皆さんの中にはデスクワークの方もいらっしゃると思います。
座りっぱなしの姿勢も楽ではありません。
足のむくみも気になりますよね。
そこで今回はデスクワークの足のむくみにはどうすれば良いかを特集します。
Contents
デスクワークで起こる足のむくみの原因
座り仕事が中心の人は足がむくみやすいです。
足がむくむと見た目も良くないし、衣服の着用にも支障が出てきます。
それに体の健康にも悪影響が生じてしまいます。
長時間座りっぱなしで仕事をしていると、足のむくみは無視できません。
足のむくみの原因を理解して、改善へと取り組むようにしましょう。
なぜむくみが起きるのか
まずむくみ本来の原因から見ていきましょう。
本来血液は心臓から送られ、そのまま足先を含めた下半身まで流れて、重力に逆らいまた心臓へと戻る、こんな繰り返しをしています。
しかし、同じ姿勢が続いたり、運動不足だったりすると下半身にまで流れた血液をうまく心臓まで戻すことができなくなってしまいます。
そうすると、血液が下半身に残ってしまうのです。
この血液はやがて血管の炎症を引き起こします。
そして、血液の水分が血管内から外へ染み出して細胞外にも水分が溜まっていきます。
これがむくみになる仕組みです。
デスクワークで足がむくむ原因
ではなぜデスクワークの方がむくんでしまうのか、その危険性を見てみましょう。
お尻や太ももが常に圧迫されているため
デスクワークでは座った姿勢が長時間続きます。
座っていると体重の大部分が椅子の座面によって支えられます。
しかし、長時間お尻や太ももが圧迫されているため、血液がちゃんと循環されません。
血液の循環が滞ってしまうと、血流も悪くなるので足のむくみが生じてしまうのです。
なので、むくみの改善には血液を全身に循環させなければなりません。
ふくらはぎの筋肉が動かないため
ふくらはぎという部位は下半身の筋肉の中で、血液循環を促す働きがあある「筋ポンプ作用」を担っています。
しかし、座りっぱなしで作業をするとこの「筋ポンプ作用」が十分に働きません。
その結果血流が起きず、血液や老廃物が足の静脈に溜まりっぱなしになって、むくみが生じてしまいます。
むくみの改善には、ふくらはぎのこの「筋ポンプ作用」を促すことが必要なのです。
リンパの流れが滞る
また、リンパの流れも滞ってしまいます。
リンパというのはリンパ管、リンパ液、リンパ節の総称のことを言います。
リンパ液とはリンパ管の中に流れる液体のことで、組織と組織の間を流れる液体でもあります。
そして、リンパ管は毛細血管のように張り巡らされています。
ところが、座った姿勢ではリンパのフィルターである「リンパ節」が圧迫されやすくなります。
足の付け根のそけいぶ、膝裏、足首回りも流れが悪くなりやすく、循環が阻害されやすいです。
そのためリンパの流れが滞るとむくみだけでなく、冷えやしびれを感じてしまうのです。
デスクワークが原因の足のむくみ予防法とは
座り仕事でむくみを発生させないようにするには、これからご紹介する予防策が必要です。
仕事中座りっぱなしでいないようにする
座り仕事でもむくみを発生させないようにすることが第一の策です。
そのためには、椅子から立ち上がって足や下半身を動かすことが大切になってきます。
例えば休憩時間を作ってトイレに立ったり、ふくらはぎの筋肉を意識しながらつま先の上げ下げをしてみましょう。
立つ暇がないほど忙しく、仕事に集中したいときでも、たったこれだけの習慣や運動で筋肉のポンプ作用を促すことができるのです。
座りっぱなしが続くとふくらはぎに老廃物を溜めてしまいますので、そこを避けるといくらか違うでしょう。
水分をたくさん摂って乾燥を防ぐ
特にデスクワークを長くやっている方は、パソコンなどの電磁波に水分を奪われてしまうために体が乾燥してきます。
そのためにも水分補給が大切です。
水分を摂り忘れると全身がむくんだ状態になります。
常温の水や白湯を1日2リットル・こまめに飲む習慣をつけましょう。
体のためでもあり、トイレで席を立って足を動かす理由にもなりますよ。
トイレで席を立つと毒素を排出してくれるので一石二鳥です。
足を冷やし過ぎないこと
夏場でも冬場でもデスクワークでの足の冷えはむくみにつながります。
それに女性はストッキングやタイツなど締め付けている物を身に着けているため、リンパの流れも悪くなってきます。
座り仕事の時はなるべく足を自由にさせましょう。
靴を脱いでスリッパを履いてみたり、冷えが気になるならひざ掛けを使用するなどの工夫をしましょう。
こうした仕事の間でも足を楽にさせることが大切です。
まだまだ他にも対策があります。
次の項目から順番にお伝えしましょう。
オフィスでも出来るストレッチやマッサージ法
足のむくみを改善させるため、オフィスでも出来るストレッチやマッサージ法があります。
ご紹介しましょう。
座ったままできるストレッチ
座り仕事でむくみを発生させないようにするためには、座ったまま出来るストレッチをこまめに行うことです。
これならデスクワーク中でもむくみを予防することができますね。
座ったままできるストレッチを3つご紹介します。
足首回し
まず、片足を膝の高さまで上げてまっすぐ伸ばしましょう。
そしたら、足首を上に向けてぐるぐると回します。
左右各15回ずつ繰り返せば効果があります。
足首のストレッチ
背筋を伸ばして椅子に浅く腰掛けて、ひざを90度に曲げます。
次に両手で両ひざを押さえ込むように下方向に力をかけます。
この状態でかかとをゆっくり上げて、ゆっくり下ろす…この動作を繰り返してください。
このかかとの上げ下げを1セット20回で、計3セット1日に行いましょう。
ふくらはぎがシュッと引き締まり、むくみも解消されますよ。
お尻と太もものストレッチ
まず、座ったままの姿勢で片方の足首をもう片方の膝の上に乗せます。
その状態のまま上半身を前に倒します。
お尻や太ももが伸びます。
その姿勢で20秒体勢をキープしましょう。
この手順で反対の足も行いましょう。
足のマッサージ
次はマッサージ編です。
足にはリンパ節や毛細リンパ管、毛細血管が集まっているので、そこをマッサージで刺激すれば血液とリンパ液の流れを促すことができます。
足裏マッサージ
足裏のマッサージにはゴルフボールがあると心強いです。
それで足の裏全体を痛気持ちいい程度に刺激しましょう。
腎臓の働きをよくする働きがあり、体の中の水分を正常に整えてくれます。
腎臓や膀胱の働きを高め、排尿をスムーズにします。
ふくらはぎのマッサージ
まず椅子に座った状態で片足のふくらはぎを反対の足の膝頭に乗せます。
乗せた方の足を重さを使って反対の足の膝頭にグッと当てながら、ゆっくり下に圧をかけながら下げていきます。
これで自分の足の圧の力で、足首から上の筋肉の深いところまでマッサージできます。
それからふくらはぎの裏側の中心部分、内側、外側を1箇所につき5回ずつマッサージしましょう。
反対の足も同様です。
足のむくみは何で起こるの？原因と解消グッズを知って貴方も美脚へ！
足のむくみが解消するフットケアアイテム
フットケアアイテムと一口で言っても種類は様々です。
着圧式のソックスやタイツから、足の裏に張り付けるシートやツボ押しグッズ、サロンパスのようなふくらはぎに張り付けるシートタイプのものなどありますね。
その中から少しばかりですが、効果のあるアイテムをご紹介します。
ボタニリッチ 医療機器所得の樹液シート
- メーカー名：フルオブスマイル
- 商 品 名：ボタニリッチ 医療機器所得の樹液シート
- 価 格：￥6,150（参考価格）
- 内 容 量：30枚入り
こちらの製品は血行や筋肉のコリを改善する医療機器認証を取得した足裏シートです。
シートに植物成分も配合してるのも人気ポイントです。
寝る前に貼るだけで、気軽に足コリ対策ができます。
香りや心地よさも感じられますね。
朝起きてシートを剥がすと、排出された汗がシートに吸着されて茶色く変化しますが、良い兆候の証です。
スラライン
- メーカー名：鶴西株式会社
- 商 品 名：スラライン
- 価 格：￥7,678（税込）
スララインは履くだけで美脚を目指せる1枚で6役の着圧レギンスです。
テーピングの原理を取り入れている特殊な編み込みを採用し、計算された特殊なパワースパイラルラインが自然なフィット感で加圧する仕組みです。
ハイウエストでお腹にもキュッと締め付けて、5段階の加圧で気になる下半身全体の加圧をサポート。
冷え対策にゲルマニウム・チタン配合の繊維なので、サラッと清潔をキープする銀イオン配合をしている生地で、蒸れにくい構造となっています。
ボディレシピ フットリフレッシュ
- メーカー名：VeSS
- 商 品 名：ボディレシピ フットリフレッシュ
- 価 格：￥1,320（税込）
外側の「揉み輪」で足を両側から包み、内側の「揉み玉」で足裏をほぐします。
ふむ・転がすを繰り返して足をスッキリさせます。
座ったまま使えるマッサージグッズですね。
足も乾燥しているその原因とは!?フットケアグッズを使ってすべすべな足に
むくみの原因は座り方？正しい座り方とは
むくみになってしまうのは座り方にも原因があるようです。
では、具体的にどんな座り方が良い座り方になるんでしょうか。
体に負担をかけない座り方は、以下の4点がポイントです。
- 座面の奥まで深く腰を掛ける
- 背もたれに軽く寄りかかり体を預け、少し重心を後ろにした姿勢でいる
- 肩を上げず、腕が90度くらい曲がっている
- 頭が前に突き出て、顔が下向きにならない
椅子に深く腰を掛けたら、座面の端と膝裏との間に指2～3本の隙間が空くと良いです。
浅く座ると背もたれに体を預けられず、前かがみの姿勢になってしまいます。
そうすると、頭が体の軸より前に出てしまって体全体で支えられず、首にも負担が掛かりますから、背もたれに体を預ける姿勢が大事です。
仕事の合間に足のむくみケア！
座り仕事で足のむくみが生じる原因や、むくみを発生させない予防策を解説しました。
仕事の合間や帰宅後にセルフケアをこまめに行えば、足のむくみを最小限に抑えられます。
足のむくみを解消すれば見た目がスリムになるし、下半身に溜まった老廃物も適切に排出してくれます。
長時間の座り仕事で足のむくみや疲れが気になるなら、ぜひ本記事で紹介した予防法に取り組んでみてくださいね。
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