いちご鼻になると目立つので気になってしまい、女性の場合はファンデーションで隠そうとしてしまう方が多いと思います。
目立ついちご鼻はどのような対策やセルフケアを行えば良いのでしょうか。
今回はいちご鼻とはやいちご鼻の対策や予防法、逆効果なNGケアとはなどを紹介します。
いちご鼻とは
角栓である古い角質と皮脂が毛穴に詰まって、ブツブツと目立っているのがいちご鼻です。

いちご鼻の毛穴を見てみると白色か透明、黒いものが詰まっています。
これが角栓です。
この角栓は古い角質と皮脂が毛穴に詰まって固まっているものです。
肌は28日~56日で肌が生まれ変わるのですが、この生まれ変わりのことをターンオーバーと言います。
肌は表皮と真皮、皮下組織に分かれており、表皮は基底層と有棘層(ゆうきょくそう)、顆粒層と角質層の4種類からなっています。
基底層で生まれた細胞は最後には剥がれ落ちるのですが、色々な要因でターンオーバーが乱れてしまうと新しく基底層で作った細胞が劣化してしまいます。
劣化した未熟な細胞がそのまま角質層に上がってきてしまい、剥がれるべき角質が綺麗に剥がれ落ちずに残ってしまいます。
そして、毛穴周辺の角質だと毛穴に入り込んでしまいます。
古い角質が溜まって皮脂と混ざりあって角栓になります。
皮脂が溜まりやすいのは皮脂の分泌が多すぎるからで、古い角質が詰まっていて出口が塞がれているとこの皮脂が毛穴の中に溜まってしまうのです。
出口が塞がれていなくても、毛穴の中にあった角質の破片にからみつくこともあります。
角栓である古い角質と皮脂が毛穴に詰まってブツブツと目立っているのが、いちご鼻と呼ばれています。
いちご鼻の対策や予防法
ではいちご鼻の特徴が分かったところで、次はいちご鼻を対策したり予防したりする方法をご紹介していきましょう。
対策と予防を分けてお伝えします。
対策
蒸しタオル
タオルの温かさで毛穴が開き、肌の奥まで綺麗になります。
血行も良くなり、リラックス効果や新陳代謝の改善も期待できます。
電子レンジで作れる蒸しタオルの作り方をご紹介します。
そして、お絞りのように丸めて電子レンジが500Wか600Wの場合は30秒くらい温めて様子をみます。
3分位温かいタオルを顔にのせて毛穴が開いたら、クレンジングや洗顔を行います。
美白化粧品
2つ目は美白化粧品を使用することです。
美白化粧品に含まれている成分でオススメの成分を紹介します。
アルブチンとプラセンタエキス、ビタミンC誘導体です。
- アルブチンはメラニンを作る酵素に作用し、シミをできにくくします。
- プラセンタエキスはメラニンを作ることを抑制し、新陳代謝を促します。
- ビタミンC誘導体はメラニンを作らせず、既存しているシミに還元します。
ピーリング
3つ目はピーリングです。
ピーリングは酸を使用して古い角質や角栓を溶かし、新陳代謝を促進します。
肌のくすみが改善され、綺麗な肌の再生を行います。
また、ターンオーバーも正常に戻ります。
予防
次は予防法についてです。
睡眠
1つ目は睡眠です。
睡眠を十分にとらないとホルモンバランスの乱れや体調不良になってしまいます。
夜の10時~午前2時に成長ホルモンの分泌がされて肌が生まれ変わります。
この時間に睡眠がとれていないと成長ホルモンが分泌されず、古い肌と新しい肌が入れ替わってくれません。
ターンオーバーが正常になれば必要のないものは自然に排出できるようになり、毛穴の状態が改善されていちご鼻も解消されます。
正しい洗顔方法や正しいスキンケア等をして、できるだけ10時には寝るようにしましょう。

バランスの良い食生活
2つ目はバランスの良い食生活です。
肌はたんぱく質からできており、ビタミンやミネラルは肌細胞を作るのにサポートしています。
肉や魚、野菜や海藻類等を選んで食べるようにしましょう。
この食生活を続けることで、いちご鼻が次第に改善されていきます。
紫外線対策
3つ目は紫外線対策です。
紫外線は1年中降り注いでいます。
メラニン色素を増やさないように紫外線対策を徹底することが重要です。
逆効果なNGケアとは
いちご鼻の正しいケアや予防法が分かったところで、逆にやってはいけないNG行為という物も覚えておきましょう。
洗顔のし過ぎや角栓を押し出してしまうこと
洗顔のし過ぎは肌に良くありません。
熱湯や洗浄力が強い洗顔料でゴシゴシと洗うのは肌が傷ついてしまい、メラニンの色素沈着になる可能性があります。
また、洗いすぎで乾燥してしまい肌を守ろうとして余分に皮脂が分泌されてしまうので、いちご鼻になってしまいます。
そして、手やピンセットで無理に角栓を押し出そうとしていませんか。
肌を傷めるだけではなく毛穴が開いてしまうこともあります。
開いてしまった毛穴は皮脂が詰まりやすくなってしまうので、押し出すのはやめましょう。
毛穴パックやファンデーション

毛穴パックは角栓だけではなく、角質も剥がれてしまうのでやめましょう。
ファンデーションの厚塗りもまた、皮脂が崩れやすく逆に毛穴が目立ってしまうかもしれません。
メイクをするなら毛穴をカバーする下地を塗ってから、ファンデーションで適度にカバーするくらいにしましょう。
ついやりがちないちご鼻になってしまう習慣
ついやりがちないちご鼻になってしまう習慣は7つあります。
ご自身の生活に当てはまらないか見直すきっかけになるはずです。
- 睡眠不足になるとターンオーバーが正常に働かなくなり、老化が進み毛穴が目立ってしまいます。
- 鼻を触ったりつまんだりしてしまうと肌は敏感なので傷ついたり、毛穴を詰まらせる皮脂等が増えてしまいます。触らないように気を付けましょう。
- 糖質や脂質が多い食生活は皮脂の分泌を増やしてしまいます。
美しい肌になるにはビタミンCが多い果物やたんぱく質が多い食事を摂るよう心掛けましょう。
手に入る果物でビタミンCが多い果物はゆずとゴールドのキウイフルーツです。 - メイクを落とさずに寝てしまうと、メイク詰まりや皮脂汚れでニキビが作られてしまいます。
また、肌の老化を促進して毛穴を大きくしてしまいます。 - 毛穴パックなどは角質を綺麗に取ることが出来るのですが、やりすぎると良くありません。
角栓を無理に取ろうとすると刺激から守る為に角質が厚くなってしまいます。
そして、毛穴が詰まり、黒ずんでしまいます。使用回数を守りましょう。 - 逆効果なNGケアと似ていますが、化粧で隠すことです。
毛穴を隠すことができるコンシーラーは肌を詰まらせてしまうので注意が必要です。
毛穴を隠せる下地だけでも綺麗になるのでオススメです。 - ストレスがあるとホルモンバランスが崩れ、肌荒れを引き起こしてしまいます。
自分に合ったストレス発散法を見つけることが大事です。
綿棒で簡単に出来る小鼻ケア
今度は綿棒で簡単に出来る小鼻ケアを紹介します。
角栓を優しく取ることが出来る小鼻ケアです。
- クレンジングと洗顔料でメイクを落とします。
- 肌に優しいオイルを綿棒に付け、綿棒を横に倒しながら強くこすらないように優しくクルクルと回します。滑りが悪い場合は肌にもオイルを付けます。
取りきれていない角栓はオイルを含ませた綿棒2本で挟んで、押し出すようにすると取ることができます。 - 最後にオイルを落とすために洗顔をします。
オイルが顔に残ったままだと肌荒れを引き起こす可能性があるので、しっかりとオイルを落とすことが重要です。
タオルで拭く際はごしごしと拭くのではなく優しく拭きましょう。 - オイルを落とした後は保湿をします。
何もケアをしないと汚れや角栓が溜まってしまいます。
毛穴を引き締めることが必要なので、冷やした化粧品を含ませ美容液で保湿ケアをします。
いちご肌を適切にケアしましょう
顔の中でも皮脂の分泌量が多いのが鼻です。
ターンオーバーが正常に働いていないと剥がれるべき角質が、綺麗に剥がれ落ちずに残ってしまうのです。
ターンオーバーを正常にすることが重要です。
いちご鼻は蒸しタオルを使用してクレンジングと洗顔を行い、アルブチンとプラセンタエキス、ビタミンC誘導体が含まれている美白化粧品を使用すると新陳代謝を促進したり、シミをできにくくしたり炎症を抑える働きや毛穴を引き締めたりする効果があるのでおススメです。
ピーリングも使用方法を守ればターンオーバーが正常に戻り、肌を綺麗にしてくれるのでオススメです。週1~2回使用しましょう。
逆効果なNGケアでついやりがちないちご鼻になってしまう習慣を紹介しましたので、一度見直してみましょう。
また、綿棒で簡単に出来る小鼻ケアを紹介しました。
綿棒と肌に優しいオイルがあれば簡単に出来ますので、実践してみてはいかがでしょうか。
皆さんもいちご鼻を見つけたら、放置せずに優しくケアしていきましょう。
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