりやすく、ニキビができやすくなります。 |
アルコール | ニキビを引き起こすのがお酒に含まれる糖質です。 ビールや日本酒は糖質が多く皮脂を増やし、ビタミンB群をたくさん消費することになり、ニキビの原因になります。また、アルコール分解に肝臓がフル回転し、血液中の老廃物をうまく排出できなくなった結果ニキビになりやすくなるし、肺も機能低下します。 その他にもアルコールは眠りを浅くする為、肌のターンオーバーにも影響します。 |
ニキビ対策には食べ物がカギ!ニキビの原因となる食べ物と改善させる食べ物とは
眉間ニキビができたときの対策
- 肌表面の老廃物は悪化の要因になりますので、清潔にしましょう。
触ることで刺激になり患部に熱が生じたり、雑菌が入り込んでしまうのでできるだけ触らないようにして洗う時も摩擦に注意しましょう。 - 発汗することでカラダの表面に溜まった余分な熱と老廃物を、体外に吐き出すことができると考えられています。
お風呂や運動など適度に発汗できる習慣をつけることが大切です。 - 皮脂の分泌が多くなると肌の内側に老廃物が溜まりやすくなり、化膿の原因にもなるので肌の内側の水分循環を整えることが重要です。
- 香辛料や薬味の摂り過ぎに注意しましょう。
香辛料や薬味を食べ過ぎると患部に熱がこもる原因になるので摂り過ぎに注意が必要です。 - ナッツや油分は身体を潤す働きがあると考えられています。
身体が必要以上に潤うと余分な水分が溜まりやすくなる可能性もありますので、食べ過ぎに注意しましょう。 - 紫外線によるダメージもニキビの発生を招く原因です。
帽子や日傘、日焼け止めを使用して紫外線のダメージを防ぎましょう。
紫外線を浴びるとニキビが出来る?!ニキビ予防とスキンケア方法とは
メイクやスキンケアに気をつけながら眉間ニキビの改善を!
いかがでしたでしょうか。
眉間のニキビは顔の中でも皮脂が多い場所ではありますが、前髪をピンで止めたり、前髪を切ったりして過ごせば予防にもつながります。
また、紫外線の影響や生活習慣でもニキビができることがわかりました。
突然できてしまう眉間のニキビを正しい洗顔法を身に着けてニキビを防ぎ、日頃のスキンケアと生活習慣を見直して実践しましょう。
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