日光浴というものは、昔は赤ちゃんにとって重要だと考えられていました。
しかし近年、紫外線から受ける影響を考えて日光浴も紫外線対策をしてからというのが当然のことになってきています。
普段から降り注ぐ程度の日差しであっても、紫外線対策は必要だと思われます。
強烈な紫外線が降り注ぐ夏、大人よりもはるかにデリケートな肌を持つ赤ちゃんに与える影響を考えてみましょう。
Contents
夏の紫外線が赤ちゃんに与える影響
昨今は、オゾン層の破壊が進んだことで、数十年前に比べて多くの紫外線量が地上に降り注いでいます。
ある程度でしたら日の光を浴びることは健康な身体作りに必要なのですが、夏の強い紫外線を浴びることは逆に体には良くないのです。
赤ちゃんにとっても同様に短時間の日光浴はビタミンD生成という点から必要なのですが、夏の過度に強烈な紫外線は将来のシミ、シワや乾燥の原因となり、肌にトラブルを起こすとされています。出来るだけ時間を選んで行うようにしてください。
赤ちゃんの皮膚について
生まれたばかりの赤ちゃんは大人に比べると皮膚が薄いので、紫外線に触れると日焼けも皮膚表面だけでは済みません。
皮膚に害を及ぼす紫外線の種類の多くは皮膚の奥深くまで達し、皮膚の機能を破壊するおそれがあるのです。また、より幼い年齢のうちに紫外線を浴びた量が多いほど皮膚がんの発症率が高くなるとも言われており、皮膚がん発症年齢も幼くなるとされています。
オーストラリアなどオゾン層の破壊が著しい南半球の国の保育施設や幼稚園では、外出時は帽子を被る、日焼け止めを塗るといった紫外線対策が法律で定められているほど、子供の将来の為に紫外線対策は必要なのです。
紫外線と天気の関係
日常的な紫外線の対策として覚えておきたいこととしては、天気と紫外線の関係です。
晴れの日の紫外線を100%とすると、うす曇りの日はおよそ80%の紫外線が地表に降り注ぎます。雨の日でも20%から30%の紫外線が降り注いでいます。
今日は曇りだからといって外出時に紫外線対策はしなくても全然大丈夫、というわけにはいきません。
特に夏の時期は、冬に比べて紫外線量がおよそ3~4倍とされています。紫外線対策をしなくても大丈夫だと考えるのは非常にリスクの高いことだと思います。
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夏の車内での赤ちゃんの紫外線対策はどうしたら良い?
車で赤ちゃんとお出かけする際に見落としがちなのが、車内での紫外線対策です。
ニュースで良く流れているように、車内は少し油断した隙に急激に気温が上がる空間です。
このことを知っていて熱中症対策をしっかりとするお父さんお母さんは沢山いますが、太陽の熱や紫外線に対しては、ちゃんとした対策が取れていないことが多いです。
保育園の送迎バスなど、日頃から車に乗る必要がある赤ちゃんなどは、毎日季節を問わず日焼け止めなど紫外線対策をしなければなりません。
車に対して行う紫外線対策としては、車自体に紫外線カットのフィルムを貼ったり、UVカット効果が施された窓カバーを張る、UVカットのスプレーを窓ガラスに塗り伸ばしておくなど、様々な対策を取ることが可能です。
また、車自体への紫外線対策が難しくても、チャイルドシートを窓の近くに置かないことや、近くの窓だけでも紫外線対策が出来れば、赤ちゃんの肌に降り注ぐ紫外線を軽減出来ると思います。
夏の赤ちゃんの紫外線対策方法
夏の強烈な日差しで過度な日焼けをしてしまうと、大人でも夜寝られない程の熱や痛みが起こることがありますよね。
それが後々シミやシワの原因になります。
赤ちゃん用ノンケミカルUVカットクリーム
皮膚がまだ薄くて敏感な赤ちゃんとなると、あっという間にシミになってしまったり、少し日の光にあたっただけでも真っ赤に腫れて水ぶくれになってしまうこともあります。
それでも日焼けを恐れるあまり真夏に長袖を着せてしまった結果、体温調節がうまく行かず脱水症状に陥ってしまい、命に関わってしまうなどといったトラブルも皆無とは言えないのが現状です。
洋服や帽子で紫外線を防くことはとっても大事ですが、それだけでは紫外線対策は充分とは言えません。
赤ちゃんの肌を紫外線から守るために日焼け止めはどうしても必要なのです。
日焼け止めと一言に言っても紫外線防止効果の高いものには、赤ちゃんにとって有害な物質も含まれている危険性があるので、注意して選んで下さい。
合成ポリマーや紫外線吸収剤を、合成界面活性剤を含まない赤ちゃんの肌にとって負担が少ない優しい日焼け止めを使うことが大事です。
ノンケミカルの日焼け止めは、紫外線吸収剤は入ってませんが皮脂や汗に弱いので塗りムラがないように細かく塗り直しましょう。
UVカットケープ
紫外線から赤ちゃんを守る対策の1つとして、ケープが注目を浴びています。
ケープとは、大きい布のようになっており、上部の隅っこにあるクリップや紐を、ベビーカーや抱っこ紐に固定することにより、赤ちゃんを紫外線から防げるようになっています。
裾にも同様に紐のあるデザインが多く、赤ちゃんの全身を覆うことが出来るようになっており、紫外線を避けるのに優れているものだと言えます。
ケープは抱っこ、ベビーカーどちらでもお使いいただくことが出来ます。赤ちゃんを抱っこした状態でもさっと手軽に着けることが可能なのもケープの長所です。
帽子を被せたりベビーカーの日除けだけでは、紫外線から守ることは難しいです。
ケープでしたら赤ちゃんの全身をすっぽりと覆いますので、眩しい紫外線から赤ちゃんをガードできます。ケープは体温調節にも最適です。
ここでもケープを上手く使えば、気温の変化が気になるときなども簡単に体温を調節することが出来るので、とても有効です。
夏の旅行先での赤ちゃんの紫外線対策方法
旅行先では、従来の日焼け止め対策グッズのほかに着替えや肌着などは普段使う分に予備を持っていったほうが良いでしょう。ビニール袋は何枚かあると何かと便利です。
離乳食の場合は1〜2個余分にあると想定外のケースに対処できます。他に赤ちゃん用の体温計、熱冷ましなども必要だと思われます。夏はどんな地域でも通常よりはるかに多くの紫外線が降り注ぎます。また、日照時間が長くなる為、紫外線を浴び続ける時間もそれだけ長くなります。
短い時間だからといって紫外線対策を疎かにしてしまうと、将来には大きな肌のトラブルになってしまいます。旅行先の紫外線対策は通常よりも、もうひと手間かけなければなりませんね。
夏の紫外線から赤ちゃんを守ってあげましょう

赤ちゃんの紫外線対策は、しみや皮膚炎の予防など赤ちゃんの将来の健康な肌を守ることにもなります。
外出時は帽子を忘れないようにしてください。赤ちゃんの肌に合った日焼け止めを小まめに塗り、出かけた時にはそこの冷房の強さにも気を配ってあげましょう。
赤ちゃんは体温の調節機能も未熟ですので、急な気温の変化で体調を崩してしまうこともあります。少しの対策を重ねることが、赤ちゃんの健やかな成長に繋がるのです。
適度な日光浴は赤ちゃんにとってビタミンⅮ生成など良い効果もありますが、赤ちゃんの肌を守るのはお父さんとお母さんの大事な仕事です。
外出の場所・時間を考えたり小まめな紫外線対策をすることで、デリケートな赤ちゃんの健康な肌を夏の日差しから守ってあげましょう。
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