今回はロングヘアの方への記事です。
髪が長い方、髪へのお手入れはどうされていますか。
長いと洗うのも時間かかるし、食べる時や作業する時は邪魔になるから結ばないといけない。
あるいはただ単に切るのがもったいないから、めんどくさいからと伸ばしたままって方もいるでしょう。
今回「女性」とひとくくりにしましたが、このようなロングヘアの男性ももしかしたらケアにお困りなのではないでしょうか。
ロングヘアでお悩みの皆様に、ご覧いただけると嬉しいです。
Contents
寝ている間に与える髪への影響
お肌を整えるのに睡眠が必要なように、髪の毛の成長のためにも睡眠は大事なものです。
しかし、その時間中に良くない影響もあるようです。
寝ている間の髪の毛の変化
睡眠に入っていると体の様々な組織の修復を行うのに「成長ホルモン」が分泌されます。
この成長ホルモンというのは、頭皮や髪の毛に栄養素を与えてくれる「毛母細胞」に働きかけるから大事なんです。
この細胞が一番活発になるといわれるのが22時~翌2時なので、なるべくこの間にしっかり睡眠をとってほしいものです。
睡眠不足が長期間続くと切れ毛や枝毛、抜け毛といったものが増えたり、白髪も増える原因にもなります。
髪を生まれ変わらせて増やすには、しっかりした睡眠が必要なのですね。
なぜ起きたときに抜け毛が出るの?
朝起きたときに髪の毛が抜けていたら良い気分はしないと思います。
もしかして「薄毛のサインでは?」と心配する人もいるでしょう。
しかし、ある程度の抜け毛は髪の成長に不可欠な現象なのです。
髪の毛は「成長期→退行期→休止期」を繰り返して生え変わっていきます。
この「休止期に入った髪の毛」は抜け落ちて、その後新しい髪の毛を生やします。
この仕組みを「ヘアサイクル」と呼びますが、このヘアサイクルがあるため健康な人でも1日に50~100本程度の髪の毛が抜けるのだそうです。
右側でも左側でもどちらかを下にして眠ると、片側の方に体重が常に乗るようになり、肩こりが起こりやすくなります。
また、うつ伏せに寝ていても大抵首をどちらかに向けることになるため、首の筋肉が片側のみ乗っかってバランスが崩れます。
このようなアンバランスな姿勢では、筋肉が緊張し頭皮を硬くなっていきます。
それが抜け毛へとつながってしまうのです。
一番良いのは仰向けで腕などの力を抜いて眠る姿勢ですよ。
寝ているときの髪の毛のダメージ
朝起きると髪の毛がダメージ受けているってことありませんか。
それはこうした理由があるからなのです。
その際に摩擦が起きて、その摩擦で髪が傷んでしまっているんです。
特に髪をしっかり乾かさないで寝てしまうと、髪の毛の表面にあるキューティクルが剝がれやすい状態になって摩擦が起こりやすくなります。
特に髪の毛が長い人は要注意です。
特に後頭部より下の襟足あたりが絡まりやすいですね。
この部分は枕やシーツに一番密着している場所であるため、摩擦が起きそれにより絡まりも生じてしまうのです。
枝毛になったり、襟足が極端に短かったりしていたら、この絡まりによるダメージが起こっている可能性があります。
寝相と寝癖の関係
皆さんも経験あるかと思いますが、朝起きたときに寝癖がひどくて身だしなみに時間がかかることありますよね。
なぜ寝癖ができるのか、寝方と関係があるのか見ていきましょう。
なぜ寝癖が起きるの?
どうして寝癖がついてしまうのか、一番の原因は髪が濡れたまま寝てしまうことです。
髪の形は髪の内部にある「水素結合」によって決まります。
この結合は髪を濡らすと簡単に切れ、乾かすことによって再結合します。
つまり、髪の毛が濡れたまま寝ると、寝ているうちに髪の毛が枕や布団に押し付けられて「水素結合」が形を変えた状態でつながっていくというわけです。
湿気の多い雨の日に髪がうねってしまうのもそうした原因です。
また、寝ているうちに搔いてしまう汗も寝癖の原因の一つです。
寝汗によって水素結合が切れて再結合したときに、寝癖がついてしまう可能性があります。
寝相と寝癖は関係あるの?
皆さんは日頃どんな体勢で寝ていますか。
寝相は髪の毛のダメージにつながる先ほど記載しましたが、寝癖にも関係あるのでしょうか。
寝癖がついてしまうのは髪が頭部と枕や布団とに挟まれるからです。
この際枕やシーツに頭を押し付けてしまうため、髪が圧迫されて摩擦を起こしてしまうのです。
言ってみれば寝相の悪さと寝癖がつく髪は比例します。
しかし、言い換えれば寝癖がひどいなと感じた日は睡眠環境を見直すチャンスです。
寝具は合っているか、部屋の環境は快適かなど物理的な問題もありますし、ストレスが溜まっているといった体からのSOSが出ているからかもしれません。
このように寝癖と寝相は関係しているのです。
寝る時に出来るロングヘアのヘアケア
では、ロングヘアの方は寝る時にどんなヘアケアをすれば良いのでしょうか。
ドライヤーでしっかり髪を乾かす
ロングヘアに限ったことではないですが、寝る時はしっかりと髪の毛を乾かしましょう。
濡れている状態の髪の毛は表面のキューティクルが開いて剥がれやすい状態になっています。
それにそうした髪や頭皮は雑菌も増えやすいです。
ロングヘアだとドライヤーで乾かす時間も長くなりますが、髪や頭皮の健康のためにもきっちりと乾かしましょう。
- しっかりタオルドライする
この際優しい力でポンポンと水気を拭き取れば、摩擦による髪のダメージを軽減できます。 - 洗い流さないトリートメントをつける
髪の真ん中から毛先あたりにつけていくことがポイント! - 頭皮にドライヤーを当てていく
ドライヤーは20cm以上離しながら行いましょう。 - 冷風を当てて仕上げる
寒いかもしれませんが、冷風を当てることでキューティクルが締まって髪のツヤ感が増すそうです。 - 乾かしたらブラッシングして仕上げましょう。
よって、ロングヘアでも寝ている時の摩擦を抑えることができます。
トリートメントはご自身の髪質や悩みに合わせて、オイルタイプ・ミルクタイプ・ジェルタイプなどから選んでみてくださいね。
寝る時は髪をまとめる
ロングヘアの場合、髪を寝る時にまとめておけば就寝中の髪の動きをある程度には抑えられ、摩擦による髪のダメージを軽減することができます。
寝返りを打つ方にもおすすめです。
- 髪を分け目に沿って2つに分ける
- 左右を両方ともゆるく三つ編みをする
- 両方を幅の広いゴムで結ぶ
ゴムで結ぶだけなので不器用な方にもおすすめです。
あまりきつめに結ぶと、次の日の朝に跡がついてしまうのであくまでゆるく結ぶのがコツです。
髪の根元がうねりやすい方には打ってつけの摩擦対策だと思われます。
前髪が長い場合は束ねるか留める
センターパーツなど前髪が長い方っていますよね。
そうした場合は前髪をゴムでゆるく結ぶか、ピンで留めると良いでしょう。
寝る時に前髪を結ぶのは髪のキューティクルの保護のためだけではありません。
髪には意外と汚れや雑菌がついています。
前髪がおでこに触れることで、ニキビができるのを防ぐ役割があります。
前髪を結ぶことで髪だけでなく、おでこの皮膚もケアできるというわけです。
寝る時に使うナイトキャップの使い方とその効果
ナイトキャップを使っている方はあまりいないかもしれませんが、このアイテムは髪の毛を保護してくれます。
どのように使っていけば良いのでしょうか。
ナイトキャップをつける効果
そうなると髪にも負担がかかるということをこれまでお伝えしてきました。
ナイトキャップはそんな髪同士や髪と寝具との摩擦を軽減してくれます。
切れ毛や抜け毛の量も変わってくるかと思われます。
頭皮も肌なので乾燥は大敵です。
乾燥が悪化すると肌のターンオーバーが乱れて角質が増え、フケやかゆみになりやすくなります。
ナイトキャップをかぶると頭皮は適度な湿度を保ち、髪もしっとりと潤うようになります。
ナイトキャップをかぶるだけで、必要以上に広がったり、髪同士が絡まり合うのを防止し、まとまりのあるスタイルで朝を迎えられます。
ナイトキャップは寒暖差にも対応してくれるアイテムだとも言えます。
- 夏:寝汗を吸ってくれたり、髪がまとわりつくのを防ぐ
- 冬:密閉された頭部を寒さから守る
ナイトキャップの付け方
ナイトキャップにもかぶり方のコツというものがあります。
ましてや今回の記事は「ロングヘア」です毛量が多いので、かぶり方を学んでみましょう。
前髪に気を付けること
前髪というのは一度癖がついたら、なかなか取れないものです。
前髪はヘアスタイルの印象を左右するので、かぶる際も気を配らなければなりません。
前髪にもいろいろありますが、短い人やぱっつんの人は特に注意です。
そのままかぶれば前髪が上に上がってしまったり、うねったりしてしまうのでしっかり整えてキャップで覆いましょう。
前髪が長い人は分け目ぐらいで、そんなに心配する必要はありません。
ロングヘアならでのポイント
ロングヘアの方が髪をナイトキャップに収める方法は2つです。
- ナイトキャップをおでこ側からかぶって後頭部まで下げたら、髪を中央で分けてからまとめて、左右に入れ込む
- あらかじめロングヘアを頭頂部付近でお団子状にクルッとまとめておいて、片手でナイトキャップをおでこからかぶる
ロングヘアの方の寝る時に付けるヘアバンドの付け方
寝る時にヘアバンドを活用しても良いかもしれません。
これも髪を傷ませない方法になります。
やり方としては、100均などで売っているヘアバンドを頭に付け、二つに分けた髪をヘアバンドに巻き付けていくだけで完成です。
これなら髪を傷めずにゆるくもしっかりしたカールができます。
また、前髪だけをヘアバンドで上げるだけでも良いでしょう。
その際は、タオル生地やニット生地などの柔らかい素材で行なってくださいね。
大切な髪をダメージから守って快眠を
今回はロングヘアの方必見の記事でした。
髪のためには睡眠が必要ですけれども、お手入れや寝相によって翌朝の髪の状態が変わることを知りました。
きちんと乾かさないで寝ると寝癖がつきやすくなります。
寝る前のケアをちゃんとしましょう。
ロングヘアの方はいろいろなヘアケアグッズがあります。
記事で紹介したアイテムや方法でロングヘアの美しさを維持していってみてくださいね。
皆さんの伸ばした長い髪をツヤ髪へとさせましょう!
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