くすみとは、文字通りくすむことです。
黒ずんだ色が出た時にもくすみという言葉を使います。
これは出来てほしくないという意見が多いかと思います。
このくすみの原因から治療方法、その治療のおおよその価格も掲載させて頂きましたので、興味を持っていただけましたらご覧ください。
Contents
くすみの原因
くすみの原因は大きいものは次の7つです。
- 血行不良が原因のくすみ
- メラニン色素が原因のくすみ
- 乾燥によるくすみ
- ターンオーバーの乱れが原因のくすみ
- 毛穴の汚れが原因のくすみ
- 糖化が原因のくすみ
- 肌老化が原因のくすみ
①血行不良が原因のくすみ
血液の流れが悪くなると、肌の組織や細胞に満足な栄養が届かなくなります。
血液の流れが悪くなる原因に疲れ、ストレス、運動不足、睡眠不足、冷え性、顔冷え等があります。
さらにリンパの流れも悪くなり、老廃物の排出が滞ります。
血行不良とリンパの流れの悪化は顔のむくみをもたらし、お肌のターンオーバーを乱します。
皮膚は表皮、真皮、皮下組織から成ります。
その中でも表皮はさらに内側から、基底層、有棘層(ゆうきょくそう)、顆粒層(かりゅうそう)、角質層(かくしつそう)と4層構造になっています。
その基底層で生まれた細胞は形を変化させながら表面に押し上げられていき、死んだ状態で角化細胞となります。
しかし、この細胞は新しい細胞に押し上げられるように表面に上がり、最後はアカとなってはがれ落ちる構造になっています。
②メラニン色素が原因のくすみ
紫外線によってシミのようにできるのがこのタイプのくすみです。
紫外線によってダメージを受けると、お肌を守るために表皮の基底層という層にあるメラノサイトでメラニン色素が作られます。
素肌が健康なら、先ほどのターンオーバーで古い角質と一緒にメラニンも排出されますが、メラニン色素が作られ過ぎてしまうと、色素沈着してくすみやシミを引き起こします。
その他には、肌への何らかの刺激やターンオーバーの遅れがある場合も、メラニン色素の排せつが遅れてくすみの原因となることもあります。
③乾燥によるくすみ
お肌が乾燥していてもくすみとなってしまいます。
肌の潤いが十分ならお肌の表面はキメが整って、光を反射して美しく見えます。
そうなったツヤのあるお肌となります。
しかし、乾燥肌になってしまうと、肌表面が整いを欠いて、それが影になって暗く見えてしまいます。
さらにいうと、くすみにも乾燥肌が原因のものが多いです。
特に冬場は乾燥肌になりやすく冬だけくすんでしまうなら、それは乾燥肌が原因であることが多いです。
最近では、夏のエアコンでお肌が乾燥してしまい、夕方だけくすみが目立ってしまう場合もあります。
肌質が乾燥肌傾向の人は注意したいものです。
そして、敏感肌の方も乾燥から来るくすみが目立ちやすいので同じく注意が必要です。
乾燥肌の対策はエイジングケアの基本となります。
エイジングケアとは、エイジング(加齢)によって生じるシワやたるみなどの肌トラブルを予防するためのケアです。
④ターンオーバーの乱れが原因のくすみ
ターンオーバーの乱れもくすみの原因になります。
加齢もそうですが、乾燥や生活習慣の乱れなどにより、肌のターンオーバーが乱れてくると、古い角質が肌表面に残って角質肥厚の状態になることがあります。
(角質肥厚とは角質が肥えて厚くなってしまうことです。)
そうなると、肌がごわつき、灰色にくすんで見えてしまいます。
(肌がごわつくとは、肌の表面が硬かったりくすんだりする肌トラブルの一種です。)
一方で、ターンオーバーが進んでしまった状態では未熟な角質層が表皮に上がってきます。
未熟な角質層はキメが乱れる原因になって結果、くすみになってしまうことがあります。
よって、ターンオーバーの正常化も大事なエイジングケアです。
⑤毛穴の汚れが原因のくすみ
どういうことかというと、まず、ホコリや皮脂、古い角質などが毛穴に詰まると角栓になります。
その角栓が目立つと、お肌がくすんで見えることもあるということです。
角栓などの汚れはお肌が酸化して過酸化脂質ができることで黒くなり、顔全体が暗くくすんで見えるようになります。
毛穴が原因のくすみの傾向は、次のようになっています。
- 毛穴が目立っている
- メイクを落とさないで眠ってしまうことがある
- 敏感肌、インナードライの傾向
- 角栓を毛穴パックやスクラブ入り洗顔料で取っている
- 角栓を毎日除去している

⑥糖化が原因のくすみ
糖化(とうか)もくすみの原因となります。
糖化とは、デンプン等を分解する化学反応のことです。
糖化になるのは体の中だけと思いがちですが、実は肌も糖化します。
体内の糖質がたんぱく質と結びつくことによってAGEs(最終糖化生成物)という物質になって、体のいろんな部分にダメージを与えてしまいます。
さらに、糖化は糖尿病や動脈硬化なども引き起こすので注意が必要です。
お肌においても、コラーゲンやエラスチンを硬化させて肌を老化させるので、エイジングケアでも対策したいものです。
さらに、AGEs自体が黄褐色のため、黄ぐすみや茶ぐすみの原因となります。
また、糖化が原因の方の傾向は以下の通りです。
- お肌は黄色っぽいまたは茶色っぽい
- お肌のハリや弾力もなくなってきた
- スイーツをよく食べる
- 油っこい食べ物が好き
- 血糖値が高い
⑦肌老化が原因のくすみ
くすみの原因の最後は肌老化です。
今までの項目と重なる部分はありますが、お肌の老化の原因も色々あります。
加齢はもちろんですが
- お肌の菲薄化(ひはくか)
- 紫外線によるダメージ
- 酸化による肌のダメージ
- お肌の乾燥
- 糖化による肌のダメージ
- 女性ホルモンの減少
- 血管やリンパ管の老化
お肌が老化すると真皮の線維芽細胞が衰え、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンが減少してしまいます。
また、先ほどのターンオーバーの期間も長くなってしまい、結果としてお肌の角質は厚くなります。
美容皮膚科とは。どんな治療を行っているの?
美容皮膚科とは、美容を目的とした皮膚科の診療分野です。
受診する方は皮膚に疾患がある場合だけではなく、美容を目的とする場合もあります。
次の項目の値段のところでも出てきますが、治療法を紹介させていただきます。
ライムライト
シミ、そばかす、毛穴、小ジワ、肌の赤みの治療をします。
IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる光を顔全体に照射します。
こちらは日本人の肌を考え、開発されています。
シミやそばかすにも効果が期待されています。
POTENZA(ポテンツァ)
綜合美肌マシンの名称です。
肝斑、ニキビ跡、小じわなどに対応できます。
真皮層に直接ラジオ波の熱刺激を与える機能と、ラジオ波の直後に薬剤を均等に高浸透させて治療効果を高める「ドラッグデリバリーシステム」を行うことが出来ます。
痛みのある治療が多い中、POTENZA(ポテンツァ)は痛みに配慮しています。
美容皮膚科の値段や口コミ
特定の病院の美容皮膚科の値段や口コミは載せることはできないですが、一般的な値段やよくある口コミは載せさせていただきます。
まずは値段からです。
治療は色々あり、その治療によっても値段は違ってきますが、2つだけ紹介させていただきます。
- ライムライト
こちらは日本人の肌のために開発された美肌マシンですから、1回3万円強。
これはどの治療方法もそうですが、複数回を前払いすると安くなります。 - POTENZA(ポテンツァ)
チップを複数使いますが、直接RF照射します。
皮脂腺という、ニキビの発症するところを破壊します。
ニキビ1個から10個の治療で3万円くらいです。
さらに、評価を表す星を最大5つで表し、その星がおおよそいくつ付いているのかも載せさせて頂きます。
眉の上のホクロがコンプレックスでした。
顔のホクロなので、跡にならないかが不安でした。
たまたま友人が品川でヒアルロン酸を打っていたので、紹介してもらってカウンセリングを受けたのですが、説明を丁寧にして下さり、実例を見て跡に残るかもという不安はなくなりました。
1時間ほどで帰ることが出来ると聞いたので、その勢いのまま除去してもらうことにしました。
除去はあっという間に終了しました。
その後のケアについても、しっかりアドバイスを頂き、心配なく帰りました。
シミも気になってきたので、シミ取りもしようか迷っているところです。
男性でも居心地がいいところでした。担当してくれた先生が男性だったので、話しやすかったです。
目の相談をしたら、1DAYナチュラルプレミアムをおすすめされました。
対応してくれた先生は、絵を描きながら話をしてくれるので、わかりやすかったです。
顔に自信がつきました。
ニキビ跡を治療したくて行ったのですが、やりたかったメニューのパール美肌はほとんど効果がないと言われました。
HPにはニキビ跡と書いてあるのに…。
言われるがまま、単価の高い治療をしましたが、ニキビ跡には全く効果がありませんでした。
フォトシルクプラスという治療を4回やったのですが、ニキビ跡は消えませんでしたし、シミも全く消えませんでした。
しかも、最初の3回は弱い出力で実行して4回目で出力上げますと言われました。同じ値段なら、最初から強い出力でやってほしかったです。
ホクロは結構取れましたので、ホクロ取りには効果ありです。
くすみの治療にはどんな方法があるのか
くすみには大きく分けると、黒くすみ・茶くすみ・青くすみ・赤くすみ・黄くすみがあって、それぞれ治療の方法が違います。
黒くすみ
黒くすみは過剰な皮脂の酸化が原因です。
なので、過剰な皮脂を抑える薬を服薬するのが良いです。
その薬には次のようなものがあります。
「メサルモン-F」「低用量ピル」「ビタミンB6」「ビタミンC」。
前者2つはホルモンに関わるものです。
なので、体調によっては合わない場合があります。
ですが、後者2つはビタミンなので副作用はないですので、安心して服用できます。
茶くすみ
茶くすみは茶色く日焼けしたようなくすみです。
治療方法はメラニン色素の対策となる光治療が良いです。
マシンを使うのが一般的です。
「フォトシルクプラス」「フォトフェイシャル」「フォトRF」が代表的なマシンです。
ほとんどのクリニックには、どれかが設置されています。
皮膚の表面を傷つけることなく治療できるので、ダウンタイムがなく、治療後すぐにメイクができます。
ここでダウンタイムとは、施術が終わってから回復するまでの期間のことです。
美容の治療にダウンタイムはつきものです。
青くすみ
青くすみは血行不良が原因で出来ます。
特に、目の下に青っぽいクマができる人は、血行を良くすることで改善できます。
治療は「ヤグレーザーピーリング」が効果的です。
これは表面の古い角質を取り除き、肌の深いところへ熱を届けてコラーゲンを増殖させる働きがあり、熱が加わるので血行不良にも効果的です。
ですが、クリニックで青くすみに関しては、他には特別効果が高いものが無いというのが現実です。
日頃のお手入れとライフスタイルの影響が大きいです。
赤くすみ
このくすみは血液の色素が沈着してしまって、赤くすみが起こります。
このくすみには色素沈着を解消する茶くすみと同じように「フォトシルクプラス」「フォトフェイシャル」「フォトRF」などの光治療が効果があります。
また「ダイレーザー」という赤いアザの治療で使われるレーザーを使用することもあります。
くすみは気になると思いますが、擦ってしまっても悪化させてしまうので、注意した方がいいです。
紫外線対策や保湿も行なった方がいいです。
黄くすみ
最後は黄くすみです。
その名の通りですが、全体的に黄色っぽく見えるくすみです。
こちらは糖化が原因です。
糖化とは、デンプンなどの多糖類を、少糖類・単糖類に分解する化学反応のことですが、残念なことに黄くすみは美容皮膚科でも劇的な改善方法がない現状です。
失敗しない美容皮膚科の選び方
ご自身の体を治療に預けるわけですから、美容皮膚科選びは失敗したくないですよね。
良いクリニックのポイントは次の5つです。
- 医師の経験は豊富か
- 信頼できる薬品を使っているか
- カウンセリングに時間をかけてくれるか
- カウンセラーと担当医は同じか
- 料金は適正か
医師は医師免許さえ持っていれば美容皮膚科を開くことができます。
けれど、その施術内容は薬品を使ったり、メスを入れたりと簡単な治療法ではありません。
同様に信頼できる薬品も体に注入するわけですから、必ずチェックしましょう。
そして、4番目のポイントですがカウンセラーにご自身の意向を伝えてもそれが施術者に伝わってなければ、不安になってしまいます。
最後のポイントの料金ですが、高すぎるのも問題ですが逆に安い料金でも効果が低かった場合、ムダになってしまいます。
ですから、クリニックの選び方に慎重にならなければなりません。
くすみにおける美容皮膚科の様々な治療方法とは
くすみの原因と美容皮膚科で行なっている治療方法を、載せさせて頂きました。
くすみの原因を7つ紹介させていただきましたので、是非ご覧ください。
さらに、美容皮膚科とそこでの治療内容の説明をさせていただき、値段と口コミ、治療方法や美容皮膚科の選び方を少しですが載せさせて頂きました。
くすみは出来てほしくないものですから、くすみにとって美容皮膚科がどんな場所なのかこの記事をお読みいただきお役に立てれば幸いです。
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