乾燥肌に運動は効果がある!?運動した時に出る汗とかゆみとの向き合い方とは

肌荒れ

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冬になると乾燥肌に困っている人は多いのではないでしょうか。
乾燥肌の原因は肌の角質層にあるはずの水分量が低下、減少していると思っている人が多いと思います。
しかし、乾燥肌は水分量が不足しているというだけでなく、ホルモンバランスなどの変化の影響で、皮脂の分泌量が減少してしまっているということにはなかなか気がつかないのではないでしょうか。
乾燥肌を考えるうえでどうしても保湿スキンケアばかり目が行きがちですが、そのほかにも乾燥肌の原因には食生活の乱れや不規則な生活、ストレス、更年期障害、加齢、睡眠不足、遺伝などが関わっています。
乾燥肌を根本から解決したい場合には、まず充分な睡眠やバランスのよい食生活などの生活改善が必要となります。
今回、生活習慣の1つでもある「運動」について見ていきます。

運動することで乾燥肌にどのような効果や影響があるの?

まず、運動するとお肌にどんな影響があるかについて見ていきます。

新陳代謝がよくなる

運動すると血液の循環がスムーズに行われ、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)が正常に働くことができるようになります。

これは肌のターンオーバーが正常に働くことによって、肌に必要な酸素や栄養が身体のすみずみに渡っていくからです。

身体の老廃物も溜まりにくく、古くなった角質が剥がれ落ちて、肌のゴワつきや乾燥、シミ毛穴の詰まりなどの肌のトラブルを防ぐことができるようになります。

また、キメの整った肌を保つことができるようになり、透明感のある肌に近づいていくことができると考えられています。

他にも、運動することによって体温が高くなり汗をかきますね。

汗をかくことによって汗と一緒に身体の中の老廃物や過剰な水分が排出されていくため、ニキビや肌荒れ、むくみなどが防ぐことが出来るようになっていきます。

ただし、運動することによって汗をかいてしまったときには、汗をそのままにせずタオルでやさしく拭き取りましょう。

そして、運動をした後にはやさしく洗顔したり、ぬるめのシャワーを使いましょう。
シャワーを使うことによって、汗と一緒に排出された身体の老廃物や皮脂の汚れなどをきれいに洗い流していくのです。

洗顔も日々するかと思いますが、必要以上の力で洗ってしまうことは肌にとって物理的な刺激となってしまいます。

クレンジングは元々油分を落とすものですので、保湿に大切な皮脂膜まで過剰に落としてしまっている可能性もあります。

自分の肌に合った製品を選んでいただくのと同時に、化粧品や乳液、クリームなどは使用量を守り、しっかりと保湿することが大切になります。

きちんとケアをするようにしましょう。

ストレスと運動の関係

ストレスが溜まってくると自律神経のバランスが崩れてしまいます。

また、自律神経のバランスが崩れると血行不良や胃腸の働きも悪くなってきます。

このことは肌のターンオーバーや肌のバリア機能が低下することになってしまうので、ニキビや吹き出物などの肌荒れやシミ、毛穴の詰まりが出来やすくなってしまいます。

それに腸内の環境が悪化してしまうとくすみや乾燥肌の原因にもなります。

そんな状態のときに運動すると、精神を安定させるホルモンの「セロトニン」(別名“幸せホルモン”)が分泌されていき、ストレスが和らぐようになっていきます。

そうなると、肌のトラブルが改善されたり、予防できるようにもなります。

「運動した日にはよく眠れる」と言われたことがある人も多いのではないでしょうか。
運動することによって自律神経のバランスが整っていき、不眠の改善に役に立ちます。

そして、適度な疲労が身体に加わることによって、寝つきも良くなっていくと考えられています。

もし、運動する時間がなかなか取れないという方は、1週間に1回1時間を目安に始めてみましょう。

それも夜の運動は強度によっては自律神経の働きが大きく変化し、睡眠の質に影響を与えてしまうことがありますから、可能な限り朝の時間帯にするようにしましょう。

運動休憩中
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汗をかいてかゆみが出たらどうすればいいの?

運動をしているときには汗をかきますが、汗と一緒に身体の中の老廃物や過剰な水分も排出されていくため、ニキビや肌荒れ、むくみなどが防がれていきます。

汗とかゆみの関係

しかし、もし汗をかいたときのかゆみが出てしまうのなら、肌そのものに原因がある場合のほか、汗管(汗を作る部分)にトラブル(汗管腫・良性腫瘍)を抱えている場合があります。

特に、思春期前後の女性に多い病気と言われています。
主にまぶたに症状が現れるため、美容的な観点から問題になることがあります。

自然治癒も期待することができないため、重い健康被害をもたらすということはありませんが、美容的な観点から治療するべきかを考えることが大切になる場合もあります。

また、身体から出てくる汗には、塩分やアンモニアなどの成分がごく少量含まれています。

こうした成分は健やかな肌にとっては特に問題にはなりませんが、塩分やアンモニアが肌を刺激し皮膚が荒れたりするトラブルがあります。

こうした汗による肌症状は「接触皮膚炎」とも呼ばれますが、もともとバリア機能が低下している人に起こりやすいとされています。

肌のバリア機能とは、肌のもっとも外側にある表皮が持つ働きの1つです。

ここでうるおいを蓄えた角質細胞とその細胞間を埋める角層細胞間脂質層が隙間なく並ぶことで、アレルゲンなど外界からの刺激から肌を守ってくれています。

しかし、何らかの原因で角質層間の構造に隙間が生じてしまうと汗やアレルゲンなど外的からの刺激を侵入させてしまい、肌荒れとなってしまうのです。

解決法は?

汗をかいたときにかゆみなどが出た場合のセルフケア
  • 抗炎症作用の成分が含まれている甘草(カンゾウ)から抽出される消炎作用や保湿効果があるグリチルレチン酸
  • 植物由来の化合物であるサリチル酸(消炎鎮痛作用、皮膚の角質を軟化する作用があり、洗顔料にも使われている)

このような成分を使って肌のケアを行うと良いでしょう。

他にも、炎症が起きかけているときには肌のバリア機能が低下してしまって肌が敏感になっているため、ワセリンなどの皮膜作用のあるアイテムを使って皮膚をみずみずしく、うるおいのある肌環境にすると良いでしょう。

皮膚の保湿効果の高いスキンケア商品や油性のボディクリームでデリケートな皮膚を覆い、角質層にうるおいを与えていき、肌のトラブルの悪化を防いでいきましょう。

汗拭き
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運動後のかゆみを予防するために出来ること

かゆみでつらい思いをしないために、普段の生活と一緒に出来ることはどんなものがあるでしょうか。

肌のバリア機能を低下させないケア

バリア機能の低下には、保湿効果の高いスキンケア化粧品などを使うことや生活習慣を改善することによって肌にうるおいを与え、肌によい環境を整えることが大切になってきます。

ボディクリームなどで角質層にうるおいを与え、みずみずしい肌をキープするようにしましょう。

入浴時では保湿効果の高い入浴剤を使用すれば、全身をくまなく保湿することができます。

紫外線も肌のバリア機能にダメージを与えてしまうので、外出するときには日焼け止めを必ず使用しましょう。

また、十分な睡眠をとることで睡眠不足を解消し栄養のバランスがとれた食生活を心がけることで(食生活に偏りがある人はビタミンB群が豊富な食品を積極的にとることが望ましい)、肌の環境が良くなります。

納豆などの大豆食品や卵、バナナなど身近な食品を食べ、肌の内側からコンディションを整えていくとよいでしょう。

汗と向き合うためのスキンケア

汗による皮膚トラブルを防止するために、普段から皮膚の表面に汗を残したままにしないことが大切になります。

汗はこまめに柔らかいタオルでそっとぬぐうようにするほか、市販の汗拭きシートを使って体を拭くと良いでしょう。

シャワーや入浴のときには、熱めの湯でゴシゴシ洗いをすると皮膚のバリア機能が低下してしまうので、優しく洗うように心がけましょう。

あせもや汗あれ、汗かぶれなどの汗が原因の皮膚トラブルには早めの対処が大切になってきます。

かゆみを感じると肌を掻きむしりたくなってきますが、爪でかいてしまうと肌のバリア機能を損なうことになってしまい、肌が余計に悪くなるという悪循環に陥ってしまいます。

かゆみ止めの薬を使用するときには、薬剤師におすすめのものを選んでもらって抗ヒスタミン薬やステロイドの塗り薬などを処方してもらうと良いでしょう。

抗炎症作用のあるクリームや充分な効き目のあるステロイド軟膏を使って、速やかに炎症を抑えることがかゆみを早く治す近道となります。

かゆみが治りにくい場合や悪化したときなどには、医療機関で専門医による適切な治療を受けましょう。運動後
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運動しながらスキンケアを

人は運動することによって血液の循環が良くなっていき新陳代謝が活発になり、ターンオーバーも促進されていきます。

また、汗をかくことによって汗と一緒に身体の中にある老廃物や過剰な水分が排出されていき、ニキビや肌荒れ、むくみなどを防いでくれます。

ただし、運動をしているときに汗をかいてしまったときには、汗を放置したりせず、タオルで優しく拭き取るようにしましょう。

そして、運動をした後には洗顔することやぬるめのシャワーなどで、汗とともに身体の老廃物や皮脂汚れを洗い流すなどのケアを必ず行いましょう。

汗をかくとかゆくなる人は、肌のバリア機能が低下してしまっているため、うるおいを与えて肌の環境を整えることも大切になっていきます。

保湿効果の高いスキンケア化粧品やボディクリームで角質層にうるおいを補給して、みずみずしい肌をキープするようにしていきましょう。

乾燥肌の原因は水分量の不足と皮脂の分泌量の不足ということになります。

肌の表面にある角質層は、過剰な水分の蒸発を防いでアレルゲンなどの外部の刺激から肌を守るという働きがあります。

乾燥肌になってしまうということは、肌の健康状態が悪くなってしまっているということです。
衛生面にも気をつけながら生活環境を整えること、自分の肌に合ったスキンケア用品を選択し、正しいスキンケアを実施するようにしましょう。

乾燥肌がなかなか改善されず、悪化する場合には皮膚科の専門医に相談することも選択肢に入れておきましょう。

以上の点を踏まえて、美肌のためにも楽しく運動していきましょう!

 

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