お肌の大敵はいろいろなものがありますが、冬の時期など乾燥した季節に気になってくるのはやはり乾燥肌ですね。
カサカサと水分が肌から失われていくのは辛いですよね。
実際に触ってみて枯れ果てた大地のような感触に悲しくなること間違いなしです。
そうなる前に・・・みなさんには是非とも乾燥肌の原因を知っていただき、予防に努めてもらいたいです。
大人だけではなく、子供にも役立つ情報をお届けします。
Contents
乾燥肌からどうして赤みが出るのか
乾燥肌になると、次第に皮膚の乾燥した部位が赤くなります。
これはただ皮膚が乾燥しているのではなく、乾燥性皮膚炎が起きている可能性があります。
そもそも乾燥肌とは?
乾燥肌とは、肌の水分や皮脂が不足しており、潤いが無くなっている状態のことを指します。
ドライスキンとも呼ばれ、この乾燥肌になると、入浴後や洗顔後に肌がつっぱる、全身がカサカサしたような感触になる、といったような症状が起きます。
- 皮脂の分泌量が少ない脛、肘、足の裏
- 顔であれば頬、目、唇などの口周辺
こうした部位が乾燥しやすいと言えます。
乾燥肌になる原因は?
乾燥肌になる原因としては、様々な原因があります。
とはいっても、一番理由や原因として多いのが、肌のバリア機能の低下です。
人間の皮膚は、表皮の最も表側の部位に角質層が存在します。

冬場のエアコンや電気ストーブなどの長時間の使用による空気の乾燥や、紫外線による皮膚へのダメージ、誤ったスキンケアや入浴方法をしてしまったりすると、乾燥肌になる原因へと繋がります。
乾燥性皮膚炎とは
乾燥性皮膚炎とは、乾燥性湿疹や乾皮症とも呼ばれる皮膚炎で、ただの乾燥肌とは違います。
少し衣服と肌が擦れただけでちくりとした感触やヒリヒリとした感触を覚えるなどの違和感や、かゆみを感じたりすることなどは乾燥肌の特徴です。
これらの症状に加えて肌がひび割れていたり、赤みを帯びた発疹などが見受けられる場合には、乾燥性皮膚炎の可能性があります。
症状としては、初期は皮膚が乾燥してカサカサの状態となり、わずかにかゆみも伴います。
中期ごろは、皮膚の乾燥が進みひび割れが起き、肌に赤みも生じます。
主にこの症状は空気が乾燥する冬に起きやすい症状で、湿度が高めの夏は症状が軽くなったり、治まることも多いです。
コロナ禍による乾燥肌
2020年に入ってから大流行しているコロナウイルス。
新型コロナウイルス自体、これまでにない病気のため、その新型コロナウイルスに適応するために多くのストレスを感じることは自然なことです。
実はコロナ禍によって乾燥肌も増えています。
コロナストレスで肌荒れが起きるのは、精神的な要因だけではなく、物理的な要因としてはマスクを常日頃から着用し続けなければならないという点からも見受けられます。
マスクを着用し続けることによって、肌とマスクは常にぴったりと密着した状態となります。
それによって肌は常にマスクと擦れ続けたり、触れ合っている状態となるため、刺激によるニキビができる原因になります。
赤みが出たときのスキンケアの方法とは
皮膚が乾燥し、赤みが出た時は、乾燥肌以外にも乾燥性皮膚炎の可能性がありますので、以下のようなスキンケアが必要です。
入浴時、身体を洗う際に強く洗いすぎない、擦りすぎないようにする
お風呂に入った際、身体を洗う際に使用する洗浄器具を皮膚にゴシゴシと擦りつけるのはあまりよろしくありません。
肌が乾燥している方は、敏感肌でもある可能性が高いのです。
石鹸や洗顔料などに含まれている成分が、身体をゴシゴシと擦りつけるように強く洗うことで、それが肌にかえって悪影響を与えてしまう可能性が高いです。
また、ただ力任せに洗ってしまうと、当然ながら肌を傷つけるだけです。
洗顔料や石鹸、ボディソープなどを使う際は、優しい力加減で洗うようにしましょう。
アルコールや辛い食べ物などの刺激物を摂取しないようにする
アルコール飲料や辛い食べ物など刺激が強い飲料や食品は、乾燥肌や乾燥性皮膚炎に罹患している場合、そのかゆみをさらに引き起こしてしまいます。
そのため、なるべく控えた方が吉です。
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とにかく日焼けや乾燥等の肌に届くダメージを軽減するように努める
乾燥肌や乾燥性皮膚炎の程度がまだ軽度であれば、どちらも症状を改善させることが可能です。
夏場であれば日焼け止めを塗る、冬場であれば、皮膚の細胞間脂質と成分が同じであるセラミドが配合された保湿クリームを塗って細胞から水分が逃げるのを防ぎましょう。
また、日焼けサロンなどに通うのも絶対にやめましょう。
日焼けをすると肌にダメージが直に届いてしまい、バリア機能が一層低下します。
かゆみを発生させるストレスに関してですが、趣味やスポーツを楽しむなどをしてストレスを上手く発散させるのが乾燥肌の解決への近道となります。
最も肌へのダメージが多いストレスは不規則な生活によるストレスです。
生活のリズムを整え、就寝時間も早めに、かつ一定に保つことが重要になってきます。
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赤みが出たときのメイクの方法とは
敏感肌や乾燥肌は普通の肌と比較して、特に肌の赤みに悩まされることが多いかと思われます。
そんなときに便利なメイク方法を記載していきます。
グリーンカラーの化粧下地を使用してメイクを行う
赤みが出てしまい、普通の化粧品を使って化粧をしようとするとどうしても隠し切れない、赤みが邪魔してうまくメイクを馴染ませることができない、などといった悩みに直面するかと思われます。
そんなときには、グリーンのカラーの化粧下地を使うと赤みの色ムラをカバーすることが可能です。
乾燥肌は言うまでもなく、肌の水分が不足していますよね。
乾燥肌はその名の通り肌に水分が不足しているため、保湿成分が配合されたものを選びましょう。
ただグリーンカラーの化粧下地さえ選べばいいや!というわけでもないんです。
グリーンカラーは必要ですが、かつヒアルロン酸やコラーゲン、可能であればセラミドといった保湿成分が配合された化粧下地を選びましょう。
選ぶ際には、クリームタイプやリキッドタイプの化粧下地がおすすめです。
油分を多く含んだ化粧下地を使用すれば、保湿成分もそれに伴って多く配合されていることが多いからです。
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気になるメイク方法
リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションは、肌に乗せていく際、水分や油性成分が多く含まれています。
指を使って乗せていくこともできますし、専用のブラシやスポンジで顔になじませていく方法もあります。
メイクを行う際は強く擦らないように注意し、ムラができないよう塗り広げていきます。
細かい部分はスポンジを使ったり、気になる部分はコンシーラーを使いカバーしていきましょう。
仕上げにフェイスパウダーを顔に乗せて、パフを使いなじませると、赤みをきれいに消すことができるはずです。
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赤みが出ないようにするためには
皮膚に赤みが出るのはそもそも、自己防御のための免疫の働きによるものです。
外部からの紫外線や埃などの刺激物質、細菌などの雑菌の侵入を防ぐため、免疫による炎症反応・・・それが赤みなのです。
赤みは、水分と油分のバランスが適切に整っている皮膚には発生しません。
このバランスが崩れると乾燥肌となり、外部の刺激を受けることで赤みが出てしまうのです。

肌に赤みを出さないようにするためには、まず生活習慣を改善することがポイントです。
食事は1日3食を目安に栄養バランスを調整しながら摂取し、間食を控えましょう。
間食をしてしまうと、美味しいものを食べてしまい、つい栄養バランスが崩れてしまいます。
美味しいものは基本的には糖と油でできています。
乾燥肌や肌の赤みを治したいと思っているときには大敵ですので、控えましょう。
何度も言いますが、精神的なストレスも大敵です。
疲れているときには、家で休憩をとる時間も必要になってきます。
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いかがだったでしょうか。
この冬の時期、乾燥肌は美肌への道の大敵でもあり、赤みが発生するともなるとなおさらです。
もしかすると、ただの乾燥肌ではなく、乾燥性皮膚炎などの症状に罹患している可能性もあるかもしれません。
今回説明したのは、あくまで予防、軽度の症状の場合の改善なので、もし本当に重症で「だめだ、自分の力だけでは治せない」と思った際には迷わず皮膚科へ行くようにしましょう。
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