日焼けしたくないとお悩みの方、多くいらっしゃるかと思います。
最近は美白が注目される中、日に焼けて肌が黒くなってしまうのは嫌ですよね。
日焼けにおける最大の敵は紫外線です。
そして、その対策となるのが化粧下地。
今回は紫外線や化粧下地についてまとめた上で、美白を守るおすすめのUV下地をご紹介します。
紫外線と日焼け
日焼けのプロセスについて知るには、まず基礎から学ぶことが大切です。
あらかじめ肌について知る必要がありますので詳しく見ていきましょう。
正常な皮膚はこうして入れ替わる
表皮について少し説明します。
肌表面にあたる層、表皮とは上から角層、顆粒層、有蕀層、基底層という順の層でできており、肌のサイクルで重要な機能を担う基底層が新しい皮膚を作っています。
肌の新陳代謝の仕組みは基底層でできた新鮮な皮膚が、約28日間で基底層から顆粒層、有蕀層、角層の順に上がっていき、最上層の古い皮膚は剥がれ新しい皮膚に変わります。
日焼けによる影響
日焼けというのは正確には太陽光による炎症(日光皮膚炎)のことを指します。
では、皮膚のどの部分が火傷するのでしょうか。
上記に述べた表皮という肌の最前の部分に日差しのダメージ(紫外線)を受けます。
人の体は一度、日に焼けた表皮はその後に日光を浴びても良いように紫外線を吸収しやすくなっていますが、強い紫外線を重度に浴びるとメラニン色素が過剰に生成されシミやソバカスの原因となります。
インドネシア、ケニア、ブラジルなど赤道が近い国や高地などは太陽光が強く紫外線が強まっていく傾向にあり、南極に近い地域では急激なオゾン破壊が進むことによって形成されるオゾンホール(オゾン層が空いた穴)に陥りやすく、人体に直接悪影響を与える紫外線量が降り注ぐ時があります。
また、紫外線は反射するため地表の表面の状態により紫外線の反射率が異なり、砂浜は約25%、雪原は80%もの反射率があるので要注意です。
夏の浜辺、冬の雪山でのレジャーは日焼け止めなどで紫外線ケアが必要になるでしょう。
美白肌の大敵!紫外線による日焼けを予防する方法と日焼けをしてしまった場合の対処法などUVケアをご紹介!
SPF・PA値について
SPF・PAについて説明の前に紫外線について見ていきましょう。
紫外線について
まず、電磁波(光)は波長の長い順に赤外線、可視光線、紫外線と分かれ、それぞれの波長の程度は下記のとおりになります。
その中で有害なのが紫外線であり太陽光の中では波長が短く一番エネルギーが高い光です。
紫外線の中でもさらに波長が長い順にUV-A、 UV-B、 UV-Cとなり、波長が短い程有害になります。
真皮に浸透したUV-Aはコラーゲンやエラスチン線維を破壊しシワ・たるみなど老化促進の原因となります。
UV-Aはガラスを通過するので、ガラス張りの引違い窓の傍で寝てしまうようなことでも浴びてしまいます。
表皮の染色体や細胞膜組織を破壊し、表皮に炎症や火傷といった皮膚のトラブルやメラニン色素を増加させるプロセスからの日焼けによるシミ・ソバカスを引き起こします。
通常はオゾン層によって太陽からの紫外線が吸収され地上まで届くことがなかったのですが、近年のオゾン層破壊によってその危険性が危惧されていることが確認されてます。
UV-Cを浴びてしまうと肌は重度の火傷のような状態になってしまいます。

SPFとは
SPFはSun Protection Factor(サンプロテクションファクター)の略称です。
15、30、50と数値が大きくなる程高い効果を得ることができます。
この数値は皮膚が紫外線に当たりはじめてから日焼けの症状(炎症性の充血によって皮膚にできる紅色の発疹)になるまでを何倍に延ばせるかを示した数値であり、具体的に例えるならSPF30なら30倍遅らせることができるという意味になります。
もちろん人には個人差があるので、同じSPF30を使っても大きく効果が異なる場合もあります。
Aさん:20分×30倍=600分(10時間)
Bさん:10分×30倍=300分(5時間)
と効果が異なります。
PAとは
PAとはProtection Grade of UVA(プロテクショングレードオブUVA)の略称です。
日焼け止め関連商品においてUV-Aの防御効果を「+」の数で示したものです。
従来販売されていた最高レベルがPA+++でしたが、2013年よりそれを超える新基準PA++++が登場しました。
分 類 | 効 果 | シーン |
PA++++ | 極めて高い効果 | 炎天下でのレジャーやマリンスポーツ、長時間の部活動、屋外サークル |
PA+++ | 非常に効果がある | 屋外での軽いスポーツなど、体育の授業 |
PA++ | かなり効果がある | 屋外での軽いスポーツなど、遠くへのお出かけ |
PA+ | 効果がある | お散歩、近場の買い物 |
UVクリームのポイントと選び方とは?ノンケミカル・SPF・PAとは何を示している?
化粧下地の正しい理解
化粧下地は化粧をする前に使う化粧品のことであり、具体的にはファンデーションの前に行う下地化粧のことを言います。
液状や乳状、 クリーム、ジェル状など様々な製品が存在します。
しかし、最近のファンデーションはスキンケア効果や肌補正効果の高い物が多く、いわゆる化粧下地不要のアイテムが目に入ります。
但し、化粧下地のワンステップを加えることで肌悩みをカバーして、より滑らかな肌に仕上げてくれて上品な肌に整えてくれるかもしれません。
化粧下地の役割
- 毛穴をカバーする
- 肌の凹凸を滑らかにする
- 化粧崩れを防ぐ
- ファンデーションの重ね付けを良くする
- サンスクリーン剤が含まれてる化粧品なら紫外線から肌を守ってくれる
やるべき手順としては、
毛穴には2種類
- みかんの表面のようにボコボコな毛穴
毛穴が涙状に開きみかんの皮のように肌がボコボコになるのがこの毛穴トラブルです。
頬を中心に出ることが多く、加齢による肌のたるみやキメが乱れることで起こります。 - 苺の粒々を彷彿させるブツブツと目立つ毛穴
皮脂や角質が毛穴に詰まってできる角栓ができた状態がこのブツブツ毛穴です。
顔のTゾーンに当たる大部分は鼻ですから、当然皮脂腺が多くあり分泌の多い鼻によく見られます。
暑い季節には汗や皮脂で角栓ができやすくなり、顎などにも同じ症状が出ることがあります。
さらに暑くなると毛穴が1.5倍開く
皮脂が最も多く分泌される季節は気温・湿度共に上昇する夏は特に、冷房による影響で毛穴が広がる悪化を招くことになります。
過剰に皮脂が出ることで毛穴に詰まり、角栓と呼ばれる汚れの塊ができてこれが毛穴を押し広げます。
しかもこの角栓が酸化して、茶~黒っぽい色となり毛穴が目立ってしまうのです。
化粧下地はその名のとおり、ファンデーションを含むすべてのベースメイクの「下地」であると覚えておくと良いですね。
紫外線対策も美白も同時に出来るUVクリームとは?UVクリームの美白効果とおすすめのUVクリームとは
おすすめの美白UV下地
おすすめの美白も叶うUV下地をご紹介しましょう。
貴女に合った物は見つかるでしょうか。
ソフィーナプリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地 SPF20/PA++

- メーカー名:花王
- 商 品 名:ソフィーナプリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地
- 価 格:3,080円(税込)
- 内 容 量:25ml
- 分 類:SPF20/PA++
汗・皮脂の脂性肌(オイリー肌)に強く、気温や湿度が高い日でもテカリを感じさせない穏和なファンデーションの仕上がりを持続させます。
肌に密着し出た皮脂を均一に固める効果でテカリや崩れを徹底防止します。
夏場の私生活を思って考えられた化粧下地です。
ケイスキンバリアUVベース SPF30/PA+++

- メーカー名:ドクターケイ
- 商 品 名:ケイスキンバリアUVベース
- 価 格:6,600円(税込)
- 内 容 量:25ml
- 分 類:SPF30/PA+++
紫外線やスマートフォンなどの電子機器から発生するブルーライト、排出ガス、硫黄酸化物による大気汚染物質や花粉など、外的刺激の多い現代社会。
ヒアルロン酸、アスコルビン酸、リン酸アスコルビルMgの美容成分で肌をしっかり守りながら美しくキープ、まるで美容クリームのような高機能UV化粧下地です。
ふんわり軽いテクスチャーで毛穴や肌の凸凹、くすみを目立たなくさせます。
メイク下地としてはもちろん、軽いメイクの日はこれ1本でふんわりした潤沢肌が実現します。
マキアージュ ドラマティック スキンセンサー ベース UV SPF25/PA+++

- メーカー名:資生堂
- 商 品 名:マキアージュ ドラマティック スキンセンサー ベース UV
- 価 格:3,080円(税込)
- 内 容 量:25ml
- 分 類:SPF25/PA+++
センサー効果で艶やかな肌へと導く油分は固めず化粧崩れの原因となる皮脂だけキャッチして固めるため、抜群の化粧持ちを実現します。
やり直すような化粧崩れのないさらりと美しい肌が1日続きます。
化粧下地で透明感のある美白肌を!美白に効果のある化粧下地をご紹介!!
化粧下地で美白を守りましょう
丁寧な下地により身なりが整った外見、または害を及ぼす日光対策であなたは美白へのステップアップの条件が揃ったと言えます。
UV化粧品には紫外線吸収剤、界面活性剤による2つの成分が紫外線を防ぐ時に起こす化学反応に対してアレルギー症状が強い人にかぶれとして現れることがあります。
SPF値が高いほど紫外線吸収剤が多く含まれていますので、今日の外出活動に応じSPFの値を確認して臨機応変に化粧品を使い分けましょう。
紫外線が過剰に降り注ぐ夏場、乾燥が厳しくなる冬場の季節に備えて、お気に入りの日焼け止め化粧下地をぜひ見つけてみてください。
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