くすみをカバーするのにはメイクで肌の色をそらすのも一つの手です。
くすみをカバーするのに最適な化粧下地とは?
あるいはメイクをしても、くすみが顔全体にかかっているような気がする…
そう悩んでいる方向けの記事になっています。
今回はこれらのお悩みについて解説していきます。
Contents
くすみの原因
肌にくすみができる原因として、角質層が厚くなるということが原因として考えられます。
年齢を重ねるごとに皮膚のターンオーバーの速度が落ちてしまうことで、古くなった角質細胞が肌の表面に溜まり、それがくすみとなって現れます。
老化はもちろんのこと、乾燥、毛穴の酸化、紫外線、他にも糖分を摂取し過ぎることによって肌が糖化し、焦げてしまうこともあります。
糖化
簡単に言うと甘いケーキやお菓子の食べ過ぎで肌が焦げるという原因です。
これにはメイラード反応という現象があります。
この現象はアミノ化合物であるアミノ酸や、ブドウ糖や果糖などの還元糖が結合することによって起きる、パンなどの食品に焼き色がつく現象です。
この焼き色がつく要因の一つとして、メラノイジンという物質が関係しています。
甘いケーキやお菓子を食べ過ぎることで過剰にブドウ糖や果糖を摂取し過ぎてしまうと、体内で糖類を使いきれずに余らせてしまいます。
余分な糖分がどうなるかというと、血液中に存在する糖類やタンパク質、体の組織を形成するコラーゲンに結び付き、AGEという老化原因である物質を生み出します。
また、AGEが多くなることによって、肌が糖化し、日焼けを起こしやすくなります。
また、悪影響を受けるのは皮膚だけではなく、体内の骨にまで及びます。
糖化した骨はキャラメルのような色へと変色し、脆くなります。
骨粗しょう症の原因になるだけではなく、骨折などの原因にもつながります。
雑なクレンジング
肌のくすみにつながる要因の一つとして、クレンジングをする際に雑に済ませてしまったり、クレンジングにかける時間が短いと、肌がくすむ原因へとつながります。
女性がメイクを落とすのにかける時間は30秒未満から1分未満の時間が最も統計で多く、30秒程度の洗顔であれば、小鼻や目の下など顔の突出した部位やへこみがある部位にメイクが残っているため、そのメイクの粉や油脂などが酸化し、肌への負担となります。
もちろん炎症も起きるため、肌を守るためにメラニンも多く出現します。
これが肌のくすみの原因となり、角層機能の低下や乾燥も引き起こします。
肌の乾燥や血行不良
この原因は他の肌トラブルにも当てはまるように、乾燥によって肌のターンオーバーが乱れて、肌の古い角質が剥がれ落ちにくくなるためにくすみも起きてしまいます。
肌のキメが失われ、透明感も無くなります。
また、血行不良に関しても血液の流れが滞ってしまいますから、停滞して溜まった血液が透けて見えて、肌が暗くなります。
今更聞けない、化粧下地とは
化粧下地とは、ファンデーションを肌に塗る前に使用する化粧品のことを指します。
プライマーとも呼ばれており、プライマーとは、直訳すると英語やスペイン語で「最初に」を意味します。
その名の通り、下地を作るための塗装などといった意味合いを持ち、ファンデーションを使う前に塗る・下塗りといった用途に用いられます。
毛穴や肌の突出やへこみを平面にし、目立たなくしてカバーする化粧品です。
- 肌のくすみやシミをカバーして、肌印象を良くする
- 皮脂を抑えて化粧崩れを防いだり、肌を整える
- 日焼けによるシミやそばかすを防ぐ
- ファンデーションを直接塗ると刺激が強いので、そのダメージを少なくする
ちなみに、CCクリームも同様に1本でベースメイクが完成しますが、薄付きなのが特徴でナチュラルなメイクを目指す人にはおすすめなアイテムです。
化粧下地の色はどんな色があるの?その選び方
化粧下地の基本的な色は、ベージュ、ピンク、グリーン、イエロー、パープル、無色の6種類が存在します。
それぞれの色ごとに肌に与える効果は違ってくるため、肌悩みに合わせて色を選んだり、与えたい肌の印象別に選ぶようにしましょう。
それぞれの化粧下地の色が与える効果
化粧下地の色別の種類 | 説明・特徴 |
ベージュ | ニキビの痕や顔に出来たシミやクマを隠したい・カバーしたい方は、ベージュの化粧下地がおすすめです。 皮膚の色のムラを均一にし、肌印象を綺麗に見せることが可能です。 |
ピンク | ピンクの化粧下地は、肌のくすみや暗さが気になる場合や、青白くなりやすい肌におすすめです。 血色を良く見せ、自然な印象を与えることができます。 |
グリーン | グリーンの化粧下地は、赤みを抑える効果を持つ化粧品です。 顔の赤みや、赤ら顔といった赤みを帯びた顔をカバーする際に最適です。使い方として重要なのは、顔全体にまんべんなく塗るのではなく、ニキビの痕やシミといった顔の気になる箇所にピンポイントで使用するようにするのが効果的です。 塗り過ぎても顔全体の印象が暗く見えるため、注意しましょう。 |
イエロー | シミやそばかす、クマを隠す・カバーする場合におすすめなのがこのイエローカラーの化粧下地です。 カバー力も高めで、肌に馴染みやすい色でもあり、顔全体を明るく見せる効果があります。 日本人はイエローベースの肌が多いため、この色の化粧下地がマッチしやすいと言えます。 |
パープル | パープル系の化粧下地は、くすみを消す効果が高く、肌を明るく見せ、透明感を引き出す特徴があります。 ピンポイントで使用しても、肌にハイライトを与える事が可能で、目の周辺や頬に使用するのもおすすめです。 |
無色 | 無色の化粧下地は、素肌の色を損なうことなくメイクへと繋げられます。 無色といっても幅が広く、白から乳白色、無色透明まで様々な色幅があり、自分に合った色を使用するのが望ましいでしょう。 厚塗り感を抑え、ナチュラルなメイクの仕上がりを期待できます。 |
この中ではパープルの化粧下地が一番くすみに適している色だと言えます。
使用する方の肌の色にもよりますが、色白の方はピンク、色黒の方はオレンジやベージュも合います。
化粧下地の種類やタイプで選ぶ方法
次は化粧下地の種類から選び方を押さえておきましょう。
化粧下地にも他の工程で使用する化粧品と同じように種類があり、4種類ほど存在しています。
化粧下地の形態 | 特徴 |
リキッドタイプ | 乳液を思わせる、柔らかい化粧下地です。 液体のため肌に均一に伸ばしやすく、肌へのなじみも高く、使いやすいのが特徴です。 保湿成分や美容成分を多く配合した化粧下地もリキッドタイプには多いため、スキンケアをしつつメイクも行えるのもポイントです。 |
クリームタイプ | クリームタイプの化粧下地の特徴は、カバー力があることです。 リキッドタイプの化粧下地と比較するとしっかりとした質感で、濃厚な保湿力の高いタイプが多いです。 肌への密着力も高いため、しっとりした仕上がりになります。 厚塗り感が出やすく、使用する量は適度に抑えるようにしましょう。 主に肌には部分的に使用するようにします。 肌トラブルである、くすみ、赤らんだ顔、クマ、そばかすなどに効果を発揮します。 |
ムースタイプ | ムースタイプは肌へのつけ心地が軽く、ふんわりしている感触が特徴的です。 肌と接すると爽快感があり、少しの量でも肌馴染みが良いのがメリットです。 爽快感もさることながら、さらりとした感触であり、肌への負担も掛かりにくいです。 スポンジを使って肌へ広げるのが肌馴染みを良くするポイントです。 敏感肌に対しても刺激が少ないのでおすすめです。 |
ジェルタイプ | ジェルタイプは潤いとみずみずしさを持つ化粧下地です。 肌にハリやつやめきを出すことができる特徴を持ち、軽いつけ心地で皮膚への刺激も少ないです。 多くのタイプが軽いつけ心地のため、厚塗りになりにくいメリットを持っています。混合タイプの肌や脂性肌にも相性が良いうえに、ファンデーションの代わりにも使えます。 |
化粧下地の正しい使い方・間違った使い方
化粧下地は、基本的にはファンデーションとセットで使用すると開発元やブランドが想定して製造されているものであり、基礎化粧品を肌に使用した後に化粧下地をし、ファンデーションを使用します。
また、化粧下地は種類や効果で使用するべき商品が変わっていきます。
肌色をコントロールしつつ表現をするのはもちろん、紫外線の防止効果もあるほか、質感も演出できます。
顔全体にメリハリをつけず、まんべんなく厚塗りをしてしまうと、顔と首の境界線に層ができてしまい、顔だけが浮いているような状態になります。
額に塗りすぎても同様で、年齢が上がって見えるため注意しましょう。
この全体的に厚塗りをした化粧下地の上に、ファンデーションをさらに厚塗りしてしまうのも避けた方が無難です。
- まず手の甲の一部分に収まるような量を出します。
- その出した化粧下地を半分くらいスポンジなどに含ませ、片側の頬の骨あたりの部分に、しっかりつけます。
- その後、頬の骨につけた化粧下地を頬の周辺や口の周辺へ伸ばしていきます。
- 残りの半分の下地を使い、まだ下地を伸ばしていない頬の骨にもしっかりと伸ばし、頬と口の周辺へ同じ要領で伸ばします。
皮膚が厚い頬の骨の部分には厚めに塗り、それ以外の皮膚が薄めの部位には薄く下地を塗るようにすることで、仕上がりが立体感を持つようになります。
肌全体に化粧下地を塗り広げることができたら、化粧下地の仕上げとしてスポンジで顔全体を軽く叩き、肌になじませます。
この際、気になるシワや赤みがある場合、コンシーラーを軽く塗るようにします。
最後にベースメイクの仕上げとするファンデーションは、化粧下地と同じ要領で頬の骨に多めにつけた後、そこから外へ向かって薄く引き伸ばします。
鼻と額も軽く化粧下地を伸ばすように塗ります。
くすみをカバーするのに最適なおすすめな化粧下地
では、一例になりますが、くすみ肌に最適な化粧下地をご紹介していきましょう。
マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベース EX
- メーカー名:資生堂
- 商 品 名:マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベース EX
- 価 格:¥2,860(税込)
- SPF25/PA+++
テカリやかさつきを防いでくれる化粧下地です。
過剰な汗や皮脂を吸収してくれ、毛穴やテカリを目立たなくさせます。
13時間も化粧が持つというデータもあります。
メディア メイクアップベースS(オレンジ)
- メーカー名:カネボウ化粧品
- 商 品 名:メディア メイクアップベースS(オレンジ)
- 価 格:¥825(税込)
- SPF27/PA++
肌のくすみにはオレンジの化粧下地です。
肌のくすみを補正して、パッと明るく健康的な肌にします。
大人の開いた毛穴にもしっかりカバーします。
リンメル ピュアナチュラル ブライトスキン ベース
- メーカー名:RIMMEL LONDON
- 商 品 名:リンメル ピュアナチュラル ブライトスキン ベース
- 価 格:¥1,320(税込)
- SPF24/PA++
毛穴や色ムラ、赤みなどを自然にカバーするピーチカラーとなっています。
高い保湿と潤いが持続する化粧下地です。
べたつきの少ない油剤を配合しているので、みずみずしく滑らかに広がります。
化粧下地の選び方でくすみをカバー
今回くすみ肌に悩んでいる方におすすめな化粧下地の役割や種類をご紹介してきました。
くすみはお肌の乾燥や血行不良、または糖化という現象によっても出来てしまいます。
そんなお肌に化粧下地はおすすめです。
化粧下地はファンデーションの前段階に使うアイテムで、最適な色はパープル、ピンク、オレンジとなっています。
もちろん、その人の状態や肌質によっても変わってきますから、皆さんご自身の肌に合う化粧下地を見つけてみて下さい。
化粧下地でくすみ肌を改善していきましょう。
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