20代の皆さん、首のたるみ・シワのケアはしていますか?
フェイスケアはしていても首のケアはしていないという方は意外と多いのではないかと思います。
20代で首回りなんて気にすることないと思っている方、実は加齢だけでなくさまざまな要因で首のたるみやシワはできてしまうのです。
今回はそんな20代の首のたるみとシワの悩みについて見ていきましょう。
Contents
基本的な皮膚の構造
皮膚は外からの刺激や乾燥などから体を守るだけでなく、細菌やウィルスなどの侵入を防ぐといった免疫機能をもつ重要な臓器です。
これらの機能を果たすために皮膚では常に、新しい細胞が作り出されて古い細胞が排出されるターンオーバーを繰り返しています。
その皮膚は表皮・真皮・皮下組織という3層に分かれており、それぞれ違う役割を持っています。
表皮
表皮は肌の外側にあり平均0.2㎜程度の厚さで皮膚を構成する最も薄い層で、外からの刺激から皮膚を守るバリア機能の働きをしています。
古くなった細胞をターンオーバーで排出することでみずみずしい皮膚を保っています。
表皮は角質層・顆粒層(かりゅうそう)・有棘層(ゆうきょくそう)・基底層の4層に分かれています。
- 角質層
皮膚の一番外の角質層は15~25層(足の裏や手のひらは200層以上)からなっています。
外部からの紫外線・化学物質・細菌などの侵入を防いだり体内の水分などが体外へ逃げるのを防いだりする機能があります。 - 顆粒層(かりゅうそう)
2~3層の平らな細胞からなっており、脂質の多い物質を出して紫外線を吸収して体内を保護する役割があります。 - 有棘層(ゆうきょくそう)
表皮の大部分を占めていて、有棘層上層ではセラミドが生成されます。 - 基底層
表皮の一番下層にあり、真皮と基底膜で分かれていて細胞分裂をします。
真皮
ハリのある肌に重要なコラーゲンやエラスチンなどからできており、そこを通る毛細血管が表皮へ栄養を送って表皮のターンオーバーや細胞分裂を支えています。
真皮は乳頭層・乳頭下層・網状層の3層からできています。
- 乳頭層
毛細血管や知覚神経末端、細胞成分がとても多い部分です。 - 乳頭下層
乳頭層の下の部分で、上の乳頭層とひとくくりにする場合もあります。 - 網状層
織維成分が多い部分で真皮の大部分を占めています。
皮下組織
皮膚の一番下にあるのが皮下組織で多くの脂肪を含んでいて皮膚と筋肉・骨をつなぐ部分です。
筋肉や骨を傷めないためのクッションになっていて保湿作用があります。
たるみとシワの関係
たるみやシワは共通して紫外線・乾燥・加齢・生活習慣がおもな原因と言われています。
ここでは乾燥と加齢によるたるみ・シワが出来るメカニズムを見ていきます。
紫外線と生活習慣についてはのちほど詳しく説明いたします。
乾燥
肌が乾燥して水分が失われると新陳代謝が悪くなって、肌のハリを支えるコラーゲン・エラスチンが生成されにくくなります。
肌のハリがなくなると皮膚が寄って、小じわになったり重力に負けてたるみになったりします。
首は皮脂の分泌が少ないために乾燥しやすく、秋・冬は急激な湿度の低下によってさらに乾燥しやすくなります。
たるみやシワを防ぐためにも乾燥しやすい時季は特に対策が必要です。
加齢
20代後半になると自然と代謝が落ちてきて、肌のハリも保ちづらくなってきます。
また、骨や筋肉といった肌を支える部分も衰えてきて皮下脂肪が支えきれなくなります。
そうなると次第にたるみやシワといった肌トラブルが発生してくるのです。
まだ20代だからといって油断していると、たるみ・シワに老けさせられてしまいますよ。
紫外線が及ぼす首への影響
首は頬の約2倍の紫外線を浴びるとも言われており、とても日焼けしやすい部位です。
日焼けなどの紫外線ダメージを受けることで肌は光老化を起こして衰えてしまいます。
光老化は肌の3大老化であるたるみ・シワ・シミのすべてを引き起こす元凶です。
乾燥やコラーゲンの劣化でたるみやシワに
紫外線によって熱を持った肌からは必要な水分が奪われます。
肌が乾燥すると皮膚が硬くなり「ちりめんシワ」ができやすくなってしまいます。
また、紫外線A波(UVA)を浴び続けると肌のコラーゲン・エラスチンが変性してしまい、表皮を支えきれなくなってたるみやシワを引き起こしてしまいます。
首を日焼けし続けるとシミに
日焼けも火傷の1種で肌には大きなストレスがかかります。
火傷をしている皮膚を守るために紫外線を吸収するメラニン色素が生成されます。
そして、肌がその色素によって茶褐色になるのです。
紫外線を浴び続けて日焼け状態が続いてしまうと、ターンオーバーが間に合わずメラニン色素を排出できなくなり肌の深層部分に蓄積されてしまいます。
その後、時間が経つとシミ・くすみとなって皮膚の表面に出てきてしまうのです。
首のたるみ、シワへと導く生活習慣
生活習慣の乱れによっても新陳代謝が悪化して、たるみやシワが発生してしまいます。
ここでは悪い生活習慣と改善法をまとめて紹介します。
悪い習慣 | 改善法 |
といった悪い姿勢を続ける |
悪い姿勢をやめて体幹を鍛えることで、体幹と連動している表情筋も引き締める |
など睡眠に問題がある |
|
などの偏った食習慣 |
|
たるみやシワを防ぐ生活習慣はそれ以外の肌トラブルを防ぐうえでも有効です。
良い習慣の積み重ねが美肌への近道ですよ。
たるみの原因と改善に効果的な食事でハリのある肌にするためには?
首のたるみ、シワ防止のスキンケア
首のたるみやシワを防止するのにまず欠かせないスキンケアは保湿と紫外線対策です。
保湿ケア | 顔の保湿ケアはバッチリという方でも首のケアは忘れがちなため注意です。 入浴後にクリームをたっぷり使って保湿をするといいですよ。 |
紫外線対策 | 紫外線ダメージを受けやすい首は対策をよく行わないと危険です。 日焼け止めは2~3時間おきに塗り直し、他にもネックカバーやタートルネックシャツなどで首元をカバーすると効果的です。 |
- 保湿クリームを塗りながら、耳の後ろ → 肩へと何ヶ所か指圧する
- 右手を首の中央に当てて左へ向かってなでる
同じように逆方向も行いましょう。 - 顎の下 → 耳の下 → 鎖骨へと流すようになでる
老廃物を流すことでターンオーバーが正常に戻りやすくなり、たるんだ首も次第に改善されるはずですよ。
力を入れすぎると痛めてしまうので優しく行いましょう。
首の保湿ケアと紫外線対策にオススメのスキンケアアイテムを1つずつ紹介します。
保湿にオススメ! ユースキンA
- メーカー名:ユースキン製薬株式会社
- 商 品 名:ユースキンA
- 価 格:120g / 1,364円(税込)
名前は知ってるという方も多いであろうユースキンは、首の保湿もできる万能クリームです。
血流をよくするビタミンEや保湿成分のヒアルロン酸ナトリウム・ビタミンCで、肌のターンオーバーを促しながらうるおいをキープしてくれます。
日焼け対策にオススメ! パーフェクトUV スキンケアミルク
- メーカー名:資生堂 アネッサ
- 商 品 名:パーフェクトUV スキンケアミルク
- 価 格:60mL / 3,300円(税込)
- SPF50+・PA++++
オススメの日焼け止めは耐水性が高く保湿成分が多く含まれたこちらです。
80分水に触れていても流れ落ちず、汗や水に触れると膜が強くなります。
石鹸などで簡単に洗い流せるようになっているので、肌への負担も最小限です。
20代からはじめる美首・美デコルテケア
今回は20代でできる首のたるみ・シワについて見てきました。
乾燥や紫外線、さまざま生活習慣に起因していることが分かりましたね。
20代後半に差しかかると加齢の影響が出始めるのも忘れてはいけません。
たるみやシワを防止・改善するには、まず保湿ケアや紫外線対策を徹底しましょう。
また、悪い姿勢や猫背を直すこともかなり効果的です。
最近問題になっている、スマートフォンの使用によるストレートネック(スマホ首)になってしまった場合も改善することが鍵となります。
日々のケアは裏切りませんよ。
気になるたるみやシワを改善して美しい首・美デコルテラインを作りましょう。
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