紫外線は地面で反射する?照り返した紫外線の対策方法とは?

植木鉢を持っている女性 紫外線

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降り注いでくる紫外線は気になりますよね。
帽子、日傘、サングラス、日焼け止め、UVカット加工が施されている衣類を着用していれば紫外線対策も万全!と思われていると思います。
しかし、紫外線は地表に降り注ぐとコンクリートなどの地面に当たって反射してしまいます。
地面で反射した紫外線は上に向かってきますので顔などに紫外線を浴びてしまいます。
どうすれば反射した紫外線から守る事が出来るのでしょうか?
今回は紫外線は反射するのか、紫外線が反射しやすいもの、アスファルト・ビル・雪は紫外線を反射するのかについて見ていきたいと思います。

紫外線は何かに当たったときに反射するのか?

紫外線は地上から降り注いできますが、降り注いできた紫外線は果たして地面に反射するのでしょうか?その答えはYesです。
屋外にいる場合は地上から降り注ぐ紫外線を浴びるだけではなく、地面で反射された紫外線も浴びてしまいます。

紫外線の反射の割合は地面の状態により大きく異なってきます。
草地やアスファルトでの反射率は10パーセント程度ですが、砂浜では10~25パーセント、新雪では80パーセントの反射率になります。

また、地面で反射された紫外線の一部は上空に向かい、大気で再び散乱されて降り注いできます。
地面の反射率が大きい場所は、反射率が小さい場所に比べて散乱光が強くなってきます。

紫外線を反射しやすいものとは

紫外線反射率
  • 新雪     80パーセント
  • 砂浜     10~25パーセント
  • 水面     10~20パーセント
  • アスファルト 10パーセント
  • 草地・土   10パーセント以下

降り注いでくる紫外線を100パーセントとした場合、降り注ぐ紫外線に反射した紫外線がプラスされる形で紫外線を浴びてしまう事になります。

例えば新雪に反射してその紫外線を浴びてしまったら、空から降り注いでくる紫外線の強さが100、雪に反射した紫外線が80、合計で180なので、通常の1.8倍の紫外線を浴びてしまう事になります。

環境省が発表している紫外線反射率のデータを見て、ずば抜けて高い数値を示しているのが新雪での紫外線反射率です。

雪が積もっているゲレンデやスキー場は紫外線量がかなり高いと言う事になります。
また、スキー場やゲレンデは比較的標高が高い所にありますので、標高が高い分紫外線を多く浴びてしまいます。

海に来ると砂浜が眩しく感じると思います。
砂浜の紫外線反射率は10~25パーセントと水面よりも高く、砂浜で日光浴をしているとすぐに日焼けをしてしまいます。
その理由として砂の色は白く、白い色は紫外線を反射します。

軽井沢などの避暑地などに行かれた時に、湖などにも行かれる方は多いのではないでしょうか。
水面の紫外線反射率は10~20パーセントで、市街地にいるよりも反射率が高いと言えます。
海で泳ぐと日焼けをしやすいのも水が紫外線を反射し、顔や身体など肌に当たってしまうからです。

公園や広場などの土で覆われている場所の紫外線反射率は10パーセント以下です。

紫外線を浴びる事でどの様な影響があるの?

アスファルトも反射するの?

歩行者が歩いている歩道

地表に降り注いだ紫外線はアスファルトに跳ね返され、跳ね返った紫外線が肌に当たってしまい肌トラブルの原因となってしまいます。

日傘を差していたのに日焼けをしてしまったと言う体験をされた方もいらっしゃると思います。
日傘を差していても日焼けをしてしまうのは、アスファルトに紫外線が反射して下から紫外線を浴びてしまう事に原因があります。

アスファルトの照り返しによる紫外線量は10パーセント程度ですが、何の対策もしないのは良くありません。

照り返しによる紫外線を防いでくれるアイテムは日傘になりますが、日傘の内側の色に注意を払う必要があります。
日傘の内側が白に近い色になると照り返しの紫外線を反射してしまい、紫外線を浴びる事になります。
逆に黒に近い色になると照り返してきた紫外線を吸収してくれますので、日傘の内側の色は黒色が良いと言えます。

雪は反射率が高いので特に警戒を

雪に降り注ぐ太陽光

冬の楽しみと言ったらスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツではないでしょうか?
冬は紫外線量が少ないからと紫外線対策を怠ると日焼けをしてしまいます。

冬でも日焼けを起こしてしまう原因は紫外線です。
雪に太陽光が当たると紫外線の80~90パーセントが反射してしまいます。
この反射光は直射日光を浴びているのと変わらない紫外線量になります。

2つ目の原因として挙げられるのは、冬の太陽の位置が夏に比べて低いと言う事です。
日差し自体は夏ほど強くありませんが、冬は低い位置から沢山の紫外線が注がれてその紫外線を雪が跳ね返していると言う事になります。

スキーやスノーボードを行う際にはどんな紫外線対策を行えばよいのでしょうか。

ゴーグルを着用する
紫外線をカットしたいのであればサングラスやメガネでも大丈夫です。
しかし、スキーやスノーボードをある程度やるのであれば、UVカットが施されているレンズを使用した専用のゴーグルの使用は必須なのではないでしょうか。
日焼け止めを塗る
ゴーグルの着用で目の周りの日焼けを防いでも、日焼け止めを塗らないとゴーグル焼けになってしまいます。
スキー場での紫外線は強いので日焼け止めを2~3時間ごとにしっかりと塗りましょう。
顔以外の露出部分を隠す
バンダナやネックウォーマーなどで顔の露出部分を隠している方が多いです。
ポイントとしてUVカットが出来て通気性に優れており、尚且つ温かければベストです。

意外と侮ることはできない冬の紫外線、その対策法とは

ビルは反射するの?

ビル街に降り注ぐ太陽光

ビルが立ち並んでいて空があまり見えないオフィス街でも、直射日光は届いています。

排気ガスや工業排煙が多い場合、紫外線は吸収・散乱されて地表に降り注ぐ紫外線量は減りますが、アスファルトやコンクリートなどの路面からの反射やビル壁からの反射などがある為、オフィス街でも紫外線対策は必要です。

黒い壁は紫外線を吸収しますが、白い壁は紫外線を殆ど反射してしまいます。
太陽の反射光は距離の2乗に反比例しますので、壁に近くなる程反射した紫外線量は多くなります。

紫外線の照り返しには注意しましょう

地面に横たわる女性

今回は紫外線の照り返しについて見ていきました。

一般的に紫外線は地上から降り注ぎ、その紫外線を浴びてしまう事により肌トラブルなどを引き起こしてしまいます。
しかし、降り注いできた紫外線は私達に当たる事がなければそのまま地面に向かって降り注ぎ、光の反射の様に紫外線が地面に当たり反射します。
反射した紫外線は私達に当たると肌に影響が出ます。

紫外線が反射しやすいものをおさらいしておきましょう。

紫外線反射率
  • 新雪     80パーセント
  • 砂浜     10~25パーセント
  • 水面     10~20パーセント
  • アスファルト 10パーセント
  • 草地・土   10パーセント以下

例えば、空から降ってくる紫外線を100パーセントとした場合、新雪に反射してその紫外線を浴びてしまったら180パーセントの紫外線を浴びてしまう事になります。
反射光を浴びてしまうと通常より多くの紫外線を浴びてしまいます。

雪の紫外線反射率は80パーセントと高いですが、他にも冬の太陽の位置の低さなどが関係して多くの紫外線を浴びてしまいます。

アスファルトはどうでしょうか?
アスファルトの紫外線反射率は10パーセントと低いものの、油断をしていると紫外線を浴びてしまいます。
ですので、内側が黒色の日傘などのアイテムで照り返しによる紫外線を防ぎましょう。

ビルはどうでしょうか?
都心のオフィス街ではビルが立ち並んでいるため直射日光を浴びていないと思いがちですが、実際は直射日光を浴びています。
オフィス街ではアスファルトの照り返しとビル壁の反射によって紫外線を浴びてしまいます。

紫外線対策をされている方は降り注ぐ紫外線は意識していても、下からの照り返しには油断してしまう傾向があります。

油断するとあごなど思わぬ箇所がいつの間にか日焼けをしていたなんて事になります。
そうならない為にも、下からの照り返しに対しても意識をする事が大事なのではないでしょうか。

 

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