一度なると改善が難しいフェイスラインのたるみ。
さらに改善が難しく、今のうちに対策をしなくては将来恐ろしいことになってしまいます。
今回は、若い人だからこそ起きがちなフェイスラインのたるみの原因と対策についてご紹介します。
Contents
20代から始まっている・・・!?たるみの原因
肌のたるみの原因は主に以下の3つが考えられます。
- 肌弾力の低下
- 肌の代謝機能の低下
- 肌の筋力の低下
20代を過ぎた頃から徐々にこれらの成分は低下していき、減少が始まっている可能性も大いにあります。

20代から肌がたるむ可能性を上げている要因の一つとして、スマートフォンの普及が挙げられます。
スマートフォンの普及により、画面を見る際につい下を向いて画面を見てしまいますよね?
この下を向いて画面を見るという行為の頻度が多くなればなるほど、スマホ顔と呼ばれるたるみが肌に現れてきます。
スマートフォンを使用している際、どのような姿勢で使用しているのかをチェックするようにしましょう。
貴方の顔、たるんでない?自宅でできるたるみのチェック
自分の表情筋がどれだけ使われているのかチェックをしてみましょう。
- まずは、自分自身の顔にたるみが無いかをチェックしましょう。
- 目を大きく見開いたまま、口角を上げて笑い、下げてその後に口を閉じるを10回ほど繰り返します。
この際、目の部位にまで力が入る、口角や頬の部位がヒクヒクと動くような感覚がしたら、頬の筋肉がたるんでいる可能性が高いです。
スマホ顔は習慣によって予防することが出来ます。
顔のたるみを予防するために、日常の動作に一工夫を取り入れてみましょう。
食事をする際はよく噛む事を心がける
食事の際は口に含んだ食品や料理をすぐに丸飲みせずに、よく噛む、よく咀嚼(そしゃく)するを心がけるようにしましょう。
よく噛むことで顎の筋肉を鍛えることができるのと、満腹中枢を刺激して食べ過ぎの予防にもなります。
口を大きく開けて笑うようにする
口を大きく開けて笑うことで、表情筋が鍛えられます。
表情筋を鍛えることで顔のシワも付きにくくなる効果があります。
また、大きく口を開けて笑うのが恥ずかしいという場合は、にっこりと口角を上げる笑い方をするのも十分効果的です。
就寝前のスマートフォンの操作、飲酒を控える
就寝前のスマートフォンの操作はスマホ顔のたるみの原因となるブルーライトを直接顔に浴びる、睡眠の効果を削ぐ、ホルモンバランスを崩すというように全く肌にメリットがありません。
また、就寝前の飲酒は顔のむくみの原因となります。
気を付けよう!20代でも起こるスマホたるみ
先ほどからスマートフォンとたるみの関係を説明してきていますが、実は肌への悪影響はスマホたるみだけではありません。
ブルーライトによる”光焼け”に注意
実は紫外線に当たらなくとも、スマートフォン、PC、そしてTV画面からもブルーライトは発生しています。
そのブルーライトを近距離で直接肌に受けていると、ブルーライトによる光焼けを肌が起こしてしまいます。
照射が終わってからも3週間後程度は残る色素沈着を引き起こし、高い熱量のブルーライトほど、肌への負担やブルーライトを浴びることによる細胞の変色の度合いも大きくなります。

ブルーライトの防御方法
さて、このパソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトの防御方法ですが、まずはスマートフォンのブルーライトのカット方法から見ていきましょう。
スマートフォンやPCのブルーライトは設定によってカットする
スマートフォンやPCから発せられるブルーライトをカットするには、以下のような手順を踏んでください。
- 「NightShift」というモードをオンにします。
- 「設定」コマンドより「画面表示と明るさ」を選択し、「NightShift」をオンにすれば設定が完了します。
時間指定・色温度等を調整することも可能です。
【例としてGalaxy機種の場合】
ステータスバー、または「設定」アプリの「ディスプレイ」より設定します。
- Windowsの場合「夜間モード」をオンにします。
- 「設定」を選択し、その後「システム」「ディスプレイ」の順に選択します。
ここから夜間モードをオンにすることで、ブルーライトをカットする事が出来ます。
ブルーライトをカットする設定をこれらのスマートフォン・PCにて適用した場合、青色の光が制限されるため、画面がオレンジ色で表示されたり、赤みを帯びたような状態になります。
一度設定すると一回のタップでオンとオフの切り替えが可能となります。
ブルーライトをカットする方法として、画面表示の明るさを設定・調整するだけではなく、物理的な方法も存在します。
ブルーライトをカットする眼鏡を掛ける
手軽にできる方法としておすすめなのが、スマートフォンやPCを使用する際に専用の眼鏡をかけるという方法です。
PC眼鏡の選び方として、2つのタイプが存在するということを想定しましょう。
外見はレンズの部位が茶色から褐色のようなサングラスを思わせるような色をしており、ブルーライトのカット率は約50%と高めです。
デメリットとして、サングラスのような外見がビジネスのシーンで使用するのを避けた方が良いという点でしょうか。
ブルーライトを吸収するタイプの眼鏡と比較すると、レンズ部分が通常の眼鏡と同じように透明になっており、ビジネスシーンでも使用することが出来るのが特徴です。
しかし、ブルーライトのカット率は吸収タイプのレンズと比較するとやや低めとなります。
まだ若いからは通用しない紫外線対策
一昔前は、ほうれい線などの肌トラブルの原因は加齢だと言われてきましたが、近年では研究が進むにつれて紫外線によるダメージが最も大きいということが明らかにされました。
紫外線の種類について
紫外線はUV-A、UV-B、UV-Cの3種類が存在し、最も多く地上に降り注ぐ紫外線がUV-Aです。
このUV-AはUV-B、UV-Cと比較すると肌への悪影響は少なめですが、肌の奥深くまで浸透していくため、真皮のコラーゲンやエラスチン繊維を破壊し、シワ、たるみの原因となります。
雲、ガラスも貫通して屋内に入ってくるので、屋内や日陰にいてもしっかりとした対策が必要となります。
UV-Bは地上に届く紫外線の総量のうち10%に満たないものの、人体に与える影響はUV-Aよりも高く、有害性は600~1000倍近いとされています。
UV-Bを防ぐための対策として、UV加工の日傘を使用するか、SPFの高い日焼け止めを塗るなどがあります。
UV-CはUV-A、UV-Bと比較するとより有害性が高い紫外線でありますが、基本的に地上に届くことはまずありません。
しかし、近年はオゾン層の破壊により地上へと届く可能性があると危惧されています。

紫外線の対策の基本、SPFとPAの数値を意識する
紫外線対策の基本として、SPFとPAの数値を意識するようにしましょう。
SPFとは?
1~50+まで数値が存在し、日焼け止めのクリームなど、何も塗っていない場合と比較してUV-Bをどれだけ長い時間防御できるかを表している数値がSPFです。
もちろん、数値が大きいほうがUV-Bに対して防御時間が長く、効果も高いです。
PAとは?
PAとはUV-Aを防ぐ効果指数の事です。
4段階の「+」マークで表され、この「+」マークの数が増えるほどUV-Aの防御効果が高いことを表しています。
+の数に合わせてそれぞれ用途が違います。
- +→散歩や買い物などの日常での生活
- ++→屋外での軽いスポーツやレジャー
- +++から++++→炎天下での屋外の作業や海水浴、マリンスポーツなどに用いられます。
改善法とは~顔のたるみに効くエクササイズ
紫外線、スマートフォンによるブルーライトの影響など、顔のたるみとなる原因を紹介しました。
ここからは、それらの原因によってシワが出てしまっても、改善が見込める顔の体操の方法をご紹介致します。
4つの表情筋を学びましょう
顔のたるみに関係してくるのは、主に4つの表情筋です。
- 目の周りにある目の開閉に関する眼輪筋
- 口角から耳の前の頬や口角を上げる頬筋
- 口の周りにある口を動かすための口輪筋
- 下唇から顎にある下唇を動かしたり、顎を引き締めるための頤筋(おとがいきん)
眼球の周辺に存在する眼輪筋が衰えてしまうと、目の下のたるみ、瞼のたるみ、目じりにシワができてしまいます。
スマートフォンやPCを長時間使い続けることで、瞬きの回数が自然と減り、眼輪筋を使う機会も少なくなるためです。
また、大きく口を開けて笑うことが少なくなると、頬筋が衰えて、頬にシワが出来てしまいます。
一方、口まわりの口輪筋が衰えると、頬筋の衰え同様に頬にシワが出来ますが、それ以上に気を付けなければならないのが半開きの口。
口輪筋の衰えによって口角が下がり、口を閉じていることが難しくなるため、シワ、たるみだけではなく、口元が老けて見えるようになります。
そして、頤筋(おとがいきん)が衰えると下顎を上げることが出来なくなり、顎のラインが垂れ下がり、二重顎の原因となります。
そうしたことから、エクササイズが必要なのです。
舌を使った口の体操
舌回しと呼ばれるこの体操は非常にシンプルな方法で、口を閉じて、その後に口の中の歯茎をぐるぐると舌でなぞります。
欠点があるとすれば、この舌で体操を行った後に顔の筋肉が疲れる事くらいでしょうか。
顔面というピンポイントですが、非常に効果が期待できる方法です。
また、効果はてきめんですが、舌回しをやり過ぎると顎の下に咀嚼筋(そしゃくきん)の塊がしこりのようになってできる可能性もあります。
何事もやりすぎはいけませんので、一日に回数を決めてやるなど、目標を設定して取り組みましょう。
眼輪筋のストレッチ方法
眼輪筋を鍛える方法として、シンプルな方法が寄り目です。
寄り目を行うことで、眼輪筋の収縮率がアップし、鍛えることが出来ます。
また、目じりを軽く引っ張り、目をぎゅっと閉じるという方法もあります。
<この方法は>
人差し指で目じりを軽く外側に向けて引っ張り、目を閉じます。
その後、人差し指で目じりのやや上を抑え、外側に向けて引っ張り、目をぎゅっと閉じます。
これを一日に数回繰り返します。
口輪筋のストレッチ
口輪筋のストレッチとして有名な方法が、パタカラ法という体操があります。
パタカラ法とは元々脳に関する障害のリハビリで、「パ」「タ」「カ」「ラ」の四文字の発音が噛む力や唾液の分泌の促進の維持・向上につながるとして採用されています。
食事前に行うのがベストで、大きく「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音を繰り返して続けるというものです。
- 「パ」は唇の開閉の力を強くする効果
- 「タ」は舌、主に舌の先端の力を強くする
- 「カ」は舌の奥の力の強化
- 「ラ」は舌を巻く、動かす力を強くする
これらの発音によって顎が鍛えられると、睡眠中のいびきの改善にもなります。
しつこい顔のたるみは専門的治療を
これまで紹介してきたブルーライトのカット、眼輪筋や口輪筋のストレッチ、パタカラ体操など、頬や顔のシワの予防には様々な対策がありますが、すでにできてしまったしつこい顔のたるみまでは完全に落とすことが出来るとは言い切れません。
顔のたるみを本格的に治療したい場合、専門的な治療をおすすめ致します。

その1つがウルセラという超音波を利用した、超音波療法という治療法です。
この治療法はSMAS(スマス)と呼ばれる肌の下にある筋膜をピンポイントで狙い、超音波によって引き上げることで顔全体のたるみを治療する方法です。
SMASという部位は本来は外科的な手術でしか引き上げが行えなかった部位であり、このウルセラの治療法では皮膚を執刀せずにSMASの引き上げを行うことが可能な方法です。
また、施術の際の麻酔も軽度のもので済ませる事ができます。
正式名称は表在性筋膜、英語で表記するとsuperficial musculo-aponeurotic systemです。
このSMASが加齢と共に衰えてくると、頬のシワやたるみ、ほうれい線の発生、顔全体のたるみなどに影響します。
SMAS筋膜を引き上げることで、これらの問題を解決へ導くことができるのです。
場合によってはリフトアップといった手術よりも安価に済ませることが出来るでしょう。
顔の体操でたるみの対策を!
現代は若いうちからスマートフォンのブルーライトを浴びる機会が多いため、20代から顔や頬のたるみ・シワの形成が始まっていると言えます。
20代でもスマホたるみが起こっている可能性が高く、しっかりとたるみのチェックや顔のたるみに効果のある手軽なエクササイズをすることで予防をするようにしましょう。
まだ若いからといって紫外線を対策しないのも、シワや顔のたるみに直結します。
しっかりとSPFやPAなどの用語を理解して、各々の場面に合ったサプリや日焼け止めクリームなどを活用するようにするのがおすすめです。
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