季節に限らず街中では帽子を被っている方がいらっしゃいますよね。
女性の方なら可愛い帽子を被っていたり、男性ならカッコイイ帽子などをオシャレで被っている方もいますが、なぜ帽子を被るのでしょう?
帽子を被る事で問題は何も無いのですが、帽子を被る事でどんな効果が期待出来るのでしょうか?
帽子を被る事による紫外線対策効果
帽子を被る人が増える時期は、紫外線が強くなる春から夏の時期ですね。
特に、真夏は帽子を被っている方が沢山いらっしゃいます。
普段帽子を被らない方からすると帽子を被らないで外出するのが当たり前になってしまい、帽子を被る事自体が面倒に思ったり邪魔に思い、帽子を被らない方が少なくありません。
しかし、帽子には重要な効果があるのです!
紫外線から頭を守ってくれるのはもちろん、帽子は首、顔、耳、鼻まで紫外線から守ってくれる効果があり、熱中症予防にも繋がります。
紫外線が強い日に帽子を被らないと頭を守るものはありませんので、髪や頭皮にダメージを及ぼす事もあるのです。
髪や頭皮がダメージ受けると、薄毛、切れ毛、枝毛などの髪のトラブルを招いてしまいます。
髪の毛がパサパサしたり、色が赤茶色に変色してしまったり、フケが出てくるなどのトラブルの発生源はひょっとすると髪や頭皮の日焼けかもしれません。
そうならない為にも顔や髪、頭皮の紫外線対策として、帽子は被るのはとてもおすすめの方法となります。
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紫外線対策効果の高い帽子の種類とは
紫外線対策としての効果が発揮する事の出来る帽子とは、一体どんな種類なのでしょうか?
つばの広さ
紫外線対策には何よりもつばの広さが重要です。
つばは長ければ長いほど紫外線をブロックしやすいです。
- つば5㎝=紫外線ブロック率50%
- つば7cm=紫外線ブロック率65%
- つば10㎝=紫外線ブロック率70%
- つば13cm=紫外線ブロック率90%
ですので、なるべくつばが長い種類の帽子を選ぶと紫外線対策になりますが、つばが長ければ長いほど視界が狭まってしまう事もありますので、注意が必要になります。
360度つばがあるもの
野球帽などのキャップタイプの帽子は首の後ろや耳に日が当たってしまいます。
それでは耳や首の後ろを紫外線から防ぐ事が出来ない上、日に当たってしまう箇所だけ日焼けをしてしまいます。
ですので、帽子はなるべく耳や首の全体を紫外線から守る事の出来る360度つばのあるハットタイプがおすすめです。
日にかざしても光が透けてしまわない、通気性の良い帽子
日にかざして透ける帽子の代表と言えば、麦わら帽子などが代表的ですね。
麦わら帽子が通気性が良く、夏に被るには最適な帽子となります。
ですが、日に透けて見えるという事は紫外線を通しているのと同じ事になります。
目の粗いものほど通気性は良いのですが、紫外線対策には良くありません。
紫外線対策に良くないからと言って分厚い布で出来た帽子を選んでも、熱が帽子の中にこもってしまい熱中症の危険が高まってしまいます。
ですので、出来れば日にかざしても透けずに通気性が良い帽子を選びましょう。
紫外線対策に効果がある帽子選びの注意点とオススメの帽子とは?
効果のある素材
紫外線カットのある帽子は素材によっては効果が変わってきます。
ナイロン・綿・絹・アセテート → 6割以上紫外線をカットしてくれます。
暑い夏は紫外線カット率は高くないのですが、絹や綿の帽子は気持ちが良いので被りたい帽子ですね。
ポリエステルと混紡の帽子であれば紫外線を少しカットしてくれます。
化学繊維の帽子なら紫外線遮断繊維(UVカット繊維)の素材の帽子が最も効果のある素材です。
他にもチタン、カーボン、セラミックの繊維には紫外線吸収剤が練りこまれていますので、洗濯しても効果は落ちないため長期間使用する事が出来ます。
色や素材で紫外線カット率が変わる帽子で紫外線対策!もちろんお洒落も楽しみたい。
紫外線吸収剤
紫外線吸収剤は紫外線を吸収させる素材です。
紫外線吸収剤は紫外線を取り込む事により化学反応が生じて熱を放出させるものですが、肌で感じる事はないでしょう。
しかし、化学反応で物質が変わってしまい、肌が刺激を受ける事もあります。
強い日焼け止めクリームを敏感肌の方が塗ったところ、肌荒れを起こしてしまったという原因はもしかすると紫外線吸収剤かもしれません。
紫外線吸収剤は私たちの身体に悪さをする?紫外線吸収剤の成分と紫外線吸収剤不使用の日焼け止めとは
麦わら帽子
麦わら帽子を作る際に「麦稈真田」(バッカンサナダ)という素材で出来ています。
紫外線に強い素材で通気性も良く頭を紫外から守ります。
麦わら帽子はつばが広く紫外線線透過率も低いのも特徴です。
効果のある色
あなたが被っている帽子の色は何色ですか?
「何で色が関係あるの?」と思いますし、やっぱり好きな色の帽子を被りたいですよね。
では、一体何色が紫外線を吸収してくれるのでしょうか?
紫外線カット率は濃い色ほど高くなります。
紫外線の事を考えたら黒色の帽子が一番良いのですね。
ですが、黒色は熱も吸収するので「暑い」と感じてしまいます。
この様な色の特徴を踏まえますと帽子の色は「帽子の中が黒」「帽子の外側が白」の帽子を被るのが一番良いのです。
何故かと言いますと、一般的に黒色は紫外線を吸収し、白色は紫外線を反射してくれるからです。
ですので、帽子の内側が黒色が良い理由として、地面から照り返してくる紫外線を吸収してくれるからです。
また、黒色と白色では紫外線透過率が違います。
- 黒色 → 1.7%
- 白色 → 19.4%
この数値を見ますと黒色の帽子は紫外線をほぼカットする事が出来ますが、白色だと8割程度しか紫外線をカットする事が出来ない事が分かります。
ですので、白色の帽子だと2割の紫外線を浴びている事になるのです。
これからは、カッコいい帽子でも黒色の帽子を被る事で頭や顔の紫外線対策になりますので、帽子が好きな方は黒色の帽子に変えてみてはいかがでしょうか。
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帽子で簡単に紫外線対策を!
紫外線対策に有効な帽子について見ていきましたが、いかがでしたかでしょうか?
普段何気なく被っている帽子ですが、詳しく帽子を見てみますと帽子は私達の頭部に守る大切な役割を果たし、紫外線と常に戦っているのです。
ですので、外出する際には出来るだけ紫外線予防の為に帽子は被りましょう。
日焼け止めクリームを使用するのはお金もかかりますが、帽子は一度買えば何度も買い直す必要がありませんので、お財布に優しいのも魅力の一つでもあると思います。
日差しが強く、暑い夏だからこそ帽子を被り、紫外線対策をしっかりと行って下さい。
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