うっすらでも目立つそばかすは、いくら器量の良い方でも悩ましいことですよね。
そんなそばかすは何も鼻先にできるだけではありません。
もし、頬骨にできてしまったら何とか隠したいと思いますよね。
ではそのそばかすをチークで隠すにはどんなテクニックがいるのか見ていきましょう。
Contents
シミ、そばかすの原因は化粧品にアリ?避けるべき成分はどれ?
肌の悩みになりがちなシミ、そばかすの種類は様々です。
そばかすと化粧品
紫外線が当たりやすい頬骨の上や手の甲などに多く見られる老人性色素斑や、女性ホルモンの影響を受けやすい肝斑。
そして、鼻周りを散らばるように出る、そばかすと呼ばれる雀卵斑は遺伝的な要素が多くあります。
それぞれ紫外線を浴びると濃くなる場合がある性質を持ちますが、シミやそばかすの原因は紫外線だけではありません。
肌の上に重ねる化粧品も、シミやそばかすなどの色素沈着の原因になるのです。
近年では発色の良い化粧品が人気で、「一度塗れば落ちない・ヨレない」と謳っている化粧品が多くあります。
ひと塗りでしっかりと発色するコスメは、簡単には落ちにくく、塗り直すことも少なくなるのでとても便利です。
ですが、そんな便利の裏側にはリスクも存在します。

リスクの例
有名どころでは、最近のリップメイクの主流になっているリップティントなどが良い例です。
リップティントは一度塗るだけでしっかりと発色し、ものを食べたり飲んでもしても落ちにくいのが特徴です。
しかし、リップティントや口紅、チークなどの色の発色が重要な化粧品は、リスクやアレルギーに繋がるので、気を付けていきたいところです。
紛体で色が付けられているファンデーションとは異なり、アイシャドウやチーク、口紅などのポイントメイクに必要な化粧品には、着色料であるタール色素での着色がメインです。
着色料は天然の成分などの色素ももちろんありますが、このタール色素は主に石油系成分で作られています。
石油系成分は頻繁に発がん性物質だと言われがちですが、普通に使用していれば重大な健康被害には至りません。
ですが、色素沈着やアレルギーのリスクはあります。
タール色素には大きく分けて顔料と染料に分けられ、アレルギーのリスクがあるものは「染料」だけです。
顔料とは
顔料は主に穏やかな発色をしており、基本的には安全です。
さらに粒子が大きい粉であるので、肌の表面にある凹凸にも入り込みにくく、密着力も弱めですので、落としやすく低刺激なのが特徴です。
染料とは
染料は、顔料とは反対に強い発色と落ちにくさが特徴になります。
顔料と比べて染料は粒子が小さく、肌の表面の凹凸に入り込んでしまい、隙間なくぴったりと発色します。
そのために、発色も強くなって落ちにくくなり、色素沈着の恐れもあります。
さらに、皮膚につくこと=タンパク質と結合していることとなり、この状態が続くとアレルギー性皮膚炎を発症する恐れもあります。
以上のことにより、すべてのタール色素が悪いわけではなく、「染料」を避ければ問題ありません。
もちろん例外もあります。
発色の強い化粧品や、マイナーな色の化粧品は染料を使って着色していることが多いので、カラフルなコスメやメイクが好きな方は注意する必要があります。
しかし、染料も顔料も成分名が〇色×号という成分名になり、厚生労働省が定めた化粧品に使われるタール色素は83種類もあります。
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シミ、そばかすをメイクで上手に隠すには?
シミ、そばかすをメイクで隠すには、ベースメイクが重要になる他に、血色感を出すチークの選び方や使い方なども大切になります。
それと同時に、ここではそばかすを上手に隠すメイクの方法をご紹介しましょう。
ポイントメイクの選び方
化粧下地
まずは化粧下地からしっかりと選んでいきましょう。
シミが目立ちにくい下地はそばかすにも効果的です。
また、近年では当たり前になってきたカラーコントロール効果のある下地も便利です。
カラーは色ムラやそばかすのカバーに特化した、オレンジ系やイエロー系がおすすめです。
ファンデーション
そばかすを隠すには、薄づきのリキッドファンデーションよりもカバー力のあるパウダーファンデーションがおすすめです。
肌なじみの良いカラーのファンデーションを使い、そばかすを馴染ませて隠していきましょう。
ファンデーションの色の選び方は顔の色ではなく首の色を基準にすると白浮きしません。
コンシーラー
そばかすに限らず、シミや赤み、ニキビ跡などを隠すときに使用するコンシーラー。
コンシーラーはそばかすにピンポイントに乗せていくように肌に乗せていきましょう。
そばかすの上に乗せたまましばらく放置してから指で叩き込むと、カバー力が上がります。
チーク
そばかすを隠しにおすすめなチークの色も、自分の肌色に合ったものから選んでいきましょう。
- イエローベースの肌の人は、ピーチピンクやオレンジレッド、ベージュ系の黄味の強いチークがおすすめ。
- ブルーベースの肌の人は、ピンクでも青みのあるピンクやローズ系、レッド系などのチークがおすすめ。

また、これらの色はチークの中では濃いめの色味になります。
普段は薄いピンクやオレンジを使っている人も、上記のような濃いカラーに変えてみるのも良いでしょう。
チークの種類では
チークの種類もこだわっていきましょう。
チークにはパウダーチークやリキッドチーク、クリームチークがあります。
最近人気のリキッドチークやクリームチークは、肌の内側からじゅわっと広がるような血色感が演出できますが、これらの場合は素肌っぽく仕上がってしまうため、思いのほかそばかすが浮き出て見えてしまいます。
そばかすメイクのチークの付け方
そばかすを隠すメイクの場合、ふんわりとした雰囲気を演出できるパウダーチークを使用していきましょう。
そばかすを隠すに効果的なチークの塗り方としては、上記で紹介したベースメイクを仕上げてから、付属されているチークブラシではなく、大きなチークブラシを使う方がきれいに仕上がります。
チークをブラシに取ったら、余分に含まれた粉を手の甲に落としてから頬にふんわりと乗せていきましょう。
- 知的な印象にしたい場合、斜めにチークを乗せていきます。
- 逆に、柔らかく優しい印象を出していく場合は、頬の一番高い部分にチークを軽く入れていきます。
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そばかすを生かすメイク方法
そばかすを隠すメイクとは反対に、そばかすを生かしていくメイクをしてみるのもおすすめです。

ベース
ベースメイクからそばかすを生かしていきましょう。
そばかすを魅せるために、ベースメイクはリキッドファンデーションで薄めに塗っていきます。
気になる場所はコンシーラーで薄く隠していきましょう。
濃く乗せるのではなく、厚塗り感が出ないように自分に合った色を薄く塗り広げていくイメージで塗っていくのがコツです。
スポンジで凹凸を隠す程度に、ポンポンと叩き込んでいくやり方もおすすめです。
アイシャドウ
そばかすを生かしたメイクに使用するアイシャドウは、オレンジ系やベージュ系がおすすめです。
オレンジ系のアイシャドウの場合、薄いオレンジブラウンのアイシャドウで目を囲むように塗ってから、目尻側を濃いオレンジでグラデーションを作りましょう。
リップやチークを濃く入れる場合、アイメイクは薄めにすると顔全体のバランスが取れます。
また、ベージュ系のアイシャドウの場合、縦にグラデーションを作ってから目の際に濃い色を入れていきましょう。
ベージュカラーのアイシャドウはラメ入りのリキッドアイシャドウなどを使うことでナチュナルなキラめきが可愛らしくなり、ベージュ特有の寂しさもなくなります。
チーク
チークは赤やピンクのチークよりもオレンジチークがおすすめです。
オレンジ系やベージュ系のアイシャドウとオレンジチークを合わせることで、異国の雰囲気が漂うような顔立ちになれます。
チークの種類はそばかすを隠すメイクとは逆に、パウダーチークではなくクリームチークで自然な素肌感を出していきましょう。
リップ
リップは統一感を出すためにアイメイクやチークと同じようなオレンジ系にしましょう。
アイメイクを濃くしている場合はじんわりとした自然さのある塗り方で、アイメイクを薄くしている場合は濃いめのはっきりとした塗り方で、顔全体のバランスをとっていくのが大切になります。
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おすすめのチーク
チークにも他の化粧品のように種類があり、それぞれの特徴によって得手不得手が異なりますので、ポイントメイクひとつでも、化粧品を変えることによってなりたい顔や雰囲気に近付いたりできます。
パウダーチーク
パウダーチークは肌なじみが良く、イメージに合ったカラーを選ぶことがおすすめです。
また、クリームチークやリキッドチークよりも色の展開が多いことが特徴なので、自分に合ったチークを探してみるのも楽しいかもしれません。
エクセル スキニーリッチチーク
- メーカー名:常盤薬品工業
- 商品名:エクセル スキニーリッチチーク
- 価格:¥1,650(税込)
パウダーなのにクリームのような密着感が特徴のこちらのチークは、付けやすさとぼかしやすさを両立しています。
長時間付けたての色味を持続させ、じゅわっとした血色感を演出。
ブラシ付きかつ薄型でコンパクトなので、持ち運びしてもかさばりません。
イヴ・サンローラン ブラッシュクチュール
- メーカー名:日本ロレアル
- 商品名・イヴ・サンローラン ブラッシュクチュール
- 価格:¥6,600(税込)
空気のように軽い質感に、肌に溶け込む仕上がりのイヴ・サンローランのチークは濃度調節も簡単に出来ます。
光拡散パールの配合濃度が異なり、<マット>、<サテン>、<シマ―>と、三種類の質感も選べるのも嬉しいところ。
また、ドライの状態で使えばふわりと肌になじみ、ブラシに水を含ませてウェットな状態で使えばよりクリアな発色が望めます。
キャンメイク グロウフルールチークス
- メーカー名:井田ラボラトリーズ
- 商品名:キャンメイク グロウフルールチークス
- 価格:¥880(各色・税込)
キャンメイクのグロウフルールチークスは、パウダーなのに粉っぽくならない、素肌のようなツヤ感を演出できるチークです。
毛量たっぷりのブラシに五色のカラーをくるくると含ませてから肌に乗せると、自然な血色感が演出できます。
「プチプラコスメもここまで来たか!」と感動する仕上がりです。
7種類のお色から選べます。
クリームチーク
さっと血色の良い肌にしてくれるクリームチークは肌に密着しやすいことから、汗や擦れなどにも強いのが特徴です。
さらに、ケースタイプやスティックタイプなど様々なパッケージの種類があり、家で使う場合や化粧直しに使う場合など、シーンに合わせた使い方をするのがおすすめです。
RMK マルチペイントカラーズ
- メーカー名:株式会社エキップ
- 商品名:RMK マルチペイントカラーズ
- 価格:¥3,300(税込)
チークにもリップにもマルチに使えるこちらのチークは、肌に乗せた瞬間にふわっと軽やかに発色します。
チークとして使えば内側から上気した自然な肌に、リップとして使えばピュアさが引き立つマットな唇を演出。
質感としては、ツヤとマットの中間あたりなので、普段使いでもおすすめです。
オーガニッククリームチーク
- メーカー名:アクア・アクア
- 商品名:オーガニッククリームチーク
- 価格:¥2,200(税込)
内側から上気している自然な頬にしたい人におすすめのこちらのチークはオーガニックコスメとなっており、石鹸で簡単にオフすることもできます。
また、ひと塗でナチュナルに肌を色付けできるのも嬉しいところ。
クリームなのにさらっとしたテクスチャーは、クリームチーク初心者さんにも使いやすいことでしょう。
セルヴォーク カムフィースティックブラッシュ
- メーカー名: 株式会社マッシュビューティーラボ
- 商品名:セルヴォーク カムフィースティックブラッシュ
- 価格:¥3,850(税込)
スティックタイプのこちらのチークはするすると頬に伸び、パウダーのようにさらりと密着する新感触のチークとなっています。
狙い通りに使えるスティックタイプなので、濃淡だけでなく範囲も思い通りに色付けられます。
抜け感のある仕上がりにしてくれるので、ヘルシーなイメージのメイクに最適です。
リキッドチーク
リキッドチークは、しっかりとした発色のものから薄付きのものまで様々。
なりたいイメージやパーソナルカラーに合わせた色味を一番に考えてみることがおすすめです。
アディクションチークポリッシュ
- メーカー名:コーセー
- 商品名:アディクションチークポリッシュ
- 価格:¥3,080(税込)
自然な血色を演出するこちらのチークは、重ねづけしやすくぼかしやすいので色味のコントロールが自在にできます。
さらっとした質感と美しい色味が持続し、さらにコシのあるブラシが使いやすいのも嬉しいですね。
ローズヒップオイル・ラベンダーオイルのエモリエント成分を配合しているのでハリ感をキープすることもできます。
ドド リキッドチーク
- メーカー名:株式会社 大山
- 商品名:ドド リキッドチーク
- 価格:¥968(税込)
こちらののリキッドチークはふんわりとしたナチュナルな血色感を演出します。
発色と共に伸びも良いのでよれずにフィットしますが、その発色の良さからカラー調節はやや難しめ。
つける量を注意する必要があるので、初心者の方はメイクに慣れてから使うのをおすすめします。
マジョリカマジョルカ クリーム・デ・チーク
- メーカー名:資生堂
- 商品名:マジョリカマジョルカ クリーム・デ・チーク
- 価格:¥935(税込)
ぷるんとしたツヤ感のある頬にしてくれるマジョリカマジョルカのクリームチークです。
ひと塗で肌に溶け込んで自然な血色感にしてくれる上に、細筆タイプでポイント使いしやすいのも特徴です。
プチプラでもあるので、初めてリキッドチークを使う方にも挑戦しやすいチークです。
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今回はそばかすがある人のためのチークの活用法について、ご紹介しました。
メイクによる色素沈着を防ぐためには、染料を使った化粧品を使用しないことが一番でしょう。
それでなくても、メイクをした日は必ずクレンジングでメイクを落とすことが大事です。
また、メイクに関して言えば、ベースメイクも重要ですがポイントメイクも大切です。
メイクでそばかすを目立たせないこともできますし、逆にそばかすを魅せたい人もそばかすをさらに魅力の一部にすることだってできます。
そばかすが目立ってしまうような気がしてチークが苦手という方も、使い方や種類をしっかりと選んでから使ってみるのもおすすめですから、ぜひメイクにトライしてみてくださいね。
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