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日焼け止めだけでどの程度の対策が可能か
日焼け止めだけでどの程度の対策が出来るのか。それはSPF数値やPA値で変わってきますが、SPF50の物で約1000分日焼けから肌を守ってくれます。しかしこれは数値上の話だけで、実際には2時間から3時間に1回塗りなおした方が良いです。
汗や顔に触れたから日焼け止めが落ちるというだけではなく、日焼け止めは化学反応を起こしながら肌を守ってくれます。この化学反応が起こるたびに効力が失われていくのです。ですから紫外線を浴び続ける場合2時間から3時間おきに塗りなおすことが重要になってきます。
そしてPA値ですが、これは夏であれば+値の多い物を選びましょう。
PAはUVAから肌を守ってくれる単位ですが、これは数値では表せないそうです。
ですので、+値が多い物が純粋に効果が高い物になってきます。こちらも効力は2時間から3時間で切れてしまうため、塗り直しが必要になってきます。
因みに、オフィスワークで紫外線から多少守られた空間であればSPF数値20程度、PA値++程度でも十分に効力を発揮してくれるそうです。
日焼け止めの成分
日焼け止めの成分まで知ってる方は少ないですよね。
日焼け止めに使われている成分を細かく調べてみました。
紫外線散乱剤
こちらは紫外線を反射して肌に当たるのを守ってくれる成分です。
酸化チタンや酸化亜鉛などの鉱物由来の成分が多く、塗ったときに白く見えるものが多いです。
酸化チタン
UVBを防ぐ力が強い一方で、可視光線吸収はしない成分です。
他にも、オフセット印刷の感光体として使われる事もあります。
天然には金紅石や鋭錐石の主成分として産出する無色の個体の事です
酸化亜鉛
水に溶けづらい白色の粉末で高純度のものは透明になります。
亜鉛華軟膏や亜鉛華澱粉などの医療品や化粧品に用いられます。
止血・沈痛・防腐等の効果があるそうです。
紫外線吸収剤
紫外線を吸収して、エネルギーに変えることで紫外線から肌を守ります。
合成化合物が多く使われていて75%の製品に3種類の成分が入っています。
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
UVAを吸収してくれる数少ない成分。かなり頻繁に使われています。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
主にUVBを吸収してくれます。香りに特徴があり、粘り気のある液体です。
日焼け止めの感触を良くするシリコン油とも好相性ですので使われる頻度の最も高い成分です。
オキシベンゾン-3
UVA・UVBどちらも吸収できる万能選手です。
高SPF数値の製品に使われることが多いです。
こういった成分が私たちの肌を紫外線から守ってくれているみたいです。

場所によって日焼け止めの種類を変えた方が良い?
これは場所によっては日焼け止めの種類を変えるべきでしょう。
例えば海ですと、ウォータープルーフタイプが非常に有用です。
他にも紫外線の強い沖縄と、紫外線の弱い北海道でも使い分けることが重要になってくるでしょう。
北海道の場合はSPF20くらいで、PA値も++程度で大丈夫かと思われます。
沖縄になるとSPF30以上のもので、PA値は++++以上で選ぶ方が良さそうです。
使うときの強さによって変えていく方が肌へのダメージが減りますし、重要になってきます。
季節によって日焼け止めの種類を変えた方が良い?
こちらも冬にはSPF数値を下げてPA値++のものにする、といったような対策が必要になってくるかと思います。
春(特に5月)はもうすでにかなりの量の紫外線が降り注いできますので、夏と同じような対策になってくるでしょう。
夏は言わずもがな、長い時間外に出るならSPF30以上のものでしっかりと対策を立てるべきです。
秋も油断してはいけません。
11月頃までは、紫外線の脅威はまだまだ健在です。
つまり、1年中対策は必要ということですね。
紫外線対策成分が身体に与える影響とは
一般的に紫外線を浴び続けると皮膚がんになるということが騒がれています。
これから挙げていくものは、可能性として示唆されていますが、それはマウス実験でのみ極稀に起こるケースで、人体にはほぼ影響がないと考えていいでしょう。
日焼け止めにも皮膚がんになってしまう成分は含まれているそうなのです。
オキシベンゾンはアレルギー反応を起こしたり、ホルモン異常を起こす可能性があると指摘されています。
酸化チタンも細胞死や生殖機能の低下を引き起こすということが、東京理科大学のマウス実験で分かっています。
世界保健機関のWHOも酸化チタンには発がんの可能性があると指摘していることが分かりました。
更に酸化亜鉛にも同じく発がん性が指摘されているようなのです。
肌への影響のみにとどまらず、こういった点にも気を付けなければいけないようです。
とはいうものの、データが揃いきっているというわけでもないので心に留めておく程度にしましょう。
もし異常が出たらすぐに病院に行くようにしましょう。
それがもしもの時に体を守ることになると思います。
もし統計が出て、危ない物であった場合のみ使用を中止しましょう。
また、日焼け止めには肌にダメージを負わせてしまうという別のリスクも存在します。
こちらは正しくスキンケアすることで影響は少なくできるものの、ダメージになってしまう事はあるみたいです。
アレルギー反応やホルモン異常について少しだけ触れていきたいと思います。
この状態になったとき、こういう異常が身体に出ると分かっていればすぐに病院にも行けますし、安心かと思います。
花粉症などがこれに当たります。
発疹や炎症などを起こすことが多くあり、最悪の場合死に至る反応です。
正しく診断されればほぼ問題なく治療することが可能らしいです。
精神病と言われるものも、このホルモン異常からきている方も中にはいらっしゃいます。
更年期障害もホルモンバランスが崩れてしまってなるという方もいらっしゃいますので、意外と広く知られている病名が、実はホルモンバランスが原因だったなんてことがあるかもしれません。
難病にも指定されている橋本病やバセドウ病などを引き起こす原因となってしまう可能性があります。
強すぎる日焼け止めはほどほどに
日焼け止めは用途によって使い分けることで紫外線対策になる事が分かりました。
しかし、高数値(SPF、PA)の日焼け止めは肌へのダメージになる他、日焼け止めを使うこで生殖機能の低下や発がんの恐れがあるということも忘れてはいけなさそうですね。
今後、研究が進んで、人体へのダメージが無くなれば理想ですね。
紫外線対策には日焼け止め以外の方法が数多く存在します。
そちらで対策を取るというのも良いのではないでしょうか。
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