傷や治ったばかりの傷は普段の肌よりも弱まっているのは何と無く分かりますが、”紫外線”に対してどんな対策をすれば良いのでしょうか?
紫外線保護テープとはあまり聞きなれない商品名ですが、その効果を見ていきたいと思います。
Contents
紫外線保護テープってなに?
紫外線保護テープの役割と、どの様な商品があるのか、見ていきたいと思います。
紫外線保護テープの役割とは
紫外線保護テープは紫外線をブロックするテープであり、傷跡のケアに用います。
傷ついた皮膚、肌はそのまま放置したり、不衛生にしていたり、刺激を与えていると黒ずんでしまい、シミとなって残ってしまうのです。
時間が経って傷痕が黒っぽくなるのは過剰に分泌されたメラニン色素が沈着するからです。
他には傷跡が大きくなる、または傷跡が瘢痕(はんこん)という赤くなって盛り上がるなどの状態が起こります。
紫外線対策として傷跡の色素沈着(しみ、黒ずみ)を防ぎ、次に傷跡の緊張を柔らげ傷跡の幅が広くなるのを防ぎます。
主に傷口をカバーする医薬品のガーゼの様に扱いますが、正確には出血や膿みが止まってから創面に貼り付けます。
ガーゼで止血してから紫外線保護テープに貼り替えるのですが、とても薄いので貼っても見えない位の透明感があり、防水加工もされているのが多いです。
紫外線保護テープは患部を物理的接触による感染から守ると同時に、化学的刺激である紫外線からも守ります。
傷口の保護と言うより患部の日焼け止めとしての効果の期待が大きいです。
日焼け止めと言うと大抵は液状の塗り薬が多いですが、紫外線保護テープは貼り付ける薄いフィルムです。
言葉だけでは分かり辛いと思うので1点商品を紹介させて頂きます。
紫外線吸収剤は私たちの身体に悪さをする?紫外線吸収剤の成分と紫外線吸収剤不使用の日焼け止めとは
エアウォールUV

- メーカー名:skinix
- 商 品 名:エアウォールUV
- 価 格:Sサイズ・¥1,078(税込)/Mサイズ・¥1,958(税込)
エアウォールUVは医療現場向けに開発されたものですが、現在は市販もされており「塗る」ではなく「貼る」UVケアという新しい発想から生まれた商品です。
エアウォールUVのUVカット率は平均でおよそ97%であり、ふさがった後の傷痕を紫外線からしっかりとガードします。
紫外線保護テープってどんな時に必要なの?
傷跡は皮膚が薄くなっているので傷が無い時より余計に紫外線からの刺激を感知し、防衛反応としてメラニン色素を生成してしまいます。
傷跡は色素沈着を起こしてしまい黒ずみやすくなってしまいますが、そこで必要なのが紫外線保護テープです。
- 擦り傷
- 切り傷
- 虫刺され
- 潰れた吹き出物 など殆どの傷に対応する事が出来ます。
- 形成外科手術後
- 美容整形手術 に手術跡をきれいに治す為に傷跡にテープを貼るのがオススメです。
術後に縫合した傷跡を抜糸してからも、しばらく傷跡は状態が変化します。
初めの3ヶ月間程は傷の中の細胞が傷を治そうと活動が活発になるので傷跡は赤がかります。

傷の増殖と戦う為に細胞が働きまわるこの時期に紫外線による日焼けをしたり、傷口が引き延ばされたり、患部が乾燥したりなどの刺激が加わるのは禁物です。
負傷した細胞が過剰に反応して色素沈着が起こって赤や黒になってしまい、傷跡が大きくなり瘢痕となって盛り上がる事もあります。
こうした事を避ける予防の為にも紫外線保護テープを貼るのがオススメなのです。
単にUVケアとして傷がなくても使用しても良いのですが、出血の止まった傷口に貼っておくと傷跡があまり残りません。
テープが紫外線と物理的な刺激とを遮断してくれるおかげで、保湿する作用が働き傷跡を安静にさせ、広げない役割も果たします。
それからは次第に細胞の活動が沈静化し、赤くなっていた傷跡も薄くなる様になります。
但し、重いやけどなどの傷の修復は難しいみたいですので、それらの傷跡対策には別の治療が必要となります。
肌トラブルを紫外線対策とスキンケアで防ぎましょう!肌トラブルの種類とは?
紫外線保護テープってどうして効果出るの?
傷口を露出したまま紫外線に晒されてしまうと、傷ついてしまい炎症を起こしている肌の弱った細胞を更に刺激してしまい、ダメージを与えてしまいます。
傷口を覆っておく効果としては以下があります。
- 紫外線カット → 紫外線の刺激によるダメージと細胞が色素沈着して汚れる事を予防します。
- 安静 → 傷口が引っ張られ、傷跡がそれ以上広がる事がない様にします。
- 保湿 → 傷ついた細胞の乾燥による皮膚防御機能の低下を予防します。
肌が乾燥しているとターンオーバーがうまく機能しなくなります。 - 接触防止 → 傷口がなにかに触れて刺激される事を防ぎます。
因みに指で触り過ぎるのもいけませんしカサブタをはがすのも禁物です。
そこで、これらの古い傷跡を薄くする為に上記に加え美白効果のある化粧水がオススメです。
美白効果のある化粧水は主にビタミンCとビタミンE、ヒアルロン酸やコラーゲンが配合されているのが多く、他にも効果を謳う成分が入っているものも多々あります。
肌のターンオーバーは28日周期で生まれ変わりますが、40代になると倍の60日位かかります。
歳を重ねるほど傷痕が薄くなり、新しい肌に生まれ変わるまでに時間が掛かるため毎日のケアを習慣つけましょう。
紫外線保護テープを使用する時はどんなタイミングなの?
まだ傷口が開いている時には紫外線保護テープを使用してはいけません。
しかし、紫外線保護はしなくてはいけませんので、当たり前ですがガーゼと包帯を使用して守りましょう。
- ダメージ~1週間目 → 傷がくっついてきます。
- ダメージ~2週間目 → 傷口がふさがりますので、ケアの方法を考えましょう。
- 3週間~3ヶ月目 → 傷跡の変化が活発になり、傷跡が赤くなったり硬くなったりします。
- 半年~1年 → 傷跡が落ち着き、傷跡が白くなり柔らかくなります。
ケアの方法
まず、紫外線対策を始めましょう。
その為に市販の日焼け止めクリームを利用して紫外線を防いで下さい。
その後は患部を清潔にしてから紫外線保護テープでテーピングをしましょう。
貼り方
長さ3cmほどに切ったテープを傷の方向と「直角に」貼ります。
間違えて傷に沿って「水平に」貼らない様にしましょう。
この時傷跡が引っ張られて広がらない様に傷口を少し引き寄せながら貼る様にします。
重傷の場合はテープを無理に毎日交換する必要はありません。
2日おき程度で大丈夫です。
頻繁にテープを剥がすとかえって皮膚表面が剥がれカブレなどを招きますので、交換の目安としてはテープの端がめくれてきた時にはテープを交換しましょう。
通気性がある皮膚に優しいテープでもカブレて痒くなったりする事がありますので、その様な場合は使用を中止して下さい。
顔に傷がある場合、写真撮影などでテープを貼りたくないない際には一時的に貼らなくても代わりに塗る日焼け止めを使用すれば対処する事が出来ます。
テープを扱うときの注意点
剥がす時には傷跡に負担が掛からない様に傷跡に沿ってテープを剥がして下さい。
テープを剥がした状態で入浴や洗顔をし、テープの粘着剤が皮膚に残らない様に石鹸を使用して優しく洗って下さい。
テープを使用していてかぶれてしまったら、テーピングは直ちに中止してください。
テープを張り続けますと逆効果です。
紫外線保護テープは傷の保護と紫外線対策が出来る万能アイテム!

皮膚の傷にメラニンの色素沈着を起こすとずっと傷跡が残る要因となります。
傷を負った肌は紫外線の影響を受けやすくなり、紫外線ケアをきちんとしないと黒ずんでしまったり或いは赤黒い傷跡となってしまいます。
ふさがった後の傷跡をこの色素沈着から守る紫外線対策ですが、ここでは「塗る」ではなく「貼る」紫外線ケアが出来る紫外線保護テープの出番です。
日焼け止めクリームでは塗り直しの手間や塗りムラが気になりますが、テープはそんな面倒がない上に効果がずっと持続します。
商品によって紫外線カット率は約97%という高い効果を誇ります。
しかも薄く出来ていますので肌のキメにまで馴染み、皮膚との段差がほとんどないので衣類の擦れなどにも強く、クリームでは落ちやすい襟口や袖口まわりでもしっかりガードする事が出来ます。
また、他の対紫外線素材と組み合わせるのも手で、紫外線保護テープをした上に更に包帯や服などでカバーすると傷口の色素沈着はかなり防げますよ。
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