洗髪をする際に、その仕方を気にしていない人も多いのではないでしょうか。
髪や頭皮に良くない洗髪方法をされているのであれば、方法を改めた方がいいと思います。
洗髪の仕方について触れさせていただきましたので、是非ご覧ください。
Contents
髪と頭皮を傷めない洗髪方法
洗髪する目的は頭皮の表面には、皮脂が広がっていてそれが変化した脂肪酸ともども洗い流す必要があるからです。
ですが、洗髪をしても洗い残しがあると頭皮のトラブルであったり、臭いの元となってしまいますね。
洗髪の際にシャンプーを使う方が多いと思いますが、シャンプーの洗浄成分を頭皮全体に余すことなく届け、しっかりすすぐことが大切です。
洗髪は頭皮や髪の汚れを落として綺麗にするのが目的ですが、その洗髪によって頭皮や毛髪に負担がかかってしまわないようにすることも大切です。

よくブラッシングする
髪が絡まりやすい場合は、髪が濡れるとより絡まりやすくなってしまいます。
なので、洗う前に目の粗いブラシや櫛、‟もつれ”をといておきましょう。
そういったものがない場合は手ぐしでも効果があります。
もし洗髪の頻度が低い場合はクッションブラシで頭皮をとかすことで、皮脂類を髪に移して頭皮への刺激を防ぐことができます。
また、洗髪もしやすくなると思います。
髪をとかす際は、生え際から頭頂部に向かって行なった方が良いです。
もし固まるタイプのスタイリング剤が髪に残っているときは、髪を濡らすときにできる範囲でスタイリング剤をすすぎ落としながらもつれをといておきましょう。
洗髪方法
1.髪と頭皮を十分に濡らす
シャンプーがよく泡立つように、髪と頭皮をよく濡らします。
シャンプーの泡は、泡が髪と髪の間のクッションの役割をします。
頭皮に泡が広がることで、頭皮上の皮脂などに洗浄効果を届きやすくします。
また、髪同士の摩擦を和らげることにも効果的です。
お湯の温度も38~40℃くらいが良いでしょう。
2.シャンプーを頭皮全体に行き渡らせる
シャンプーを頭皮につけていきます。
このときにシャンプーを手のひらで軽く広げるようにしてからつけていくのがいいです。
泡が頭皮全体に行き渡るように、そして頭皮のマッサージをするように指の腹で泡を広げていきましょう。
もちろん頭皮だけでなく、髪にも泡が行き渡るようにしましょう。
洗い残しがちな部分、特に耳の上や後頭部への塗布をしっかり行いましょう。
一般的によく洗い残しやすすぎ残しがある所は、耳の後ろから襟足、生え際と耳の上のあたりです。
耳の上は髪が長い場合は、最も髪が重なっている部分です。
3.頭皮や髪をすすぐ
洗浄成分が捉えてくれた油性の汚れが残ってしまわないように、指を使って頭皮や髪にヌルヌルしたところがなくなるまで丁寧にすすぎましょう。
もしかゆみが残っていたら、皮膚への刺激となる脂肪酸がまだ残っているかもしれないのでしっかりすすいだ方が良いです。
4.コンディショナーかトリートメント
濡れた髪の水分を少なくしてから、コンディショナーやトリートメントを髪全体に馴染ませます。
この時、手ぐしで毛を整えるようにしながら馴染ませるのが良いです。
頭皮に付着させていき、髪は指を通しながらしっかり塗っていきます。
充分に塗っていくことで、コンディショナーの成分をしっかり行き渡らせます。
コンディショナーやトリートメントの製品の中でも髪の内部に成分が浸透して効果を発揮するものは、塗布してからしばらく何もしないで放置することによって効果が高まる場合があります。
コンディショナーやトリートメントは、使い方をしっかり読んで使うのがいいです。
5.やさしくタオルで水気を取る
タオルで髪を包み込むようにしてやさしく叩き、水分を吸収します。
タオルをかぶって、指の腹で頭皮の水分を拭き取ります。
よくやってしまうことだと思いますが、拭き取る際に髪同士をこすりあわせてしまうのは良くないです。
そうしてしまうと、濡れて柔らかくなっている状態の髪同士がこすれ合ってしまって傷みやすいからです。
根元部分の水分をしっかり拭き取ると、効率よく乾かすことができて毛先に力がかからずに済みます。
正しい洗い方と間違った洗い方
ここでは洗い方の注意点を中心にお話します。
まずは回数からですが、ズバリ!シャンプーは1度洗いで十分なんです。
髪の毛が次々成長している若い頃は、2度洗いでもさほど問題ないです。
しかし、抜け毛・薄毛が気になる年齢になってからは、2度洗いは頭皮へのダメージが大きいので、シャンプーでの洗髪は回数を減らした方が抜け毛予防になります。
シャンプーはよく泡立てて、1回だけ頭皮をマッサージするように洗うのが良いでしょう。
次にそのシャンプーの泡立てについてです。
濡れた頭に泡立てていないシャンプーをそのままかけて、そこからシャンプーを泡立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
シャンプーを泡立てずにそのまま髪の毛や頭皮に直接つけてしまうと、シャンプーを泡立てる際に髪の毛同士が擦れたり、髪の毛と指が摩擦することで抜け毛が増えてしまったり、当然髪の毛にダメージがあるものです。
シャンプーはしっかり泡立ててから、髪につけるのが良いです。
シャンプーを泡立てずにそのままつけて洗髪するより、洗浄力も上がるものです。
泡立てるとその泡がクッションとなり、髪の毛を傷めないようにしてくれます。
髪の毛を洗う正しい頻度は。毎日シャンプーで洗っても大丈夫なの?
どのくらい間隔を空けてシャンプーをするのがいいかは、その人の髪や頭皮の状態によって違います。
シャンプーを毎日はしない方が良い方もいらっしゃいます。
自分に合ったシャンプーの頻度を見つけるのが、頭皮や髪のためになります。
頭皮に皮脂が多い方や髪や頭皮が汚れやすい環境にいる方は、毎日シャンプーをした方が良いです。
髪や頭皮に脂がつく方がシャンプーを減らしてしまうと、脂っぽさが増して汚れが毛穴に詰まりやすくなってしまいます。
なので、特に皮脂分泌量が多い男性は毎日シャンプーをした方が良い場合が多いです。
また、整髪料を使われている方も、シャンプーで毎日落とした方が良さそうです。
今話題のお湯だけで洗う「湯シャン」のやり方とメリット
湯シャンについて記させて頂きますが、先に湯シャンのメリットを挙げさせていただきます。
湯シャンのメリットとは
洗い過ぎを防ぐことで頭皮が厚くなって、新陳代謝が良い状態になります。
皮膚炎でもおでこや耳まわり、首まわりなど、それから目の炎症などはシャンプーが原因のこともあります。
そういったシャンプーが原因の問題は、湯シャンを採用することで改善されやすくなります。
そうなると、髪にツヤやコシ、ハリが出てきます。
皮脂の量もいい具合になるので、髪の毛もいい具合のまとまりになります。
湯シャンに替えてから髪の毛が増えたという人は多くいます。
掃除がしやすくなるのも良い点ですね。
湯シャンのやり方
湯シャンでは、お湯をかける前に髪の毛を手でとかしておきます。
それによって汚れがある程度浮いて、お湯だけでも綺麗になります。
頭皮の皮脂を髪にまんべんなく伸ばすように、髪の毛にツヤが出るまで行うのがいいです。

次に体を洗い、顔と頭を洗います。
シャワーを顔にかけて、顔の油汚れを落とします。
顔を洗ってから、シャワーで髪を洗います。
頭皮を洗うときは指の腹でもむように洗い、頭皮を傷つけないように爪は立てないようにしましょう。
髪が終わったら、耳の裏もこすり洗いをして仕上げましょう。
耳の裏は皮脂が溜まりやすい部分です。
指の腹を使って丁寧に洗うのがいいです。
湯シャンをするときのお湯は38度以下がいいです。
熱いお湯を使うと汚れは落ちやすくなるのですが、頭皮の乾燥を招いてしまうことがあるのです。
乾かす時にドライヤーは使わずに、タオルで水分を落として自然乾燥で仕上げるのが良いです。
髪をタオルでやさしく包み込んで、水分を取りましょう。
ドライヤーが絶対いけないというわけでもありませんので、ドライヤーで乾かさないと落ち着かない方はドライヤーを使って乾かしても問題はありません。
シャンプーやトリートメントを今まで使われていた方は、物足りなく感じることもあるでしょう。
しかし、慣れてくると物足りなさは感じなくなり、工程が減る分楽に感じると思います。
自宅以外のお風呂、銭湯や温泉などを使うときに、シャンプーやトリートメントを持っていく必要がなくなるのは楽な点だと思います。
湯シャンに適する人とは
ここで湯シャンをするのに適している人とは、どんな人なのかをお伝えします。
皮脂の分泌が少ない人は、湯シャンでいいです。
皮脂の分泌量が少ない人は自分の頭皮に適したシャンプーを使用しないと、シャンプーの強い洗浄力によって必要な頭皮の油分まで奪われてしまいからです。
生活をしていく中で自然と付着するホコリや汚れ、さらに溜まった皮脂などを落とすためには定期的な洗髪が必要ですが、皮脂の量が少ないとシャンプーを使わなくても頭皮や髪についたホコリや汚れをしっかり落とすことが出来ます。
指の腹でよく洗えば、湯シャンで頭皮の皮脂量はほどよく保つことが出来るでしょう。
また、1日に2回以上洗髪する人も湯シャンがオススメです。
皮脂を落としても、人の身体はだいたい24時間経つと皮脂が元通りになります。
そのため1日2回以上洗髪してしまうと、余分なところだけでなく必要な皮脂まで落としてしまいます。
汗をかきやすい人や仕事の環境で髪を洗う回数が多い人などは、湯シャンを試してみては如何でしょうか。
洗髪の時に使うシャンプーブラシの使い方と髪質ごとの選び方
現在、シャンプーブラシを使う人が増えているそうです。
爪で頭皮を傷つけるのを防ぎ、毛穴に詰まっている皮脂まで洗えるのでシャンプーの仕上がりも変わってきます。
シャンプーブラシの効果
シャンプーでは髪よりも頭皮をしっかり洗いたいものです。
頭皮には皮脂があって、その皮脂が臭いの原因になりやすいです。
しかし、髪の毛が密集している頭皮を指先で洗う事は思っているよりも難しいものです。
指よりも毛先が細いシャンプーブラシを使うことで、髪の下にある毛穴に詰まった汚れを洗い出すことができます。
シャンプーブラシの毛はやわらかい素材で作られています。
よって、頭皮へのダメージも軽くすることが出来ます。
また、細かい毛先の集まったシャンプーブラシはほどよく頭皮のツボも刺激してくれるので、頭皮の血行促進の効果もあります。
シャンプーブラシの使い方
使い方はシャンプーブラシを軽く手に握り、頭皮に押し付けます。
そして、3秒ほどでそっと離します。
シャンプーを洗い流した後に、少し時間を取ってやってみてください。
頭皮の血行が良くなったのを感じられると思います。
部分で分けて順番を決める
シャンプーブラシを使ってシャンプーをする時に、頭をいくつかの部分に分けて洗う順番を決めておくと洗い残しを防ぐことができます。
まずは前髪の生え際を片方の耳から反対の耳にかけて洗います。
次に頭頂部をまた耳から耳にかけて洗います。
その次は耳の後ろや後頭部を洗います。
そして、最後に襟足、つまり耳より後ろ側の首と頭の境目に生える髪の毛を洗います。
そのときには、全ての髪をかきあげて洗う事でしっかりと洗えます。
かゆみや臭いが起きやすい頭頂部と耳の後ろは特にしっかり洗うのがいいです。
シャンプーブラシを使って頭皮のツボも刺激
頭皮の血行が悪かったり、頭皮が緊張していますと、髪へ十分な栄養が届かずに髪が痩せてしまったり、抜け毛が増えたりする原因になることがあります。
そこでシャンプーブラシを使って頭皮のツボを刺激し、血行を良くしましょう。
シャンプーブラシの髪質ごとの選び方
短めのブラシでもしっかりと地肌に届くので、無駄なくマッサージができます。
反対に長めのブラシのものはロングヘアの方や、髪のボリュームが多い人向けです。
ブラシに髪が絡むことなく、しっかりと頭皮をマッサージできますよ。
手のひらサイズで小回りきくものや広範囲までカバーできるものを選べると良いですね。
もちろん使えるなら大きめでも問題ないと思います。
- 柔らかめが好みな方(シリコン素材)
- 硬めが好みな方(ポリプロピレン)
毎日の事だから気を配りたいです
方法をあまり気にせずに、良くない洗髪の仕方をされていた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
シャンプーを泡立てずに頭につけて洗うのも良くないです。
シャンプーを泡立てずにそのまま頭につけると、髪にダメージがあるので泡立ててからつけましょう。
泡立ててから使った方が洗浄力も上がりますよ。
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