女性の皆さん、今日は髪の毛のフケについてです。
髪の毛のフケに悩まされていませんか?
パラパラと白いのが落ちたり痒かったり嫌ですよね。
このフケはいったいいつまで続くのでしょう?
今回はフケの対策についてお話します。
Contents
女性のフケの原因
フケというのは古くなった細胞です。
頭皮の表皮部分では新しく細胞が作られていますが、古くいらなくなった細胞が剥がれ落ちるからフケが現れるのです。
- 洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていた
- 逆に洗浄不足
- お肌とシャンプーの相性
- 食生活が乱れている人(脂質の摂りすぎなど)
- 睡眠が十分にとれていない
- ストレスを感じている人
などなどたくさんの原因があります。
女性のフケだけでなく男性のフケも主にはこういうところですが、女性だけに限定すると女性の方が身体の機能の関係や発育の関係上、ホルモンが大きく乱れやすくストレスを受けやすいです。
そうすると、新陳代謝が狂って頭皮の角質のターンオーバーが狂って早まってしまいます。
未成熟でまだ形成しきってない角質の塊が落ちて、フケとして見えるようになってくるのです。

フケ自体は誰でも発生します。
人肌の表面の角質が剥がれ落ちるという排泄の異常現象みたいなものです。
他にも女性は男性に比べて髪の毛のお手入れが多くなってきます。
その分髪の毛の量も多くなりシャンプーを多くつけ過ぎてしまったり、あるいは髪の毛が多くて洗浄が不足していたり、リンス(コンディショナー)が残ってしまうなどが考えられます。
そうすると、それ自体の脂や残留による炎症、毛穴の詰まりなど色々ありますが、髪の成長を妨げたり将来的にはハゲになる可能性も出てきます。
髪に栄養が行きにくいからです。
他にも洗浄力の強いシャンプーで炎症を起こしたり、皮脂を飛ばし過ぎて乾燥ガサガサの状態になるなどの現象がありますね。
髪の老化にご注意を!髪が老化するメカニズムと予防する方法とは?
毎日シャンプーしているのにフケが多い原因
こんなにシャンプーしているのにと疑問に思った方、いるのではないでしょうか。
毎日シャンプーしていてもフケが出てしまう要因には、頭皮に強すぎるシャンプーを使っている可能性があります。
洗浄力が強いと頭皮の油分が奪われやすくなります。
また、シャンプーの回数が多いのも頭皮が乾燥してしまってフケを多くさせる要因です。
シャンプーも適量を使うのが望ましいです。
頭がにおうからと一度に多く出し過ぎては、かえって頭皮の乾燥を促進させてしまいます。
使用量は製品のパッケージどおりで使うことが改善策です。
ただシャンプーを使ってもダメなんですね。
何でも良くないんです。
フケにも種類があります。
皮脂が乏しく、乱れた頭皮の影響などで乾いた白いのがパラパラと出ます。
主にかゆみを感じやすいです。
生え際にうろこのような湿疹がある方もいます。
乾燥肌の方やアトピー性皮膚炎の方、幼児から小学校中学年くらいの子供にも多く見られます。
黄色いフケはマセラチア菌が頭髪の皮脂を養分として増殖しますし、酵素を出して脂肪酸が出来てニオイの原因にもなってしまいます。
それだけでなく、ニキビの原因になったり、炎症を起こしたりしますね。
酷いと脂漏性皮膚炎の原因かもしれませんし、炎症によってチクっとした痛みがあったりもします。
皮脂が多くなる原因には、偏った食事や免疫力の低下などが挙げられます。
例えば日常生活でファストフードが好きで、ついつい脂分の多い食べ物を食べてしまったりというパターンが脂性フケの要因ですね。
背中ニキビの原因となる菌やカビはマラセチア菌!出来てしまった背中ニキビの対処法とは
10代のフケと大人のフケのそれぞれの特徴
今度は年代別にフケの特徴を見ていきましょう。
10代の場合
10代でもフケは出ます。
特に10代は、ホルモンの影響が大きいだけにニキビやフケが出やすいです。

それはテストステロンというホルモンの一種が活発に分泌されるため、皮脂が多めに出てしまうためです。
そうなると、それを養分とするマラセチア菌がたくさん増殖してしまって、フケやかゆみの原因になります。
そして、10代のころは繊細で様々な感情の起伏や環境の変化を多く体験することがあるため、ストレスをたくさん受けやすいです。
そうなると頭皮が硬くなって血行が悪くなり、ターンオーバーが狂ってしまいます。
当然頭皮へも悪影響が出てきます。
それとここでも合わないシャンプーやスタイリング剤を使っていると、フケが出やすくなります。
毛穴が詰まりやすくなりますね。
10代の場合は、黄色いフケの方が多いかもしれませんね。
大人のフケの場合
逆に大人のフケは乾燥が原因で起こりやすくなっているかもしれません。
年齢とともにお肌の保湿や保水能力というのは落ちやすいですから、そうすると乾燥しやすくなってしまいます。
また、脂質の摂りすぎなど食生活が乱れていたり、十分な睡眠がとれていない方、ストレスを感じている方はこうしたフケが出ているかもしれません。
それに大人の女性でも、ホルモンバランスの影響は受けますからそうした乱れによって乾燥し、フケが出ている可能性があります。
女性に起こりやすいホルモンの波!ホルモンバランスの乱れで起きるニキビにピル治療とは!?
今から始められるフケ予防と対策
ここからはフケの予防と対策について講じていきましょう。
予防法
まずは予防です。フケが出ないことに越したことはないですから、しっかり予防しましょう。
洗髪や整髪
シャンプーを選ぶ際は、洗浄力が強いものは改めてお肌に優しい刺激の少ない物を選びましょう。
脂性フケの方は毎日シャンプーしても構いませんが、原因が乾燥肌ならシャンプーは1~2日に1度でも良いでしょう。
その場合、湯シャンにも挑戦しましょう。
湯シャンのやり方は洗剤をつけずゴシゴシとやらずに、熱すぎない36~38度ぐらいのお湯を使い丁寧にやりましょう。
後述のマッサージを絡めてやってみると良いです。
ちょっと衛生的な不安を感じるかもしれませんが、洗剤をつけないで洗う習慣というのもあります。
日本は衛生面が高いと言われていますが、かといって使いすぎて頭皮がダメージになってもいけません。
次にドライヤーですが、あまり近づけて長く使うとそれだけでも頭皮が乾燥しやすくなります。
頭皮から20㎝くらい離してドライヤーを持ちましょう。
そして、ずっと同じところに温風が当たらないように、ドライヤーを持つ手を移動させながら熱を分散させましょう。
育毛剤をつける場合も刺激の少ない物を塗布して、よくマッサージしましょう。
マッサージの方法は次の項目でご紹介します。
タオルや枕も清潔に保ちましょう。雑菌の原因になります。
規則正しい生活をする
普段の生活リズムがそのまま頭皮の健康につながります。
睡眠はしっかり規則正しく、夜寝て朝起きるリズムをできるだけ心がけてください。
夜更かしもそうですが、夜勤の方でもないのに昼夜が逆転しているとやはりフケになるリスクが高まってしまいます。
睡眠不足だとホルモンは乱れやすく細胞が元気ありませんから、乾燥しやすくなってしまいます。
次に食事ですが、高カロリーになりやすい食べ物はそれだけで満腹になりやすいですが、栄養バランスは悪くなります。
例えばカップ麺だったり、チーズが入っているハンバーガーやピザなど
そのようなものばかり続くと良くないですし、高カロリーだと黄色いフケなどの原因になりやすいです。
健康な頭皮を育むには、亜鉛やヨウ素などのミネラル、タンパク質、そしてビタミン類です。
これらをバランスよく摂りましょう。
タンパク質 | 肉類、大豆、チーズなど |
ビタミン類 | トマト、にんじん、レモンなど |
ミネラル類 | 豆腐、味噌、海藻類など |
ストレスを溜めない
あとはなるべくストレスを溜めないように心がけましょう。
ストレスを溜めるとフケだけでなく、色々な健康面や美容面で不利益が生じてきます。
たとえストレスによる影響が軽微だとしても長期間になってくると、積もれば表面化して出てきますし、そのストレス自体が大きくなったりしてしまいます。
問題の解決が難しい場合は他人の力を借りたり、割り切ってゆっくりと治すつもりで上手く付き合っていくのも手です。
趣味に没頭したり、運動などをして体のバランスを整えつつ、日々のデトックスをするのも大事です。
対策法
フケが目立ってしまっている場合は次の対処法をしてみましょう。
また、乾燥した頭皮というのは肌のバリア機能が低下している状態なので、通気性の良い帽子を被ったり、紫外線を避けたり、こまめに汗を拭くなどの対策をしましょう。
こまめに洗髪を心掛けて、栄養面では皮脂のコントロールに効果のあるビタミンB群を摂るようにしましょう。
それでも良くならないときは、皮膚科を受診しましょう。
もしかしたら、皮膚の疾患かもしれませんよ。
- 脂漏性皮膚炎
- 尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)
- 頭部白癬(とうぶはくせん/しらくも)
- シラミなどの寄生虫
- アトピー性皮膚炎など
つらいアトピー性皮膚炎は乾燥肌と関係がある?改善のために必要なこととは
フケ対策に良い頭皮マッサージの正しい方法と逆効果になってしまう方法
フケ対策にもマッサージがあります。
マッサージをすることで刺激されて、頭皮の血行が良くなるというメリットがありますね。
ただし、やりすぎて刺激により悪影響が出てくることもあるので、気を付けてマッサージしましょう。
- 両手の指の腹で地肌全体を優しく押さえる。
- 生え際から頭頂部にかけて押さえ、指圧する。
- 指先で、頭皮を軽くつまみあげるようにマッサージする。
- 頭を抱えるように両手のひらで持ち、円を描くように地肌をもみあげる。
なるべく指の腹や手のひらでやるといいです。
他にもこめかみを優しく強すぎない力で押したり、首の近くにある鎖骨のリンパ管などのマッサージもしましょう。
血行もより良くなります。
一方、マッサージで悪い方法は強い力で押すことです。
強い力で押したりすると毛細血管が傷つきますし、炎症の原因になるのでよろしくありません。
かえってニオイやフケなどの原因になりますし、強い力でマッサージを頻繁にやるのは要注意です。
また、爪などでガリッとやるのもダメです。
フケ対策でも頭皮マッサージは正しく行いましょう。
頭皮がたるむとは?頭皮のマッサージと薄毛予防で顔と一緒にたるみケア!
フケは頭皮のメッセージ
フケはボロボロ落ちるものですから、見た目からしても不衛生に見えてしまいますね。
自分の周りにフケがたくさん落ちていたりすると、時々恥ずかしくなってしまいます。
フケというのは古い角質が剥がれたものです。
もしかしたら、その頭皮の環境が悪くなっているサインかもしれません。
頭皮に健康な栄養素を考え、日常生活を正し、マッサージなどで体の調子を維持していってほしいと思います。
それでも改善されなければ、皮膚科を受診しましょう!
皆様の顔のお肌だけでなく、頭のお肌も健やかにフケが改善されることを祈っております。
女性の抜け毛はどうすれば防げる?髪の毛を守るための抜け毛の対策方法アレコレ
おすすめの美髪アイテムはこちら
世界中のセレブも愛用!SNSで話題の「白髪染め カラートリートメント」