ニキビは以前「青春のシンボル」とされていた時代がありました。
しかし、現代では「尋常性ざ瘡」という、れっきとした病気として対処するべきと考えられています。
そして、その対処を誤ると悪化させてしまったり、人に見られたくないという思いから外出が億劫になるといった悩みを抱えることもあります。
それがもし、顔だったらどうしますか?
今回は顔の片方のみにニキビが出来る場合に絞り、対処法を探っていきたいと思います。
顔の片側だけニキビができる原因
そもそもニキビの出来る原因というのは、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まってしまうことにより炎症が起きることによるものです。
では、顔の片側にだけニキビが出来るのはなぜなのでしょうか。
- 何かをしているときに気が付くと頬杖をついている
- 無意識に片側を触っている
- 片側の歯で食べ物をかんでいる
- クレンジングの片側への偏りが発生している
- メイクの片側への偏りが生じている
- 髪の毛がいつも同じ位置に当たっている
- 枕カバーを定期的に取り替えていない
- 片側を下にして寝ている
一度思い当たるフシはないか、ご自分で確認されてみてはいかがでしょうか。
右(左)の片側の場所に頬ニキビが出来る原因は?頬ニキビを繰り返さないための日頃の予防法を解説します
片側ニキビの対処法
原因が分かれば、それに対処することができます。
以下ではそれぞれの対処法についてご紹介したいと思います。
頬杖
何かをしているときに気が付くと頬杖をついていらっしゃる方。
頬杖が顔のお肌への刺激になってしまっている可能性があります。
気分転換やリフレッシュを心掛け、適宜の運動などを取り入れてみましょう。
髪の毛
髪の毛がいつも同じ位置に当たっている方は、顔の同じ位置に髪の毛が当たらないように髪型を変えるなどして対応してみてはいかがでしょうか。
枕カバー
枕カバーを定期的に変えてない方は、枕カバーを変える習慣がないのかもしれません。
枕カバーは意外に汚れがちですので、衛生的にもよくありません。
まずは、枕カバーは定期的に変えるように習慣化してみてください。
片側ニキビの原因を取り除けるかもしれません。
また、シーツも同様に汚れない内に交換しましょう。
寝ている間にもニキビの原因が!?睡眠と生活習慣に潜むニキビの原因とは
寝る向き
片側を下にして寝ている方。
人間は寝るときには横向きが自然な寝方とも思えますが、ニキビ対策には顔の刺激が問題になります。
寝るときの体の姿勢に留意してみてください。
(クッション等を活用し、寝姿勢を固定するのも一考です)
スキンケア
クレンジングの偏りが生じてしまっている方は、意識して均等に顔を洗ってみてください。
擦りすぎも落ちないのも問題となりますので、上手なクレンジングの方法をサイト検索してクレンジングマスターになりましょう。
また、メイクも同様で、余分なオイルをパッティングしてスポンジに吸収するなどといった作業をしてみましょう。
利き腕ではない側が、特に雑になりがちですので意識して丁寧に行うことを心掛けてください。
食べ方
片側の歯で咀嚼していらっしゃる方は、均等に咀嚼するように心がけましょう。
ニキビには段階や種類がある
ニキビには、大人ニキビと思春期ニキビという段階があります。
大人ニキビはUゾーン、つまり口の周りや顎などに出来やすく、食生活の乱れや肌の乾燥、ストレスなどが原因で皮脂の量が増えて毛穴が詰まりやすくなるのが原因です。
思春期ニキビはTゾーンで詰まり、おでこや鼻の周りに出来やすいのが特徴です。
男の子も女の子も成長期に男性ホルモンの分泌が一時的に増える事で、皮脂が過剰に分泌されて毛穴が詰まりやすくなるために起こります。

また、ニキビは、様々な種類があります。
以下ではそれらをご紹介していきます。
- 白ニキビ
ニキビの初期段階で古くなった皮脂が、溜まって毛穴が詰まった状態で盛り上がるのが特徴。
ぽつっと小さい白い点みたいに見えます。
炎症まではまだ起こっていません。 - 黒ニキビ
白ニキビの毛穴が開いて、酸化した皮脂などで黒く見えるニキビです。
ホクロやシミのようにも見えたりすることもあり、放置すると黒さが目立ってきます。
- 赤ニキビ
白ニキビの悪化により赤く腫れて炎症が起きた状態です。
アクネ菌が皮脂を栄養として増殖し、治療をしないと跡になることもあります。 - 膿(ウミ)ニキビ
赤ニキビの炎症がひどくなったニキビの最終段階。
黄色い膿(ウミ)が見えて外に出ようとしています。
上述のようにニキビには段階があり、酷くならないうちにケアしたいものです。
赤ニキビや膿ニキビは痕が残る可能性があり、痕を残さないためにケアには気をつけなければいけません。
ニキビとはどんな物?ニキビの種類による症状と原因について詳しく解説します!!
大人になってもニキビが出来るのは何故?

大人ニキビの原因は生活習慣や癖による場合が多くなっています。
以下は、その場所別にできる原因です。
いろいろな原因が考えられますが、場所によりそれぞれ原因があったりします。
ニキビが出来る部位 | 説明 |
おでこ | おでこの大人のニキビの原因は髪の毛や整髪料による刺激だったり、トリートメントやシャンプーの洗い残しなど外からの要因がほとんどです。 |
鼻 | 毛穴が多い鼻の周りはファンデーションや汚れの洗い落とし不足によるもの、過剰な洗顔、角質ケアの刺激、あるいは生活習慣の乱れ食生活の影響などでの過剰な皮脂分泌が原因だったりします。 |
頬 | 乾燥しやすい場所である頬のニキビは、冷え、乾燥、不規則な生活リズム、脂肪分の多い食生活、ホルモンバランスが乱れているための過剰に分泌される皮脂などが原因となります。 不潔なシーツや枕カバー、お風呂での不潔なバスタオルに増殖した雑菌なども原因となります。 |
あご | あごのニキビは治りにくい箇所でもあります。 原因は体の内側にあることが多いです。 冷え、ストレス、生理前のホルモンバランスの乱れなどの複合要因となって起こることが多く、原因を特定するのは少し難しいといえるでしょう。 |
大人ニキビは、生活習慣や癖などを治すことで改善されることが多いようです。
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顔の反射区とは
足裏に反射区があるように、実は顔にも内臓の反射区があることをご存じでしょうか?
神経がたくさん集まっている顔は、まさにカラダの縮図です。
肌は内臓を映し出す鏡、顔の反射区は心身の問題をリアルに映し出しています。
例えば口の横が切れると「胃腸が弱っている?」といわれるのも、口角は十二指腸の反射区だからです。
シミやシワ、吹き出物、ホクロなどの肌トラブルは、どの内臓の反射区に出ているかによって、弱っている箇所や毒素が溜まっている臓器を知らせてくれています。
また、顔の反射区は見るからに地図のようで、美しさと健康のための道筋を示すという意味合いからフェイスマップと呼ばれています。
そこで以下でフェイスマップの発生場所をご紹介していきたいと思います。

こめかみや目の下
ここへの発生要因は過剰な糖分の摂取です。
その排泄が色素沈着やホクロ、シミに繋がり、それらが均一に黒くならずに盛り上がった色むらとして現れてきます。
このサインは糖分と深く関わりのある膵臓の反射区に現れることが多く、膵臓の反射区はこめかみ上方ゾーン、または中央の鼻筋から目の下あたりのゾーンです。
ここにサインが出た場合は糖分過剰な可能性があります。
糖分の多い嗜好品類は避け、低GI値の食品等に変えてみましょう。
頬のテカリ、ニキビ、毛穴の開き
頬骨ゾーンに現われるトラブルは胃の反射区の特徴です。
日本人は考えすぎるところがあるので、考え過ぎによる胃の負担が大きくて、頬骨ゾーンにトラブルやむくみなどが生じやすいのです。
アルコールや薬品などの摂りすぎは、より胃に負担を掛けます。
このあたりにトラブルの多い方は過食傾向も多い場合もあるので、胃を休めたり、油の排泄をスムーズにしましょう。
ダメージを減らす抗酸化ケアやビタミンCなどの摂取がオススメです。
額ニキビ、口もとのしわ
腸の反射区である額、口元は腸の汚れや乱れが原因である場合が多いです。
食べ過ぎたものに関係してくるようです。
また、額や口の周りにはメンタルの疲労も蓄積するので、額や口の周りに変なしわがある場合は精神面のダメージを疑っても良いかもしれません。
ここのあたりの異変がある方は腸を労わってあげましょう。
顎のあたりや口の上下
口の上下は子宮と卵巣の反射区と言われています。
口の上は男性なら髭が生えるところで、性ホルモンの影響を受けやすい場所です。
女性では生理前に肌荒れしてニキビができやすいのもこの場所です。
あごに出来る吹き出物は生理不順など婦人系機能の弱まりの兆候で、この機能が弱まると膀胱の調子も悪くなりがちで膀胱の不調も疑われます。
実は食べ物も影響していて、動物性たんぱく質や脂肪、塩分の多いおつまみ系食品はひげの生えるあたりに横じわを生んでしまうので注意が必要です。
このあたりのトラブルに良いのはヒジキやワカメなどです。
また、ホルモンバランスに良い大豆イソフラボンも良いそうです。
頬からフェイスラインの乾燥
頬からフェイスラインのあたりは肺や呼吸器の反射区と言われ、このエリアにホクロやシミが増えた場合は砂糖の摂りすぎによる肺の粘膜の乾燥です。
肺と大腸は互いに影響しあっており、砂糖過多の食事や高脂肪食を続けていると、腸内細菌のバランスが悪くなり腸の粘膜にダメージを与えます。
また、高脂肪食品を摂りすぎると、皮膚の下に脂肪の層ができて肌がカサカサになることがあります。
脂肪分を中和してくれる食品であるカブや大根などの白い野菜をしっかり摂り、脂肪に対して良い効果のある食品を選びましょう。
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片側ニキビで気をつけるべきこと
いかがでしたでしょうか?
今回の記事を要約すると顔の片側にのみ出来るニキビの原因は、主に癖や習慣によるものの場合が多いということが言えます。
その他に原因不明な場合は顔の反射区で原因を推測することもできますが、おそらく習慣による影響の方が大きいものと思われます。
生活習慣を見直してニキビを改善できると嬉しいですね。
また、顔のニキビには段階や種類がありますので、その症状や状態が酷くならない内に、ニキビを治したいものです。
特に赤ニキビや膿ニキビは丁寧なケアをしないと痕が残る可能性があり、場合によっては皮膚科での治療などが推奨される場合もあります。
皆さんも顔や肌のいろいろなサインを見逃さずに、ニキビケアをしていきましょう。
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