20代と言えば、まだまだ若く肌の状態も良い時期です。
それなのに、30代以降に勘違いされてしまったりする、いわゆる老け顔はショックが大きいですよね。
実はその老け顔、ほうれい線から判断されているかもしれません。
Contents
基礎知識としての皮膚の構造
まずは皮膚の構造の基礎知識を頭に入れておきましょう。
医学的な話になるので少々難しいですが、重要なワードがいくつも含まれているので頑張って見ていきましょう。
皮膚とは
皮膚というのは、主に脂肪層にかぶさっている皮下組織、表皮・真皮と言われるとても重要な層からできています。
表皮・真皮はさらに細かい別々の層でできています。
ケラチノサイトと呼ばれる細胞が主役である表皮は、さらに細かく分けると基底層・有棘層・顆粒層・角層と分けることができます。
これだけ色々な層から出来ているにもかかわらず、全ての層を合わせた厚さはわずか0.03mmから0.05mmでとても薄いです。
ケラチノサイトが分裂を起こすことにより、一番内側にある基底層から表皮の表側へと移っていき角質層までくると外へ放り出される形となります。
この放り出される現象こそ、垢となったケラチノサイトが放出されることです。
その一連の流れはターンオーバーと言われており、繰り返し行われる皮膚の再生機能です。
この流れが始まってから終わるまでに1ヶ月から2ヶ月かかります。
この1ヶ月の差は年代によって変わります。
たるみに関わる細胞
細胞成分と無細胞成分から複雑に構成されているのが真皮です。
副層構造と呼ばれる乳頭層・網状層の中には血管だけではなく神経・毛根・汗腺があります。
乳頭層内にあるものの中には、表皮へと栄養や酸素を運んでくれる道のようなものがあり、網状層には真皮の主な構成物質であるコラーゲンがたくさんあります。
コラーゲンはタンパク質の一種であり、皮膚の耐久力に影響があります。
真皮の構成物質にはエラスチンと呼ばれるものもあり、こちらは皮膚の弾力を司るものです。
皮下組織は表皮・真皮を支えており、結合組織と脂肪組織から構成されていて血管・神経が含まれます。
主な役割は、衝撃が加わったときの緩衝やエネルギーを溜めておくことです。
ほうれい線とは、シワとの違いは
ほうれい線とはどういうものなのでしょうか?
それを知るにはまずほうれい線が表れる部分に焦点を当てて行きましょう。
ほうれい線が表れる場所は、くちびるを構成する筋肉である口輪筋と、鼻・頬あたりにある表情筋の中間です。
口を閉める機能がある口輪筋は強力な力をもった筋肉ですが、鼻・頬あたりの表情筋には持久力が比較的ないので、衰えてくると下がってしまいます。
口を閉じると口輪筋が縮まって、頬・鼻あたりの下へと入り込みます。
その結果、口輪筋とその他の筋肉の間が盛り上がって、皮膚表面にほうれい線が表れてしまうのです。
これらを説明して言いたかった結論は、ほうれい線は皮膚が原因ではなく老化した筋肉が原因の1つであるということです。
一方でシワというのは、皮膚表面が曲がることにより変化をおこして、その結果出来てしまった溝のことです。
つまり、見た目の上では、ほうれい線とシワは同じように見えますが実は全く違うものなのです。
また、ほうれい線が目立ちやすい方もいます。その原因は顔の骨格です。
そして、東洋人にはこれらの特有を持つ骨格の方が多いので、他の人種よりもほうれい線がより目に付いてしまうのです。
ほうれい線の大きな原因、たるみについて
繰り返しますが、ほうれい線の原因の1つは老化した筋肉になります。
これは、たるみが原因であると言っているのと同じです。
ほうれい線と重力
顔に起こるたるみは、まぶた・ほうれい線・あごなどが挙げられます。
そのどれもが筋肉の衰えや重力による影響によるものなのです。
また、ほうれい線の原因がたるみであることを簡単に証明できる方法があります。
それは、立っている時と寝ている時を比較してみると一目瞭然です。
前者はもちろんほうれい線が現れますが、後者はほうれい線が現れません。
これらが証明していることは、重力の影響を受けているかどうかです。
寝ている時で重力の影響を受けなくなると現れないということは、ほうれい線が頬が下がることが原因でおこり、そのことからほうれい線がたるみであると言えるのです。
真皮の空洞化
また、ほうれい線をたるみと分類すると別の原因も浮かんできます。
それは真皮の空洞化です。
真皮にはコラーゲンを多く含みますが、加齢などの影響で真皮が無くなっていくと空洞化が起こり皮膚の弾力も無くなり、顔を支えきれなくなります。
その結果たるみが出来るのです。
皮下脂肪
他の原因として挙げられるのは、皮下脂肪が肥大なことです。
皮下脂肪が多いと体に害のある要素がより分泌されやすくなり、それが引き金となり真皮に悪影響が出てしまいたるみが起こります。
そしてここからが怖いところで、肌がたるむ現象が20代でどんどん増えているのです。
その原因はなんと、とても身近なスマホです。
スマホを使用している時は画面を見るために顔が下に向いている姿勢になってしまうため、顔や首がより強く重力の影響を受けてしまいます。
それと、スマホを使用している時は無表情なことが多くなってしまうので、顔の筋肉の衰えにつながってよりたるみが深刻化します。
また、パソコンやスマホが原因のブルーライトが活性酸素を発生させてしまい、その結果コラーゲンの減少へとつながるのです。
お肌の大敵、紫外線とたるみの関係
また、たるみの原因は加齢やスマホだけではありません。
実は紫外線もたるみの原因になるのです。
紫外線はたるみだけではなくシミやしわの原因でもあります。
また、紫外線が原因で肌に悪影響が出てしまうことを光老化といいます。
紫外線には3種類の波長ががあるのですが、この中でたるみに関係してくる波長はUV-Aと呼ばれるものです。
他のものより波長が長いので肌の真皮に影響がでてしまい、肌にあるコラーゲン・エラスチンを壊してしまいます。
それだけではなく、コラーゲン・エラスチンを生成するための線維芽細胞にもUV-Aからダメージを受けてしまい上手く働かなくなり、たるみの原因になっていくのです。
厄介な点は年中量が多いことです。
さらに、5月以降からどんどん多くなり常時UV-Bの20倍以上と言われています。
よって、対策は1年中行う必要があります。
UV-Aは波長が長いので雲・ガラスなどを通り抜けてしまうので曇りだから・室内だからといった時でも安心はできません。
つまり、紫外線対策は外出する際には日傘などを利用して常に対策できるようにしましょう。
これは日焼け対策のための物を利用する際の全てに言えることですが、UVカットをしっかりと行うように加工されているかという点に気を付けてください。
ですので、朝のスキンケアで外出などの用事がなくても日焼け止め対策を行いましょう。
そして、日焼け止めを使った肌は最後にクレンジングで落とすことを心がけましょう。
ほうれい線予防、対策のマッサージ
ここではほうれい線予防のマッサージを紹介していきます。
美容器具を使ったマッサージ
たるみに効く美容器具は、家で使う低周波美顔器・口にはさんで使用する器具などは効果が期待できます。
ここではさらにペットボトルを利用して行うマッサージも紹介します。
まずは500ミリリットルのペットボトルをフタを外した状態にして、少し水を入れます。
次に、歯を使わないで唇で咥えて持ち上げましょう。
これを10秒維持します。この一連の流れを3回行ってください。
簡単にこなせるようになったら水の量を増やしても良いですが、痛みを感じた場合はすぐに中止してください。
リンパの流れを改善するマッサージ
顔に脂肪が溜まってしまうと、老廃物の流れが停滞してしまいむくみやすくたるみが進行します。
まずは顔の輪郭部分です。
指3本で腹の部分を使い口角から耳の下へ小さな円を描く感覚で引き上げて、耳の前面のくぼんだ部分を軽く押します。
額は指3本で腹の部分を使い下のまぶたの目じりから目頭へ・上のまぶたの目頭から目じりへ、円を描く感覚でやさしめにマッサージします。
頬は、手の全体を頬に当てて下から上へと少々圧力を加えるように引き上げていきます。
首は、下から上のほうへ向かって撫でた後、耳の下部分から鎖骨へとリンパ液を流してあげます。
たるみ、ほうれい線に効く顔面トレーニング
ここでは主にたるみ、ほうれい線に効く顔面トレーニングを紹介します。
顔のほぐし方
口角横に位置するほうれい線の先のモダイオラスと呼ばれる部分をほぐすことにより、顔の筋肉が効率的にほぐれます。
口の中に親指を入れて頬を挟むようにしてグリグリとほぐしましょう。
手を広げ、側頭をつかむ感覚で揉みほぐします。
これにより頭部の筋肉がほぐれて、その結果顔の筋肉もほぐれます。
最後に咬筋をほぐしていきます。
口に親指を入れ、頬骨付近において、他の指で外側をつかみ頬をはさんでグリグリとほぐしましょう。
これにより、顔面静脈と呼ばれる部分の老廃物の回収場所をほぐすことにより静脈の流れが良くなり老廃物も流れていきます。
頬の外側をトレーニング
まず、目尻の下部分に人差し指を添えます。
頬の筋肉の影響で指が上がることを考えながら、あー、と声を出して口角を斜めに引っ張られるように上げて元に戻しましょう。
この時、口を横にあけて1・2秒に1度の間隔で20回程度繰り返しましょう。
頬の中をトレーニング
指の先が目頭の真下に位置するよう人差し指を移動させます。
口を開き、いー、と言って頬で指を持ち上げるようにして戻します。
唇の上部と頬部分の筋肉を上に動くことを考えながら行いましょう。
こちらも1・2秒に1度の間隔で20回程度繰り返しましょう。
頬の内側をトレーニング
小鼻の横に人差し指を添えて、唇の上側を鼻に近づけるように前面に突き出します。
うー、と声を出しながら鼻に沿う内側の頬の筋肉を引き上げて戻します。
このトレーニングはやってみると結構難しいですが効果は大きいです。
舌を出して行うトレーニング
背筋をピッと伸ばして胸の前で両手を合わせます。
舌をゆっくりと前に出して上にあげていき、あげきったら少しずつ口に戻しましょう。
この流れを20回繰り返します。
ここで重要な点は、首・あごに力をいれて首すじが見えるよう意識して動かすことです。
また、力が入りすぎて肩が上にいかないようにしましょう。
顔の筋肉を鍛えてイキイキとした表情に!
ほうれい線が顔の筋肉に関連していることがわかりましたね。
そして、今や欠かすことのできないスマホから顔の筋肉への悪影響が出てしまいます。
これを予防するために、スマホを触るときも背筋を正すなどの意識をすると良いかもしれません。
また、こちらで説明したほうれい線予防や顔面トレーニングを習慣に取り入れて、老け顔知らずのイキイキとした表情を保ちましょう。
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