首にも背中にもニキビができてしまいました!
さあ大変です!
今回のニキビケアは、首と背中にできるニキビの違い・原因菌の違い、そしてそれぞれの対処法を紹介します。
顔ニキビとは違った原因や対処法が出てくるかもしれません。
Contents
首ニキビ、菌以外の原因と対策
こちらでは首ニキビの原因と対策を日常生活の視点から見ていきましょう。
紫外線
顔だけなく日焼けは首の後ろにも、気づかないうちにニキビを生み出してしまいます。
紫外線をたくさん浴びると首の肌も乾燥して、肌荒れやニキビに繋がります。
スキンケアの使用を忘れてしまうなど、うっかり忘れる部位でもあるでしょう。
それでも首にも紫外線対策をしましょう。
日焼け止めクリームを塗ったり、ストールや服装で首をケアしましょう。
蒸れや摩擦
襟足が長いと首は紫外線から守られますが、逆に今度は汗で蒸し返してしまうというのが難点です。
毛穴が汗で詰まったり汚れたりしても、やはりニキビができてしまいます。
その場合は清潔なタオルで汗を優しく拭き取ることをこまめに行い、汗の対策をしましょう。
一方、鎖骨付近にニキビができやすいという方も中にはいるかと思います。
体の中心に近い上胸部には皮脂腺が特に発達しているからです。
この部分は皮脂が過剰に分泌されやすく、吹き出物だらけになりやすいです。
ネックレスなどを普段から身に着けている・同じマフラーやタートルネックを着用していることで、金属や防寒具で皮膚を摩擦、刺激されます。
アクセサリーの成分でかぶれるかどうかの点検をしたり、防寒具を清潔に保つことに努めましょう。
スキンケアの仕方
顔と同じ洗顔や化粧品を首にも使うのはちょっと待ってください。
首は皮脂が多い部位です。
顔に使うスキンケアを首に使ってしまうと、油分が多すぎてしまってニキビができてしまいます。
汗の掻きやすい首に必要以上の油を乗せてしまうのは良くありません。
個人差もありますが、それぞれの部位に合った洗顔・化粧品の見直しをしましょう。
シェービングの仕方
首まで及ぶ髭を剃るときに、シェービングフォームとケアクリームを顔には付けるのに首には付けないのは非常にまずいです。
首の髭を余計に深剃りしようと躍起になって強く擦ってしまうのも良くないことです。
首にも着目して髭剃り後の保湿を考えてみましょう。
首の洗い方
首は当然、顔と後頭部に繋がっています。
シャンプーの洗い残しが首に残っていたとしてもなんら不自然でないでしょう。
石鹸やシャンプーの成分が首の毛穴に詰まると、雑菌が増殖してニキビができてしまいます。
毎日きちんと洗い流すのが望ましいです。
ターンオーバーを整えること
菌ではない、ニキビの原因の一つがターンオーバーです。
ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのことを指します。
これが乱れることでもニキビができてしまいます。
古い角質が毛穴に溜まり、詰まってしまうからです。
ニキビを無くすことすなわち、健康を維持することなのです。
首筋から首元、首の後ろにできるニキビの理由とは?ホルモンや首の近くの顎下のニキビまでも合わせて解説!
背中ニキビ、菌以外の原因と対策
背中にニキビができやすいのは、皮脂腺が多く大量の汗が毛穴を詰まらせてしまうからです。
背中は自分ではなかなか確認できず、背中ニキビが痛みを伴い始めてからようやく気付くこともあります。
手遅れになると、背中はニキビ跡だらけになってしまいます。
背中の洗い残し
首と同じくこちらもやはりボディソープや石鹸の洗い残し、特定部分の不必要な刺激が背中ニキビの原因の一つです。
しっかり洗っているつもりが同じ所への集中的な刺激を繰り返してしまっているのも、背中ニキビの発症を促してしまうんです。。
綿100%の肌に優しい低刺激ボディタオルで丁寧に優しく洗うことをオススメします。
それに併せて、石鹸やボディソープもきちんと選びましょう。
殺菌作用のある薬用の物を使えば、背中の毛穴の汚れを撃退できます。
角質を柔らかくするピーリング石鹸も、洗いづらい背中には相性が良いです。
洗う順番は最初に体を洗ってしまうと、髪から流れるシャンプーやトリートメントその他整髪料が背中に流れ、背中の洗い残しとして留まってしまう可能性があります。
これを最初に髪・次に体と決めて徹底すると、背中ニキビを防ぐ一つの方法になります。
食生活
不規則な時間帯や栄養バランスの乱れた食生活は、大人ニキビである背中ニキビの成長を助長してしまいます。
肉ばかり・甘い物ばかり摂ってしまっては、ビタミンが不足して原因菌にとって好都合な環境になります。
- ビタミンE→青魚、ナッツ類、アボカド
- ビタミンC→緑黄色野菜、ケール、パプリカ、アセロラ、レモン
規則正しい食生活を心がけましょう。
その他の原因として、睡眠不足が続いていたり、ストレスが溜まっていたりするとなりやすいと言われます。
背中にもニキビが!?気付きにくい女性の背中ニキビの原因と対処法とは
首ニキビと背中ニキビの原因菌の違い
首も背中も繋がっています。
となると、原因である菌にも違いはあるのでしょうか。
先ほどはニキビにおけるそれぞれの原因や対策についてお伝えしましたが、今度は原因菌に絞ってそれぞれのニキビを見ていくことにしましょう。
首ニキビの原因菌
原因菌を解説する前に、首という部位は顔と体の間にあり、原因菌が特定しづらいというのを前置きとして述べておく必要があります。
首は体の一部だと位置づける説もあれば、実は体ニキビとは違った菌だったという説もあります。
いずれにしても「これだ」と断定できないのが実情です。
それを踏まえた上で首ニキビと菌との関係を見ていきます。
首ニキビの原因菌の1つがアクネ菌です。
そのアクネ菌が詰まった毛穴の中で増殖して、炎症を引き起こすことでニキビになってしまいます。
この毛穴が詰まるという現象は皮脂が過剰に分泌されるため、そして新陳代謝が低下するために起こります。
皮脂はたくさんあっても毛穴を詰まらせてしまいますが、かといって洗顔などで必要な分まで取り除いてしまっても、過剰に分泌されてしまいます。
また、体の新陳代謝が低下しても古くなった角質が溜まってしまいます。
これらが原因となって毛根に皮脂や角質が詰まり、原因菌であるアクネ菌が繁殖してニキビが悪化していくのです。
この働きを頻繁に行っています。
このサイクルが正常にされないと、皮膚の再生が遅くなり肌トラブルになります。
シミやシワなどでこの話は出てくると思いますが、ニキビも同様に新陳代謝の働きが必要なのです。
特に冬場でのマフラーは注意が必要で、マフラーには汗や汚れ、落とし切れなったメイクなどの付着物が残り、そこから細菌が繁殖します。
そうなると肌へ細菌が移ってしまいます。
マフラーがポリエステルや合成ナイロンの場合は、そんな細菌や微生物が大量に発生してしまうことを覚えておきましょう。
背中ニキビの原因菌
背中ニキビには真菌(カビ・マラセチア菌)という特別な原因菌があります。
これは毛包炎という皮膚の病気を引き起こします。
毛穴の中の体毛を囲む組織である毛包は「毛のう」とも呼ばれ、炎症する原因に、黄色ブドウ球菌・マラセチア菌・好酸球の影響による炎症があります。
雑菌真菌が毛穴の中で過剰に繁殖することで起こる毛包炎は、痒みのある丘疹ができたり化膿し痛みが出たりもします。
背中だけでなく、肩・デコルテ・首・胸・太もも・お尻とあちこちにできてしまいます。
しかし、これらの黄色ブドウ球菌もマラセチア菌も、毒素というわけではなく、ヒトの皮膚の常在菌です。
大事なのは常在菌とのバランスでこのバランスが崩れてしまうと、細菌や真菌が必要以上に増殖し、背中ニキビという体ニキビを発症してしまうわけです。
ちゃんとお風呂に入って清潔にしていても、夏場に汗を掻いてそれがムレたり、冬場に乾燥が続いたり、あるいは体内環境が乱れていても背中ニキビができてしまいます。
また、抗菌薬が入った内服薬が処方されることもあります。
なぜなら個人差があるからです。
双方に両方の菌を持つ方もいらっしゃいますし、首にアクネ・背中にマラセチアという方、またはその逆という方も居ます。
背中ニキビの原因となる菌やカビはマラセチア菌!出来てしまった背中ニキビの対処法とは
首と背中にできるニキビの原因は思春期とは違う
思春期ニキビは「顔」にできやすいです。
それはホルモンバランスの変化で起こります。
男性は男性ホルモンがより増え、女性は女性で男性ホルモンの比率が増え、毛穴にたくさん皮脂が分泌されるようになり、ニキビが治まらなくなってしまうのです。
元々皮脂の多い体質の方はもちろん、ストレスが溜まっていたり夜更かしをしていると思春期ニキビを助長させてしまうことになります。
思春期の方達は対人関係や試験でのストレスを真に受けたり、ついつい夜更かししてしまいがちです。
一方で大人ニキビは顔だけでなく首や背中にもできやすいです。
それもホルモンバランスの崩壊で起こりますが、思春期の頃はやむを得ない変化だった一方で、大人になると同じようなストレスや生活習慣の乱れで、今度はそれに応えるようにしてニキビが発症します。
より複雑となる人間関係や職業柄夜遅くまで起きているなど、大人ニキビができる要因は様々です。
中には元々皮脂が少なく、体質とは別の要因で思春期ニキビを発症していた方は、今度は肌の乾燥が原因でニキビができてしまいます。
つまり、思春期ニキビは減らしたり抑えたりするのは容易でしたが、大人ニキビは時間を掛けじっくりと向き合い対処することが必要ということなのです。
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首も背中も適切なケアでニキビから守りましょう!
首や背中にニキビができたときの原因や対策法を紹介してきました。
今回は原因菌の違いや発症した部位の違いを見てきました。
それぞれの「違い」にアプローチしましたが、原因菌による症状の違い、そして首にも背中にも原因菌は常在していることが解っていただけたかと思います。
やはり、ニキビケアではこの3点に対策が絞れます。
- 正しい生活習慣
- 正しい洗浄
- 正しい食物摂取
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