医療技術が進化している現代において、皮膚科で施術してもらうピーリングが自宅でも気軽に行う事が出来る様になりました。
テレビショッピングでもよく自分で出来るピーリング機器の紹介をしている場面をよく目にしますね。
しかし、本格的に美しくありたいのであればやはり皮膚科で施術してもらうのが一番です。
今回はピーリングとはどの様な治療なのか、ケミカルピーリングとレーザーピーリングとは、そして皮膚科で受ける際のメリット・デメリットなどについて見ていきたいと思います。
Contents
ピーリングとはどの様な治療?
ピーリングとは肌表面の角質を溶かしたり削ったり破壊したりして取り除き、その下にあるキレイな皮膚を表に出すというものです。
肌本来の細胞のターンオーバーを高めて、滑らかで瑞々しい肌へと改善していきます。
- 薬剤によって溶かす方法
- 細かな硬い物質で取り除く方法
が主流です。
角質ケアにはピーリングを!ピーリングの美白効果とおすすめのピーリングジェルとは?
ケミカルピーリングとレーザーピーリングとは
ピーリングには大きく分けてケミカルピーリングとレーザーピーリングがありますが、それぞれどの様な特徴があるのでしょうか?
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとはフルーツ酸の一種であるグリコール酸などを肌に塗り、表皮の古くなった角質を科学的に融解して剥離・除去し、肌を生まれ変わらせる治療法です。
ケミカルピーリングの歴史は古く、古代エジプトではクレオパトラが肌を滑らかにするために乳酸のサワーミルクの湯に入浴していたとされています。
その後は研究が進み、日本においては1994年よりケミカルピーリングが広まっていきました。

「酸」と言うと肌を溶かすイメージがありますが、実際には代謝が低下してしまっている肌に対して角質と角質の接着剤を緩め、古い角質を剥がれやすくする働きがあります。
この治療に伴う軽度の炎症反応によって表皮再生を促進させ、更には角化細胞の形状や配列を整えて角質層の構造や機能を改善させる作用により、本来のキメの細かいハリのある肌の組織構成に戻す効果があります。
この作用によりシミやくすみ、ニキビの改善効果がありますが、取り分けニキビには高い効果が認められています。
- 美白効果
- 肌の再生の促進
- 脂性肌の改善
- 毛穴を整える
レーザーピーリング
レーザーピーリングとは薬剤を使用せず、レーザーを照射して肌をツルツルしっとりに仕上げる方法です。
肌全体にレーザーを照射して肌の真皮層に働きかけ、コラーゲンの産生を促進して肌のハリやキメを改善します。

レーザー光が肌の真皮層に熱を与えて線維芽細胞を刺激する事でコラーゲン産生が促進されます。
また、メラニン色素に反応が良いアレキサンドライトレーザーを使用するため、シミやくすみに大きな効果が得られます。
照射時に冷却ガスを噴射させ、患部を冷やしながら施術を行いますので痛みが少なく、施術してから回復するまでの期間(ダウンタイム)も殆どない治療です。
施術後直ぐに化粧をする事が可能な施術法です。
- 角質を除去し、ツルツルで化粧ノリの良い肌になる
- レーザーがメラニンに反応し、少しずつシミが薄くなる、くすみが取れる
- 毛穴に詰まった皮脂や老廃物を熱で蒸発させ、キメの細かくニキビが出来にくい肌にする
- 産毛処理効果がある
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皮膚科で受けるピーリングのメリットとデメリットとは
自宅でもピーリングが気軽に行う事が出来ますが、皮膚科で施術してもらうか悩まれていらっしゃる方も多いかと思います。
そこで、皮膚科で施術してもらうメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
メリットとデメリット
メリット | デメリット | |
皮膚科で行う場合 | 種類が豊富であり、医師と相談しながら行う事が出来る | 値段が掛かる |
早く、そして高い効果が期待する事が出来る | 継続して通う必要があるため手間が掛かる | |
医療機関なので安心して受ける事が出来る | ||
自宅で行う場合 | 低価格である | 皮膚科に比べて即時性がないため、急いでいる場合には向かない |
手軽に美容を行う事ができ、定期的にお好きな時間にピーリングをする事が出来る | 全て自分の判断で行わないとならないため、判断がとても難しい | |
薬の刺激が少ない | ||
エステサロンで行う場合 | 機械を使用して施術してくれるため、自宅でセルフケアで行うより効果が期待することが出来る | 自分で行う化粧品より予算が必要である |
医療機関より薬剤が優しいため、効果は余り期待する事が出来ませんが、肌には優しい | 皮膚科で施術するよりもあまり効果を期待する事が出来ない |
皮膚科で施術してもらう際の注意点とは
魅力たっぷりな皮膚科でのピーリングですが、どんなに魅力にあふれるものでも落とし穴はつきものです。
では、一体どんな点に注意しなければならないのか、見ていきましょう。
- 肌に傷があるなど、場合によっては施術を受ける事が出来ない場合がありますので、医師と相談をしてから行う必要があります。
- 痒みなどを感じる場合があるため、注意が必要です。
- 肌を削るのでダメージが大きくなる事がありますので、思わぬ症状が生じてしまったら医師の指示を聞いてどうすればよいのか判断を仰ぎましょう。
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皮膚科で受けるピーリングはどの位の費用が掛かる?
様々な皮膚科や美容皮膚科でピーリングを施術する事が出来ますが、果たして価格はどうなのでしょうか?
CMでも宣伝している某大手有名美容皮膚科で施術しているピーリングの価格を見ていきたいと思います。
ケミカルピール | |
~日本人の肌質に合わせたマイルドな処方でニキビやくすみ、肌のザラつきをケア~ | |
特徴 | 炎症を起こしてしまっているニキビを改善したい場合、真っ先にご提案をしているのが「ケミカルピール」です。
肌表面に溜まってしまっている古い角質を酸の力で取り除くと言う治療であり、活動性のニキビやニキビ跡、毛穴の凹凸やくすみにも効果的です。 施術はグリコール酸で余分な角質や毛穴に詰まってしまった老廃物を溶かし、肌表面をスッキリと整えます。 薬剤を肌に塗布して数十分ほど放置して洗い流して終了です。 施術後は滑らかで明るい素肌がよみがえります。 1回の施術でも効果を実感する事は出来ますが、7~10日おきに6~7回施術を行うと、ニキビが出来にくくなります。 |
料金 |
|
リスク、 副作用、合併症 |
施術後に赤みやひりつきがまれに生じます。 |
eマトリックス(レーザーピーリング) | |
~ニキビ跡の凹凸や顔の大きさのお悩みに~ | |
特徴 | eマトリックスの大きな特徴はRF(高周波)を点状に照射する事により、RFの熱エネルギーが肌のコラーゲンが多く生成される様になります。
RF(高周波)を点状に照射する事により、皮膚表面に残るダメージは小さな点状で抑えながら皮膚を引き締める熱エネルギーは肌の内部に広がる様に設計されています。 そのため、治療目的に合った深さへ十分に行き届き、小顔効果、たるみ、小ジワ、毛穴の開き、ニキビ跡の凹凸に効果を発揮します。 タイトニング(たるみや小じわの肌の引き締め)には1回の施術で効果があります。 |
料金 |
|
リスク、 副作用、合併症 |
治療後に赤み、ひりつき、軽度の痛みが生じる事があります。 |
本格的なピーリングで美白肌へ
今回は皮膚科で施術しているピーリングについて見ていきました。
ピーリングは肌表面の角質を溶かしたり削ったり破壊したりして取り除き、その下にあるキレイな皮膚を表に出すというものです。
余計なものを取り除く事によって肌トラブルの解消に繋がります。

そのピーリングは主にケミカルピーリングとレーザーピーリングが主に皮膚科で行われているピーリングです。
ケミカルピーリングはフルーツ酸の一種であるグリコール酸などを肌に塗り、表皮の古くなった角質を科学的に融解して剥離・除去し、肌を生まれ変わらせる治療法です。
レーザーピーリングは肌全体にレーザーを照射して肌の真皮層に働きかけ、コラーゲンの産生を促進する治療法です。
また、自分でやるのか、皮膚科でやるのか、エステサロンでやるのかによってそれぞれメリットとデメリットがありますので、貴方に合った方法でピーリングを行う事をおすすめします。
ピーリングで肌に溜まってしまった余計なものを落とし、その内に眠っていた真の肌をさらけ出し、真の美白肌を手に入れて下さい。
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