アロマで乾燥肌を保湿!?潤いと癒し効果のあるアロマの正しい使い方

乾燥肌とはどのような状態の肌?アロマとの関係編 表紙 肌荒れ

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一見すると関係なさそうなアロマと乾燥肌ですが、私たちは様々な”香り”に影響を受けながら日常生活を送っています。
例えばカレーのスパイシーな香りやフルーツの甘い香りのような”美味しそうな香り”を嗅ぐと、なぜか空腹を感じてしまう事もあるでしょう。
他にも、木や花の香りで”癒し”を感じる人がいるように、”香り”は我々に様々な影響を与えているのです。
なので、今回はアロマオイルの中でも乾燥肌向けの香りの紹介と、アロマの力を肌質改善に活かす方法を載せていきます。

乾燥肌になる原因とは?

まず初めに、乾燥肌になる原因を簡単に3つの項目でまとめてみました。

Ⅰ.皮脂の減少 加齢の影響、体を強く洗い過ぎる、必要以上に何度も洗う、長風呂、42℃以上の熱湯に入るなど
Ⅱ.角質層へのダメージ 強い紫外線を受ける強い摩擦を受ける空気の乾燥、自分に合わないスキンケアの使用など
Ⅲ.不規則な生活習慣 睡眠不足偏食による栄養不足、過剰なアルコールやタバコ、ストレスからくるホルモンバランスの乱れ、血行不良など

これらの原因から肌の皮脂や水分が不足してしまい、潤いのなくなったドライスキン状態になってしまいます。

特に乾燥しやすい部分として挙げられるのは目や口の周り、頬など、体の場合はヒザやヒジ、スネ、足の裏といった皮脂の分泌が少ない部分が中心です。

ドライスキンの特徴
肌のツッパリキメの乱れ、肌のカサつき、ツヤが無い、粉ふき状態になる、など
乾燥肌を放置していると肌荒れになりやすく、少しの刺激でもヒリヒリして赤くなる敏感肌になってしまいます。

この状態の肌はダメージを受けやすく、ちょっとの刺激でもシミやシワ、くすみを作ってしまう危険性があるので早急に改善することを心掛けましょう。

さて、原因の次は解決方法をいくつか挙げてみましょう。

保湿の重要性
水分不足の肌はシワやくすみが目立ちやすくなる上に、肌がダメージを受けても回復しにくくなるのでシミやシワを作りやすく、残りやすい状態になります。

化粧水で肌の水分補給をすることはもちろん、肌質に合わせて美容液や乳液を使用して水分を閉じ込める工夫が必要です。

ちなみに、体内の水分不足も乾燥肌に繋がります。
内側と外側、合わせて保湿していく事で乾燥肌は改善していくでしょう。

正常な肌質の維持
乾燥の原因は、肌の新陳代謝が正常に行われていないことが原因かも知れません。

睡眠不足や栄養不足、血行不良など、肌質の維持に必要な要素が足りていないと弱い刺激でも荒れてしまう肌ができてしまいます。

他にも皮脂やホコリ、メイク残りなどが肌荒れの原因になるので、清潔な状態を維持することも必要です。

紫外線対策
紫外線はシミ、シワ、日焼け等の肌トラブルを起こす原因の代表格と言えるでしょう。

肌への影響として、熱による乾燥、肌の炎症・赤み、弾力成分への攻撃など、紫外線から受けるダメージは凄まじいものです。

日焼け止めをできれば毎日使用することをオススメしますが、効果が高いほど肌への負担が大きいので普段使い用など使い分けも推奨されています。

これらは対策として話題に上がりやすい内容ですが、アロマの中には上記の効果を含んでいる香りがあるので、次は保湿効果などを持つ乾燥肌向けアロマの紹介をしたいと思います。

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乾燥肌にアロマはどのような効果があるの?

では早速ですが、「アロマオイル」には「エッセンシャルオイル(精油)」と「フレグランスオイル」の2種類があることをご存知でしょうか。

エッセンシャルオイル(精油) 自然の植物の様々な部分から抽出された純度100%の天然香り成分を指す。
フレグランスオイル(アロマオイル、ポプリオイル とも) エッセンシャルオイルや合成香料をアルコールや他のオイルで希釈したものを言う。

天然成分であるエッセンシャルオイル(精油)は添加物など体に影響を及ぼす可能性のある成分が入っていないので、マッサージオイルなどに使用しても安全とされています。

なので、凝縮された植物の成分を取り入れたいと思う方や自分の肌に合わせたオイルを作りたいと思う方はコチラをオススメします。

乾燥肌とはどのような状態の肌?アロマとの関係編 花とアロマ

一方、フレグランスオイルの方が比較的安価で手に入り安いので、香りを楽しむことをメインとするならコチラを選択してはいかがでしょうか。

アロマオイルは基本的に肌に直接付けるものではありません。
一部を除いて他のオイル等で希釈して使用したり、アイテムを使って香りを楽しむことがメインとなります。
決してオイルを飲んではいけません。誤飲して中毒症状を起こしたケースもありますので、子ども等の手の届かない所に保管してください。
今回はアロマオイルの中でも乾燥肌に効果的とされているオイルをいくつか紹介しましょう。
香りの系統も載せてみましたので、アロマ選びの参考にして頂ければと思います。

フローラル系

フローラル系は華やかな甘い香りが特徴的なオイルです。

 ラベンダー

乾燥肌とはどのような状態の肌?アロマとの関係編 ラベンダー

リラックス効果や鎮痛作用、抗炎症作用など150種類以上の効果が認められている有名な精油です。

肌の再生効果や炎症の改善効果があることから、皮膚炎や乾癬、湿疹などの皮膚の悩みに有効とされています。

注意点として、微量の通経作用があります。

ゼラニウム

ホルモンや神経のバランスを整える作用、鎮痛作用を持つことから女性特有の悩みを緩和するのに役立つアロマオイルと言われています。

また、血行促進作用、リンパの滞留を改善する作用、抗炎症作用に優れているため、皮膚の不調改善に効果的なオイルの一つでもあります。

注意点として、妊娠中の使用は避けること、肌への刺激が強め、香りが強いので使用時は少量から使うことです。

 ローマンカモミール

こちらも通経作用や鎮痛作用を持つことから、女性特有の症状を緩和してくれる効果が期待できるオイルの一つです。

他にも抗炎症効果や保湿効果、抗アレルギー作用を持つことからアトピー性皮膚炎などの肌トラブルの改善に効果的と言われています。

注意点として、これも妊娠中の使用は避けることと、肌への刺激が強めなことです。
キク科アレルギーの方は使えません。

樹脂系

たくさんのフランキンセンスの実

濃厚な香りの物が多く、持続時間が長い特徴があります。
フランキンセンスの場合心を落ち着かせてリラックス状態にする効果がある一方、強壮作用もあるため抗うつ作用や体の活性化に役立つアロマです。

肌を引き締める収れん作用や、皮膚の再生を活性化させる効果を持つためアンチエイジング効果に優れているとも言われています。

ただし、妊娠初期の使用は避けましょう。

エキゾチック系(オリエンタル系)

お香のようなアジアの異国情緒を彷彿とさせる香りが特徴です。

 パルマローザ

皮膚の細胞を活性化させる効果を持ち、脂性肌や乾燥肌などの様々な肌質に合いやすいのでスキンケアによく使用されるオイルです。

抗炎症作用や消炎作用により皮膚炎などが治りやすく、抗ウイルス作用や抗感染作用を持つため免疫力を向上させて肌荒れを起こしにくくする効果が期待できます。

注意点は、妊娠中の使用は避けることと、イネ科アレルギーの方は使えません。

 サンダルウッド

高いリラックス効果を持つと言われるオイルであり、炎症や肌荒れを鎮静化し、肌を引き締める効果を持ちます。

血流を促進する作用を持つことから、むくみの解消や肌の保湿といった体内の水分量を調節する効果が期待できるため、よくオススメされる香りです。

注意点はこれも妊娠初期の使用は避けることと、香りが残りやすいので移り香に注意です。

上記の他にも、高い殺菌力から炎症予防に効果的なティーツリー(ティートゥリー)、肌の再生効果からアンチエイジングにも役立つとされるローズオットーなど、乾燥肌向けとされるアロマオイルは数多くあります。

植物の数だけアロマの種類が存在するとも言われているため、選ぶときは効果だけでなく、注意点や香りの好き嫌いなどをチェックしてから選択することをオススメします。

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アロマの使い方とは?

香りの次は使用方法です。
使用方法として、有名なのはアロマディフューザーがあります。

アロマディフューザー

エッセンシャルオイルとアロマディフューザー香りを拡散させるアイテム、アロマオイルの拡げ方で3種類のタイプに分かれています。

Ⅰ.超音波式 水にアロマオイルを垂らし、超音波でミスト上にして香りを拡散させるタイプ
Ⅱ.噴霧・気化式 空気の圧力でアロマオイルを原液のまま拡散させるタイプ
Ⅲ.加熱式 オイルを垂らしたポッドをキャンドル、または電気で温めて香りを拡散させるタイプ

拡散したアロマに包まれることで、癒しを感じながら体に成分を取り入れる”芳香浴”が行えます。

他にも殺菌効果を含むオイルをニオイ消しに利用する方や、リラックス効果がある香りを睡眠のサポートに使う方もいるようです。

これら3種は、香りの拡がりやすさ、オイルの消費量、お手入れの簡単さ等がそれぞれ違いますので、選ぶ際は自分が何を重視したいのかを決めると探しやすいでしょう。

他にも加湿器や美顔スチーマーの中にはアロマを使用できるタイプもあるので、興味のある方はそちらで試してみるのも良いかもしれません。

アイテムによっては”エッセンシャルオイル(精油)のみ使用可能”など使えるオイルの制限が設定されているモノもあります。どのオイルに対応しているかを必ず確認しましょう。

他の使い方として、エッセンシャルオイル(精油)を希釈して使う事で肌から成分を取り入れることもできます。

アロマバス

赤や白の花びらが浮かべられたバスタブお湯でエッセンシャルオイルを揮発させて、お風呂と香りの両方からリラクゼーションを得る方法です。

閉じられた空間であるバスルームは香りが広がりやすいので、呼吸器や肌から効率的にアロマの成分を取り込めるメリットがあります。

また、お風呂のリラックス効果と温熱効果で血流がスムーズに改善されると、香りの持つ成分が体に素早く浸透しやすい利点も持っています。

やり方としては、”バスタブに張ったお湯の中にエッセンシャルオイルを3~5滴ほど落としてよくかき混ぜる”だけです。

リラックスしたい時、眠気覚ましをしたい時など、気分や用途によって温度と香りを変更すると高い効果を発揮できるでしょう。

エッセンシャルオイル(精油)は湿気に非常に弱いです。
濡れた手でビンやフタを触ってしまうとオイルが酸化してしまい、香りの変化や刺激性が強くなることもあります。
エッセンシャルオイル(精油)の中には、紫外線に当たると皮膚にダメージを与える「光毒性」を持つものが存在します。
(代表例:レモン、グレープフルーツ、アンジェリカ・ルート、ベルガモット)
疾患のある方、妊娠中の方が使用する場合は体調不良などが出ることもあるので医師に相談してみましょう。
乳幼児のデリケートな肌には刺激が強すぎますので、3歳児以下への使用は禁止とされています。

今回は2つの使い方を紹介させていただきました。

もし、他の使い方が気になる方はマッサージオイルなどの手作りスキンケアを調べてみると、オススメのブレンドレシピや乾燥肌用向けの作り方などが載っていることもあるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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アロマで癒されましょう

乾燥肌とはどのような状態の肌?アロマとの関係編 エステ私たちはアロマを使用することで、香りや成分から「リラックス効果」「美容効果」「健康維持」を得ることができると言われています。

これらの効果は心身共に作用し、体や心に”癒し”を与えることで肌質を改善する手助けをしてくれるのです。

とはいえオイルによって香りも効果も違うため、購入して失敗しないようにアロマのサンプルなどを積極的に活用しましょう。

また、刺激が少ない物でも肌に赤みがでてしまう方や、ヒリヒリしてしまう方もいるのでオイルとの相性は個人ごとにチェックする必要があります。

アロマの効果は日焼け止めやスキンケア商品のような直接的な効果を感じにくいかもしれません。
しかし、オイルをそのまま使用しても良し、手作りスキンケアに配合しても良しといった応用の幅を生かした使い方ができます。

お部屋やバスルーム、化粧水など様々なところで乾燥対策をしたい方はアロマの力を試してみてはいかがでしょうか。

 

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