夏のレジャーと言えば真っ先に海を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
夏に限らず、人は何故か海に惹かれてしまいます。
しかし海と言えば海水と砂による紫外線の照り返しも厳しく、建物などの遮蔽物がないので日焼けしてしまうというのも事実。
季節によっての海での紫外線対策、特に夏の海での対策グッズを見ていきたいと思います。
Contents
夏の海での紫外線対策
まずは夏の海ならではの定番アイテムを何点か見ていきましょう。
日焼け止めクリーム
日焼け止めクリームの効果を上げるには小まめに塗り直すこと、通常の夏場であれば2~3時間毎が良いと言われています。
汗と海水に洗い流されて効果時間が短くなるので塗り直しは必須と考えられますが、せっかくの海で頻繁に日焼け止めを塗り直す作業は億劫ですね。
そんな現代では今、アウトドアシーンではウォータープルーフの日焼け止めが注目されています。
ウォータープルーフ(water proof)とは防水や耐水を表す言葉で海水を弾き、汗による流れ落ちを防いでくれる商品、通常の日焼け止めクリームより耐水性が優れていますが完全防水ではありません。
その目安となるのが商品に表示されている耐水時間。
これは、メーカーがしっかりと耐水テストをした結果の数値、なかにはウォータープルーフと銘打ちながら耐水時間を表示をしていない商品もありますのでしっかりと確認しましょう。
ウォータープルーフタイプにはシリコン成分が含まれている為に耐水性が優れていますが、その反面洗い流しづらいので専用のクレンジングオイルを必要とします。
クレンジングオイルの中には刺激の強いモノもあり、それが原因で肌のトラブルになる方も少なからずいるようですが、その点で資生堂のアネッサパーフェクトUVシリーズなどは石鹸で簡単に落とせるので人気があります。
サングラス
夏のファッションの重要アイテムに挙げられるサングラスですが、紫外線対策の点から見てみましょう。
人の目は紫外線からの防御力が他の部分より強いので普段の生活ではあまり神経質にならなくても良いのですが、長時間の強い日差しと照り返しを受ける夏の海では別の話です。
海やプールに行ったときに目の充血や炎症を起した人も多いのではないでしょうか。
その原因は海水やプールの水にもありますが、紫外線による目の日焼けによるところが大きく、酷い時には視力の低下や白内障などの重い病気にもつながるので注意が必要です。
目への紫外線に対して、脳の働きにより血液中のメラニン色素が増えて紫外線から守ってくれます。
紫外線を浴びると目が痛くなる?紫外線が目に与える影響と目を守る方法とは
しかし、最近の研究では日焼けの原因でもあるこのメラニン色素、目を限定とせずに体全体に発生してしまうことが解明され、美白にも大きく関わってくることが分かりました。
また、強い日差しの中では濃いサングラスを選びがちですが、目は暗闇だと光を探しだそうとして瞳孔を開くので結果として多くの紫外線が目に入ってしまいます。
なのでUV加工されていないレンズは色の薄いレンズの方が良いそうですが、ちゃんとUV加工がされていれば無色でも大丈夫です。
レンズの性能を表す数値はUVカット率、紫外線透過率とありますが、中でも紫外線の強いオーストラリアで規格化されたUV400はどんな紫外線もカットできる優れものです。
パラソル
砂浜やプールサイドに並ぶ色鮮やかなビーチパラソルは心も踊り、日焼け対策として古くから用いられてきました。
しかし、よく目にする青と白の生地のパラソルを使って紫外線センサーにより検証すると、34%の紫外線を防げなかったと結果が出ています。
この34%の大部分は、横から入る拡散放射と言われる紫外線で日傘でも同じようなことが起こり得ます。
どうしても夏の海辺にはビーチパラソルという方は、日焼け止めクリームを併用するなどの対策をしましょう。
横からの紫外線対策としてはサンシェードテントがあります。
ポップアップテント、ワンタッチテントなどいろいろな呼び名があり、形も全面が解放したものや全部閉鎖できるもの、下の部分のみが解放されたものなど呼び名と同様に様々で、用途や人数に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
小さな子供がいる家庭では昼寝、授乳、着替えをするのに便利なので使っている方が多いですね。
冬の海へ遊びに行った時の紫外線対策
夏の海は日焼けや紫外線を気にして対策をする人が多いと思いますが、では冬の海ではどうなっているのでしょうか。
紫外線のうち肌を赤くして軽い火傷のような症状を引き起こす紫外線B波(UVB)は夏のビーチに比べて4分の1まで減少するので、夏のように急激に真っ赤になるような日焼けにはなりません。
もう1つの紫外線A波(UVA)は皮膚表層にメラニン色素を増やす原因となり、シミ、そばかすを生み出す大敵で夏場よりは減少しますが、UVBに比べると多く夏場の3分の1相当となります。
単純な数値で比較すると、冬場の海辺に半日(6時間)いるのは夏場の海で2時間ほど何の対策もせずにいるのと同じだといえますので、UVA対策をすることが必要ではないでしょうか。
日焼け止めクリームを使用する場合、人によっては夏場と同じ効力の日焼け止めクリームでは刺激が強い場合があります。
時としてSPF、PAの弱い商品にする事も考慮し、併せて肌が乾燥する時期でもあるので保湿効果も兼ねた商品を選んでください。
冬場は防寒のために紫外線対策に優れた「目の詰まった厚手の生地」の着用が増えるので自然と紫外線対策が成されていますが、何点か紫外線対策のグッズを紹介していきます。
UVカットインナー
ユニクロのエアリズムが有名ですが、他社のUVカット商品も似たような素材構成でUVカット率の高いポリエステルとポリウレタンで構成されています。
色は紫外線に強い黒が人気です。
冬でも寒い日ばかりとは限りませんから、インナーでしっかりガードしておけばトップス、アウターが何であっても安心ですね。
ラウンドネックのモノが主体ですが、首元を守るハイネックはゴルフなどのスポーツシーンで人気があります。
ストール
首元には保温性のある素材を選びましょう。
素材による紫外線の透過試験でニュージーランド産のメリノウールは紫外線A波、B波ともに吸収してポリエステルなどの化繊よりも優秀な数値を残しています。
お値段は張りますが英国の冬の海が似合いそうなメリノウールのストールを持つのも良いのではないでしょうか。
水着での紫外線対策
街中では日焼けや紫外線に気を付けている人でも、折角の海やプールでは開放的なビキニやワンピースの水着を着たいという方もいるのではないでしょうか。
まずは日焼け止めクリームの使用が必須ではありますが、小さなお子様がいたりと小まめに日焼け止めクリームを塗ることが難しい状況もあるかもしれません。
今や海やプールで紫外線対策として目にするラッシュガードを着用するという選択肢もあります。
ラッシュガードは元々はサーフィンで用いられ、紫外線や摩擦によるケガやクラゲなどから身を守るためにウエットスーツの中に着るインナーです。
当然、サーフィン用なので伸縮性があり、乾きも早く水辺の着用には最適といえます。
今やお手軽、着るだけのUV対策として需要が増えたラッシュガードは、国内外のメーカで色々なデザインとお値段で入手できますので、先ずは着脱が容易で体形をカバーしてくれるパーカータイプがオススメです。
パーカーを着て紫外線対策!素材や色などから見るパーカーの紫外線対策
海には行きたい、若しくは行かざるを得ないけど絶対に日焼けはしたくない人にはスイムレギンスを合わせて完全防備をしてみるのも。
膝上の5分丈から足首までの10分丈まで長さが選べるので水着のデザインと合わせられ、水着とセットで販売している商品もあります。
商品自体に体形補正効果がありますが、更に細く見える黒色が一番人気です。
でも様々な色や柄があるので丈の長さと合わせてオシャレをしてみてはいかがでしょうか。
暑い砂浜を歩くのがツライという方にはマリンシューズがおすすめ
日焼けで見逃されがちなのが足の甲ではないでしょうか、折角足首までレギンスで紫外線対策をしても足の甲だけ真っ赤々では残念。
今のところUV加工を打ち出したマリンシューズは見受けられませんが、ほとんどの商品のメイン素材はポリエステルかポリウレタン。
ポリエステルなどの化学繊維は特に加工をしなくても紫外線のカット率は90%以上もありますし、これに紫外線に強い黒や青といった色を選べば十分な紫外線対策となります。
マリンシューズは海中でも素足を小石やゴミから守ってくれるので海に持っていきたいアイテムですね。
サイズは海中で脱げてしまったり砂が入り込んだりするので足にピッタリとしたモノを選ぶのがポイント、目安は普段の靴より0.5cmほど小さいサイズが良いそうです。
海でのキツイ紫外線は対策しないと肌が真っ赤に
紫外線対策はもとより、海から帰った後の肌へのケアもしっかりと行いましょう。
同じレジャーの場でも、海では肌が海水によって刺激を受けて潤いを奪われてしまいます。
海水に触れていなくても海風で肌はダメージを受けています、海水に浸かった場合は水でしっかりと洗い流しましょう。
自宅でお風呂に入った後は刺激の少ない化粧水などでしっかりと保湿を心がけてください。
折角の楽しい海です、あとで後悔しないように自分に合った紫外線対策をして楽しみましょう。
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