紫外線対策に効果的なビタミンとは?ビタミンエースって何?

帽子をかぶった金髪の女性 紫外線

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毎年4月~9月は紫外線の強くなる時期ですが紫外線を浴びすぎると、ただ肌が日焼けするだけでなく、肌のしみ、しわ、肌荒れ、ニキビの原因となります。
紫外線を避けたいのであれば日中はできるだけ外出しないようにすることが一番ですが、日常生活を送る上でそれは不可能です。
ではいざ紫外線対策というと、サングラスや帽子、日焼け止めなど外からの対策ばかりに目が行きがちです。
これらはどれも完全とは言えません。
降り注ぐ強力な紫外線から肌を守るために他に有効な対策は・・・?
今回は身体の中で働いてくれるビタミンにスポットを当てて紫外線対策を考えてみましょう。

紫外線対策に有効なビタミンはなにがある?

みなさんはビタミンACEという言葉を聞かれたことはありませんか?
ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEの頭文字をとってビタミンACE(エース)です

こう呼ばれることの多いこれらのビタミンは紫外線対策に大きな効果を発揮します。
抗酸化力の高いビタミンである、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは個々に摂取しても効果はあります。

しかし、3種類同時に摂ることで互いに働きを強めたり足りない部分をカバーしたりと相乗効果を発揮するのです。

ビタミンAもビタミンCもビタミンEも抗酸化力が高いビタミンです。
水溶性であるビタミンCは血液など水分の多い場所で、ビタミンEは細胞膜の内側で、ビタミンA(β-カロテン)は細胞膜の中心部でそれぞれ異なる活躍の場があるのです。
単独で働くよりも一緒に助け合える関係にあると言えます。

ビタミンCはビタミンEの抗酸化作用を高め、ビタミンAはビタミンEとビタミンCの働きを長持ちさせます。
そして、ビタミンEはビタミンAの酸化を防ぎます。
それぞれがお互いを助ける働きがあるため、ビタミンA、C、Eは3種類一緒に摂ることが重要なのです。

食べるビタミンA、C、Eはすぐに皮膚まで届かなかったり、全てがお肌に使われるわけではありません。

ですので、レジャーやスポーツで紫外線を浴びた後には、ビタミンA、C、Eを配合した化粧品で補うことも有効です。

もちろん毎日のスキンケアやエイジングケアで、ビタミンA・C・Eの誘導体を取り入れるように習慣化すれば、紫外線のアフターケアにもつながります。

最近では吸収を良くし、安定性や安全性を高めるなど改良がなされた高品質のビタミンA、C、Eの誘導体が多く出回るようになっていますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

紫外線対策に効果的な栄養素とは?

ビタミンAについて

ビタミンAには動物性食品に多く含まれるレチノールと植物性食品に多く含まれるβカロテンの2つに分けられています。
レチノールは体内に入ると肝臓にそのままビタミンAとして蓄えられますが、βカロテンは消化・吸収されてからビタミンAに変換されて蓄えられます。

レチノールが多い食品
  • 豚、牛、鶏の肝臓
  • うなぎ
  • いか
  • バターなどの乳製品
β-カロテンが多い食品
  • 緑黄色野菜(ニンジン、ホウレン草、かぼちゃなど)
  • 海藻類
  • 抹茶など
ビタミンAは肌や粘膜の乾燥や角質化を防いで健康に保ったり、暗いところでも目が慣れて見えるようになる機能に関わってます。

また、皮膚や粘膜の働きを良くして、体の外部からの病原菌やウイルスの侵入をガードする効果があります。

具体的には皮膚細胞に浸透して基底層に働きかけてDNAを刺激し、表皮細胞の生まれ変わりを活発にする働きがあります。

そして、肌の新陳代謝を盛んにするなど肌の若さを取り戻し、老化によるシワやたるみが解消されます。

ビタミンAを十分摂取することで免疫力を高め肌のハリやツヤを良くするので、乾燥した肌や日焼けで荒れた肌をケアするにはおすすめの栄養素です。

また、美肌効果も期待できます。
ビタミンAが不足すると皮膚や消化器官、肺や気管支などの外界と接している上皮細胞(皮膚や粘膜の細胞)の代謝がうまく行われなくなります。

そのため肌がカサついたり、消化器官の吸収能力が低くなったりします。
その他にも、鼻やのどの粘膜が弱くなると空気中の病原体が体内に入り込み、感染症(風邪など)にかかりやすくなります。

ビタミンCについて

フレッシュな柑橘系フルーツビタミンCは水に溶ける水溶性ビタミンの1つで、美容のためのビタミンとしておなじみです。

血管・皮膚・粘膜・骨に必要となるコラーゲンの生成を助けて肌トラブルを予防する作用や、鉄分の吸収を高めたり、傷の治りを早めたりする作用があります。

皆さんの中には、紫外線対策といえばビタミンCというイメージが強い方も多いのではないでしょうか。

実際にビタミンCは紫外線対策として必要不可欠な栄養素です。
ビタミンCによる紫外線への効果は日焼け予防だけでなく日焼けしてまった肌にも効果的です。

ビタミンCの効果は強い抗酸化力です。
その抗酸化作用は肌の老化の原因となる活性酸素のはたらきを抑制する働きがあり、シミやソバカスが出来にくいお肌を作ります。

そんな美肌を守るために必須なビタミンCですが、そのまま化粧品等に配合しても効果が十分に発揮されないという欠点があります。

それはなぜか?ビタミンCの成分が壊れやすく不安定、という特徴があるからです。
空気や熱に触れたり水に溶かすとすぐに酸化してしまうということ、そして肌への吸収性も低い為、化粧品への配合が難しいというデメリットがあるのです。

そこで、そんなデメリットを払拭するべく、人工的に作られたものがビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体はビタミンCの作用はそのままに、酸化しにくく皮膚に浸透しやすく改良されたものなのです。

ビタミンC誘導体は肌に吸収された後に体内の酵素の働きでビタミンCに変化し、効果を発揮するのです。

ビタミンEについて

ビタミンEは強力な抗酸化作用によって細胞の酸化を防ぐことから「若返りのビタミン」と呼ばれ、老化を遅らせる効果が期待されています。

血液中の過酸化脂質の量は40歳以降に急に増加すると言われています。
細胞が酸化されると細胞の働きが悪くなり、老化していきます。

また、長年酸化を防ぎきれずに生成された過酸化脂質がたんぱく質と結びつき、老化色素であるリポフスチンとなって臓器や筋肉など全身に沈着します。

リポフスチンは老化の進行具合を測る尺度です。
老化で生じるこの色素はビタミンE不足の人の組織にも見られ、ビタミンE摂取量が多い人ほど老化の進行が遅いという研究報告もあります。
老化とビタミンEの関係はまだ研究途中ですが、ビタミンEを補給することは若々しさを保つことに役立つと言えます。

ビタミンEは皮膚から直接吸収され、皮膚の血行促進や皮膚温を上昇させると共に毛細血管の透過性を抑制します。

また、皮膚の角質硬化防止、抗酸化作用、保湿効果、メラニンの沈着抑制、抗炎症作用、紫外線防御効果等の多彩な作用・効果が認められています。

ビタミンEは抗酸化作用が強く老化を防ぐ効能を持った物質なので、不足すると全身の老化が進行します。

老化と言ってもお肌の老化だけでなく、動脈硬化(血管の老化)が進んだり免疫が低下して疲れやすくなったり風邪を引きやすくなったりします。
その他にも、筋力低下や感覚異常を引き起こすことも報告されています。

紫外線対策には“ビタミンACE(エース)

カットされたオレンジ

「あなたはどんな紫外線対策をしていますか?」
日焼け止めを塗っている?美白効果のある化粧品を使っている?
日傘やサンバイザーを欠かさない?
サングラスやUVガードの手袋をしている?
日光を直接浴びない長袖シャツ?
どれも有効な紫外線対策ですが・・・。

毎日の完全武装には無理がありますし手間も大変です。
それらを助ける一助として今回ご紹介した内側からのケアをお試しになってはいかがでしょうか?

効果的なビタミン類を摂取することで体の中から紫外線ケアをしましょう。
今回ご紹介したビタミンACEには抗酸化作用の他に身体に有効な成分が多く含まれています。

食材からだけではなく、サプリメントで簡単に摂取することも可能です。
日々意識して取り入れてみてはどうでしょうか?

 

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