今回は女性の方であったら知りたいであろう美白効果の事について書かせていただきます。
美白のメカニズムと美白化粧品の関係性についてお話しします。
今回は美白と紫外線、美白とターンオーバー、美白成分の効果やおすすめの美白化粧品をご紹介していきたいと思います。
Contents
美白の大敵である紫外線について
ここでは、お肌にとって大敵である紫外線についてご説明していきたいと思います。
紫外線の種類とは
地球に降り注ぐ太陽光には紫外線・赤外線・可視光線の3種類があります。
紫外線は降り注ぐ太陽光の全体の10%以下であり、比率でいうとほんのわずかなものです。
太陽光線の中で紫外線は最も波長が長い光であり、エネルギーも高いです。
紫外線にはUVA(紫外線A波)・UVB(紫外線B波)・UVC(紫外線C波)の3種類があります。
この中で日焼けの原因となるのがUVAとUVBです。
UVA(紫外線A波)について
エネルギーは強くはないですが、ゆっくりと肌の真皮まで到達してしまい、サンタンを起こしてしまいます。
UVBによって作られたメラニン色素を酸化させて皮膚の老化を進行させてしまいます。
UVAは波長が長いため空の雲やガラスも通り抜けてしまうので、室内や空が曇っている日でも紫外線対策が必要になります。
UVB(紫外線B波)について
肌を赤くしてしまい、急性の炎症を引き起こしてヒリヒリとする日焼けを引き起こしてしまいます。
また、肌の表皮層を刺激してしまい、メラニン色素を作ってしまいます。
UVA・UVBの影響によって肌の老化を進行させてしまい、乾燥・シミ・たるみ・皮膚がんの原因になってしまいます。
- サンタン
皮膚が黒く焼ける事です。メラニン色素によって肌が黒くなります。 - サンバーン
皮膚が火傷をした様に赤くヒリヒリと痛くなる日焼けの症状を言います。
肌の生まれ変わりである『ターンオーバー』とは
肌の角質は古いものが厚く溜ってしまうと角質肥厚という状態になってしまい、肌のくすみ・ニキビやゴワつきなどを起こしてしまいます。
肌の角質が余計に剥がれてしまうと角質より下の未熟な細胞の部分が肌表面に晒されてしまい、肌の乾きや過敏な肌状態を招いてしまいます。
角質の状態は薄くても厚くても美肌のためには良くありません。
その状態を大きく左右しているのがターンオーバーと言われる肌の代謝機能です。
ターンオーバーとは
肌は大きく分けて真皮と表皮と呼ばれている組織があります。
表皮は内側から基底層(きていそう)・有棘層(ゆうきょくそう)・顆粒層(かりゅうそう)・角質層(かくしつそう)という様に重なっています。
基底層では作られた基底細胞が分裂し、有棘細胞(ゆうきょくさいぼう)・顆粒細胞・角質細胞と言う様な順に形や構造を変化をして成長していき、肌表面へと押し上げられて最後には垢として剥がれていきます。
この肌への生まれ変わりをターンオーバーと言います。
正常なターンオーバーのリズムですと肌の角質は一定の厚さを保つ事が出来ます。
年を重ねると共に変わってきますが、約6週間と言うのがターンオーバーの周期になります。
しかし、何らかの様々な影響を受けてしまうとそのリズムは乱れてしまい、角質が厚くなってしまったりまたは薄くなってしまったりします。
ターンオーバーが乱れている状態
ターンオーバーが正常な時は肌の透明感や明るさがあり、触れるとふっくらしなやかな状態です。
また、ニキビなどができないとても良好な状態です。
ところが、加齢によって代謝がダウンしてしまうと古い角質が剥がれにくくなってしまい厚くなってしまいます。
その事によって肌の持っている本来の透明感がなくなってしまい、肌のゴワつきやくすみが出てきてしまう事があります。
そして、排出されるはずのメラニンが肌に溜まってしまうため、シミやくすみを助長する事もあります。
ターンオーバーのリズムを乱してしまうのは太陽からの紫外線が原因であり、それから肌を守るために古い角質を溜め込んでしまいます。
角質トラブルをそのままにしてしまうと肌のゴワつき・乾燥・毛穴トラブル・ニキビに進行してしまいます。
ターンオーバーの乱れは多くの肌トラブルを引き起こしてしまう危険性があると言われています。
ターンオーバーを整えるためには
まずは、スキンケアの基本である保湿をしっかり行なってください。
肌が隅々まで潤うと不要な古い角質が剥がれやすくなり、新しい細胞も生まれやすくなります。
その事により代謝が正常に整います。
また、肌荒れが気になる場合は炎症をケア出来るものを、UVダメージが気になるならば紫外線をしっかり防げる日焼け止めを欠かさない様にしてください。
もちろん、古い角質を取り除く角質ケアコスメや肌の代謝を促すレチノール入りのコスメなどを使用してみるのも良いと思いますが。
但し、角質が気になる場合はコットンで必要以上に拭き取るのは良くありません。
摩擦から肌を守ろうとするため角質が更に厚くなってしまう事があります。
洗顔時もたっぷりの泡で優しく洗顔をし、タオルで拭き取る際も擦らずに軽く押さえる様にする事が大切です。
身体の内側からのアプローチもおすすめです。
バランスの良い食事を心掛ける事はもちろんですが、特にターンオーバーを正常に整えてくれるビタミンAを積極的に摂る事が大切です。
- うなぎ
- レバー
- 卵
- 牛乳
- チーズ など
花粉用マスクだけじゃ防げない肌荒れの予防対策方法は食べ物から見直そう!!
美白成分の効果について
厚生労働省の規定では各化粧品メーカーが美白と呼んでいる成分は、メラニンの生成を抑えてシミやソバカスを防ぐ物を言います。
或いは、これに似ている効能を表示する事を認められた成分になっています。
規定によって認められている有効成分は20種類あります。
この有効成分を配合した医療部外品の承認を受けた化粧品に限ってシミ・そばかすを防ぐと言う表示が出来ます。
シミの種類や原因は多くありますが、大きな原因は紫外線によるものです。
紫外線が肌に当たると人間の身体は刺激を受けたと判断して肌の内部を守ろうと働きます。
その時に表皮細胞から分泌されるのがエンドリセンという情報伝達物質です。
エンドリセンはシミの元になる細胞「メラノサイト」と言う物質にメラニンを作る様に細胞に指令を出します。
メラノサイトで最初に生まれるのがチロシンと言うアミノ酸です。
チロシンに酸化酵素であるチロシナーゼが働きかけるとメラニン色素に変化する仕組みです。
紫外線を浴びずにいられれば肌のターンオーバー(細胞の生まれ変わり)と共にメラニンは排出されていきます。
様々な原因でメラニンが過剰に生成されてしまうと、肌にメラニン色素が蓄積してしまいシミになってしまうのです。
知っておきたい美白の本来の意味!美白の定義と美白ケアの基礎をお教えします!!
美白成分のホワイトニング効果
どんな成分が美白成分のホワイトニング効果があるのか、詳しく見てみましょう。
成分名 | 効果 |
L-システイン | 身体の中から代謝を促進する働きや抗酸化作用のあるアミノ酸です。 美白には欠かせない成分であり、肌のターンオーバーを正常にする作用によりシミ・ソバカス・肌荒れなどのトラブルを少なくする効果を期待する事が出来ます。肌荒れやニキビなどの肌トラブルを無くし、老化の原因になる活性酸素を取り除いてくれる作用があります。 肝機能を高める効果もあり、脂肪も溜め込みにくくしたり二日酔い防止や疲労回復にもおすすめです。 |
ハイドロキノン | アメリカで美白成分と言えばハイドロキノンが主流であり、肌の漂白剤と呼ばれているくらい美白パワーを持っています。
シミの原因のメラニン色素の合成を抑える効果があり、その美白効果はコウジ酸やβアルブチンの50倍~100倍と言われています。 医療レーザー治療の現場や肝斑(かんぱん)治療などでも使用されている成分です。 |
アルブチン | 先程のハイドロキノンを安定させて高めた美白成分です。 メラニンの合成を強力ブロックし、日焼け後に出来るシミを予防・改善する働きを持っています。一般的な化粧品に含まれるβアルブチンの約10倍の美白パワーを持ち、肌なじみが良いαアルブチンの方がおすすめです。 |
マグノリグナン | マグノリグナンは他の美白有効成分とは異なっており、チロシナーゼの成熟を抑える事でメラニンが合成されない様にする成分であり、シミの元となるメラニンの発生を防いでくれます。
天然由来成分ですので殆ど副作用がありません。 |
4MSK | 4MSKは4-メトキシサリチル酸カリウム塩の略です。
メラニンの生成やチロキシナーゼの活性を予防する成分で、溜まったメラニンを身体の外に排出する作用も持っています。 |
ニコチン酸アミド | ニコチン酸アミドはナイアシンアミドとも呼ばれており、水に良く溶ける性質を持っています。
厚生労働省が認可した医療部外品有効成分として承認されています。 皮膚の表皮細胞に働きかけてメラニンがシミを作るのを防いでくれます。 |
t-AMCHA | 紫外線を浴びたと言う事を伝える物質プロスタグランジンを抑えるため、紫外線を浴びた事を無かった事にしてくれます。
また、肌荒れを防止する効果も期待する事が出来ます。 |
グラブリジン | グラブリジンは生薬として古くから親しまれてきた甘草の根から抽出された成分です。 メラニンを生成する酵素の働きを邪魔してメラニンが肌で生成されない様にしてくれます。 ビタミンCより強力な抗酸化成分
どの成分も普通のビタミンCに比べて8倍の浸透率で12時間もの持続性を持つ成分です。 シミを起こしてしまう活性酸素やメラニンに効いて、シミが出来るのを防ぎます。 |
美白化粧品は本当に美白に効果があるの?
シミやくすみをどうにかしたいという場合、美白化粧品を探してみると様々なものがあります。
一口に美白と言っても今あるシミを薄くしたい・これから出来るシミを予防したい・くすみを消して顔色を明るくしたいなどお悩みや目的によって選びたい成分が違ってきます。
ここでは、おすすめの美白化粧水をご紹介していきたいと思います。
人気の美白化粧品第1位 サエル じっくり試せる10日間トライアルセット
- メーカー名:DECENCIA
- 商 品 名:サエル じっくり試せる10日間トライアルセット
- 価 格:¥1,480(税込)
薬用美白化粧水と薬用美白美容液、そして薬用美白クリームが入っています。
サエルの特徴は敏感肌の為の美白と言う視点で作られていますので、肌が弱い人に向いています。
敏感肌特有のシミやくすみに効果的であり、保湿に優れていますので肌を守りながら美白する事が出来ます。
黒くなったメラニンを元の色に戻すオリジナル配合がされています。
敏感肌特有のシミやくすみに安心の美白ケアになっており、主に敏感肌の女性向けに作られています。
様々なコスメランキングで常に上位に入っている人気商品です。
有効成分と保湿成分が肌の奥まで浸透して乾燥による刺激から肌を守りながら、メラニンによる黒ずみを白く戻してくれる化粧品です。
人気の美白化粧品第2位 FANCL 無添加ホワイトニング美白1ヵ月実感キット
- メーカー名:FANCL
- 商 品 名:無添加ホワイトニング美白1ヵ月実感キット
- 価 格:¥1,830(税込・初回限定価格)
無添加ホワイトニング美白1ヵ月実感キットの特徴は、無添加かつ医療部外品ですのでアトピー肌の方でも美白ケアをする事が出来ます。
基本スキンケアは化粧水と乳液の2ステップのみです。
しっかり潤いながら有効成分を閉じ込めますのでホワイトニングをする事が出来ます。
シミやくすみ、或るいはそばかすや乾燥対策がまとめてする事が出来ます。
FANCLと言えば無添加に強いイメージですが、この商品は薬用の美白化粧品です。
独自発想成分のアクティブビタミンCと言う成分が肌に浸透し、より効果的に美白成分を持続させてくれますのでメラニンが黒くなる前からシミが発生するのを防いでくれます。
人気の美白化粧品第3位 KYO BIJIN 美容液ジェル
- メーカー名:KYO BIJIN
- 商 品 名:美容液ジェル
- 価 格:¥5,800(税込)
KYOBIJINの特徴はオールインワン美容液ジェルですのでスキンケアはワンステップであり、このワンステップで美白・保湿・エイジングケアが同時にする事が出来ます。
主成分に白樺の樹液を使用していますので美肌効果が高いです。
ベースに白樺の樹液が使われており、植物エキスやシルクなども配合されているオールインワンタイプの化粧品です。
医療部外品や薬用ではないですがビタミンC誘導体を配合しています。
その他の有効成分としてビタミンPが挙げられます。
ダブルビタミンにアセロラエキスなどの自然成分、他にもコラーゲンとヒアルロン酸や3種類のセラミドで保湿します。
また、フラーレンとアミノ酸誘導体でエイジングケアも期待する事が出来ます。
この商品は40代以上の乾燥する肌を守ろうとする日本人の肌環境に合わせた美白と言う事に重きを置いています。
『衝撃!!漂白剤が地黒の犯人逮捕』肌を白くするその方法とは一体?
生活リズムを整えながら、美白化粧品も使いましょう
シミができてしまった場合には美白成分が含まれている化粧品でケアする事が大切です。
くすみも同じく美白化粧品でケアする事で改善する事が出来ます。
シミが出来ている深さによっては病院で治療を受けなければ消えない場合もあります。
治療を受けても日々の生活やスキンケアの方法を直していかなくてはシミを消す事は出来ません。
ターンオーバーを促進させるために十分な睡眠を取って正しくスキンケアをしましょう。
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