乾燥肌を潤すオススメ化粧水が知りたい！正しく使ってしっとり肌に

肌がカサついて気になり始めると止まらないのが乾燥肌です。
年中悩まされる乾燥肌をどうケアをしたらいいか困っている方もいることでしょう。
乾燥肌の対処はやはり、基本の化粧水から見直してみましょう。
今回は乾燥肌に向いている化粧水の成分や使い方、選び方などを調べてみました。

Contents

1 乾燥肌の原因
2 化粧水に含まれている主な成分と効能
3 化粧水の正しい使い方とNGな使い方
4 乾燥肌の人はどんな化粧水がいいの？選び方など
5 乾燥肌の人向けのオススメの化粧水5選
6 正しい保湿でしっとり肌を再び

乾燥肌の原因

肌から水分が蒸発してしまった状態を乾燥肌といいます。
肌の一番外側にある角質層という層が、乾燥肌に大きく関わっています。

この角質層にはバリア機能というものが備わっていて、この機能が肌の水分の蒸発を防いでいます。
このバリア機能が低下することによって、肌から水分がなくなっていきます。

バリア機能とは

角質層に存在する機能で、外部からの刺激や物質から肌を守っています。
内部の水分の蒸発も防ぐ役割を持つ、重要な機能です。

バリア機能は天然保湿因子・細胞間脂質・皮脂膜の３要素で構成されています。
３大保湿因子とも呼ばれる３要素がベストなバランスを保つことで、キメの整ったすこやかな肌状態がキープされるのです。

水分だけを補ってもすぐに蒸発してしまいます。
適度な油分（皮脂）と水分のバランスが保たれていることが必要なのです。

バリア機能の低下の原因として考えられるものをいくつか紹介します。

ターンオーバーの乱れ

肌は４～８週間で細胞が入れ替わるようにできています。
この入れ替わりのサイクルをターンオーバーと呼びます。

ターンオーバーが乱れることでバリア機能が低下し、皮脂や水分保持成分が不足することで水分は蒸発、乾燥肌を引き起こしてしまいます。

ターンオーバーが乱れる原因

食生活の乱れ
運動不足
睡眠不足
ストレス

暖房・冷房

冬の暖房器具は室内の空気を乾燥させ、肌から水分を奪ってしまいます。
また、夏の冷房も室内を空気を乾燥させるので要注意です。

冷房の風に直接当たることで体が冷え、代謝が下がった場合も血行が滞ります。
血流の低下は肌への栄養運搬の妨げとなり、この場合もターンオーバーの乱れを引き起こします。

冷暖房による乾燥の対処法

冷暖房とともに加湿器を使用する
加湿器機能付きのエアコンを使う
冷風が直接当たらないように風向きを調整する
観葉植物で加湿の補助をするなど

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紫外線

肌は紫外線を浴びることでもバリア機能が低下してしまいます。
UV-Bは肌表面に直接大きなダメージを与え、角質層のバリア機能を変性・破壊します。

バリア機能が弱体化した状態では水分は簡単に外に逃げるようになってしまい、乾燥が進んでいくのです。

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化粧水に含まれている主な成分と効能

化粧水は肌を潤すことでキメを整えてコンディションを良くするために使います。
含まれている成分は大きく以下の４つに分類されます。

ベースとなる成分（80～90％）
機能性成分
安定化成分
その他の成分

ベースとなる成分

製品の80～90％を占めており、水・水性成分・油性成分で構成されています。
水は製品全体でみると70～80％で、水性・油性成分は10～20％です。

水性成分 … エタノール、BG、グリセリンなど
油性成分 … オレイン酸、シア油、ホホバ種子油など

水性成分と油性成分を混ぜ合わせるために、界面活性剤を使用しているものもあります。

機能性成分

美白成分や保湿成分が配合されています。
配合量自体は多くないものの、少ない量でも効果の高い成分がほとんどです。

機能性成分の例	成分の説明
ビタミンC誘導体	メラニンの生成を抑制し、ターンオーバーの促進をしてくれます。また、コラーゲンの生成促進・活性酸素の除去といった働きもあります。
アルブチン	チロシナーゼという酵素の働きを阻害して、メラニンの過剰生成を抑えます。紫外線を浴びた直後でも美白効果が期待できるとされる成分です。
ハイドロキノン	メラニン生成の抑制・色素還元効果を持ち、肌の漂白剤とも呼ばれます。シミ・くすみ・ニキビ跡などの対処・予防に幅広く使われています。

安定性成分

安定性成分で代表的なものが次の２分類です。

品質を安定させる防腐剤、酸化防止剤
とろみを調整する増粘剤

これらはカビや菌などの繁殖を防ぎ、使い切るまでに品質を維持するため使用されています。
肌に悪い影響があると考える方もいると思いますが、衛生面で見た場合大切な成分です。

薬事法で肌への害などの観点から配合上限がある成分もあり、特に防腐剤は多くが当てはまります。
そのため肌に影響が少ないように数種類の防腐剤を少量ずつブレンドし、相乗効果で保存性を高めるといった開発もされています。

その他の成分

着色剤成分や香料などがこれにあたります。
現在は天然由来の成分を使うことで肌への被害をなくす、という配合がほとんどです。

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化粧水の正しい使い方とNGな使い方

化粧水は肌を潤して整えてくれますが、正しく使わないと効果が下がったり出なかったりします。
正しい使い方とNGな使い方を見比べて、保湿効果を上げましょう。

正しい使い方

化粧水でしっかり保湿するには、量とつけ方に気を遣いましょう。
化粧水の使い方の手順を見ていきます。

500円玉大（2.5cmほど）の量を手に取る
商品に使用量が書かれていたらそれに従いましょう。
頬と額に置いて、両手のひらで広い部分に伸ばす
力を入れずに優しく肌に馴染ませていきます。
顔の内側から外側へと伸ばす
口の横→耳の下、目の下→こめかみ、額→こめかみという風に伸ばします。
目頭・小鼻・口元・ほうれい線などにくまなくつける
つけ忘れている部分がないか確認しながらつけましょう。
手のひらで化粧水を肌へと押し込んでいく
手が乾いていたら追加で少量の化粧水を足しましょう。

コットンでの付け方

コットンが裏側までひたひたになるくらいに化粧水を染み込ませます。
化粧水はケチらずにたっぷりと使いましょう。

あとは手で行うのと同様の手順で馴染ませていきます。
摩擦が起きないように優しい力加減で滑らせましょう。
最後は押し込むようにタップし化粧水を肌に浸透させます。

NGな使い方

このような使い方やつけ方をすると、逆効果になったり肌がダメージを負ったりしてしまいます。

化粧水の量をケチる

コストを気にして化粧水をケチってしまうと、保湿成分の効果が薄くなります。
さらに、手やコットンの摩擦が大きくなって肌にダメージを与えてしまいます。

過剰につけすぎる

つけすぎて肌に浸透しなかった化粧水は肌のベタつきの原因になります。
また、化粧水が蒸発するときに肌の水分も同時に蒸発してしまいます。
結果的に乾燥肌を悪化させることもあるので気をつけましょう。

乳液の使用を忘れる

化粧水の主成分はあくまで水なので、単体ではすぐに蒸発してしまいます。
必ず化粧水のあとは乳液・クリームの油分でフタをしましょう。

肌を手のひらで叩く

肌の表皮は0.2mmと非常に薄く、パンパンと叩くとダメージを与えてしまいます。
あくまで優しく丁寧に、顔を包み込むように化粧水を浸透させていきましょう。

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乾燥肌の人はどんな化粧水がいいの？選び方など

どのような化粧水が乾燥肌の方に向いているのでしょうか。

アルコール・添加物が含まれないもの

安価な化粧水にはエチルアルコールがよく含まれています。
このエチルアルコールは肌を乾燥させ、敏感な肌には刺激となってしまいます。

また、保存料・香料・着色料といった添加物も肌に刺激を与えてしまいます。
これらが配合されていないものも多く販売されているので、注意して選んでみましょう。

保湿成分が配合されている

うるおいが失われた肌にはうるおいの元となる成分を補給しましょう。
保湿成分を浸透させることで内部が潤い、肌の正常な機能を取り戻すことができます。

保湿成分の例	成分の説明
アミノ酸	バリア機能の３大保湿因子である天然保湿因子の成分です。ただし、成分表示にはアミノ酸とは表記されません。セリン・グリシン・アルギニン・グルタミン酸などがアミノ酸にあたります。
セラミド	３大保湿因子の１つである細胞間脂質の成分です。セラミドが多い肌は水分が蒸発しにくくなります。
ヒアルロン酸	表皮の内側の真皮に存在する成分で、非常に高い保水力を誇ります。表皮の角質層に浸透させることでも保湿力はバツグンです。