寒い時期、空気は乾燥していて、さらに肌も乾燥してしまいます。
そんなとき、皆様は乾燥肌にならないように日々、スキンケアを行っているのではないかと思います。
また、同じ化粧品を使っているのに季節によって痒みなどが出てしまう敏感肌でお悩みの方もいらっしゃいますよね。。
この乾燥肌と敏感肌には、どのような違いがあるのでしょうか。
そこで今回、乾燥肌と敏感肌の特徴と原因の違いおよび、その対処方法をみてみましょう。
Contents
乾燥肌の特徴と原因
乾燥肌の特徴は空気の乾燥、睡眠不足や食生活の乱れなどの生活環境、ストレスなどによって、皮脂や細胞間物質(セラミドなど)、天然保湿因子(アミノ酸など)が少なくなることです。
また、皮膚の保湿作用や外的要因から肌を守る肌のバリア機能が弱くなることや角質層の水分が少なくなることで、肌がカサカサに荒れて粉をふいたようになり、痒みを伴うこともあるのも特徴です。
一般的に冬は空気が乾燥していて、気温が低いので皮膚の代謝が低下するとともに、暖房を使用することにより、さらに空気が乾燥することで乾燥肌が進みますので注意が必要です。

なお、近年の建物は気密性が高いです。
このため冷暖房を使用することにより、一年中室内の空気は乾燥しているのでお肌には要注意なのです。
細胞間物質と天然保湿因子、肌のバリア機能とは
細胞間物質とは、細胞によって生成されるタンパク質多糖類のことで、細胞と細胞の間に存在し、結合された組織の性質を決めます。
天然保湿因子とは、皮膚がもともと持っている保湿成分の総称です。
成分として、アミノ酸類、ピロリドンカルボン酸、尿素、ミネラル塩類、有機酸などです。
ここで細胞間物質や天然保湿因子に必要であり、乾燥肌に効果的な栄養素となるものを挙げます。
それぞれの栄養が含まれている食べ物ですが
- タンパク質は肉や魚、大豆に多く含まれています。
- 必須脂肪酸はサバやイワシなどの青魚に含まれています。
- ビタミンAはレバー、ウナギ、緑黄色野菜、卵黄などに含まれています。
- ビタミンB2は、牛レバー、豚肉、納豆に含まれています。
- ビタミンB6は、にんにく、マグロ、鶏レバーなどに含まれています。
これは身体の水分が肌から逃げないようにする機能のことで、生活環境やストレス、日々のケアによりこの機能の働きに差が出てきます。
この機能を正常に保つためには、クレンジング料や洗顔料による皮脂の落とし過ぎや、洗顔時に擦り過ぎて角質層に傷をつけるのを避けることです。
また、紫外線を受けないように紫外線対策を行い、睡眠不足や運動不足、食生活の乱れ、喫煙などの生活習慣に気をつけることが必要です。

紫外線が肌のバリア機能に与える影響
次に紫外線とお肌のバリア機能の関係ですが、肌が紫外線を浴びると体を守ろうとして活性酸素を発生します。
活性酸素は必要以上に発生すると、皮膚の脂質が酸化したり、肌の中にある細胞間物質や天然保湿因子に悪影響を与えて肌のバリア機能を低下させます。
乾燥肌の原因から肌にいい食べ物まで!!男性でもできる保湿ケア!!
敏感肌の特徴と原因
敏感肌の特徴は乾燥肌の原因に加えて、アレルギー物質などの少しの外部刺激が原因となり、肌荒れ、ニキビ、吹き出物、アレルギー反応、アトピー性皮膚炎などの症状が出ることが特徴です。
ここでアレルギーとアトピー性皮膚炎について説明させていただきます。
アレルギーとは
まず、体は細菌やウィルスなどの感染症を引き起こす微生物や、花粉などの異物から身を守るために免疫を持っています。
しかし、生活環境や生活習慣の変化によってこの免疫が異常を起こし、発疹などの症状を起こしてしまった場合アレルギーとなってしまうのです。
通常では無害な物質に対して、症状が起きることをアレルギー反応(過敏反応)といい、このアレルギー反応を引き起こす物質をアレルギー物質(アレルゲン)と呼びます。
アレルギーは遺伝が原因であったり、食事、汚染物質などの環境が原因です。
アトピー性皮膚炎とは
よく耳にするアトピー性皮膚炎とは痒みのある湿疹が改善と悪化を繰り返す病気です。
この症状は皮膚のバリア機能が低下しているところに外部からアレルギー物質が侵入したり、刺激を受けてアレルギー性の炎症が現れます。
アトピー性皮膚炎の治療法は、スキンケアと薬物療法、そして、悪化する原因への対策が基本となります。
症状をコントロールすることで、湿疹などが出ない状態にすることができます。
乾燥肌と敏感肌の見分け方と違い
乾燥肌と敏感肌の違いですが、乾燥肌は肌の乾燥が原因で乾燥以外の外的要因が無くても症状が表れますが、敏感肌の多くは外的要因によるアレルギーが関わることで肌トラブルを引き起こすのが2つの違いです。
- 乾燥肌は乾燥している状態の肌
- 敏感肌は肌トラブルを起こしやすい状態の肌
また、敏感肌によるアレルギー反応を繰り返すと肌が乾燥しやすくなり、乾燥肌にもなります。
このように、どちらかの状態になっているともう一方の症状も引き起こす危険性があります。
この両者の違いから、空気の乾燥以外の外部刺激によって肌トラブルが発生してしまったら敏感肌といえるでしょう。
また、乾燥肌と敏感肌が合併していることもありますので注意が必要です。
紫外線アレルギーってどういうもの?紫外線アレルギーのメカニズムと対策方法とは?
乾燥肌を放置するとどうなってしまうの?
乾燥肌をそのままにしておくと、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)に一時的な不調が発生して、皮膚の保湿作用や外的要因から肌を守るバリア機能が不十分な角質細胞が作られてしまいます。
そのため肌の乾燥が進みさらなる乾燥肌への悪循環となり、少しの外的要因に敏感に反応するようになります。
そして、この状態が長く続くと敏感肌になってしまいます。
肌の代謝は表皮の一番奥で新しい細胞が生成され、それが外側(表皮の方)へ押し上げられて表皮となり、古くなると角質となって剥がれ落ちるという流れです。
細胞が生成されてから角質となって剥がれ落ちるまでの期間は約6週間です。
ターンオーバーは生活習慣やライフスタイル、紫外線や乾燥などの外部刺激による影響を受けます。
乾燥はターンオーバーの期間を短くさせ、細胞が成長しきらずに剥がれ落ちて表皮の層が薄くなり弱い表皮になります。
紫外線はシミ・そばかすの原因となり、生活習慣は活性酸素の量に影響を与えます。
乾燥肌と敏感肌の人のオススメのクレンジング
乾燥肌と敏感肌に共通した原因は肌の乾燥による皮膚の保湿作用と、外的要因から肌を守るバリア機能の低下です。
このことから肌の保湿が基本となります。
また、乾燥肌から敏感肌にならない為にも肌を清潔に保つことも必要です。

肌を清潔にするにはまず洗顔です。
クレンジングの選び方ですが肌への負担を減らしつつ、汚れをしっかり洗い落とせることが基本になります。
そこで、肌の不要な汚れを落としながら、必要な皮脂は残し、さらに保湿効果もある保湿クレンジングがおすすめです。
保湿クレンジングには、オイルタイプ、ミルクタイプ、クリームタイプ、バームタイプなどたくさん種類があります。
ご自身の肌の状態に合わせてお選び頂きたいと思います。
オイルタイプとの違いは、肌の上で馴染ませながらバームを溶かしていく事で、肌や毛穴にまで洗浄効果が働きます。
ここで、保湿クリームとクレンジングクリームの違いについて説明させていただきます。
- 保湿クリームは皮膚に水分を与え、さらに水分を逃がさなくするための物です。
- クレンジングクリームは肌への摩擦を少なくして、汚れを優しく落とすための物です。
また、クレンジングクリームを保湿クリームとして使用すると、必要な水分や皮脂をクレンジングクリームが奪われてしまいます。
その結果、肌トラブルを招いてしまうことになります。
毛穴の黒ずみにふさわしい洗顔方法とは?ご自分の肌に合った洗顔方法と洗顔料で美肌にしましょう!
これらの肌質誰でもなりえるので気を付けましょう
乾燥肌と敏感肌の根本的な原因は乾燥から引き起こされる保湿作用およびバリア機能の低下です。
保湿作用とバリア機能を正常に保つためには乾燥に注意し、ご自身の肌に合ったスキンケアや生活習慣の乱れに気を付けて健康的な日々を過ごしましょう。
乾燥肌と敏感肌は原因は同じですが、肌質が異なるだけで乾燥肌から敏感肌に、または、その逆で敏感肌から乾燥肌になることもあります。

敏感肌になってしまったら、アレルギーが原因であるかもしれませんので医療機関へ相談したほうがいいかもしれません。
アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能が低下したことによる病気なので、乾燥肌から発症する可能性がありますので気を付けましょう。
もし、アトピー性皮膚炎になってしまったら、これも医療機関を受診し、適切なスキンケアや薬物療法、炎症を起こす物質への対策を行いましょう。
ここではこれらの肌に向けて適切なクレンジングの選び方をお伝えしました。
クレンジングはご自身の肌の状態に合わせたクレンジング剤をメイクの状態に合わせて複数選んで使いましょう。
この記事を読んで当てはまった乾燥肌や敏感肌の皆さん、症状が良くなるようにスキンケアを行なっていきましょう。
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