皆様、髪の生え際にニキビは出来たことはありませんか?
ちょっとピンとこないかもしれませんが、おでこの生え際とか首の生え際などにできるニキビです。
あとは頭髪の奥の方の頭皮にも鏡があっても気づきにくいですが、できていたりします。
おでこにできると目立ちやすくなんとも嫌ですね。
今回は髪とニキビについて解説していきます。
Contents
髪の生え際に出来るニキビの原因
原因にはいろいろなものがあります。
- 男性ホルモン
- シャンプーやコンディショナー
- 整髪剤
- 洗浄の仕方
- 日々の生活
男性ホルモン
人間の体内には男性ホルモンや女性ホルモンの両方が、個人差や性差はともかくとして存在しています。
男性ホルモンには日々の活動力や筋肉の増強、判断力や思考能力、記憶力などを活発にする役割を持っている面があります。
それにより、より皮脂が多く出過ぎて毛穴が詰まり、酸化しアクネ菌の温床になりニキビへとなる…といった仕組みでニキビが生まれていきます。
食べ物も豊かになったおかげでつい食べ過ぎた、なんてことも原因になったりしますね。
また女性でも仕事や多忙で疲労やストレスが溜まっていると、男性ホルモンが増えるきっかけになってしまいます。
男性ホルモンのこのような理由で、ニキビの原因になってしまうのです。
シャンプーやコンディショナー、整髪剤
例えばシャンプーには「髪を洗う」という使用目的がありますが、洗浄力の強すぎるものや自分には合わないもの(もちろんそれが合っている人もいるし、お肌の耐性の強さや肌質などで個人差があるが)ですと過剰に皮脂を飛ばしてしまいます。
それにより結果として、ターンオーバーが乱れて皮脂が多く出てしまう、皮脂が少なすぎてバリア機能が低下して雑菌の繁殖が起きてしまったりという仕組みでニキビが生まれやすくなります。
コンディショナーも油分を含んでいますから多くつけ過ぎるとそれが毛穴に詰まって、あるいは成分の刺激によってもニキビの原因になったりします。
整髪剤も同様の理由です。
洗浄の仕方
上記のヘアケア剤を使用する際、洗浄不足だった場合、頭髪や頭皮に残留しやすくなりますね。
すると、成分が酸化して毛穴に詰まりニキビの原因になったりします。
また、熱すぎるお湯や何度も擦り過ぎすぎるといったケアをしていると、これも皮脂を飛ばしすぎてしまい良くないんです。
ターンオーバー(肌の生まれ変わるサイクル)の乱れが起きますね。
他にも夏など汗でビチョビチョになったりベタベタすると、ついつい綺麗にさっぱりしようと入念にやりすぎてしまうってことも考えられます。
汗と洗い残しが反応したり、炎症を起こして悪影響を及ぼすこともあります。
日々の生活
日々の生活ではどうでしょう?
食べ過ぎたり、偏った栄養の食生活をしていませんか?
特に油分を多く含む揚げ物や、ジャンクフード、スナック類やカップ麺などなど。
それらを多く摂ればそれだけ体内に蓄積しますから、過剰に皮脂が分泌したり体のバランスが崩れて毛穴が詰まるということもあります。
また、運動不足になっていれば肥満になりやすく、それだけ代謝も減って過剰な栄養が溜まってしまったりもします。
紫外線では人体の保水成分やキメなどを変質及び分解してしまうため、長時間日に当たりすぎるとそれだけ減ってしまい、雑菌の繁殖や抵抗力の低下などを引き起こします。
そして、生え際ですから頭髪を覆うような物だとそれだけ蒸れたり、通気性も悪いため体外への循環が阻害されてニキビになるということもあり得ます。
暑い中、帽子やヘルメットのしすぎなどは辛いですし最たる例です。
通気性の良い麦わら帽子などは最適ですね。
このように様々な原因があり、またどの原因次第で別の原因を引き起こしやすくなるなど、関連し合ってニキビリスクがあるのです。
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髪の生え際に出来てしまったニキビのケア方法
さまざまな原因があることはわかって頂けたと思います。
ここからはケアの方法をご説明したいと思います。
まずは無理矢理潰すようなことは控えましょう。
たとえ白ニキビのような初期のニキビでもです。
クレーター痕という状態ができやすくなってしまいます。
ニキビがひどい場合や早く治したい方は、外用薬や内服薬を使用するようにしましょう。
薬局やドラッグストアで該当する薬は購入できますし、皮膚科で診てもらいたいなら医師が保険診療で薬を処方してくれます。
あとは普段の生活において、なるべく清潔にしましょう。
髪の生え際は整髪料やパーマ・カラーリングなどが原因として多いです。
そうしたものを避けるのが良いでしょう。
また、入浴の際には、洗顔をシャンプーやトリートメントの後にするのもおすすめです。
髪の生え際に洗顔料が残ってしまう場合は、すすぎ残しがないか鏡でチェックしながら行いましょう。
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生え際にニキビが出来ない為の様々な予防法
次は、生え際にニキビ出来ないようにするための日頃の予防法についてです。
ストレスを溜めない
普段の生活においては、まずストレスを溜めないように心がけましょう。
溜めれば溜めるほどホルモンバランスは乱れやすくなりますし、衛生的にも良くないですね。
何か趣味を見つけるなりして発散したり、休日はゆっくりと過ごしたり贅沢な食事をするのも時には心の滋養になります。
(贅沢な食事は毎日ではダメですが)
他にも悩みではものによっては他人から見ればなんでもなく、考え方を変えたり気にしないという選択をすることで気にならなくなるということもあります。
それでも厳しい・自分一人の状態ではどうにかすることが出来ないときもありますよね。
そんなときは医療や周囲の人を頼ってみてくださいね。
その他の生活習慣
普段油分を多く含む物をよく食べる方は頻度や量を落とすなり、他の野菜で補ったりしてみてください。
あるいはお肉の代わりにホルモンを整える働きのある大豆など摂ったりするのも良いので、食事の仕方を工夫してみましょう。
胃もたれもしにくいですよ。
また、動かなさすぎは肥満の原因になるし、ニキビもできやすくなります。
これもホルモンバランスをを崩してしまいますので、なるべく運動もしましょう。
外出時では紫外線対策をしっかりとして日傘や帽子をしましょう。
ただし帽子は室内にいるときは外すなり、蒸れないように気をつけましょう。
睡眠も大事です。寝る前の一時間前にはパソコンやスマホの画面は閉じましょう。
そういったものは高エネルギー光が出されているため、脳の刺激にも若干強めに影響されます。
長時間それらを見ていると、すぐ寝るのが難しいし、寝落ちする場合は健康にも良くないです。
元々髪は毎日洗う必要はなく、二日に一度でも十分だと言われています。
その際洗い残しはいけませんから、お湯の温度は38~40℃くらいが望ましいです。
整髪剤にしてもよほど大量を必要とするなら、いっそのこと美容室を利用したり別の髪型を考えてみるのもおすすめです。
予防することに越したことはありませんよ。
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ニキビが出来ないヘアスプレーの仕方
ジェルなどの類だと起こりにくいですが、ヘアスプレーでは粒子を散布するような感じで行うのでなかなか難しいですね。
ヘアスプレーには髪の毛を固定させるシリコンや油分を多く含むため、それで毛穴に詰まりやすくなってしまいます。
髪の毛周辺の毛穴は分泌物も多く、そこに整髪剤を使えばチリやほこりなども付きやすいです。
スプレーを使う時は何か遮断するものでおでこや首を覆ったり、クシ側に直接つけたりしてから付けると良いです。
あるいは髪の毛を直接つかんでスプレーをかけるのも良いでしょう。
スプレーではなかなか髪の毛が整わないとかどうしても粒子が周囲につかないか気になるという人は、ジェルやワックスのようなタイプに切り替えるのも良いかもしれません。
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生え際だけじゃない顔に出来るニキビと髪の関係
髪の毛が原因でニキビになりやすい箇所は生え際の他に、額や頬、顎といった部位です。
頭髪が多少臭かったりフケが多かったりすれば、それだけ通気性が悪かったり、代謝が乱れているサインでもあります。
このような状態だとニキビも出来やすいかもしれませんね。
そんな髪の毛が顔の皮膚に触れるとなると、顔のニキビにも影響してきます。
筆者も経験ありますが、例えば髪の毛にジェルをつける際に何かしら垂れて皮膚についたり、汗と混ざったものがおでこの真ん中にこすれたりします。
すると、かぶれたりニキビや肌荒れの原因になったりします。
なので、髪の毛と顔が触れやすい部分は、特に清潔しなければなりません。
おでこニキビができやすい方は、前髪が原因かもしれません。
髪型を変えたり、ピンで留めるようにしましょう。
ロングヘアの方も頬や顎に髪の毛がついてしまうなら、まとめておいた方が良いでしょう。
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毎日のスキンケアで気になるニキビを撃退
髪の毛は見た目や印象という点では気になる部位です。
「流行りの髪型が~」とか「あのイケメン・美人芸能人の髪を真似して」とか「今日はセットが決まらない」なんてことは今でもあります。
なるべく頭髪は清潔に、そして過剰な洗浄は控えてニキビを作らないようにしましょう。
規則正しい生活も大切ですよ。
せっかく整えても痒くて、ニキビができていては髪の毛も台なしですよ。
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