紫外線が他の季節よりも多く降り注ぐ夏場。
お子さんを車に乗せる際、「ちょっと車で送り迎えをするだけだから」「車内なら紫外線も届かないだろう」と考えている方は多くいらっしゃると思います。
車に乗っているときは油断しがちですが、紫外線は車内にも入り込んで来るため危険です。
今回は、車内に乗っているときの紫外線対策方法。
また、保育園などの送り迎えが必要なお子さんや、チャイルドシートに乗せている赤ちゃんなどの紫外線対策について紹介します。
Contents
車の中の紫外線はどれくらい?
車の中の紫外線はどれくらいなのでしょうか?
日常の紫外線で美容に影響を与えるのはUV-AとUV-Bの2つです。
UV-Bはガラスである程度遮ることができるのですが、UV-Aはガラスをほとんど通過してしまいます。
その後、色素沈着が起こって褐色の日焼けとなります。
また、焼けすぎるとシミの原因にもなりえます。
真皮まで達するUV-Aは地表に届く全紫外線のうち約95%を占めるので、UV-Bよりも対策が念入りに必要になってきますが、このUV-Aは残念ながらガラスを通してしまうのです。
とはいっても、車の中ならば光を全身で浴びている訳ではないし、屋外にいる時よりも紫外線の量はずっと少ないのでは?と思いがちです。
しかし実際は、屋外のUV-A紫外線量を100%とすると、なんとその80%が窓ガラスを通してしまいます。これは、曇りの日の屋外の紫外線量よりも多いのです!
通常の窓ガラスでは、紫外線はほぼカットできていないということがお分かりいただけるかと思います。
さらに、直接陽の当たらない部分でも反射や散乱によって約10%が届いてしまいます。これでは車の中でも気が抜けないです。
車だと日傘をさしたり帽子を被ったり、日陰を選んで動くというような対策もできないので、予想以上に紫外線を浴びてしまいますね。
言葉を話せない赤ちゃんはどのような点に注意すれば良い?
私たちは通常の生活の中では絶対に紫外線から逃れることは不可能です。
ですが、出来るだけの対策は行いたいですね。
外に出る時には様々な対策を立て、なるべく紫外線の負担を赤ちゃんにかけないようにしましょう。
ベビーカーを使用するときは、日差しを遮るために日よけカバーを使用したり、UVカット加工がされているブランケットに変えるだけでも効果があります。
また、外出する際には親御さんの都合もあるかと思いますが、出来るだけ紫外線の少ない時間帯、夏場ならば日差しが落ち着いてくる夕方頃がオススメです。
肌の露出を防ぐだけで、紫外線を大幅にカットすることが可能です。
といっても、赤ちゃんの体は体温が高いので、赤ちゃんが熱中症にならないように十分に注意をし、長袖に長ズボン、帽子なども必要に応じて使用しましょう。
中でもおすすめなのはサングラスです。
大人が使用しているイメージのサングラスですが、海外では当たり前のように小さなお子さんも使用しています。
紫外線は肌だけに影響があると思われがちですが、紫外線は目からも吸収されて脳に届き、メラニンを作って体を防御しなさいという指令を出してしまいます。
そのため、目から吸収される紫外線をカットすることが実はとても重要な働きをします。
赤ちゃん用サングラスを使用して、肌も目も同じように対策してみましょう。
サングラスで紫外線対策!紫外線から目を守るにはどのようなサングラスが必要?
日焼け止めもサングラスと同様に大人用のイメージがありますが、今では赤ちゃんや子供用の肌へ負担が少ない日焼け止めも販売されています。
日焼け止めを使う際、腕や顔や首など体の上の部分に意識を向けがちですが、忘れやすいのが足元です。
足元までしっかり塗って、全身を日焼け止めでくまなくケアしてあげてください。
日焼け止めを使う際に気を付けたいことは、一番の前提として赤ちゃん用の日焼け止めを正しく選ぶことが重要です。
選ぶ時には無着色・無香料、紫外線吸収剤未使用、ノンケミカルの日焼け止めを選んでください。
そして、きちんとパッチテストをして安全確認を行いましょう。
そのブランドが赤ちゃんとの相性が良いか見極める必要があります。きちんと問題がないと分かった時点で使用することが大切です。
車内での赤ちゃんの紫外線対策は?
赤ちゃんとのお出かけの際に盲点になりがちな車での紫外線対策。
テレビなどで耳にすることがあるように、車内と言うのはちょっとの隙に気温が急激に上がる大変危険な場所です。
このことを知っていて、熱中症対策をしっかりとするお父さんやお母さんはたくさんいますが、紫外線に対しては対策が十分にとれていない方が多いです。
日頃から保育園などの送迎で車に乗る赤ちゃんは、季節を問わず日焼け止めなどを使用する必要があります。
- 窓ガラスにUVカットスプレーを塗っておく
- 車の窓にUVカットカバーを取り付ける
- 紫外線カットフィルムを貼る
車窓から侵入する紫外線をカットする上で、市販のグッズを使用するのはとても有効な対策になります。
紫外線がピークに達する春~夏にかけてのシーズンでは、日焼け止めを2~3時間置きにこまめに塗り直してあげたり、10分以上の車での移動がある場合は、あらかじめ赤ちゃん用の日焼け止めを塗っておくと安心できます。
車の窓に紫外線カットフィルムは必要か?貼らなかった場合のデメリットも徹底解剖
赤ちゃんが紫外線を浴び続けてしまうとどうなる?
幼いうちから紫外線を浴び続けてしまうと、将来のお肌に差が出てしまいます。
肌に蓄積された紫外線は長い歳月をかけなら将来のシミやシワの原因となってしまいます。
昔から子供の日焼けは元気な証というイメージを持ちがちですが、将来大人になった時にボロボロのお肌といった状態では、両親にとっても本人にとっても好ましい状態ではないでしょう。
美容を気にしている女性にとって紫外線は非常に厄介な存在ですが、それだけではありません。
皮膚ガンや免疫機能の低下、さらに白内障など、あげていけばキリがありません。
紫外線は深刻な健康的被害を招く原因でもあるのです。紫外線はこのような病気の発症率を引き上げてしまいます。
熱中症対策だけではなく、車の中の赤ちゃんにも紫外線対策を!
意外と安全だと勘違いしやすい車でも、約80%ものシミやシワの原因となる紫外線を通してしまいます。
車の中でも気を抜かず、日焼け止めやサングラスなどを使用していきましょう。
他の対策としては、窓ガラスにUVカット加工が施せるスプレーや、UVカットの窓カバー、サンシェードを取り付けるだけで紫外線から身を守れます。
また、赤ちゃんが受けるダメージは大人が受ける以上のダメージを及ぼします。目には見えないものの、その紫外線は着々と身体に蓄積されてしまい、将来に悪影響を及ぼしてしまうのです。
紫外線のケアは早めが肝心です。
赤ちゃんの日焼け止め対策は車内や室内にいる時でも忘れないように努め、大切な赤ちゃんの敏感なお肌をしっかりとお父さんやお母さんがケアしてあげましょう。
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