一般に「紫外線対策」と聞くと、女性や成人の方への対策情報が多いように見えます。
では、子どもならば紫外線への対策は必要ないのでしょうか?
子どもは大人に比べて体温調節が未発達です。
また、子どもといってもいろいろな年代の子がいます。
ここでは1才の子どもの紫外線対策について見ていきましょう。
Contents
小さい子どもが紫外線を浴び続けるとどうなるか?
かつては赤ちゃんの日光浴や子どもの日焼けは健康に欠かせないと信じられてきました。
しかし1960年頃より、紫外線はDNAを傷つけることが分かりました。
紫外線を浴びることにより表皮の細胞や、一部真皮細胞の遺伝子に傷がつくからです。
また、目にも紫外線の影響が出ることがわかりました。
- 子どもは成長過程にあるため「紫外線の悪影響」を大人より受けやすい
- 子どもの皮膚は大人に比べて刺激に弱い(子どもの皮膚は大人の半分ほどの薄さ)
- 一生に浴びる紫外線の半量以上を子供時代(18歳まで)に浴びてしまう
以上のことが紫外線による弊害として報告されています。
子どもは大人に比べて体温調節の機能が未発達です。
その理由は脳の重さですが、大人が約1300~1400gである、一方1才の脳は約600~800gしかないのです。
6才までには成人の約90%までになりますが、大人並の知性や知能はありません。
なので、親や周りの方が充分に周知しておく必要があります。

子供服で紫外線対策するにはどうしたら良い?
では、具体的に子供への紫外線対策はどうしたら良いでしょうか?
最近ではUVカット対応のベビー服や子供服が売られていて、着るだけで簡単に紫外線対策をすることができるようになりました。
特に子ども用UVカット服や上着といったものがおすすめです。それらの選び方ですが、紫外線カット加工のされた素材を選ぶことです。
紫外線カット加工の素材には「練りこみタイプ」と「コーティングタイプ」とがあります。
- 練りこみタイプ・・・布地にUVカット加工の物が使われていて、その効果は半永久的に持続すると言われています
- コーティングタイプ・・・紫外線をカットするコーティング剤を表面に使用しています。その効果は洗濯によって少しずつですが薄れていきます。
また、通気性のよい服を選ぶのも重要なポイントです。
紫外線対策の服や上着は、野外で暑い日に使用することが多いアイテムなので、出来るだけ涼しく快適に過ごしたいものです。
暑いと子どもが嫌がって着てくれないこともあるので、出来るだけ薄手で風通しの良いメッシュ素材などがおすすめです。
肌触りがさらっとして涼しく感じる素材の布地だと、夏の暑い日でも快適に過ごせます。
これらの点を注意しながら選ぶと良いでしょう。
子どもとのお出かけ時間の紫外線量はどれ位か?
子どもが出かける時間帯の紫外線量はどれ位になるのでしょうか?
ここでは午前・午後・夕方の3種類で考えてみましょう。
朝の出勤時である6時頃からは、徐々に紫外線の量が増えていきます。
とはいえ、小さい子供がそんなに朝早く外出することはあまりありませんね。
だいたい朝10時頃からお昼12時頃が、紫外線が降りそそぐ1番のピークと言えます。
そして、10~14時の紫外線の量は1日の紫外線のおよそ50%にあたると言われています。
また、気象庁のデータによると晴れていてオゾン量などの条件が同じであれば、太陽高度が最も高くなる正午頃に紫外線量が1日で最も多くなることが確認されています。
統計では16時の紫外線量は、12時のときと比べて5分の1の量だと言われています。
日も暮れて、気温も涼しくなる時間ですので、この頃が一番紫外線を避けてお出かけするには適しているといえます。
1才の子どもに使える紫外線対策グッズは何がある?
先ほど子供服での紫外線対策をお伝えしましたが、それ以外に有効な対策はどんな物があるのでしょうか?
ここでは、1才児を対象に見ていきましょう。
UVカットベビーマント
接触涼感加工されたマントで触れるとほのかにひんやりします。
袖を通さないで着ることができるマントタイプなので、必要になった時にサッと着させることができます。
フード付きなので首の後ろの日焼けも防ぐことにも役立ちます。
夏を涼しく過ごすことができますし、室内の冷房対策にも役立つでしょう。
レッグウォーマー
ベビーカーでのおでかけ時などに便利なUVカットレッグウォーマーです。
日差しが強い時にサッと履かせることができます。
抱っこひもで抱っこしているときなどにも活躍してくれます。
夏に涼しい薄手の素材で、脚を布で覆うができ虫除けにもなります。
まだ虫除けスプレーができない月齢の赤ちゃんにもぜひおすすめです。
冷房対策にもなりますので、夏のおでかけ時にも役立ちます。
帽子
外で遊ぶ際には欠かせないアイテムです。
顔や頭をカバーするだけではなく、できれば首回りも覆ってくれるものを選ぶと良いでしょう。
また、帽子は紫外線対策だけではなく熱中症対策にも有効です。
帽子も嫌がらない通気性の良いものがいいですね。
ベビー用UVクリーム
「赤ちゃんに日焼け止めは必要あるの?」
「日焼け止めを塗る方が赤ちゃんの肌に良くないのでは?」
と、思う親御さんはいると思います。
しかし、赤ちゃんの頃からたくさん紫外線を浴びるのは危険です。
最近では日焼け止めは商品によっては生後6ヶ月以降ならば、塗っても良いということがわかりました。よって、1才児への紫外線対策にもUVクリームはおすすめです。
赤ちゃんに使う日焼け止めだからこそ、成分表を確認して肌負担の強い成分は避けた方が良いでしょう。
赤ちゃんの肌はとても薄くてデリケートなので、化学成分や合成物質の物だと肌が荒れてしまいます。
赤ちゃんの肌に直接塗る日焼け止めは、成分にとことんこだわって選ぶことが大切です。
紫外線吸収剤不使用、石油系界面活性剤不使用の物を選ぶと、万が一赤ちゃんが舐めたとしても害にはなりません。
その他にも
- 肌への優しさ:赤ちゃんの肌には刺激が強いとされる成分配合の有無
- 使用感:伸びの良さ、肌なじみ、手軽に使えるか
- 紫外線ガード:PA値、体感評価
- 虫除け効果:虫除け効果の有無
- コスパ:値段と効果・容量のバランス
などが、選ぶポイントになると思います。
1才子ども紫外線対策のまとめ
いかがでしたでしょうか?
ここでは、赤ちゃんを中心に紫外線対策を紹介してきました。
近年、紫外線が降り注ぐ量は昔より多くなっています。
ですから、子どもや赤ちゃんにも紫外線対策が必要になってきました。
子どもは体温調節が未発達ですので、周りの大人がよく熟知して子どもの紫外線対策を考えていく必要があります。
ぜひ、これらの情報をたよりに対策してみてください。
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