紫外線は私達にどの様な影響を与えているのかご存知でしょうか?
紫外線にはUVA・UVB・UVCの3種類あり、それぞれ違う特徴を持っていて肌に与える影響も違います。
また、時間帯によっても紫外線を浴びる量が変わってしまいます。
今回は、紫外線を浴びるとどの様な影響があるのかを考えていきたいと思います。
Contents
紫外線を浴び続けるとどんな影響がある?
地表に降り注ぐ紫外線はUVA・UVB・UVCの3種類あり、その内オゾン層を通り抜けて地表に降り注ぐ紫外線はUVAとUVBです。
UVAを浴びると肌の奥深くの真皮層に到達してメラニンを生成したり、コラーゲンやエラスチンなどの肌のハリと弾力を維持する成分が破壊されてしまう事によってシミ・シワ・たるみを引き起こしてしまいます。
また、UVBを浴びると日焼けや炎症を起こして肌が黒くなる、赤くなる、水脹れなどを引き起こしてしまい、日焼けや炎症が落ち着いた後にそれが色素沈着の原因となりシミやそばかすができます。
紫外線を浴び続けて良い影響
紫外線には殺菌作用がありますので、衣類や布団などを太陽光に当てて日干しする事で清潔に保つ事が出来ます。
有害な微生物などは少ない紫外線量で退治する事が出来る為、風通しの良い日陰に干すだけでも十分な効果が期待出来ます。
紫外線を適度に浴びる事により体内でビタミンDの合成が促進される為、骨粗しょう症を防ぐ事が出来ます。
夏場であれば木陰を30分程度、冬場であれば30分~1時間程度の散歩で十分です。
キノコ類や魚介類などに含まれているビタミンDはカルシウムを体内に吸収するサポートをしてくれる成分ですが、食品やサプリメントなど以外にも紫外線を浴びる事でビタミンDを作り出す事が可能です。
紫外線を浴び続けて悪い影響
紫外線を浴び続ける事によってもたらされる悪い影響とは、メラニン色素が増える事でシミやそばかすが出来てしまう事ではないでしょうか。
他にはコラーゲンやエラスチンと言った肌の弾力を維持する成分を破壊してシワやたるみを引き起こしてしまう、肌が黒くなってしまうなどの肌トラブルが生じます。
肌トラブル以外にも皮膚がんを発症させてしまう危険性もあります。
がんは免疫力が弱まってしまう事でがん細胞を除去する働きも弱まりますが、それと同時に感染症にも罹り(かかり)やすくなります。
ですので、身体が日焼けし過ぎると言った事にならない様にする必要があります。
意外に見落とされるのが目から入る紫外線ですが、紫外線を目から浴びるとメラニンの生成を行います。
また、目に紫外線を浴びると白内障、翼状片、紫外線角膜炎などの目の病気を引き起こします。
時間による紫外線の影響とは
朝や夕方以降は紫外線は弱いというイメージがありますが、紫外線量は時間帯によって全然違うと言う事をご存知でしょうか?
どの時間帯が紫外線が強く降り注ぎ、どの時間帯が紫外線が弱いのかを知ると今後の紫外線対策に役に立つのではないでしょうか。
それでは時間帯別に紫外線の影響について説明していきます。
夏場ですとAM5:00頃から、冬場ですとAM7:00頃から紫外線は降り注ぎ始めます。
朝は太陽による日差しが横から照り付ける為、紫外線を顔にダイレクトに浴びやすいので朝は日差しが弱くても紫外線対策を行う事が大切です。
夏場でも冬場でもPM12:00頃が一日の紫外線量のピークを迎えます。
AM11:00~PM12:30の間の時間は太陽が真南に到達する時刻です。
昼前後のAM10:00頃~PM2:00頃の時間帯に一日に降り注ぐ紫外線量のおよそ50パーセント以上が降り注ぐとされています。
ですので、この時間帯はなるべく外出を避ける事が望ましいですが、外出される場合は紫外線対策を万全に行った上で外出して下さい。
月によって紫外線を浴びるのかと疑問に思う方がいらっしゃると思いますが、答えはYesです。
月の反射光による紫外線は、太陽光による紫外線に比べて10万分の1程度の紫外線量になりますので、太陽光による紫外線に比べれば微々たるものでしょう。
因みに、紫外線が落ち着く(弱くなる)時間帯の目安ですが、夏場ですとPM6:00頃、冬場ですとPM5:00頃を過ぎれば降り注ぐ紫外線量は落ち着くでしょう。
紫外線の影響を防ぐには?
紫外線の影響を防ぐ為にはどの様な事を行うと良いのかご紹介して行きたいと思います。
知らない内に顔を擦っている、汗をかいて日焼け止めクリームが流れ落ちている事が多いので、2~3時間ごとに日焼け止めクリームを塗り直してあげる必要があります。
但し、表記されている適切な量の日焼け止めクリームを使用しないと、効果が発揮されない場合がありますので注意が必要です。
紫外線カット加工が施されたメガネやサングラスをかける事で、目に入ってくる紫外線の90パーセント以上をカットする事が出来ます。
目に入り込む紫外線は正面からだけではなく上下や横からも入ってくる為、レンズの小さいメガネや顔の骨格にフィットしないメガネでは紫外線をカットする事は出来ません。
紫外線から目を保護する為には顔にピッタリとフィットする、ある程度レンズの大きいメガネやサングラスをかけるようにしてください。
また、濃い色のサングラスをかけると瞳孔が大きく開いてしまい、より多くの光を取り込もうとしますがその際に紫外線も多く取り込んでしまいますので、サングラスのレンズの色は薄いものを選びましょう。
日傘や帽子に使用されている素材はポリエステルがおススメです。
ポリエステルは紫外線を遮る効果が最も高いですが、熱を吸収する効果がある為に暑さ対策も兼ねて使用される日傘とは相性が悪いですね。
しかし、ここ最近の日傘は紫外線カット加工が施された日傘や帽子が増えていますので、その様な商品を選ぶ事をおススメします。
紫外線対策として被る帽子は厚みがあり、目の詰まった生地のものは紫外線を通しにくいので、そこを踏まえて帽子選びをして下さい。
紫外線対策に有効であるとされている色は黒や紺などの濃い色ですが、紫外線カット加工が施されているのであれば白などの薄い色でも問題ありません。
子どもへの紫外線の影響はなにがある?
日に焼けている子どもは健康的であると言うイメージを持たれている方が多かったと思います。
以前の母子手帳にも「日光浴をしていますか?」という項目があったくらいです。
しかし、この何十年かで紫外線量は徐々に増えてきており、以前にはなかった有害な種類の紫外線が多くなってきていると指摘されています。
皮膚が未熟で薄い子どもはその影響を受けやすく、紫外線にも慣れていない為にちょっと紫外線を浴びただけで日焼けを起こしてしまいます。
紫外線が肌に蓄積され、その事が原因で大人になってから皮膚がんや目を痛める事が分かっています。
子どもへの紫外線の影響を防ぐには?
子どもの紫外線対策として最もオススメなのは帽子を被る事です。
幼い子どもは日焼け止めクリームを嫌がる場合もありますので、帽子を被る事で紫外線対策になり、尚且つ肌を守る事が出来ます。
帽子を選ぶ時のポイントはツバの広さです。
一番理想的なのが麦わら帽子ですが、最近では子ども用でもオシャレで可愛い帽子が沢山ありますのでツバの広さだけを意識してお気に入りのデザインの帽子を選んであげるのがベストです。
服装の選び方でも紫外線対策は出来ます。
先程ご説明しましたが服の生地はポリエステルがベストですが、熱が籠ってしまうポリエステルは夏場は暑くて嫌になると思います。
そこでおススメなのが、綿とポリエステルの混紡生地です。
綿とポリエステルの混紡生地は紫外線を通しにくく、そして通気性がありますので熱い夏場でも快適に着用する事が出来ます。
色に関しては黒が一番オススメですが、紫外線カット加工が施されていれば黒以外の色でも全く問題ありません。
子ども用の紫外線カット加工が施された洋服も種類が豊富にありますので、購入の際にタグ等を見てみると良いでしょう。
紫外線を浴びて生じる影響とは
紫外線を浴びると体内でビタミンDの合成を促進して骨粗しょう症予防になりますが、長時間浴び続けるとシミやそばかすやシワなどの肌トラブルを招く原因になり、最悪の場合は皮膚がんや白内障、翼状片、紫外線角膜炎などの病気を引き起こすしますので紫外線対策は怠らない様にするべきと言えるでしょう。
時間帯によっても紫外線を浴びる量は違い、朝方や夕方は比較的降り注ぐ紫外線は弱いですが、AM10:00~PM2:00は一日の紫外線量の50パーセント以上をこの時間帯に浴びる事になります。
この時間帯は極力外出を控える事をおススメします。
また、今回は子どもが紫外線を浴びるとどの様な影響があるのかについても見て行きました。
子どもは大人より皮膚が弱く、大人が受ける紫外線ダメージ以上に子どもは紫外線ダメージを受けてしまいます。
ですので、子どもの紫外線対策は大人の方以上に念入りに行う必要があると言えます。
紫外線を浴びると肌トラブルや病気などを引き起こしますが、紫外線対策をきっちり行っていればこの様な事は防げます。
我々と紫外線は切っても切れない関係ですので、上手く付き合っていく事が大切ではないでしょうか。
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