車に乗る時、皆さんは紫外線対策をどうしているでしょうか。
仮にも外に出ているわけだからきっちりと対策を取っている方も多いかと思います。
でも、車のガラスって最近は紫外線をカットしてくれる物も増えているみたいなんです。
車を購入する時にディーラーさんに問い合わせてみるのも良い手段かもしれませんね。
今回はそんな車のガラスの紫外線対策効果についてやそもそも車のガラスってどういう物なのか、家のガラスとの違い、それから車のガラスの値段についてお話させていただきます。
車に紫外線対策ガラスはあるの?
紫外線対策としてUVカット効果のあるガラスを搭載されている車も近年多く出てきています。
最近の車のフロントガラス・運転席・助手席の窓ガラスは、紫外線UVカットになっていますが日焼けを本当にしないのかと疑問に思ってしまいます。
他にも、ガラスに色々な追加をして紫外線を完全に防げる車作りをしています。
- ガラスがUVカットされるように加工されている
- UVカット用のフィルムを貼る
- UVカット用の塗料を塗る
- 腕を覆う
- 日焼け止めを塗る
この5つが紫外線を防ぐ方法です。
運転席にも紫外線は降り注ぐ!?車用の対策をして紫外線から身を守りましょう
車のガラスはどういうもの?
車のガラスは安全性や運転しているときの快適性などに基づいて作られています。
UVカットガラスとはガラスの構造の違いによって生み出されるものです。
色の違い
色をガラスに付けることで紫外線を防ぐもので緑色系やグレーの色は紫外線をある程度防いでくれます。
それぞれの可視光線透過率(光を通す割合)も考慮されています。
構造の違い
透明なガラスをプラスチックと比べると、プラスチックよりも効果があり2枚の合わせガラスにするとより紫外線防止効果が高くなります。
ガラスの色や濃さを変えたり取り付ける位置で車の安全性などを考えて設計されています。
フロントガラスの種類
フロントガラスは雨風をはじくようにするために湾曲した形で強度と飛散防止のため色々な種類の製品があります。
合わせガラスに特殊な加工をすることで99%近い紫外線をカットできる車が主になってきています。
メーカー純正ガラス
新車時の時についているガラスです。
平凡なガラスですが高品質で国内の工場で製造されていて安心感が高くメーカーのロゴの印がはいっていますので、車に詳しい方から見ると見分けることができます。
クールベールガラス
エコガラスとも呼ばれており断熱効果が高く、純正ガラスよりも安い価格で耐久性や機能性も高くなっており、ガラス交換の際にクールベールガラスへ交換する方が多いガラスです。
海外製ガラス/リサイクルガラス
飛び石被害など、フロントガラスが破損した時に車両保険に加入していない場合は、修理代が大きな負担になってしまいます。
その場合によく交換される方はリサイクル品や海外製など、安い価格を売りにしたもがあることもあり、純正ガラスではなく、海外製ガラスやリサイクルガラスを使います。
純正ガラスとほとんど見た目は変わらずに、価格がメーカーの純正品の半額以下になっています。
車に詳しい方は品質の違いを見抜いてしまう場合もありますが素人ならばメーカー純正ガラスと比べてもなにも変わらないです。
国内優良ガラス
国内の大手メーカーが販売している社外製ガラスで交換が自費修理だった時に、リサイクル品や海外製に不安がある方にお勧めです。
国内生産品ということもあって、国内販売の多くの車に使えるようになっています。
フロントガラス以外の窓ガラスは強化ガラスを使用
車の窓ガラスは衝撃を受けて簡単に割れてしまうと困ってしまいますが、車の事故の時に車のドアが開かなくなった時は窓ガラスを割って脱出しなくてはいけないのでリア・サイドガラスはすべて強化ガラスが利用されてます。
強度は高いのですが、専用のハンマーで叩くと粉々に砕けてしまいます。
運転席や助手席は道路交通法で透明なガラスの色が義務付けられています。
後部座席のリアウィンドウやドアは色付きガラスやカーフィルムを貼ることが可能で、外から見えづらくするぼかし効果のある黒みがかったプライバシーガラスが標準装備される車種が増えています。
車種によってリアガラスに熱線が入っていたりして、冬の凍結時にはガラスの氷を溶かす機能が付いています。
家のガラスとの違いは?
車の窓ガラスは車を安全運転するための機能性や太陽からの紫外線防止効果、またはプライバシーの確保のために作られておりますが、家の窓ガラスは火災の防火性・安全性・住宅の室内温度の断熱効果・防音性・防犯性能に重点を置いて作られております。
家の窓ガラスについてご紹介いたしますが、車にもここで紹介しているガラスが使われています。
フロートガラス(単層透明板ガラス)
一般的な透明のガラスで表面が平らで滑らかで歪みが少なく、厚さは3mmが主に使われており費用も安くでき、採光性や透視性に優れています。
加工がしやすく窓ガラスの他にも、水槽や鏡・戸・障子・ふすまなどの建具(たてぐ)などに幅広く使われております。
網入りガラス
火災などでガラスが割れても破片が飛び散らないようにするため中に金属線が入っているものです。
ガラスの中の金属の網が割れた破片の落下を防いでくれることで、火災の火が割れたガラスから入りづらくなっており火災の際に建物の延焼を防ぐ効果があります。
網入りガラスは破片が飛び散りにくいことが特徴なのですが、防犯ガラスと違って割れにくいわけではないので防犯性能は期待できません。
合わせガラス
2枚のガラスの間に粘着力の強いフィルムの中間膜を挟み込んで接着したものです。
ガラスの間に挟み込んである中間膜があるため割れにくく、割れたとしても破片が飛び散らないため安全性が高くできています。
挟み込まれた中間膜は、赤外線や紫外線を吸収する機能を持ったガラスもあります。
防犯ガラスなどにはこの合わせガラスが使われており、性能の違いや中間膜の厚さによって、防犯ガラス・防音ガラス・防炎ガラスなどの色々な特徴のものがあります。
強化ガラス
一般的なフロートガラスに高熱処理をして急速に冷やして作られた強度を高めたガラスです。
一般的なガラスの3~4倍の強度があり、安全性が高くブロック状に割れるので破片で怪我をしずらくなっています。
よって高い強度がありますので住宅の窓や車の窓にも使用されています。
型ガラス(曇りガラス)
形成する時に、凸凹(でこぼこ)の型で形成したものを型ガラスといいます。
光を通しつつも視線を遮ぎってくれるので、プライバシーの確保に向いています。
視線が気になる場所の玄関・トイレ・浴室などによく使用されています。
すりガラス
型ガラスと似ていますがフロートガラスの表面を研磨して加工をした不透明なものです。
型ガラスと同じくプライバシーの確保をしたい場所に使われます。
複層ガラス
2枚のガラスの間に空間(中空層)を持たせて、空気や乾燥したガスなどを密閉して作られた窓ガラスです。
断熱性に優れていて、冷暖房の消費を控えて冬の不快な結露の発生を抑えてくれます。
ⅬowーE複層ガラス
複層ガラスの内側に特殊な金属膜(LowーE膜)をコーティングしたものがLow―E複層ガラスです。
複層ガラスの遮熱効果と断熱効果がプラスされてできています。
夏場の日差しをカットし、冷房の効率を高めたり冬場は室内の暖房熱を逃さずより高い断熱性能が期待できるものです。
高断熱の住宅にするためにLowーE複層ガラスは最適な窓ガラスです。
車のガラスは高価なの?
車の一般的なガラスの交換・補修の費用は、2.7万円~9万円が相場です。
価格相場
- 軽自動車ガラスリペア2.7万円~4.5万円
- 普通自動車ガラスリペア3.2万円~5万円
- 軽自動車ガラス交換5.2万円~7万円
- 普通自動車ガラス交換7万円~9万円
ガラスリペアとは小さな傷をガラス修復剤などで直すことを言います。
ガラス交換、補修のポイント
自動車のフロントガラスには、合わせガラスを使っていて小石などの飛び石で小さなヒビが入ったとしても、全体的にヒビが入ったりバラバラに割れたりしないような構造になっています。
飛び石などでガラスに小さなヒビが入った段階で補修することが大切です。
直す方法としては、ヒビの場所にレジンと言う樹脂を流し込んで、それ以上にヒビが広がらないように補修をします。
放置してしまうとヒビが広がっていってしまい、補修ではなくガラス交換が必要になることもあるので早めの対応をしておくと良いと思います。
ワイパー液などの液体はレジンがヒビに密着しづらくしてしまい、補修が難しくなってしまいますので補修するまではセロテープを貼っておくなどして、水分が入り込まないようにすることをお勧めします。
最近の車のガラスは紫外線に効果あり!
車のフロントやサイド部分のガラスは、納車の時点からUVカットの効果入りガラスを使った車も増えています。
紫外線対策はフロントガラスだけだったり、紫外線をすべてカットされているかどうかは色々です。
最新の車ではこの紫外線対策もしっかりされてきており、フロント・サイド・リアの完全紫外線対策のガラスを使っている車もあります。
紫外線対策をしっかりとして皆様のカーライフが素敵なものになりますようにお祈りいたします。
車の紫外線対策は?車の窓やボディはどの様な紫外線対策をすればいいの?
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