近年、紫外線は子供の肌にも悪いと認知され始め、子供用の日焼け止めなどが多く販売されています。
ですが、それでも肌荒れしてしまうお子様や、ノンケミカルタイプのものであっても日焼け止めを子どもの肌に塗ることに抵抗感のある親御さんもいらっしゃると思います。
そこで今回は日焼け止めではなく、紫外線から子どもの身を守る衣服やその素材をご紹介したいと思います。
子供服で紫外線対策はできるのか?
何も対策を施していない子どもの普通肌では、しっかりと紫外線から守ることは出来ません。
服や上着で紫外線を防ぐのに大切なのが、紫外線カット加工を施されている素材を選ぶことです。
紫外線カット加工の素材は練り込みタイプとコーティングタイプの二種類があります。
コーティング素材
紫外線をカットするコーティング剤を表面に塗布したもので、効果は洗濯によって少しずつ劣化していってしまいます。
練り込みタイプ
布地にUVカット加工の素材を練り込んであり、半永久的に効果が持続すると言われています。
小さい子どもを守るおすすめのUVカットのベビー服!
子ども服業界ではUVカット製品がたくさん販売されています。
子ども向けのかわいいデザインが多くある印象です。
UVカットベビーマント
- メーカー名:ソレイアード
- 商 品 名:UVカットベビーマント
- 価 格:¥4,428(税込)
接触涼感という加工が施してある、暑い夏にピッタリな便利な商品です。子どもの手を通さないで着せることができるマントタイプなので、必要な時に手早く着させることができます。
紫外線カット率は93%。フード付きなので首の後ろも心配なく紫外線を防ぐことができ、夏をいつもより涼しく過ごす事ができる上、室内の冷房対策にも使う事ができる優秀なアイテムです。
UVカット オーガニックベビーポンチョ
- メーカー名:Design furniture
- 商 品 名:UVカット オーガニックベビーポンチョ
- 価 格:¥7,687(税込)
この商品は毛布の生産地して有数な大阪府の泉大津市で製造されている、匠のこだわりのポンチョです。
オーガニックコットンを使用していますので真夏でも蒸れにくく、肌にとても優しいアイテムです。
オーガニックコットンとは有機栽培とも言われているもので、3年以上化学薬品を使わない畑で一切の科学物質を使用せずに栽培された綿花のことです。
加工の上でも化学物質を使用していなく、紫外線カット率は99%以上。ポンチョ型なので手早く羽織る事ができるとても優秀な商品です。
プッチー&うさこ タック天竺パーカー
- メーカー名:ミキハウス
- 商 品 名:プッチー&うさこ タック天竺パーカー
- 価 格:¥16,200(税込)
女の子はピンクにうさぎの、男の子は白地にくまの小さな刺繍をふんだんに使用。ジッパーのチャームの形がキュートで細部までこだわっています。UV遮断率80%以上の素材を使用しています。
屋外先での紫外線や冷えた室内での冷房対策にも便利な商品であり、薄手で通気性の良い素材です。サイズは80cm~120cmと、小さな赤ちゃんでも着せることができ、軽量なので持ち運びは楽です。
アンパンマン着ぐるみ総柄プリントTシャツ
- メーカー名:バンダイ
- 商 品 名:アンパンマン着ぐるみ総柄プリントTシャツ
- 価 格:¥1,300(税込)
小さな子供たちから不動の人気を誇る、アンパンマンデザインの紫外線カット半袖シャツです。アンパンマンが大好きなお子さんならきっとお気に入りになるはずです。
綿100%で清涼感がありサラッと着心地が良く、アンパンマンとバイキンマン、ドキンちゃんが着ぐるみを着ているという珍しい柄の仕様になっています。
カラーは爽やかなサックスとアイボリーもあって、他の洋服とも合わせやすいのもメリット。
男の子向けの商品ですが、アイボリーならば女の子でも可愛らしく着ることができそうなので、兄妹でお揃いにできる商品となっています。
サイズは80cm~95cmがあり、2~3歳頃までの着用が可能です。
紫外線対策ができる子供服の色は?
紫外線を防ぐためには紫外線の通りやすさを示す透過率が深く関係性があります。
服で紫外線をカットするには、一体どの色が適切で効果的なのでしょうか?
紫外線の透過率は低ければ低いほど紫外線対策になります。黒系の濃い色は紫外線を吸収し、透過率が低く、白系の明るい色は透過率が高いと言われています。
ただ、暑い時期に全身黒づくめの格好というのは暑苦しく感じられてしまいますし、なによりも子供が嫌がりそうですよね。
対して白は紫外線を反射する効果がありますが、四方八方から降り注ぐ全ての紫外線を反射でカバーするのは厳しいので、生地から紫外線を通してしまう割合の方が多いです。
紫外線を通しにくい色の順番は、紫外線透過率が低い順として下記のようになります。
素材や紫外線量によって変わります。純粋なカット率であるならば、黒なら100%近くの紫外線カット、白では約80%の紫外線をカットしてくれます。
黒やダークネイビーの服は紫外線を通しにくく、白やオフホワイトの服は紫外線を通しやすいです。ですが、UVカット加工が施されると何も加工がされていないピンクよりも、UVカット加工が施されたオフホワイトの方が紫外線を通しにくくなる傾向にあります。
黒い服が紫外線を通しにくい色とはいえ、実は紫外線対策には黒い服が一番の色なのですが、そう言い切ることができません。黒は熱を吸収しやすく、日差しの強い屋外では暑さを感じやすくなる傾向があるからです。
そこで、真夏の日中に紫外線対策ができるおすすめの服の色があります。それは実は黄色。
黄色は紫外線を通しづらい効果があり、なによりも黄色は夏のイメージに合わせやすいので、子供服のバリエーションも広がりますね。
そこで紫外線が降り注ぐ季節では、種類やバリエーションが豊富にあるUVカット加工のされている服や上着を使用しましょう。
特に、薄い色の服や帽子を選ぶときは、UVカット加工されているものを選ぶことが重要なポイントになります。
UVカット加工のされている衣服ならば、紫外線から肌を守りながらオシャレ度も上がって楽しくなりますよ。
素材はどんな物があるのか?
肌に塗るタイプの日焼け止めと同じぐらい効果があるのはデニム生地です。
デニムの分厚く目の細かい繊維は紫外線対策に際立った効果があり、99.94%の紫外線を遮ってくれます。
他にも、光沢があったり合成だったり、目が細かい繊維には大きな紫外線防止効果があり、ポリエステルやビニール、ナイロン製品は大抵のものが紫外線を98%ブロックします。紫外線を弾くのは、やはりUVカット繊維(紫外線遮断繊維)なのです。
さらに、UVカット繊維は色に関わらずほぼ100%紫外線をカットできるといわれています。
繊維に紫外線を吸収するセラミックスを生地に織り込んだ物や、紫外線吸収剤で繊維をコーティングしたものがありますが、コーティングしたものは洗濯を繰り返すと徐々に劣化してしまいます。
対して、練り込んだものは洗濯をしても効果は変わりません。
服の素材によって紫外線のブロックの率が変化します。
シルクの白い日傘は涼しげで品がある印象を持ちますが、UVカット加工がされてない限り紫外線カット効果は残念ながら期待できません。
ウールは紫外線を通しにくい素材として知られ、紫外線B波を90%以上もカットしてくれますが、編み目が粗い服やストールの場合は紫外線をブロックできず、十分な結果が期待できないのです。
ポリエステルは紫外線を吸収する働きがあり、屋外スポーツのユニフォームなどでも採用されています。
少し前のポリエステルは汗をかくと肌にくっついてしまい不快感がありましたが、近年では技術が飛躍的に向上して速乾性が高まり、夏の涼感素材やドライ素材としても人気が高いです。
以上の事をまとめると黒色かつ生地が厚く、織り目が細かいものほど紫外線のブロック効果が期待できます。
とはいえ、夏に全身黒のファッションでは暑苦しい印象になってしまいますので、夏によく合う白やパステルカラーなどの淡い色の服はUVカット加工やUVカット繊維が入っている物を選ぶのがおすすめです。
子どもにも紫外線対策を
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
紫外線透過率は白よりも黒の方が低いですが、黒は紫外線と共に熱までも吸収してしまいます。
なので、おすすめの色としては紫外線透過率が低く夏の季節にも似合う黄色がおすすめです。
素材もデニム生地やポリエステル、そして編み目が詰まったものほど紫外線カット率が期待できます。
子どもは自分の力で紫外線対策ができませんので、UVカット加工した服選びなどは周りの大人が気を配ってあげることが大切になってきます。
日差しが強いこの季節、紫外線対策は健康のために大人も子どもも関係なく非常に重要です。
しっかりとした紫外線対策で大切な子どもの肌を守ってあげてくださいね。
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