乾燥肌とは、角質層にあるはずの水分量が減少している肌のことです。
乾燥肌になると「皮脂」や「セラミド」などによる保湿システムが上手く機能せず、粉が吹いたようにカサカサしたり、ゴワゴワしたり、メイクの際、ファンデーションのノリが悪くなったりして困りますよね。
今回は季節を問わずに、常に私達を困らせる乾燥肌についてお話をしていきたいと思います。
乾燥肌になる原因
乾燥肌のシーズンは空気が乾燥している冬場に多いのですが、これは水分不足による乾燥肌です。
水分の動きが乏しくなったのが要因ですが、1日に1.5リットル以上の水分を飲むことによって肌に水分を保つことが出来ます。
また、2021年新型コロナウィルスが流行している今現在、外への外出を避け、自宅にいる時間が増えましたね。
室内に長時間いることにより、暖房を使う事も多くなりました。
それにより、高温の部屋にいると肌から水分が蒸発してしまいます。
水分不足による、乾燥肌を避けるためには室内の温度を適切に保つように心掛けて下さい。
そうすることで、肌への負担を軽減してくれます。
また、紫外線、化学物質の刺激などでも、乾燥肌の原因になったりします。
乾燥肌の原因から肌にいい食べ物まで!!男性でもできる保湿ケア!!
オイルマッサージをする時のオイルの選び方
乾燥が気になる季節は、保湿対策として「オイル美容」がオススメです。
美容オイルの種類はたくさんあり、テクスチャー(=感触、質感)もそれぞれ異なります。
そのため、一度手に取って好みのテクスチャーを選ぶことをオススメします。
どうやってオイルを選ぶ?
好みのテクスチャーで選びに行く時は
- 乾燥肌の人や夜に使用する人は「濃厚」なテクスチャーのもの
- 朝だけの使用なら「軽め」のテクスチャーのもの
肌質や好みに合わせて選ぶと良いかもしれません。
香りもせっかくマッサージに使うものなら、自分好みのものやリラックス出来るものがいいですよね。
定期的に使用するものだからこそ、こういった要素にも目を向けるのも大事です。
また、効果を実感するためには継続することも大切。
そのため、経済的に続けるのが難しい価格のアイテムよりも無理なく使い続けられるアイテムを選ぶ方がいいかもしれません。
初めてオイルを使用される方はプチプラの無印良品がオススメ。
種類も6種類ほど用意されており、価格も1,000円未満のものからで量も30mlからなので色々試して見るのもいいかもしれません。
選び方で注意しておきたいこと
美容オイルを選ぶ上で注意したいのは、酸化しにくいものを選ぶことです。
美容オイルが酸化してしまうと、せっかく肌を美しくする為に使用してするのに逆効果になってしまう場合があります。
酸化しやすいオイルは、馬油、ローズヒップ、グレープシードオイルが主に挙げられます。
特に、気になる部分は重ねづけするものですから匂いも気を付けましょう。
美容オイルがこれまでと違っていたら、酸化などをしている可能性があります。
そのためには酸化しやすい美容オイルは冷蔵庫などで保管し、それ以外の美容オイルは直射日光があたる場所や湿度の高い場所では保管は避ける事が大切です。
オイルマッサージは乾燥肌にどのような効果があるの?
ここからは、オイルの効果についてお伝えしたいと思います。
アルガンオイル
高いエイジング効果を求めるなら「アルガンオイル」が良いですね。
これは「モロッコの黄金」と呼ばれ、200個の実からわずか50mlしか採ることしか出来ず、硬い殻を割ってでしか採取出来ない、モロッコの国内でも貴重なものとされているオイルです。
ビタミンEが豊富で酸化もしづらく使いやすいのが特徴です。
また、オイルが苦手な人でも、使用出来るふんわりとした柔らかな使い心地でヘアにも使うことが可能なのも嬉しいところです。
マッサージよりも簡単に出来るスキンケアは、普段使用している基礎化粧品にアンガオイルを1~2滴ほど含ませるだけでも効果があります。
マッサージも出来ますが、やりすぎるとニキビなどが出来る事もありますので注意しましょう。
アルガンオイルは美容成分が豊富なうえ、親水性が高く、肌なじみがいいのが特徴です。
うるおいを保持し、肌のうるおいを維持する細胞間脂質の役割をサポートしてくれます。
この中に含まれている天然のビタミン群とオレイン酸効果によって、美肌効果、保湿効果、美白効果が得られます。
自然と肌を再生させ、シワやたるみなど各種トラブルにも対応してくれるのです。
このオイルは継続して使えば使うほど、高い肌の再生能力を実感できます。
テクスチャーは好みによる部分が大きいですが、アルガンオイルは透明度が高く、さらっとしたテクスチャーも一つの特徴です。
初心者でも抵抗なくご利用出来ますし、日焼けした時、身体にもOKのタイプで敏感肌の方でも安心です。
ウチワサボテンオイル
高い保湿力とエイジング効果と美容成分を求めるなら、「ウチワサボテンオイル」です。
最大の特徴はビタミンEの含有量で「幻のオイル」と呼ばれています。
それは年に1回しか咲かない花から種子を乾燥させてオイルを作るのですが、1リットルのオイルを採取するためにウチワサボテンの種子が10トン(約100万個)が必要なのです。
馬油
ニキビや肌荒れなどの肌悩みを抱えているのなら「馬油」がオススメです。
馬油は肌への浸透率が高いです。
私達哺乳類(馬)から抽出しているので、成分の相性が良いのです。
油だからベタつくイメージがありますが、いざ使用してみるとスーッとした浸透感で高い保湿感が得られますよ。
ウォールナッツ油
次は、ウォールナッツ油をご紹介ですが、これはクルミの種から搾り取られたオイルでクルミ油と呼ばれる事もあるオイルです。
各種ナッツの豊富な成分を肌から直接、摂取出来るのが魅力です。
ビタミンEやリノール酸、ミネラル類など、各種美容成分が含まれており、ウォールナッツ油も食用として使えるタイプですので体はもちろんのこと、顔やヘアにも使えるさらさらタイプのオイルです。
サラッと伸びてベタつかない為、肌に浸透しやすく、オイル効果がすぐに体感できます。
ただし、酸化しやすいので保管には注意して下さい。
ククイナッツ油
肌の自己治癒力を高める効果があるとして、地元ハワイでは古くから利用されてきたのがククイナッツ油です。
低刺激で非常に優しく利用しやすく、敏感肌の方や乾燥肌にもオススメです。
お肌の活性化を始め、抗酸化作用も抜群で日焼け後や肌荒れなどの鎮静する作用もあります。
お肌の潤いをキープさせ、ツルツル・ウルウルなお肌へと導いていきます。
香りはやはりややナッツの香りがします。
ただし、とても酸化しやすいので取り扱いには注意が必要です。
オリーブ油
最後に皆さんがよく知っているオリーブ油をご紹介したいと思います。
抗酸化成分を豊富に含み、美容オイルとしても、食用オイルとしても積極的に活用されているのがオリーブ油です。
アロママッサージ用のオリーブオイルは非常に純度が高く、ベタつかないでサラサラと使えますので、全身を始め、顔や髪にもサラッと使えます。
但し、食用のオリーブオイルとは、似て非なるものですので要注意です!!
アロママッサージの際に、オリーブオイルを使うときには必ず美容用のオリーブオイルを使いましょう。
オイルでニキビケア!ニキビに使えるオイルと使えないオイルとは
オイルマッサージの方法とは?
まず、使用するパーツを見極めて使用しましょう。
マッサージオイルには色々用途があります。
「◯◯(パーツ)専用」と書かれたアイテムには、そのパーツの悩みに対応した成分が配合されている場合があるので注意しましょう。
顔の場合
顔へのマッサージをご紹介します。
オイルを(1~2滴)乾燥の程度によって、3滴まで。
オイルを手の平に出したら、両手の中指と薬指を使って、額⇒鼻⇒口周り⇒頬⇒目の周り⇒顎の順に優しくマッサージしていきます。
額から耳の下や鎖骨周りに向かう様な感じです。
オイルで水分を吸収する準備が整った肌は、驚くほど化粧水をぐんぐんと浸透させてくれます。
油の膜でフタをするのではなく肌内部に入り込んで糊の部分を増やし、水分を蓄える力をアップさせるのがオイル美容のいいところです。

リンパマッサージは1回3分、1日1~3回までで頻度を抑えましょう。
それ以上やってしまうと、摩擦が起きてしまうので注意してください。
足の場合
足は足首⇒ひざ⇒太もも⇒足の付け根とリンパの流れに沿って一方向に塗っていきます。
特に乾燥が気になるひざやかかとに関しては丁寧に塗っていきましょう。
もしかかとがガサガサでひどいなら、オイルを塗ってからラップで包んでパックするとかなり改善されますよ。
首や鎖骨の場合
首も丁寧にケアしないとしわが増えてしまう部位なので、忘れずにケアしましょう。
1 | 鎖骨のリンパ節をほぐす | 鎖骨の上のくぼみに、4本の指を引っ掛けるように当てる |
2 | 顎の下から耳の下までリンパを流す | 5回ぐらい繰り返す |
3 | 耳の前後から鎖骨までリンパを流す | 人差し指と中指の間に耳を挟むようにし、耳の前のへこむ部分に中指を少し押して、耳の下を通って鎖骨の上までなでおろす |
4 | 耳の下から肩へ首筋をなで下ろしてリンパを流す | 5回ぐらい繰り返す |
5 | 首の付け根を後ろから前へなでおろしてリンパを流す | 力を抜いて鎖骨の中央あたりまで |
この工程の中でオイルを使ってみましょう。
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身近な存在のオイルマッサージ
ここまで、乾燥肌とオイルマッサージについて、お話させて頂きましたが如何だったでしょうか。
オイルマッサージと聞くと、自分では出来ないからと関心はあっても「そこまでは・・・」と思っている方が多いと思います。
しかし、オイルマッサージは肌に活力を上げ艶肌やキメの細かい柔肌を作ってくれます。
是非、自分に合ったオイルで試してみて下さい。
アロマオイルなども敏感肌の人は天然の香料を使ったもの、それ以外の人は後から香料をつけたものでも良いと思います。
自分の時間を使って、至福の時間を贅沢に彩ってみてはいかがでしょうか。
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