皆さんはチーズはお好きでしょうか?
チーズは種類が豊富にあり、生で食べても加熱してもおいしく頂く事が出来ますね。
実は紫外線対策にチーズが効果的である事はご存知でしょうか?
紫外線対策にチーズ?とピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、紫外線対策におけるチーズの効能についてお伝えしていきたいと思います。
Contents
なぜ紫外線対策にチーズが効くのか?
なぜ、チーズを食べる事によって紫外線対策になるのか?
みなさんはチーズと紫外線対策は結びつく事はないと思うのではないでしょうか。
紫外線対策に有効的な栄養素
紫外線対策に有効な栄養素を挙げると、次の様になります。
- ビタミンC
- ビタミンA
- ビタミンE
- リコピン
- 亜鉛
- ビタミンB2
- オメガ3脂肪酸
- カルシウム
チーズは牛乳から作られるのでカルシウムは予想出来たと言う方が多いのではないでしょうか?
カルシウムは皆さんもご存知の通り、骨を強くしてくれます。
その他にも血液の状態を正常にして細胞の分裂を手助けしてくれます。
それは、日焼けにも言える事ではありますが、日焼けをして肌のバリア機能が弱まり身体の免疫低下が起こっている時にカルシウムを補うと皮膚や免疫力を守ってくれます。
チーズの栄養素
チーズは牛乳を原料として作られており、牛乳より栄養分が濃縮されています。
チーズと一口に言ってもプロセスチーズから始まり、チェダーチーズ・カマンベールチーズ・カッテージチーズなど沢山の種類があります。
その栄養素を牛乳と比較してみました。
名称 | 牛乳 | プロセス | パルメザン | ゴーダ | カマンベール | カッテージ |
エネルギー(kcal) | 67 | 339 | 475 | 380 | 310 | 105 |
たんぱく質(g) | 3.3 | 22.7 | 44.0 | 25.8 | 8.2 | 13.3 |
ビタミンA(μg) | 39 | 280 | 250 | 290 | 270 | 38 |
ビタミンB2(mg) | 0.15 | 0.38 | 0.68 | 0.33 | 0.22 | 0.15 |
※㎍はマイクログラム
見てみるとビタミンAやたんぱく質は牛乳よりはるかに高い値を示しています。
100gのチーズを作る為に必要となる牛乳の量は1000mlです。
つまり、チーズを20gを食べた場合は200mlの牛乳を飲んだ事になります。
ですので、手軽に身体に取り入れる事が出来ます。
また、チーズは含まれているコレステロール量が低いです。
プロセスチーズ20g中のコレステロール量はわずか16mg、その他のチーズも大体20mgぐらいなのです。
これは鶏卵1個210mg、マイワシ1匹70mgものコレステロール量がありますので、コレステロール値が正常な方は安心してチーズを摂取する事が出来ます。
カルシウムが豊富に含まれるチーズの種類は?

カルシウムと聞くと私達は牛乳と答えるでしょう。
給食でカルシウムを補う為によく牛乳を飲んだものでした。
ですが、実はチーズにこそカルシウムが含まれていますので、チーズは優れた食品なのです。
カルシウムの含有量(100gあたり)
牛乳 | カッテージ | カマンベール | プロセス | ゴーダ | パルメザン |
110mg | 55mg | 460mg | 630mg | 680mg | 1300mg |
表を見てみますと牛乳よりカルシウム量が多いのは、硬い性質のチーズと言う事になります。
それはなぜなのでしょうか?
硬いタイプのチーズは熟成期間が長く、最短で6ヶ月、長いもので5年以上じっくり寝かせます。
そうするとうまみが増して栄養素も凝縮されてきますので、カルシウムも沢山含まれているのです。
ですので、カルシウムを摂取するならばクリームチーズやカッテージチーズよりも、プロセスチーズやゴーダチーズといった硬いチーズを選ぶ様にしましょう。
紫外線に関わらず、日本人は沢山のカルシウムを摂取しなければなりません。
では、1日にどの位の量のカルシウムを摂取しなければならないのでしょうか?
日本人カルシウム摂取推奨量(mg/日)
年齢 | 12~14歳 | 15~17歳 | 18~29歳 | 30~49歳 | 50~69歳 | 70歳以上 |
男性 | 1000 | 800 | 800 | 650 | 700 | 700 |
女性 | 800 | 650 | 650 | 650 | 650 | 650 |
ご覧の通り、1日に必要なカルシウム摂取推奨量は結構な量である事がお分かり頂けたと思います。
現在の摂取量では明らかに日本人はカルシウム不足に陥ってしまっています。
現段階の日本人カルシウム摂取量(mg/日)
年齢 | 中学生 | 高校生 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70歳~ |
男性 | 640 | 536 | 472 | 464 | 436 | 499 | 544 | 550 |
女性 | 609 | 447 | 409 | 650 | 423 | 485 | 526 | 502 |
上記の表を見てみますとどの年代の方もカルシウム不足だと言えますので、カルシウムを摂取する事は大切な事なのです。
チーズと一緒に食べると効果的な食材は?
紫外線対策に効果のある栄養素は何種類かあります。
どの様な栄養素が紫外線対策に有効であるのか、見ていきましょう。
ビタミンA
皮膚や粘膜を強くして肌のハリや潤い、弾力を保ちます。
ビタミンC
日焼けを起こしてしまう原因物質であるメラニン色素の生成を抑えてくれ、肌のハリや弾力の元になるコラーゲンの生成を助けてくれます。
特にビタミンCは水溶性ビタミンに分類され、水溶性ビタミンは水で洗うだけでもビタミンCは流出してしまいますので、生で食べる事をおすすめします。
ビタミンE
血行を良くして新陳代謝を促す働きを持っています。
その為、シミやそばかすを出来にくくして老化の原因である活性酸素が発生する事を防ぎます。
リコピン
強い抗酸化作用があり、メラニン色素が沈着するのを防いでくれますのでシミやそばかすを薄くしてくれます。
亜鉛
皮膚や粘膜を健康に維持する事を助ける働きを持っており、細胞を生まれ変わらせる事が出来ます。
ビタミンB2
皮膚や粘膜を強くして細胞を再生したり皮膚の新陳代謝を促したりします。
オメガ3脂肪酸
細胞伝達や細胞膜を形作るのに必要な栄養素です。
また、悪玉コレステロールや糖尿病のリスク、脂肪体積といったものを減少させて善玉コレステロールを増加させる効果もあります。
チーズはカルシウムの他にビタミンAとビタミンB2が豊富です。
同じ栄養素同士の食品かそれ以外の紫外線対策に必要な栄養素を摂れば相乗効果が期待する事が出来ます。
さらに、チーズはビタミンDと一緒に摂取するとカルシウムの吸収が良くなる性質があります。
ビタミンDを含むいわし・かつお・しらす・レバーなどは腸からの吸収を良くするので、チーズを食べる際はこれらの食材も積極的に摂取する事を心掛けましょう。
チーズを使用した紫外線対策レシピ
これから簡単に作れるチーズを使用したレシピをご紹介します。
是非お試しになってみて下さい。
焼きチーズトマト
シンプルにチーズとトマトを使ったレシピです。
- トマト 1個
- ピザ用チーズ 適量
- オリーブオイル 適量
- 塩コショウ 適量
- トマトのヘタ部分をくり抜き、4等分の輪切りにする。
- 耐熱皿にトマトを並べて塩コショウ・チーズ・オリーブオイルをかける。
- トースターで5分ほど焼いて完成です。
トマトにはリコピンという栄養素があります。
リコピンにはメラニン色素の生成を抑制する働きがあります。
小腸から吸収されて6~8時間後にお肌の細胞に到達します。
リコピンは油に溶けやすいという性質があります。
オリーブオイルやチーズと一緒に調理すれば吸収率が高まります。
チーズとしらすのトースト
しらすとチーズはカルシウムが含まれている食材です。
合わせる事によってカルシウムの吸収率をアップさせます。
- 食パン 1枚
- チェダーチーズやゴーダチーズの様な硬いタイプのチーズ 適量
- しらす 適量
- パルメザンチーズ 適量
- 食パンに硬いタイプのチーズをのせる。
- (1)の上にしらすをのせる。
- (2)の上にパルメザンチーズを振り掛ける。
- トースターで加熱して完成!
しらすにはカルシウムが消化管から吸収されるのに必要なビタミンDが沢山含まれています。
ビタミンDがカルシウムの吸収率を高め、紫外線対策に効果があります。
チーズinオムレツ
ほぼ目分量で作る事の出来るメニューです。
カルシウムを含んだチーズとビタミンB2を含んだ卵が紫外線で弱った肌の細胞を再生させ、アスパラガスのアスパラギン酸が身体の疲労を取ってくれます。
- 卵 2個
- アスパラガス
- とろけるチーズ
- マヨネーズ
- オリーブオイル
- クレイジーソルト
- パセリ
- 卵2個を溶きます。
- フライパンにオリーブオイルを敷いて中火で熱します。
アスパラガスを入れ、クレイジーソルトを振り掛けます。 - アスパラガスに火が通ったら一度取り出し、溶いた卵を入れて中火にします。
アスパラガスを戻してその上にとろけるチーズをのせます。 - 卵が良い状態にまとまってチーズがとろけてきたら卵を具で包み込みます。
- お皿に盛り、マヨネーズとパセリをかけたら完成!
チーズは食べやすく、紫外線対策に効果的です!
紫外線対策におけるチーズの効能について、お伝えしてきました。
チーズは発酵食品であり、牛乳より栄養分が凝縮されていますのでカルシウムやビタミン類が沢山入っています。
カルシウムは骨を強するだけではなく、日焼けによって肌のバリアが弱まっている所を補い修復してくれる働きを持っています。
チーズはカルシウムだけではなくたんぱく質やビタミンA・ビタミンB2が摂取出来る為、一緒に食べる際はチーズと同じ栄養素か紫外線対策に効果のある他の栄養素を一緒に摂取するのが良いでしょう。
日本人はカルシウム不足の方が多いです。
チーズは生で食べても加熱してもおいしく頂く事が出来ます。
是非、チーズを食べて健康的に紫外線対策をしましょう。
紫外線対策にオムレツが?オムレツの紫外線対策効果とその栄養素とは
おすすめの紫外線対策アイテムはこちら
夏の紫外線は危険なの?「サンタンブロック」の口コミから見る日焼け対策サプリの効果