乾燥肌を放置すると老ける!?乾燥肌にならないためのアンチエイジング対策とは

コンクリート柱から顔を出している外国人美女 肌荒れ

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シミやシワ、肌のたるみなどは加齢だけが原因で起こるものではありません。
代表的なのが「紫外線」と「乾燥」の2トップであり、特に一年中降り注ぐ紫外線は対策必須と言われることもありました。
しかし、現代では季節に関係なく肌の乾燥が起こると言われているため、なぜ肌が乾燥すると老化に繋がるのかを取り上げたいと思います。

乾燥肌と老けの関係とは

はじめに、いくつか老けた印象を与える要素を挙げてみましょう。

これらはいずれも目立ちやすくて、肌に関係がある要素を持っています。

しかし、中には乾燥肌との関係が分かりづらいものもあるので、まずは保湿や刺激に関わる「肌のバリア機能」について簡単に説明しましょう。

  • 「肌のバリア機能」とは、私たちの肌が持つ”体内の水分蒸発を防ぐ役割”、”紫外線やアレルギー物質など外部刺激から肌を守る役割”のことを言う。
  • 体を覆っている皮膚の一番外側にある部分(角質層)内の角質細胞と細胞間脂質、それをコーティングする皮脂膜の3つでバリア機能は構築されている。
  • 3つが正常に働いていることでバリア機能は維持されているが、崩れると機能が低下してダメージ(炎症や乾燥など)を受けやすくなってしまう。
要は角質層と皮脂膜により肌のバリア機能が作られており、正常に働いていると乾燥やアレルギーなどのダメージを受けにくくなるということです。

乾燥肌と老いの関係
  • 肌が乾燥した部分はバリア機能が低下した状態で、保湿力や刺激に対する抵抗力が弱くなっている。
  • 乾燥肌はダメージを受けやすく、治り切る前にぶりかえすこともある。
    その度にバリア機能がダウンしていくので、肌の老化が加速しやすい特徴がある。
  • 潤いのない肌は紫外線の影響を強く受けやすく、シミやくすみに関わるメラニンや活性酸素の発生、ハリや弾力を作る成分の劣化を引き起こす。
  • 乾燥などで肌が水分不足になるとハリが落ちてたるみを作る原因となる。
    また、凹みが出来た部分が影を作るとくすんで見えるようになってしまう。
  • 乾燥のダメージを受けた肌は古い角質細胞が残る、早く取れて未熟な肌細胞が出てくる等、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れてバリア機能が働きにくくなる。
様々な例を挙げてみましたが、バリア機能の低下は乾燥で受けるダメージを蓄積しやすく、老化を加速させる原因となるので早急に解決すべき問題と言えるでしょう。

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乾燥肌へのアンチエイジングの方法とは

アンチエイジングと聞くと「若返り」のイメージを持つ方もいると思いますが、今回はもう一つの意味である「健康な状態を長く維持する」ための方法を紹介させていただきます。

保湿は確実に行うこと

セラミド配合で美容液は潤い肌を与えられるか 化粧水ふっくらとツヤのある肌はシワを目立ちにくくし、紫外線や摩擦などのダメージの影響を受けにくくします。
この健康的な肌を保つために保湿は欠かせませんが、皆様はどうしていますか。

理想としては、化粧水、保湿化粧品、乳液、クリームをそれぞれ組み合わせて保湿力を高めていくことですが、手軽に使えるオールインワンジェルで保湿を行う方もいます。

ただし、スキンケア商品であれば何でもいいという訳ではありません。

  • 基本的に肌の潤いを逃さないように保湿力の高い物を選ぶこと。
  • 乾燥した部分に強い刺激を与えると悪化する事があるため、低刺激性のスキンケアを選択すること。
  • アルコールにかぶれるなど、アレルギーを持つ方は成分配合表を見て肌荒れになる要素をなるべく避けること。
選ぶ基準としてパッチテスト済みや敏感肌用など表記を参考にするのも良いでしょう。
しかし、使ってみたら自分に合わない事もあるため、サンプルやテスター、トライアルセットなどがある場合は一度試してみるのがベストです。

日焼け止めで乾燥対策をしよう

紫外線対策として使われる日焼け止めですが、実は乾燥肌の対策にもなります。
何故なら、紫外線の影響により肌のバリア機能が簡単に崩されてしまうからです。

いくつか紫外線の影響を挙げると
  • 紫外線は肌に赤み(火傷状態)をつくるため、熱を持った部分の水分が蒸発して乾燥しやすくなる。
  • 紫外線が皮脂を酸化させると強い刺激性を持つため、炎症や活性酸素を発生させる原因になることがある。
  • 特に、過剰な活性酸素の発生は肌にとって良くないことを起こす原因とされている。
    活性酸素が肌に刺激を与え続けると、過剰にメラニンが生成されてシミになることがある。
    他にも、角質細胞が攻撃を受けるとバリア機能が低下し、肌の弾力などに関わる真皮部分が攻撃されるとシワやたるみができやすくなる。
これらの影響は一年中起こるため、肌の変化を抑えるために毎日使用することが推奨されています。

ちなみに、選ぶ目安として挙げられているのが「SPF30・PA++」程度の効果を持つ日焼け止めです。

SPF値 「紫外線内に含まれているB波(赤みやシミの原因)」に対して、”付けていない状態と比べて何倍の強さまで日焼けを抑えられるか”を表示している。
PA値 「紫外線内に含まれているA波(シワやたるみと肌の黒化の原因)」に対して、”付けていない状態と比べた日焼け防止効果の高さ”を4段階で表示している。

数値や段階が高い日焼け止めを使った方が効果は高くなりますが、アレルギー反応など肌に対する負担も考えて選ばなければなりません。
なので、こちらも試供品などがあれば使用してみるのがよいでしょう。

理想としては一年を通して普段使いできるモノ紫外線の強い日に対応したモノを用意しておくとアンチエイジングに効果的です。乾燥肌と老け 紫外線

栄養を摂って肌作りをしよう

肌を作るために必要な栄養素と言えばビタミンCでしょうか。
コラーゲン生成に必須の材料であり、活性酸素を抑えてくれる抗酸化作用メラニン色素の抑制にも関わる重要な成分です。

しかし、他にも摂るべき成分はたくさんあります。

タンパク質

  • 角質層内に存在する天然保湿成分(NMF)や、肌質に関わるコラーゲンやエラスチンはタンパク質を材料にして作られている。
  • 摂取不足になると肌のハリや弾力の減少だけでなく、保湿力が落ちて乾燥肌になりやすくなる。
  • 主に鶏肉や白身魚に多い、他には大豆などの豆類、ソバやトウモロコシなども多く含まれている。

脂質

  • セラミドやコレステロールなどの細胞間脂質や皮脂膜の生成に必要な栄養素である。
  • こちらは牛肉や赤身魚、ナッツ類やアボガドなどで摂取しやすい。
  • 特に、最近の日本人は炎症を抑える効果を持つと言われるオメガ3系脂肪酸(魚脂、アマニ油、えごま油など)が不足しがちなため、肌荒れになりやすいと言われている。

ビタミンB群

  • 体の代謝に関わる栄養素であるB群は、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を正常に機能させるために必要なビタミンである。
  • 例として、タンパク質の代謝に関わるB6、脂質から体を動かすエネルギーを産むB2、それをサポートするナイアシンなどがある。
  • 不足による症状は様々だが、貧血や食欲不振、皮膚炎など肌の健康状態に影響が出る要素が多く含まれている。
  • 主にレバー部分に多く、魚ではカツオやにしん、ウナギなどに含まれている。野菜類ではほうれん草や菜の花、落花生などがある。乾燥肌と老け 落花生

この3つが乾燥肌へのアンチエイジング法となります。
どれも実践しやすい方法ではありますが、一朝一夕では効果が出ないので継続し続ける必要があることを覚えておきましょう。

乾燥肌の原因は食生活にも?どんな食事をすれば肌質改善出来る?

乾燥肌にならないためには

そもそも乾燥肌にならないためにはどうすればいいのか。ここでは日常生活で気を付けたい事を取り上げてみますので、思い当たることがあれば改善してみましょう。

乾燥の原因はエアコン?

秋終盤から春先にかけて寒い時期の空気は乾燥しています。
それは気温が下がると水分が蒸発しにくくなり、空気中に水蒸気がほとんど含まれていない状態になるからです。

逆に、夏になるとジメジメとした空気になるため乾燥とは無縁と思うかもしれませんが、エアコンを使用している方は覚えておきたい事があります。

エアコンによる空気の乾燥
  • エアコンの機能は部屋の空気を取り込んだ後に温める、または冷やして部屋内に送り返す効果である。
  • その際に、温度変化を受けた水蒸気が水滴などの形でエアコン内に溜まらないように外に排出されてしまう。
  • 送り返された空気は除湿された状態になるため、長時間使用すると乾いた空気を作ってしまう。
  • さらに、空気が冷えると水蒸気が発生しにくくなるので、冷房を使用した場所は乾燥しやすくなる。
このように、エアコンを使うと少しづつ部屋内が乾燥していきます。
これが暖房になると、除湿効果に加えて水分の蒸発量が上がるので空気の乾燥が進んでいきます。
もちろん、体が温められるという事は汗などで水分の抜ける量が増えるという事でもあるのです。

気づかない内に脱水症状になっていたという話も聞きますので、冬場のエアコンの長時間利用は肌への負担になることを覚えておきましょう。

良い睡眠をとろう

肌質を保つ基本的な方法は「健康的な日常生活」を過ごすことだと言われています。
その中でも、睡眠は肌質の維持に必要不可欠な要素とされているため、なぜ大切なのかを載せてみましょう。

睡眠と「成長ホルモン」
  • まず、睡眠時に体の代謝に関わる「成長ホルモン」という物質が分泌される。
  • 成長ホルモンの効果は、傷の修復や再生、骨や筋肉の構築、代謝の活性化がある。
  • 他にも集中力アップや疲労の回復など、精神的な安定化にも重要な効果を持っている。
要は、寝ていないと傷や肌荒れが治りにくく、疲れやストレスが取れないので代謝の乱れを起こしやすい体を作ってしまうということです。
なので、睡眠を取ることが肌の新陳代謝を安定させる一番簡単な方法と言えるでしょう。

乾燥肌と老け 睡眠ちなみに、眠れない時に飲酒をする方は注意が必要です。
アルコールを分解・排出しようと水分が使われるため、過度な飲酒をすると肌に回す水分が足りずに乾燥状態になることがあります。

また、寝つきが良くなる効果も一週間程で耐性が付いて効かなくなるようです。
アルコールの興奮作用で逆に眠れなくならないように、連日の寝酒は控えるようにしましょう。

スキンケアを見直そう

日常生活でよくある原因といえば、間違った肌のお手入れがあります。
しかし、何を間違っているのか知らなければ対処は出来ませんので、見直したいポイントを幾つか紹介したいと思います。

例えば
  • メイクや日焼け止めなど、肌に負担を掛ける要素を残さず洗えているか。
  • 洗顔や入浴に時間をかけすぎて、逆に肌へのダメージを与えていないか。
  • 肌に強い摩擦を与えるほど力を入れて洗っていないか。
  • 肌質に関係なく、必要以上に洗っていないか。
特に、乾燥肌の方の中には肌のベタつきを感じて洗い過ぎる方もいます。
この状態は水分を逃さないために皮脂が過剰に生成されてしまった結果なので、洗浄したままにすると潤いを保てずに乾燥が進んでしまう場合もあります。

スキンケアの基本は丁寧かつ迅速に行う事と言われていますが、美容液や保湿クリームの使用といった自分の肌の状態に合わせたスキンケアも取り入れたいものです。

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乾燥肌をケアして老け防止

今回は老けを作る原因として乾燥肌を取り上げました。
潤いをなくした肌は見た目に暗い印象を与えるだけでなく、シミやシワなどのダメージを受けやすくなる欠点もあります。

なので、肌の乾燥を防ぐために気を付けたい3つのポイントをまとめましょう。

  1. 紫外線は肌を乾燥させる要素の一つ。受けるダメージを抑えるために日焼け止めを毎日使う事が推奨されている。
  2. 乾燥肌を作る原因は日常生活にもある。食事の偏りや睡眠不足、エアコンの長時間使用など身近なことが肌質に影響を与えている。
  3. 保湿などのスキンケアは必要なこと、しかし間違った方法は逆効果になることもあるため、自分に合った手段を確かめながら見つけること。
もちろん、肌質が劣化する原因はこれだけではありませんが、紫外線と共に一年中起こる問題であることを覚えておきましょう。

 

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