日傘は紫外線対策として非常に効果的だとされていて、調べてみると素材、色、価格帯など様々な要素があります。
今回は、日傘についてご紹介していきます。
日傘の効果、役割
まずは、日傘の効果や役割を見て行きましょう。

日傘の効果とは
日傘の具体的な効果について説明していきます。
紫外線による肌へのダメージはとても強いです。そのような紫外線を少しでも対策するために日傘を使い、肌の老化を防ぐ大切なポイントになります。
すなわち、涼しいということです。
夏場は暑くて汗を沢山かきますが、その汗で化粧が落ちやすいですね。
ですから、できるだけ汗をかかない方法として、日傘によって日陰を作るというのは良い選択です。
日傘の役割とは
次に、日傘の役割について説明していこうと思います。
日傘の役割は、一言で言うと「日光から肌を守ること」です。
もう少し具体的に言うと、「太陽の光である紫外線から肌を守ること」ですね。
日傘がこの役割を果たしてくれるというのは、人間の体にとってとても嬉しいことなのです。
何故なら、皮膚はダメージを負うことで次第に老化していきますが、このうち紫外線による影響はおよそ8割にも及ぶのです。
肌が老化してしまう原因の80%は紫外線による影響だということになりますね。
日傘の種類ってなにがある?
近年では、色々な機能を持った日傘が売られていますので、選ぶ際にしっかりチェックしましょう。
特に人気なのが、以下のようなものです。
- 折りたたみ式
- 完全遮光・遮熱
- 扇風機付き
それでは、これらの日傘のどのような点が魅力的なのか、具体的に説明していきます。
折りたたみ式は持ち運びに便利
折りたたみ式の日傘はバックの中に入れておけば、日差しが強い場所でサッと出して使用できます。
コンパクトな折りたたみ式は、一本持っていると夏場の外出に便利です。
雨と晴れ兼用の折りたたみ傘を一年中使っている人もいます。
折りたたみ日傘の種類には、2段折れ式と3段折れ式があります。この2つの違いは、遮光面積の広さです。
2段折れ式の日傘は丸くて綺麗なシルエットを出せますが、遮光面積は3段折れ式には劣ります。
日差しをできるだけ防ぎたいのなら、3段折れ式の方が良いでしょう。
さらに、閉じるときにもよりコンパクトになる3段折れ式の方が持ち運びにも便利です。
ただし、3段折れ式はしまうときに手間がかかるので、頻繁に使用するなら2段折れ式の方が良いでしょう。
完全遮光・遮熱の日傘
日焼けの原因となる紫外線をほぼ100%カットしてくれる完全遮光の日傘もあります。
主に、完全遮光と言われる日傘は99.99%以上の遮光率を誇り、一級遮光と表記されている場合もあります。
わずかな日光や紫外線でもアレルギーを起こしてしまう方にはとてもありがたい日傘です。
さらに、完全遮光の日傘には日光と同時に熱を防ぐ効果のある物もあり、日傘をさすだけで涼しさを体感できるでしょう。
日傘を選ぶ際には、内側の色が濃い物にすると照り返しの紫外線も対策できてとても快適です。
扇風機付き日傘について
近年では日傘にもアイデア商品が増えてきており、日差しを避けるだけではないものが出てきました。
特に、頭上に涼しい風が吹く扇風機付きの日傘はとても注目度が高いです。
傘の内側上部にファンが付いていて、涼しい風が頭や首に吹き付けます。
手元のスイッチでファンを回すことで、扇子などよりも手軽に涼しさを感じられます。
外出の時に日差しを防ぐだけでなく、涼しく快適に過ごせるところが扇風機付き日傘の良いところです。
ただし、扇風機付きの日傘は電池を使うので、通常の日傘と比べて重みがあるといった欠点もあります。
また、近年はソーラーエネルギーで動く軽量化したものもあります。
日傘の素材
日傘の素材は、実は何でも大丈夫です。
日傘をさした時の涼しさは、可視光線と赤外線のブロック率で決まります。
天然素材である綿・麻・絹などは涼しく、ポリエステルは暑いと言われていますが、素材は関係ないのです。
激しい太陽光が照り付ける猛暑の中、黒い傘をさしている人が時々います。
こんな猛暑の中、黒で光を集めて余計に暑いのでは?と思ってました。
しかし、これが実は涼しいのです。
傘そのものは黒いので熱くなっていますが、その下はとても涼しいのです。
太陽の光がどれだけ暑いのかを実感できると思います。
重要なのは素材ではなく、可視光線と赤外線を防ぐ量です。
傘の部分は何色が望ましいか?
まず初めに、白と黒ではどちらが紫外線対策に効果的なのでしょう?という問題です。
結論を述べますと、黒が有効だという結果になりました。
白い日傘は紫外線を反射する効果がありますが、反射しきれずに生地の隙間から紫外線をたくさん通してしまうのです。
さらに、地面に照り返された紫外線が白によって反射されて肌に届いてしまいます。
上から降り注ぐ紫外線だけでなく、地面から照り返された紫外線も天敵なのです。
その点、黒の日傘は紫外線以外に可視光線や赤外線も吸収してくれる効果があります。
さらに、地面から照り返された光も吸収できるので、日傘の色は黒が一番望ましいという訳です。
では、黒一択だと思われがちですが、実はUV加工がされていれば黒でなくても大丈夫なのです。
白でUV加工がされている方が、黒でUV加工されていないものより優れているのです。
すなわち、重要なのは色ではなくUV加工がされているかどうかです。
近年では、UVカット率が99%以上の日傘も販売されています。そして、色も様々です。白と黒で悩む時代ではなくなったのです。
価格帯はいくら位か?
日傘の価格は2500円から11000円程度が相場のようです。
これだけ価格に差がある理由は、軽量化するために使われる素材や傘の骨の強度、破れにくさの違いなどです。
UVカットの機能が上がるごとに、価格は跳ね上がります。
また、数値では表せない開きやすさも、重要なポイントです。
開け閉めのしやすさなども、価格の高い販売ページには記載されていることが多いようです。
ただ、価格が高いからといって必ずしも優れた商品とは限りませんが、6000円以上のものなら素材にもすごく配慮されているため、使いやすさや評判で決めるのがおすすめでしょう。
日傘の歴史
日傘の歴史においては、様々な諸説があります。
歴史についてたどっていくと、開閉式の日傘は13世紀にイタリアで生まれたという説があります。
しかし、この時代には一般的な商品化はまだされていなかったそうです。
外国人は元々、日焼けを予防することに関してそれほど執着心が無かったそうです。
この時代は、現代みたいに紫外線についてあまり騒がれていなかったそうです。
よって日傘が開発されたものの、日光を日傘をさしてわざわざ防ぐという必要性が無く、開発されただけにとどまったのではないのかと考えられます。
その後、1533年頃にこの日傘がフランスに伝わりました。しかし、まだこの時点でも日除け目的で使われるということは無かったそうです。
あくまでも、日傘はアクセサリーという認識が強かったそうです。
この頃のフランスでは、フリルのいっぱい付いたドレスにツバの広い帽子と、高いハイヒールを履くのがオシャレの基本でした。
そこに加わったアイテムが日傘だったのでしょう。
日傘が本格的に日傘として使用されるようになったのは、これよりももっと後のようです。
ちなみに、傘が使われるようになった時期は日傘より後の18世紀頃だと言われています。傘よりも日傘の歴史の方が古いということです。
降りそそぐ紫外線を日傘でシャットアウト!
日傘による紫外線対策についていかがでしたでしょうか?
日傘の効果と役割については、日光を遮光・遮熱することで紫外線から肌を守ってくれたり、暑さを対策してくれますね。
種類については、持ち運びに便利な折りたたみ式や、紫外線をほぼ100%カットしてくれる遮光タイプのもの、頭上から涼しい風が吹きつける扇風機が付いたものなど様々ですね。
素材は可視光線と赤外線を防げるものなら何でも良いとのことです。
色は、黒が紫外線を吸収してくれるので一番おすすめですが、UVカットがされている物なら白でもOKです。
価格については、傘の軽さ、強度、紫外線カット率によって大きく変動しますが、6000円以上の物が素材も良くおすすめです。
歴史については、初めは主にオシャレが目的で使われることが多かったようです。
あなたも、是非この機会に日傘をさして紫外線対策をしてみては、いかがでしょうか?
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