そばかすができやすいのは遺伝!?どんな人がそばかすができやすいのか

ママに花のプレゼントをしてほっぺにキスをしている女の子 そばかす

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そばかすについて、なぜできてしまうのでしょうか。
よくシミと違って先天的だと位置づけられます。
なぜそばかすは遺伝するのか。
今回はそばかすと遺伝の関係をピックアップして見ていこうと思います。
そばかすで悩んでいる方、ぜひご覧ください。

赤毛・色白遺伝子がそばかすを創る

遺伝性のそばかすは色白の人に出やすいです。
肌が白くそばかすが黒いので、余計に目立つのです。

加えて色白・白人に多くみられるタイプのそばかすは、メラニン色素が他の人に比べて少なめという理由があります。
メラニン色素が他の人より少なめということは、紫外線によるダメージを受けやすいと言えます。

ヒトの色素とそばかす

ヒトの持つ色素はメラニンとも呼ばれているもので個人差があり、ヒトの肌、毛髪、虹彩の色を確定させます。

メラニンには深く凛々しい黒の特徴を発現させるユーメラニン、明るく爛漫な黄の特徴を発現させるフェオメラニンの二種類があり、この二つのどちらをどれだけ含有しているかでそのヒトの色素が決まります。自撮りをする二人の白人女性例えば、ユーメラニンを多く含有している場合は髪の毛は黒くなり、ユーメラニンとフェオメラニンをバランスよく含有している場合は茶髪を持つようになります。

髪の場合

  • 金髪→黄色のフェオメラニン
  • 赤毛→赤色のフェオメラニン
  • 黒髪→ほとんどがユーメラニン

このような関係になります。

タンパク質の一種であるMC1R遺伝子(メラノコルチン1受容体と呼ばれている)を持つヒトはフェオメラニンを多く含有している傾向にあります。
フェオメラニンを多く含有しているヒトは、そばかすを作りやすい体質です。
なぜなら紫外線を浴びると、逆に活性酸素を作ってしまうからです。
活性酸素
活性酸素はヒトの体内に入った酸素が変化したもので、本来の役割は体内の悪い細菌・雑菌・ウィルス・病原菌を分解しやっつけてくれます。
ですが、この活性酸素は増えすぎると肌に悪さをするようになってしまうのです。

活性酸素には細胞を酸化させてしまう作用もあります。
これが皮膚に到達すると皮膚の細胞を酸化させてしまい、シミ・そばかす・シワを引き起こしてしまうのです。

ユーメラニンの割合が高いヒトは、紫外線を受けると活性酸素を除去しようとするユーメラニンが働いてくれますが、フェオメラニンは活性酸素を撃退するのが苦手で、どんどん活性酸素を作っていってしまいます。

フェオメラニンが肌へのダメージを守ろうとしてくれず、止む無くメラニン色素を分泌し、それが沈着されてそばかすとなってしまうのです。

メラニンと皮膚の構造

角質層皮膚とメラニン色素の因果関係について解説するには、皮膚の構造について掘り下げる必要があります。
ヒトの生体内を防護服のように包み込み守ってくれているのが皮膚です。

  • 肌の表側、空気に触れている部分→表皮
  • 肌の内部、表皮の内側の部分→真皮

さらに内側には皮下組織があります。

ターンオーバーは真皮から表皮に、規則正しく押し上げられる形で行われます。

表皮は主に二種類の細胞から形成されています。
表皮の表側のケラチノサイトと底に存在しているメラノサイトの二つです。

ケラチノサイトは表皮の最も硬い部分で、殺菌作用のある脂質やケラチノサイト自身を形成するケラチンなどさまざまな成分を産生し、肌を第一線で保護してくれています。
細胞としての生気を失ったあとも殻のようにしばらく残り続けます。

よく皮膚から垢が落ちますが、垢の正体は頑張って肌を守り続けてくれたケラチノサイトだったのです。

人差し指を出している白ニットの三つ編み女性話は変わりますが真皮の仕組みで線維芽細胞というのがあります。
この細胞は血小板と協力関係にあり、真皮を健康に保つコラーゲンを生み出したり皮膚の傷を治そうと働いたりしてくれています。

真皮はコラーゲンを蓄えると弾力性と伸縮性を持つようになり、それを潤いとして表皮にも分け与えようとしてくれます。
ターンオーバーだけでなく、表皮に栄養を行き届かせる役割も担っています。

メラノサイトとメラニンの関係
メラノサイトはメラニンと密接な関係にあります。
ニキビや紫外線はメラノサイトにまでダメージを与えます。
外部からの刺激を感知したケラチノサイトがメラノサイトに危機サインを送ります。

すると、メラノサイトは皮膚の細胞核を守ろうと、細胞小器官メラノソームから酵素チロシナーゼを分泌し活性化させます。

メラノサイトで生み出されたチロシナーゼはケラチノサイトに送り込まれる過程で、メラニンも出てきます。
チロシナーゼがメラニン色素を形成する鍵となり、皮膚が色を帯びるのです。
日焼けはこうして起こります。

このように表皮内のメラニンの動きだけでも、ここまで複雑なのです。

弥生型と縄文型ではそばかすができやすいのはどっち?

実は縄文型の体質の方にそばかすができやすいと言われています。
ヒトの体質には縄文型弥生型の二種類があるんです。
個人差はありますが、まずこの二つの型について解説します。

まずは縄文型の方の特徴です。

縄文型の特徴
顔全体 幅が広く四角く、彫りが深い
高くて長い
大きく丸い
二重
厚い

顔は角ばっていて直線的で、鼻筋や皺眉筋の彫りが深く立体的、唇は厚めで、丸く大きな目を持つヒトが多く、眉や髭を含め体毛は濃い方が多いです。

日本では北海道のアイヌや沖縄の琉球人、あるいは九州地方で縄文型の人は残っていると言われています。

赤い背景で黒い服を着てポーズをとっている彫りの深い女性二人もう1つ弥生型と言われる体質があります。

弥生型の特徴
顔全体 上下に長い、のっぺりしている
低くて広い
小さく細い
一重
薄い

丸っこい形をした顔を持つ方が多く、パーツの彫りが浅く平坦で、唇と体毛が薄く、細く小さい目を持つヒトが多いです。

こちらが典型的な日本人の顔立ちだと言えるでしょう。

黒い着物を着て供物を届ける日本人女性そばかすができやすいのは縄文型です。
シミのできやすい縄文型の遺伝子はヨーロッパやインドに、シミのできにくい弥生型の遺伝子は東アジアに多く存在しています。

縄文型のほうがそばかすを発現させやすいという事実は、ポーラ化成工業株式会社の研究グループによって解明されました。
このことは遺伝子分析で判明されたのです。

縄文型の方や縄文型に近い骨格や体質の特徴を持つ日本人は、肌にシミができやすい傾向があるという研究結果が出ました。
そのシミのできやすさは最大で18.7歳の加齢に相当する差があることには、驚きです。

現在の日本人は縄文型と弥生型の両方の遺伝子を受け継いでいて、それぞれの度合いは人によって異なっているそうです。

ともあれ、顔や肌の体質でシミやそばかすのリスクがある程度決められてしまうのは、何とも悲しい気もしますね。

そばかすは遺伝以外ではできないのか

大人になってから発現し始めるそばかすは厄介です。
子どもの頃から出る先天性のそれとは違い、自然に消えていく可能性は低く、むしろ加齢に伴いどんどん濃くなり目立ちやすくなっていってしまう性質となっています。

紫外線

公園で強い日差しを感じている紫外線対策バッチリの女性そばかすもシミと同様紫外線で悪化します。
それは紫外線が当たることによってメラニンが増えるからです。
それが肌にダメージが蓄積されて、だんだんとそばかすも増えたり濃くなったりするのです。

そもそもそばかすができやすい方は紫外線に弱い性質を持っています。
思春期をピークに通常は薄くなるそばかすですが、薄くならない場合は元々肌が弱く紫外線などの外部からの影響を受けやすい可能性があるということです。
よって、きちんとしたケアが必要です。

強すぎる力で行われる洗顔、クレンジング、フェイスマッサージの際の摩擦も肌を傷つけ、それもそばかすができる要因にもなります。
スキンケア1つでも気をつけなければなりません。

女性ホルモン

ホルモンのバランスにおいてもシミやそばかすを濃くしてしまいます。
肌の代謝に悪影響を及ぼすからです。

本来の役割は妊娠維持ほか生理的機能を助ける女性ホルモンですが、然るべきとき以外にこれが活発に働いてしまうと、シミをはじめさまざまな肌荒れを引き起こします。
性腺と副腎皮質に女性ホルモンの一種である黄体ホルモンが産生されます。

本来与えられるべき役割を見失った黄体ホルモンが、メラノサイトを刺激しメラニン色素の分泌を促してシミやそばかすを発生させてしまうのです。

ストレス

不満そうに頭を抱えている白いカットソ-の女性ストレスが過重になってもシミやそばかすが表れると言われています。
ストレスの重圧を感じると、それを解消しようと肝臓・腎臓・副腎皮質の副腎器官が働きます。
しかし、度重なるストレスに副腎器官もやがて疲れ果ててしまいます。
すると、脳がさらに副腎器官を働かせようと刺激するためのホルモンを分泌し出すのです。

シミやそばかすを誘発するそのホルモンは2種類あります。

  • 副腎皮質刺激ホルモン
  • メラノサイト刺激ホルモン
さらに、前項で述べた副腎皮質の分泌する黄体ホルモンもメラノサイトを刺激するので、シミが増えていってしまうのです。

ビタミンの不足

ビタミンCはメラニンの生成や酸化を抑えてシミを防いでくれる栄養分なので、それが失うとそばかすが表れたり悪化し出したりします。
睡眠不足や喫煙をしていてもビタミンCは不足してしまいます。

ビタミンCは細胞と細胞を繋ぎ合わせる働きをしていたり、紫外線に対する皮膚の抵抗力を強めてくれるコラーゲンを作るのに重要な栄養素なので、偏食して栄養のバランスを崩さないようにしましょう。

遺伝もあるが紫外線も

噴水が見える広場で親子でポーズをとっている光景雀卵斑とも呼ばれているそばかすの多くの遺伝は色白のヒトに多く見られます。
フェオメラニンの性質が多く含まれているヒトは先天性のそばかすが出やすいです。

また、顔の彫りが深く体毛が濃く目の大きい縄文型と呼ばれるヒトの中には、遺伝や体質上そばかすを発現させることも分かりました。

一方、先天性ではなく大人になってから後天的にそばかすを発症させるケースもあります。
こちらはシミと似た性質・特徴を持ち、紫外線やストレスで悪化しやすいです。

そばかすの理論的な部分が分かったところで、どうケアすれば良いかが課題です。
まずは後天的なそばかすの原因にも挙げられている紫外線対策をして、シミやそばかすを濃くしたり増やさないように努めてみましょう。

その他にはストレスやビタミンCの不足もシミやそばかすの原因になるので、栄養バランス規則正しい生活を心がけましょう。

 

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