疲れ顔に見えてしまう原因となる肌のくすみは、多くの女性の悩みですよね。
いくつもの原因が重なってくすんでしまう肌には、何が効果的なのでしょうか?
今回はそんなくすみにアプローチをしてくれるビタミンに焦点を当てて解説していきます。
Contents
くすみの原因
肌がくすむ原因はたくさんありますが、その中でも大まかに分けるとすれば、血行不良によるくすみ、乾燥によるくすみ、糖化によるくすみの三種類になります。
血行不良によるくすみ
血行不良によるくすみは、皮膚の薄いところに多く見られます。
目の下など、皮膚の薄いところ血液の流れが停滞すると、滞った血液が透けて見えて、肌色が青黒く見えます。
こうなると顔色も悪くなってしまい、全体的に暗い印象になります。
目の下に青っぽいクマがあったり、顔全体の色が暗かったり、冷え性気味の方や、寝不足で疲れがたまっている方はこのタイプになりがちです。
乾燥によるくすみ
乾燥によるくすみは、紫外線や間違ったスキンケアにより生じることが多いです。
乾燥によりお肌のターンオーバーが乱れて、表皮の古い角質が剥がれ落ちにくくなると、肌表面のきめ細かさが失われて、肌が光をキレイに反射しなくなります。
肌色がどんよりして透明感が失われているイメージです。
化粧のノリが悪く、肌に透明感が無かったり、肌がカサついていたり、毛穴が目立つ方はこのタイプの傾向が強いです。
乾燥により肌の代謝が乱れると、古い角質が毛穴を塞ぎやすくなりニキビの原因となったり、目元小じわが出来やすくなったりもします。
糖化によるくすみ
くすみの原因は糖化も考えられます。
糖化によるくすみとは、真皮層にあるコラーゲンなどのタンパク質が体内にある余分な糖質と結びつくことにより生じるものです。
糖化したたんぱく質は黄色っぽく変色するので、肌の色も黄色くくすんで見えてしまいます。
これは老化現象の一つで、30代、40代の方に多く現れます。
肌が黄色っぽかったり、肌にハリつやがなかったり、食生活が乱れがちで炭水化物や甘い物をよく食べる方などはこのタイプのくすみになりやすいです。
ビタミンの肌に対する効果とは
肌のくすみに効果があるものといえば保湿を十分に行うスキンケアなどがありますが、ビタミンなども肌のくすみに効果があります。
ビタミンA
肌で紫外線の光線エネルギーを吸収して、細胞の損傷を防ぐ働きがあると言われています。
ビタミンB群
美肌に効くビタミンBとして知られているのはビタミンB2、ビオチン、葉酸、ビタミンB6です。
- ビタミンB2は脂肪の代謝や細胞の再生を助けて、皮膚や粘膜を健やかに守る働きをしています。
- ビオチンはビタミンB7に部類され、細胞の誕生から再生、コラーゲンの生成にまで関わっています。
- 葉酸はビタミンB12に分類され、赤血球を作るという働きがあります。
また、タンパク質を合成する効果があるため、ターンオーバーを促進する働きもあります。 - ビタミンB6は、アミノ酸を体内に供給するので、皮膚の新陳代謝が活発になり、ハリ、ツヤ、潤いを肌に維持します。
ビタミンC
コラーゲンの生成を促し、老化のサインを軽減して、くすみやシミを軽減するといった幅広い効能があります。
メラニン生成を抑制するため、くすみやシミの予防に有効なだけではなく、既にあるくすみ、シミを薄くする効果もあります。
ビタミンE
バリア機能を担う皮脂膜を安定させる機能があります。
このバリア機能は肌本来の持っている防御機能の事で、外からの刺激、紫外線などから肌を守り、適度な潤いを保つ効果があります。
食生活においてもこれらのビタミンを摂るようにするのがおすすめです。
常に気を配ることで肌の状態はかなり改善されると思います。
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くすみにビタミンは有効なの?
多くのビタミンの中でビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEといった成分はメラニンの生成を抑えてくれるのでくすみ、シミの対策には有効です。
しかし、メラニンは有害な紫外線や活性酸素から肌を守る役目をしているので、減らしてしまうと不安に思われる方もいると思います。
それでも、ビタミンCには活性酸素を消去する働きがあり、紫外線のダメージから皮膚細胞の遺伝子を守る効果もあるのです。
つまり、ビタミンCはメラニンと同じ作用を持つ物質で肌表面を保護するため、結果的にメラニンは不要となります。
ビタミンCはとても理にかなった美白剤と考えられるでしょう。
繰り返しになりますがビタミンCには抗酸化の効果があり、酸化を抑制して肌トラブルのもとを軽減してくれます。
抗酸化により肌の糖化を抑えてくれるので、糖化によるくすみの予防にもつながります。
赤血球が不足すれば命に関わるのは当然ですが、その一方で肌がくすむなどの問題も起きる危険もあります。
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ビタミンを効率よく摂取する方法
次はビタミンを効率よく摂取する方法です。
どのくらい摂れば良いか
ビタミンCの食べ方、飲み方はタイミングと量がポイントです。
効果を有効にするためには、1日1000mgを目安に摂ると良いでしょう。
水溶性なので一度に大量にとっても排出されやすい特質がありますので、1日の中で何度かに分けて摂るのがおすすめです。
朝と夜に摂るのが良いと言われ、朝摂れば活動で生じる酸化や紫外線のダメージを抑え、夜摂れば睡眠中の細胞修復を助けてコラーゲンの生成を助けます。
細胞の酸化は日常のストレスでも生じると危険性がありますので、日中にも飲める人はこまめに摂ると良いです。
同様にビタミンB2、ビタミンB6も身体に溜めておくことができない成分の為、こまめに摂取することが重要です。
ビタミンCの摂り方
お肌に特に有効なのはビタミンCです。
しかし、そのままではお肌にほとんど浸透しませんし、その効果を発揮する前に壊れてしまいます。
さらにお肌に直接塗ると皮膚が酸化してしまい、高濃度で使用した場合、皮膚に深刻な損傷を与えてしまう危険があります。
そこで、これを浸透させるためにビタミンC誘導体として使用することで、悪い所を縮小して良い所を最大限に生かすことができるようになりました。
これは色々な分子をくっつけることで誘導体の形にして肌への吸収をされやすくし、また壊れにくくなります。
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ビタミン入りの化粧水の選び方
誰一人として全く同じ性格、気質、容姿の人がいないのと同じに、肌も人それぞれに違いがあり、すべての人に高い効果を期待出来る化粧水はありません。
自分の肌に合っていない化粧水を使用し続けると、肌環境を悪化させる危険がありますので注意してください。
一般的に知られているのはビタミンC誘導体配合の化粧水です。
この誘導体には油溶性、水溶性、この両方になじむ両性があります。
両性と水溶性のタイプは肌への浸透が高いので、化粧水としての使用が良いでしょう。
また、肌への浸透が高い製品をお探しならばパルミチン酸アスコビルリン3Na(APPS)が含まれたもの使用してみるのが良いです。
化粧水にはこの濃度は明記されていないものが多いですが、記載のない化粧水は1~2%、一部の医薬部外品と記載されている化粧水は5~10%含まれている製品が多いです。
濃度が高い化粧水は高い効果を発揮しますが、他方で肌の皮脂の分泌をおさえ、乾燥させてしまう危険があります。
敏感肌や乾燥肌の方は濃度のあまり高くないものを選ぶようにして、高い効果を望む方は高い濃度のものを使用します。
より満足度の高い化粧水を選ぶようにするためには、この誘導体の他にも肌の悩みを改善するような成分が配合されているかを説明書等で確認します。

くすみやシミの無い美白を目指すならば、アルブチン、トラネキサム酸、プラセンタエキス等が含まれているものを選ぶようにします。
特に注意しなくてはならないのが保湿成分です。
この化粧水には皮脂の分泌を抑える働きがあるため、肌が乾燥する危険がありますので、保湿成分が含まれているものを選びます。
この成分としてはセラミド、ヒアルロン酸、グリセリン、コラーゲン、エラスチン、プロピレングリコール、プチレングリコール等があります。
この化粧水を使用してみて万が一にも肌が乾燥してしまったり、納得のいく効果を感じられない場合もありますので、お試しパックならば値段も安いので効果に不満があっても価格であまり後悔しないはずですし、返金保証があれば安心して試せます。
ビタミンC配合の化粧水で美白効果は得られるの?ビタミンの働きまで徹底調査!
おすすめのビタミンC誘導体化粧水
ここでおすすめの化粧水を2つご紹介しますので、参考にしてください。
VC100エッセンスローションEX
- メーカー名:ドクターシーラボ
- 商 品 名:VC100エッセンスローションEX
- 価 格:¥5,170(税込)
くすみ、シミの解消におすすめの製品で、史上最高濃度の高浸透ビタミンCが配合された化粧水です。
水溶性のビタミンC誘導体に親油性の性質をプラスし、お肌の角層のすみずみにまでビタミンCを満たすことができます。
年を経ると気になる乾燥などの初期のエイジングサインにもアプローチした化粧水になっています。
ホワイトニング化粧液Ⅱしっとり
- メーカー名:FANCL
- 商 品 名:ホワイトニング化粧液Ⅱしっとり
- 価 格:¥1,870(税込)
くすみ、シミの対策向きの製品で、それらを防いでくれるしっとりタイプの薬用美白化粧液です。
紫外線などによるくすみ、シミを早めにブロックし、肌本来のもつ美白力を高めるような効果が期待できます。
ビタミンC誘導体を含む美白化粧水とは?ビタミンCとビタミンC誘導体の違いとビタミンC誘導体は美白に効果はある?
気を配りながらくすみケアを!
最後にくすみについてまとめさせていただきます。
睡眠不足などで疲れが溜まると皮膚に血液が十分に循環しなくなります。
そうなると、新陳代謝が低下して肌が疲れた印象になってしまいますので、十分な睡眠や休息をとることは非常に重要です。
食生活もとても重要で、胃腸の環境が良くなると肌の免疫も安定して皮膚の状態も改善していきます。
バランスよく色々なビタミンを摂り身体内側からも美しくなっていくことが大切です。
くすみを良くするために、効率よくビタミンを摂り入れてみませんか。
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