夏のマスクに起こりうるマスク焼け!マスクが手放せない季節の日焼け対策とは

夏のマスクに起こりえるマスク焼けとは 表紙 紫外線

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2021年、今年の夏もマスクを強いる生活をしてきて大変になりそうですね。
紫外線も強くなってきているし、苦しくなりますね。
ではマスクをしていて日焼けは起きるのでしょうか?
今回は「マスク焼け」の原因と対策法をご紹介していきます。

意外と知らないマスク焼けとは?その原因

夏のマスクに起こりえるマスク焼けとは マスク焼けマスク焼けとは紫外線の量が多くなる真夏などの季節に、マスクをしている部分とそうでない部分とがくっきり分かれて日焼けしてしまう焼け方のことです。

この日焼けの仕方はムラになる焼け方です。
ムラ焼けはサングラスや時計をしてても同様のことが起きます。

マスク焼けの原因は紫外線です。
皆さんはマスク焼けには二つのタイプがあることをご存知でしたか?

  1. マスクをしている部分のみが白っぽくなる
  2. マスクをしているとこだけ日焼けをしている

マスクをしている部分のみが白っぽくなる

この原因は紫外線の到達する量の差にあります。

マスクをしていても紫外線の影響はあります。
マスクをしていると紫外線が浴びる量が多少少なくなり、その結果露出している肌より少し白っぽくなります。

白っぽくなる=日焼けしにくくなっているのです。

マスクをしているとこだけ日焼けをしている

反対にマスクをしているのに日焼けしている場合、端に日焼け止めが落ちてしまっているために日焼けしてしまっている可能性が強いです。

夏でしたら汗や蒸れ、摩擦などで日焼け止めも落ちやすいです。
そのせいでこうした「マスク焼け」が起きてしまうのです。

紫外線対策マスクはどれくらい効果があるの?

紫外線とマスクの関係

2020年こんなデータがありました。

今年は例年より紫外線対策を忘れがちだ
あてはまる 15.9%
まああてはまる 31.4%
あまりあてはまらない 32.4%
あてはまらない 20.4%

つまり、なんと47.3%もの人が「紫外線対策を忘れがち」になっていたんです。
「マスクで肌を覆っているから紫外線を防げるのでは?」と思った方、実は紫外線はマスクをも通過する光線なのです。

肌に何もつけていないときの紫外線透過率を100%とすると、一般的な白い不織布マスクの場合でも約14~20%透過してしまうんです。

これは8割もの紫外線をカットしていることにもなりますが、透過する紫外線量と紫外線を浴びる時間をSPF値(UV-Bを防ぐ力の大きさ)の観点から数値化すると「意外に透過している」のが実態なのです。

こんな差でも紫外線を浴びる状態が続けば、紫外線ダメージの蓄積になります。

色や素材によっても紫外線透過率は変わる
マスクにも市販品やブランド品、手作りマスクなどさまざまな種類がありますね。
素材、色、厚み、繊維の密度…それらによってどれが防げてどれが少ないかなどとは言えません。

ですが、白などの薄い色よりかは黒や紺といった濃い色の方が紫外線の透過を防げます。
それに網目も粗いものより、密に編み込まれたものの方が透過しにくいことが分かっています。

やはり、マスクの下でも日焼け止め対策は必要だし、マスクもUVカット加工がされているタイプじゃないと紫外線対策できないんですね。

紫外線透過率って何のこと?数値が低いと目にとってどうなるのか

紫外線が与える肌の悪影響

夏のマスクに起こりえるマスク焼けとは 紫外線では紫外線はどのように肌に影響を与えるのでしょうか。
紫外線とは地球に届く太陽光線の中で高いエネルギーを持つ波長の短い光線のことです。

この光線はUV-A、UV-B、UV-Cの3種類で、UV-Cだけはオゾン層によって吸収されるため私たちのお肌にはダメージが来ません。

UV-AとUV-B

UV-A
UV-Aは生活紫外線とも呼ばれる光線で地表に届く紫外線のおよそ9割を占めています。
波長が長く、雲や家の中、車の中にいても降り注ぐ紫外線なんです。

UV-Aではお肌をゆっくり黒くさせ、お肌の弾力やハリを失わせるので、シワやたるみになりやすいです。

人の皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織の順で構成されていますが、UV-Aはこの真皮にまで到達してしまうんです。

UV-B
UV-Bはレジャー紫外線とも呼ばれ、紫外線量の1割程度しかない紫外線ですが浴びると肌の表面に急激な炎症をもたらします。

細胞を損傷して火傷のように赤くなったり、メラニン色素が沈着して褐色になったりとシミやそばかすの原因にさせます。
UV-Aより強いエネルギーを持つ紫外線です。

肌のバリア機能が低下する

シミやそばかすといった見た目だけの影響だけでなく、皮膚の機能としても影響を及ぼします。
通常肌の表面には水分の蒸発を防ぎ、刺激物や微生物が肌に侵入するのを防ぐための保護膜があります。

それが角質と皮脂膜です。
ですが、紫外線を受けることでこの皮脂を酸化させて保護膜全体の働きを弱めてしまいます。
そうなると肌の水分が保てなくなり、肌がカサカサ乾燥しがちになります。

コラーゲンと老化

加齢であきらめざるをえないと思っていた老化は、実はほぼUV-AとUV-Bが原因なんです。
これは80%も占めています。

その理由はコラーゲンにあります。
コラーゲンはヒアルロン酸やエラスチンと並んで健康的な美肌に欠かせない成分なのですが、肌に紫外線がさらされるとコラーゲンが分解され減ってしまうんです。

このことからコラーゲン量が低下するとシワやたるみが生まれて、老化になってしまいます。

紫外線と皮膚ガンとの関係

紫外線を侮っていると、もしかすると皮膚ガンになってしまう可能性もあります。
紫外線には肌の細胞を損傷する作用があります。

長年にわたって強い紫外線を浴び続けていると、皮膚の弾力性が失われてシミやしわ、イボなどが目立つようになります。
これがガンの発症因子となります。

それに紫外線によって免疫力も低下するので、それもガンを生み出す要因になります。
今のところ日本人では人口10万人当たり約10人の罹患率ともいわれています。
皮膚ガンは生涯浴びる紫外線量が関与するので、紫外線対策を続けるのが大事です。

降り注ぐ紫外線は有害なの?紫外線対策で有害な紫外線から身を守りましょう!

マスク焼けの予防と対策

では、マスクをしなければいけないのに出来てしまうマスク焼けは、どのように対策すれば良いのでしょうか。

日焼け止めクリームは塗り忘れに注意を

夏のマスクに起こりえるマスク焼けとは 日焼け止めマスクの下での肌は日焼け止めクリームを使いましょう。
ですが、使い方次第では効果が発揮しません。

  • 量が不十分
  • まんべんなく塗れていない
  • 塗り直しの頻度が低い
これらはマスクをしていても塗りムラの原因になります。
注意しなければならない箇所をまとめると、こうなります。
  • 顔の側面
  • マスクの際
  • マスクのひもの部分
それとフェイスライン~耳の裏~あごの裏も塗り忘れやすい部分です。
こうした箇所を注意して塗ると効果が違います。

また、日焼け止めは2~3時間おきにこまめに塗り直すようにしましょう。
塗り直し用にスプレータイプのを使用しても良いです。

ベースメイクにフェイスパウダー
マスクを着けているときもお顔全体に日焼け止めを塗ることが大事です。
日焼け止めの後にフェイスパウダーを使って、しっかりと密着させるのもアリです。

マスク着用時のベースメイクはノーカラーの日焼け止めにフェイスパウダーを乗せるのが、マスクを汚さずに済むUV対策でしょう。
それでも気になる場合は隠したい部分をコンシーラーで、丁寧にカバーさせておきましょう。

マスクで乾燥の恐れ

マスクの中というのは自身の吐息や熱がこもり、温度や湿度が上昇します。
実験ではマスクの温度が3℃上昇すると、湿度が15~20%も上昇することがわかりました。
それにマスクと肌が摩擦のせいでこすれるので、これも乾燥につながります。

肌の保湿も忘れずに行いましょう。

マスクで肌荒れは起きる!?その原因・対策、肌荒れさせないおすすめのマスクとは

日焼け止めクリーム以外のアイテムを

マスク焼けを防ぐには日焼け止めクリームが欠かせません。
ですが、それ以外のグッズも活用しましょう。

顔への紫外線を防ぐために、帽子や日傘がありますね。
こうした顔周辺を覆うグッズで、マスクへの紫外線も軽減させましょう。

紫外線の多い時間帯の外出を避ける

夏でしたら1日のうちで紫外線量が多い時間帯は10時~14時頃までになります。
この時間の外出を避けるのもマスク焼け対策になるのではないでしょうか。

紫外線量が多い時間帯とは?紫外線量が多い時間帯の外出を控えるべき?

マスク焼けに効果がある成分と日焼け止めの効果とは

マスク焼け対策は紫外線対策です。
ではどんな成分を取り入れたらいいのかを見ていきましょう。

メラニンケアに有効な成分

ビタミンC
このビタミンCは化粧品に含まれる側の成分です。
ビタミンCはメラニンを作らせない抑制作用と、メラニンを薄くする還元作用といった2つの頼もしい作用があります。

安定性を持って使いたいなら「ビタミンC誘導体」となっているコスメを選びましょう。

ハイドロキノン
ハイドロキノンはメラニン生体の母体である、メラノサイトの数を減らす作用があります。
新しいシミを作らせない非常に有効な成分です。
使い方をよく把握して取り入れていただきたいです。

マスク焼けと日焼け止め

夏のマスクに起こりえるマスク焼けとは 日焼け止めクリームマスク焼けには日焼け止めクリームが必須です。
屋外で暑いとマスクを外す可能性もあるからです。
日焼け止めクリームは「無香料無着色」がいいでしょう。

マスクの中は蒸気とにおいがこもりがちで、臭いと不快になってしまいますからね。
マスクでの乾燥や肌荒れが気になる方へは、敏感肌用の日焼け止めを使ってみましょう。

「肌に優しい処方」の商品が販売されていますので、そういった類で日焼け止めを利用しましょう。

体の内側から栄養素

食べ物の話になりますが、マスク焼けとはいえども日焼けには食べ物から取り入れるのも大事です。
これはメラニンの排出にもつながります。

たんぱく質
新しい肌を作るのに欠かせない栄養素で、コラーゲンの素にもなります。
肉類、魚介類、卵類、大豆製品、乳製品など
ビタミンA
細胞の増殖をスムーズにして、皮膚や粘膜を正常に保たせます。
にんじん・ほうれん草・かぼちゃなどの緑黄色野菜、うなぎ、あなご、レバー、卵黄など
ビタミンB2
細胞の再生を助けて、皮膚の粘膜を守る働きがあります。
レバー・うなぎ・納豆・卵などの動物性食品、乳製品など
ビタミンC
メラニンの生成の抑制に効果的なビタミンで、抗酸化作用もあります。
ピーマン、ゴーヤ、ブロッコリー、キウイ、レモン、グレープフルーツ、アセロラなど

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マスク焼けに十分ご注意を

マスク焼けについて、原因や対策法をお伝えしてきました。
夏を中心にマスク焼けは起こります。
それは紫外線のせいでした。

マスク焼けは日焼け止めを丁寧に塗ることで予防できます。
その点は通常の紫外線対策と同じなので、ぜひ塗り方に気を付けましょう。
マスクはこすれるので、乾燥も心配ですよね。

日焼け止めには保湿効果だったり肌に優しいタイプも販売されていますからご自身に合った日焼け止めを見つけてみてください。

もしほてるようなマスク焼けを起こしてしまったら、洗顔をしてほてりを冷やしてくださいね。

 

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