春といえば、花粉の季節かと思います。
ですが、その花粉は肌荒れの原因になるのはご存知でしたか。
今回は花粉と肌荒れの関係について詳しくお話したいと思います。
Contents
肌荒れの原因
肌荒れの原因として皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
肌荒れの原因は主に3つの原因があります。
それは「紫外線」「乾燥」「バリア機能の低下」です。
紫外線
紫外線は季節や時期に関係なく、日々生活している中で自然と浴びていきます。
よく誤解しがちなのが、紫外線は夏だけ対策すればいいと思いがちですが、秋や冬、そして春と季節問わず対策をしなければなりません。

紫外線が肌にどう影響を及ぼすかというと、まず紫外線には2種類存在します。
その2種類がUV-AとUV-Bです。
紫外線の種類 | 紫外線の説明 |
UV-A | 人が浴びる紫外線の中で最も多いのがUV-Aと言われています。 これが肌にどう影響を及ぼすかというと、肌の弾力などが失われていってしまいます。 その肌の弾力に欠かせないのがコラーゲンや、エラスチンという成分です。 その成分は、元から人の肌に存在をし肌の弾力やハリを保つ役割をもっています。 しかし、それがUV-Aによって傷つけられてしまうと、シワやたるみの原因になってしまうのです。 |
UV-B | もう一つのUV-Bについては、肌に直接ダメージを与えてしまうのが特徴で炎症などを引き起こす原因にもなってしまいます。 また、そばかすの原因もUV-Bが原因と言われています。 それは、メラニン色素を余計に作らせてしまうことにより起きてしまうのです。 |
このように、紫外線は肌のトラブルにとても関係しているものなのです。
乾燥
乾燥は肌荒れと多く関係しています。
肌が乾燥するということは、それだけ肌に水分が少ないのは想像できるかと思います。
しかし、肌に水分が少ないと、よりダメージが受けやすくなってしまい肌荒れの原因にもなってしまうのです。
また、人間の皮膚には皮脂というのがあります。
その皮脂は保湿の働きもありますが、バリアをする役目もあります。
しかし、乾燥によって皮脂が少なくなっていくと、そのバリア機能も弱くなってしまう連鎖になってしまいます。
ですから、乾燥しないように日々の保湿ケアが大切になってきます。

バリア機能の低下
バリア機能と聞くと、バリアとは何のことか分からない人も居るかもしれません。
バリアと言うのは、その名の通り肌を守ることをいいます。
バリア機能が正常であれば、肌なども荒れにくく乾燥や紫外線からも守ってくれる働きがあります。
しかし、そのバリア機能が低下してしまうと外部から肌を守ることが出来なくなってしまい、ダメージが当たることになってしまいます。
その結果、肌荒れの原因になるのです。
ですから、肌のバリア機能を正常にすることも肌荒れ対策として大切なことなのです。
春の時期の肌荒れは花粉は原因?
目や鼻の症状が多いその花粉がどうして肌荒れの原因になってしまうのか、その関係について考えてみましょう。
花粉からなる肌荒れの原因には先ほども紹介したバリア機能が大きく関わってきます。
春の時期というのは冬に比べると気温は高めですが、湿度はまだまだ低い状態にあり乾燥しがちな季節です。
また、この時期は日中と夜の気温が1日で大きく変化します。
それによって、さらに乾燥しがちになり肌にダメージが受けやすくなってしまいます。
また、バリア機能が低下しますと、花粉などの菌が入りやすくなり余計に肌が荒れてしまうのです。
このように、花粉と肌荒れは大いに関係していることが分かります。
花粉対策といえば、目や鼻のイメージが強いですが肌も含めて対策しないとますます肌が荒れてしまいます。

花粉からくる肌荒れの予防と対策
花粉症の時期は、ありとあらゆる場所や時間で花粉が舞っています。
肌を花粉から守るには日頃の予防と対策が鍵となっています。
今回は、その予防法と対策を紹介したいと思います。
肌に花粉の付着を最小限にする
花粉症の人は、よく鼻などに入らないようにマスクをする人が多いかと思います。
マスクは花粉対策では欠かせない方法であります。
花粉症用のマスクなども最近は多く、通常のマスクより花粉をブロックする効果が強い働きがあります。
マスクをすれば分かるかと思いますが、マスクは顔の半分かそれ以上を覆う形になります。
つまり、それだけ肌を守る範囲が広くなることになります。
そうすることによって、鼻だけではなく肌を花粉から守る働きがあるのです。
ですから、花粉症でもない人でも春先はマスクをして外出するのがオススメです。
他には、目に花粉が入るのを防ぐ花粉症用の眼鏡やゴーグルもあります。
ほかにも、目に花粉が入るのを防ぐだけではなく目の周りに花粉が付かないような効果も期待できます。
洗顔をしっかりする
花粉の時期は、手洗いなどが重要と言われています。
もちろんそれも大事なことです。
しかし、それと同時に顔もしっかり洗ってあげることも大切なのです。
外出して家に帰ってきた際花粉をまず家に持ち込まないように努めましょう。
このときにすぐ手洗いをすることを勧めますが、その時に顔も洗ってあげると肌荒れ対策に効果的です。
肌を全部隠すのは難しくまた、マスクやゴーグルをしててもほんのスキマから花粉が侵入してくることが多いので、完全に付かない状態は難しいのが実情です。
洗顔料をわざわざ使わなくても、水洗いだけでも花粉はだいぶ落ちると言われてますので、手洗いと一緒に出来れば顔も洗ってあげるとより肌荒れが起きにくくなります。

保湿ケアをする
花粉が原因で肌荒れが起きるとしてバリア機能の低下についてお話したかと思います。
その低下によって肌がデリケートな状態になってしまい、余計に乾燥などをしてしまいます。
乾燥を防ぐには、やはり一番は保湿ケアです。
普段、化粧水をはじめとするアイテムで保湿をしている方が多いかもしれません。
もちろん日頃のケアも大切ですが、保湿クリームなどをさらに付けてあげるとより乾燥対策になります。
花粉皮膚炎とは
皆さんは、花粉皮膚炎という言葉を聞いたことありますでしょうか。
あまり馴染みがない言葉かもしれませんが、春の時期の肌荒れは花粉皮膚炎というものかもしれません。
では、どういう状態を花粉皮膚炎というのか説明していきたいと思います。
原因は、やはりこれも花粉によってバリア機能の低下が大きな原因と言われています。
特徴として、女性の中でも若い人がこの花粉皮膚炎になりやすいといわれています。
この花粉皮膚炎は、ヒリヒリする痛みを伴ったり肌がかぶれてしまう症状が出たりします。
ただし、気をつけなければいけないのはそういう症状が出たからといって安易に花粉皮膚炎と思ってしまうと、実は別のアレルギー皮膚炎だったという可能性があるので、皮膚科などに行き専門的に判断してもらうことをオススメします。

花粉皮膚炎に効く市販薬はどういうものがあるのか
では実際に、花粉皮膚炎となった場合はどうすればいいのでしょうか。
一番はやはり、皮膚科に行き皮膚科で処方される薬を使う事です。
それはほんとに花粉皮膚炎なのかの判断をきちんとしてもらうためなのもありますが、病院なので出される薬の方が効きやすいのもあるためです。
市販薬の場合は、飲み薬から塗り薬や中には症状の箇所に絆創膏のように貼るタイプのもあります。
ちなみに、はじめに言いますと、花粉皮膚炎用という名前では売っていません。
例えば、アトピー性皮膚炎などの薬に含まれているステロイドや抗ヒスタミンなどの成分入りのを選んでいくのがポイントです。
もし、たくさんあって迷う場合はそのドラッグストアなどに所在の薬剤師さんに症状を具体的に話して、その症状に合ったものを教えてもらうのがいいかと思います。
また、薬も相性がありますので余計に悪化してしまったり、いつまでも緩和されないのであればひどくなる前に皮膚科に行くことをオススメします。

花粉と肌荒れは大いに関係がある
今回は肌荒れと花粉の関係についてお話しました。
結論としては、花粉によって肌荒れが起きますし、花粉皮膚炎という花粉からくる皮膚炎もあるということが分かりました。
花粉対策はもちろん、肌のお手入れや対策も同時に行うことがベストです。
皆さんも十分に対策を行なって、春の季節を過ごしましょう。
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