社会人のマナーとされている女性の化粧ですが、コロナ禍で在宅ワークが増えて、化粧をついサボる方も増えたのではないでしょうか?
その化粧事情が肌にどれだけの影響を与えているか、ご説明したいと思います。
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コロナ禍で変化している女性の化粧事情とは
化粧をすることは女性の武器といわれていました。
しかし2019年12月20日…あの歴史的パンデミックとなった新型コロナウイルスが日本に到来しました。
そのコロナにより、女性のメイク事情は変わってしまったと言っても過言でもありません。
コロナの感染を防止するために、外出自粛やマスクの着用、会社にも行けず在宅勤務になったり、学生ではオンライン授業になったりしまいました。
化粧品を扱う化粧品業界も、新型コロナウイルスの影響により大ダメージを受けています。
2018年の段階では2241億円もあった化粧品の売り上げも、新型コロナウイルスにより2020年は1661億円とかつてなく落ち込んでいるのです。そして2021年に関しても1548億円とさらに落ち込んでしまっています。
特に化粧の下地、ファンデーション、口紅の売り上げがガクッと落ちています。
マスクの着用が義務化され、マスクに化粧が付くのが嫌だ!という人や外に出るわけではないから化粧しなくてもいいか、という人が増えてしまったのです。
その代わり、在宅する時間が増えることにより肌を休めることができるとされ、スキンケアをするパックや美容液に関しては売り上げは伸びました。
新型コロナウイルスにより、女性は化粧といってもスキンケアメインへと変わってしまったのです。
筆者もあまり化粧はしない方でしたが、さらにやらないに拍車がかかり、ますますスキンケアくらいしかやらなくなってしまいました。
コロナ禍で肌の悩みの人が急増!?その悩みをこんなスキンケアでクリア!
マスクしてても崩れないメイク方法
マスクをしていてもそれでも化粧をしたい!という人もいると思います。そんな人に向けて、マスクをしていても崩れないメイクの方法をお伝えします!
まずマスクをしていて、なぜメイクが崩れてしまうのかをご説明します。
これにはいくつか理由が合わさりますが、主な原因としては次の3点となっています。
- 乾燥
- 摩擦
- 蒸れ
湿度が高い時に汗をかいて、てかりやすくなっているのは夏の肌を想像していただくと分かりやすいと思います。
皮脂は油分であり、化粧の馴染みをよくはしてくれるのですが、過剰に分泌されてしまうとメイクを浮かせてしまったり、溶かしてしまったりしまうことがあるのです。
皮脂も適量であれば肌を保護してくれたり、保湿してくれたりしますが、多すぎてしまうとメイクを崩してしまう原因となってしまいます。
その高温多湿な肌はメイクに、どんな影響を与えてしまうのかもお伝えしましょう。
汗が大量に出て湿度が高まってしまうと、水分に弱いメイクを崩してしまう原因となります。
そして、マスクの中で蒸れた肌はふやけてしまい肌の水分などを逃し、乾燥を引き起こしてしまいます。
乾燥してしまった肌はメイクに密着しなくなってしまい、マスクと肌は摩擦が起き、簡単にファンデーションを崩してしまいます。
つまり、メイクの崩れを防ぐために肌のうるおいを保ち、密着させることでメイクは崩れにくくなるということです。
では、そのやり方をそれぞれご説明します。
ベースメイク
下地は肌に直接塗るため、肌のタイプに合ったものを必ず選んでください。
この際、保湿や皮脂吸収といった効果があるものを使うとベースメイクは持続が高まり、土台が整います。
例えば、乾燥肌で悩む人が皮脂吸収の下地を使ってしまうと乾燥を加速させてしまい、ベースメイクの密着を下げてしまいます。
だから乾燥肌の人は保湿力の高い下地を使用することにより、乾燥がしにくくなりベースメイクが密着できるようになります。
ベースメイクの次に塗るファンデーションの維持力を上げるためにも、肌のタイプに合った下地を選ぶといいですね!
ファンデーション
次にファンデーションです。
ファンデーションは適量を守り、薄く塗ることがポイントです。
ファンデーションも肌に密着するには限界があり、少しの皮脂や摩擦により崩れてしまいます。
- パウダーやクッションタイプ
スポンジの半分の量で半分の顔面積を塗る - リキッドタイプ
1プッシュで顔全体を塗る
フェイスパウダー
フェイスパウダーはファンデーションの油分を固定して、汗や皮脂を吸収します。
メイクが崩れるのを防ぐのに重要なアイテムとなります。
しかしながら、つけ方次第で乾燥してしまうので、顔の部位ごとに塗る量をメリハリよくつけるといいです。
顔に存在する皮脂の戦は均一ではないです。乾燥する場所とテカる場所に分かれるのです。
この時テカりやすいTゾーンと呼ばれる場所にはしっかりと、乾燥しやすい口まわりや目の下は控えめにしましょう。
マスクにつきやすいとされる鼻のすじや、頬の高い部位はファンデーションがマスクで擦れるのを防いでくれます。
続いてポイントメイクの仕方もご説明します!
ポイントメイクもベースメイクと同じく、摩擦や湿気の影響で崩れてしまいます。
アイメイク
目元は瞬きといった動きが多いですよね。
そのうえアイシャドウやマスカラといった濃い色を使うので湿気は禁物です。
湿気により溶けたメイクが瞬きで上下ににじんでしまいます。
しかしながら、マスクをつけてしまうと湿気を避けることは難しいです。
そこでおすすめなのがフェイスパウダーです。
ベースメイクの際、フェイスパウダーを目のきわまで塗りましょう。
この時、ベースメイクと同じパフやフェイスブラシを使うのではなく、アイシャドウブラシを使うと細かい部分も塗りやすいです。
チーク
チークはファンデーションとフェイスパウダーが終わってから、と思う人もいるはずです。しかし、実は違うのです!
チークはファンデーションとフェイスパウダーの間に塗るのです。
フェイスパウダーやパウダーファンデーションを塗った後にチークを塗ってしまうと、さらっとしている肌に密着がしづらいのです。
クリームタイプのチークなら大丈夫!と思いそうですが、これも間違い。最後にチークを塗ってしまうとマスクとの摩擦に弱くなってしまうのです。
なので、チークはフェイスパウダーの前に塗りましょう。そうすることにより密着していてもさらっとした仕上げとなります。
また、摩擦が起きた際にも、チークが消えるのをやわらげてくれます。
リップ
最後はリップです。リップはマスクの色移りを防止するためにも、セミマットのタイプを選びましょう。
ただ普通に塗ってしまうだけだと、色素と油分がたっぷりとあるため、マスクに色移りしやすいアイテムになってしまいます。
だからこそ、リップはティッシュでオフするのを繰り返し、油分をとりながら色を定着させましょう。
- 通常通りリップを塗り、ティッシュをのせてオフします。この時リップを密着させるため、唇にティッシュを押し当てるようにオフしましょう。
- このリップを塗りティッシュオフするのを、唇が好みの発色になるまで数回繰り返します。
- 仕上げとして、2枚重ねになっているティッシュを1枚だけに分け、唇に当てたままフェイスパウダーを塗ります。
マスクはニキビケアに良い?悪い?ニキビを悪化させないマスクの選び方とそのスキンケアとは
化粧は肌に悪いの?
さて、ここまで化粧のうまいやり方をご説明しましたが、なかには化粧は肌に悪い!と思う人もいるはずです。
実はコレ、半分は本当で半分は嘘なんです。
肌が荒れる一番の原因が紫外線なのです。
化粧はした後、どうしても落とすのにクレンジングが必要です。
クレンジングをする際使うクレンジング剤が化粧の油なのか、それとも肌の皮脂なのかを選別できないために製品によっては肌の皮脂まで落とし、乾燥させてしまいます。
そういった意味で言うと、化粧が肌に悪いという半分は本当なんです。
肌荒れを防ぐ紫外線対策とは?肌荒れの種類とスキンケア予防法とは?
すっぴんしてても肌荒れが起きる?意外な原因
在宅ワークで外に出ないし、誰かに顔を見られるわけでもないから化粧をサボろう、そういう方も増えたのではないでしょうか。
化粧をサボり、すっぴんでいるほうが肌の調子がいいはず…そう思われる方もいるはずです。
しかし、『すっぴんでいたら肌の調子が悪くなってしまった』『メイクをしないと肌が荒れてしまった気がする』という人も実はいます。
何故、化粧をしないでいるのにすっぴんの方が肌に悪いのか…これにもいくつか理由が存在しています。
皮脂が酸化
よく、『酸化してしまった油は体によくない』と言われていますよね。
これと同様、酸化してしまった皮脂も肌によくないのです。
この酸化した皮脂は毛穴を詰まらせてしまったり、黒ずみの原因となったりしてしまいます。
その他にもシミができやすくなってしまう恐れもあるし、ニキビができやすくなってしまうこともあるのです。
乾燥してしまう
実は、すっぴんの方が実感している以上に肌の水分が逃げ出してしまっているのです。
結果としては、ファンデーションなどで化粧をしている方が、肌に1枚ヴェールをかぶせている状態なので肌の水分が逃げ出すのを抑えているのです。
外的刺激により肌が炎症を起こす
目に見えない花粉やPM2.5、ほこりやダニといったものが空気中には存在します。
すっぴんでいるというのは、この外的刺激を直に受けるということです。
これらは肌のバリア機能がきちんと働いているとブロックできるのですが、コロナによるマスク生活により、いつも以上にこの肌のバリア機能が機能していないという方も多いのです。
以上、すっぴんでいると肌荒れが起きてしまう恐れを知っていただけたでしょうか?
乾燥肌の原因から肌にいい食べ物まで!!男性でもできる保湿ケア!!
肌荒れ時のベースメイクの選び方とオススメ
肌荒れをしていると、肌のバリア機能が低下します。
これは様々な刺激を受けやすくなっており、炎症を起こしてしまいやすい状態です。
そんな中でも、外的刺激や乾燥から肌を守るためにベースメイクは必要とされているのです。
ただし、肌荒れを悪化させたくはないですよね。
なので、肌荒れを悪化させないためのベースメイクの選び方をお伝えします。
ベースメイク用品の選び方

UVをカットする効果があるもの
まずは肌の天敵とされる紫外線から肌を守るため、UVカットができる下地やファンデーションを選びます。
特に、敏感肌の人は紫外線の防御効果のある製品を選びましょう。
この時初めて使う化粧品は、パッチテストを行なってから使うようにしましょう。
保湿成分を確認
ベースメイクを選ぶ際、まずベースメイクは顔全体に使う物なので保湿成分が入っていると、肌の水分が逃げるのを防いでくれます。
この時、『ホホバ種子油』や『スクワラン』といったものが入っているのを選ぶといいです。
石けんで落とせるもの
肌荒れをしている際の化粧で、一番気を付けたいのは洗いすぎです。
化粧をしたら、しっかりと落とさないと肌に負担となります。
だからと言って、何度も洗ってしまったり、ごしごしと洗ってしまったり、クレンジングを使ってしまうと肌をさらに傷めてしまいます。
なので、石けんで落とせるようなベースメイク用品を選びましょう。
おすすめのベースメイクアイテム
肌荒れ中は化粧はした方がいい、しかしどういったベースメイクを選べばいいかわからない…そんな方におすすめのベースメイク商品をご紹介します。
薬用フェイスプロテクトパウダー
メーカー名:イハダ
商品名:薬用フェイスプロテクトパウダー
価格:1,980円/9g(税込)、レフィル(パフ付き)1,760円/9g
dプログラム 薬用 スキンケアファンデーション(パウダリー)(レフィル)
メーカー名:資生堂
商品名:dプログラム 薬用 スキンケアファンデーション
価格:3,080円(税込)
dプログラム 薬用 スキンケアベース CC
メーカー名:資生堂
商品名:dプログラム 薬用 スキンケアベース CC
価格:各2,750円(税込)
インテグレート ミネラルベース BB
メーカー名:資生堂
商品名:インテグレート ミネラルベース BB
価格:1,100円(税込)
dプログラム 薬用 スキンケア&カバーチューブ
メーカー名:資生堂
商品名:dプログラム 薬用 スキンケア&カバーチューブ
価格:1,980円 / 15g(税込)
他にもありますが、これらは人気のものや肌に優しい製品です。
自分に合ったものを選びましょう。
乾燥肌にはどんなような化粧下地がいいの?成分から考える選び方とは
誰かに見せなくても…
いかがだったでしょうか。
筆者もずぼらで化粧をサボりがちで、しょっちゅう肌荒れを起こしていました。
しかし、それが駄目だったんです。
肌荒れをしているときほど、敏感になっている肌を守っていきたいですね。
誰かに見せるわけではないからいいのでは…?ではなく、自分の肌を守るために、気を付けていきたいですね。
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