ハイドロキノンという物を1度は聞いたことがあるのではないのでしょうか。
シミだけでなくそばかすにもハイドロキノンは効くのか、ハイドロキノンの効果やそばかすにも効くハイドロキノンの使い方、効き目が持続する期間はどのくらいなのかなどをご紹介します。
Contents
ハイドロキノンの効果
ハイドロキノンの効果はどのようなものでしょうか。
それはシミや汚れ自体を分解してしまう漂白剤のように元に戻す力が強力で、メラニンを分解してしまう力があります。
酸化してしまったメラニン色素を元に戻すことで色味を薄くできるのです。
効果的なのは皮膚の表面にあるシミです。
直径2~3mmの細かい濃い茶色のそばかすに効きます。
炎症後色素沈着は肌の炎症が鎮まった後に残る茶褐色のシミに効果的で、老人性色素斑は褐色から黒色の1cm前後の色素斑です。
肌を守ってくれる色素を茶色く変えさせようとする酵素はチロシナーゼです。
チロシナーゼを抑える働きもあります。
紫外線を浴びてしまっても未然にシミの生成を防ぐ効果があります。

そばかすにも効く!ハイドロキノンの使い方
そばかすにも効くハイドロキノンの使い方を紹介します。
ハイドロキノンの種類とは
使い方の前に種類があることを知っておく必要があります。
種類は純ハイドロキノンと安定型ハイドロキノンの2種類です。
ハイドロキノンの種類 | ハイドロキノンの説明 |
純ハイドロキノン | 純ハイドロキノンは不純物が入っていない100%のハイドロキノンをいいます。 元に戻す力が強く期待できるのですが、成分の安定性が良くない為に肌が弱い方は刺激が強いので注意が必要です。 高い漂白効果を持っているのが純ハイドロキノンなのですが、使用期限や保管場所等をきちんと守れる方にお勧めします。 |
安定型ハイドロキノン | 保湿剤や酸化防止剤を混ぜて安定化させたものが安定型ハイドロキノンです。 安定性が確認されており、さびにくいので肌への刺激も少ないです。 しかし、純ハイドロキノンに比べて漂白効果が弱く、不純物が入っていない100%のハイドロキノンは1/3くらいの濃度になります。 |
ハイドロキノンを使用する際はどの部位に使用するかで濃度が変わってきます。
- 1~1.5%の使用は顔全体です。
- シミ等の部分に3~4%の濃度を使用します。
- 専門機関レベルになると5%〜です。
上記で説明した濃度を目安に、目的によって濃度を選択していきましょう。
ハイドロキノンの使い方とは
次に使用方法を解説します。
ハイドロキノン薬剤の使用方法 | |
①パッチテストをします | 使用する前に必ずパッチテストを行いましょう。 パッチテストの方法は絆創膏などのガーゼ部分にハイドロキノンを塗布します。 塗布された絆創膏を二の腕の内側につけます。 |
②テスト結果を確認します | 48時間以内に肌荒れを起こしていないか、かゆみなどの異常がないか確認します。 虫が這っているような痒みや赤みを感じた場合は、配合をした濃度が高すぎるか、肌に合っていない証拠なので、濃度を変えてもう一度パッチテストを行うか酷い場合は控えましょう。 |
③肌を保湿しましょう | 使用する前にまず化粧水や乳液で肌を保湿する必要があります 保湿することで肌に油分と水分が吸収され、炎症が起こりにくくなります。 洗顔後直ぐに塗ると赤みが出てしまう可能性があります。 それは、角質層への浸透力が高すぎるからです。 |
④薬剤を塗布します | 肌を整えたら気になる部分にハイドロキノンを塗布します。 少量を綿棒の先につけてシミの部位より広めに薄く塗ります。 |
⑤翌日洗い流します | 翌日の外出前に必ず塗布した部分を水で洗い流す必要があります。 何故なら、炎症や色素沈着などの肌トラブルを起こす原因になるのは肌に残ったハイドロキノンが日差しに当たって酸化するからです。 使用すると肌はデリケートな肌になるので、洗い流した後に室内にいる場合は保湿をしましょう。 外に出る場合は保湿と日焼け止めや帽子、日傘等を使用して紫外線対策をしましょう。 |
ハイドロキノンの使用上の注意
使用する上で注意することが5項目あります。
表記されている期限を守りましょう
期限が書かれていない場合は3ヶ月程で使い切るのが目安です。
酸化すると黄色から茶色に変色し、刺激成分のベンゾキノンが生み出され、トラブルの元になるので、使用することは危険ですので捨てましょう。
空気に触れないよう気を付けて蓋を締め、長持ちさせましょう。
また、温度が低く、直射日光が当たらない場所に保存しましょう。
6ヶ月経過したら肌状態を確認します
元に戻す力が強く、刺激が強い為、注意することが必要です。
長い間5%以上を使用した場合、白斑の症状が出ることがあります。
使用を再開する際は1週間経過してから使用しましょう。
白斑とは皮膚の基底層に存在する色素細胞が減少し、皮膚の色素が抜ける疾患です。
基底層は表皮の最も下層部にあります。
使用時は紫外線対策をしましょう
日焼け止めや帽子、サングラス等を使用してできるだけ直射日光を避ける必要があります。
ハイドロキノンを使用すると肌はデリケートになってしまうので、日焼け止めは刺激が少ないものを選びましょう。
また、肌をしっかり保湿することで、紫外線の刺激を軽減することができます。

肌荒れ部位には使用しないようにしましょう
肌荒れをしている部位に塗ると刺激が強い為に悪化してしまいます。
偏った食生活や睡眠を見直してみたり、アルコールやパラベン、防腐剤や香料、着色料等が入っていない肌に優しい化粧品でケアするなどをしてから使用しましょう。
夜に使用しましょう
紫外線に当たると錆びてしまい、余計にシミができやすくなったり、色素沈着にもなったりするので昼間に使用するのではなく夜に使用しましょう。
効き目が持続する期間はどのくらい
効き目が持続する期間はどのくらいなのか、説明していきましょう。
適切なスキンケアによって肌の状態を良好に保つことで、効果をより長く持続させることが可能です。
1〜2ヶ月で効果がなくなるということはあまりありません。
ハイドロキノンを使用する時は、特に毎日のスキンケアを徹底し、クリニックや皮膚科で処方されるビタミン剤などの服用も併用して、肌の回復を促す必要があります。
薬局で買える市販のハイドロキノン薬
薬局で購入できる市販のハイドロキノン薬はどういったものがあるのでしょうか。
ご紹介していきましょう。
濃厚本舗 ホワイトクリーム

- メーカー名:濃厚本舗
- 商 品 名:濃厚本舗 ホワイトクリーム
- 価 格:¥2,100(参考価格)
純ハイドロキノンを2%配合されたクリームタイプになっており、気になる部分に塗り込みます。
市販されているハイドロキノン配合の化粧品の中ではシンプルな成分配合です。
その為、比較的リーズナブルなお値段設定なので続けやすく、初めての方にもおすすめの商品です。
純 ハイドロキノン 4% 配合 クリーム プラスキレイ プラスナノHQ

- メーカー名:プラスキレイ
- 商 品 名:純 ハイドロキノン 4% 配合 クリーム プラスキレイ プラスナノHQ
- 価 格:¥3,300(税込)
こちらはハイドロキノンを4%配合されたポイント集中ケアタイプの化粧品です。
配合率も4%と高く集中ケアに向いています。
こってりとしたクリームタイプで成分も高配合なので、中には少し刺激を感じる方も見えるそうです。
なので初めての時は注意が必要です。
市販品の中ではハイドロキノンが高濃度なため少量で効果が期待できるのが良いですね。
今度のプラスナノHQは新成分でシミを撃退!ハイドロキノンは入ってないの?
サンソリッド スキンピールバーハイドロキノール

- メーカー名:サンソリッド
- 商 品 名:スキンピールバーハイドロキノール
- 価 格:¥5,500(税込)
ハイドロキノン配合のピーリング石鹸です。
毎日の洗顔で簡単ピーリングケアが行えます。
モコモコの泡を顔に乗せて2、3分パックすることによってお肌のくすみも改善されます。
毛穴の黒ずみも目立たなくしてくれる効果があり、手軽にハイドロキノンを取り入れたい方におすすめです。
同じラインに美容液もありますので気に入ったら購入してみましょう。
オバジHQ ブライトニングナイトセラム

- メーカー名:オバジ
- 商 品 名:オバジHQ ブライトニングナイトセラム
- 価 格:¥9,900(税込)
ロート製薬のハイドロキノン配合の夜専用の美容液です。
オバジ独自の処方で安定化されたハイドロキノン成分が、高密着し、夜寝ている間に有効成分が浸透します。
少しお値段が高いと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ロート製薬会社の実績より生まれた安心できるアイテムです。
ハイドロキノンの効果を凌駕するトレチノインハイドロキノンとは?
トレチノインハイドロキノンとは何でしょうか。説明します。
トレチノインとはビタミンAの誘導体で、ビタミンAの50-100倍の生理活性を有しています。
トレチノインは米国ではしわ・ニキビの治療医薬品としてFDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。
血液中にごく微量に流れているものなので、アレルギーを起こすことはありません。
肌再生効果のあるトレチノインと、協力な漂白作用のあるハイドロキノンを併用して使用したものをトレチノインハイドロキノンと言います。
また、皮脂の分泌を抑制したり、コラーゲンの分泌を高め、皮膚の張り・小じわの改善をもたらします。
表皮内の粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくする効果もあります。

シミそばかすを薄くして綺麗なお肌に
ハイドロキノンは元に戻す力が強力で部位によって使用する濃度が変わり、夜に使用しないといけないということと使用すると肌がデリケートになるので紫外線対策を徹底することが必要だということが分かりました。
また、市販でもハイドロキノンを購入することが可能ですが濃度を確認して注意を守り使用するようにしましょう。
ハイドロキノン商品をうまく使って、貴方を悩ませているシミやそばかすが薄くなれば良いですね。
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