今回は乾燥肌についての記事です。
乾燥肌はなぜなってしまうのでしょうか。
そりゃ空気が乾燥してきますと、お肌も乾燥してきます。
でもそれだけでなく、私たちの日々の生活の過ごし方にもお肌を乾燥させてしまう原因が潜んでいるかもしれません。
今回はその食生活編です。
気になる方は是非ご覧ください。
乾燥肌を悪くしてしまう食生活とは
鏡を見た時や化粧をした時に、みんな自信が持てる肌が欲しいですよね。
肌の状態を整えたいならば、外側からのスキンケアだけだとあまり上手くいきません。

なぜかと言えば、肌荒れの原因は大きく分け2種類原因があるからです。
1つは、間違えたスキンケアや季節の乾燥や紫外線といった外部からの刺激が原因の肌荒れ。
そして、もう1つはストレス、疲労、睡眠不足、栄養バランスの偏りなど内側が原因のものです。
スキンケアは細かくやっているのに肌荒れが改善されない!という場合は、内側が原因かもしれません。
肌荒れを改善するためには外側からのケアだけでなく、ぜひ生活習慣を改善した内側からのケアにも目を向けましょう。
内側からケアするには食べ物が大事です。
こんな食生活をしていると、お肌にも悪い影響が出てきます。
ファストフード全般
乾燥肌に悪い食事として真っ先に挙げられるのが、このファストフードです。
スナック菓子やインスタントラーメンなどが代表例ですね。
ファストフードには脂質・糖質・食品添加物がいっぱい入っています。
高カロリーで栄養価は低く、食べ続けていると身体の代謝が悪くなる恐れがあります。
会食などで外食が多い方や手間がかからないものを好んでよく食べる人も、注意する必要がありますね。
多量に摂取すると体内のカルシウムを排出してしまうことになります。
カルシウムが足りないと骨が弱くなってしまいます。
大事なのは食べる量です。
食べ過ぎず、もしくは食べ方を工夫して摂る必要があります。
糖分の多い食事
油っこい物や塩分だけでなく、甘いお菓子や清涼飲料水といった砂糖を多く含んだ食品にも注意が必要です。
砂糖を多く摂取するとビタミンB群が消化されやすくなります。
体内で糖を消化するのにビタミンB群が失われては、お肌に必要な分まで回らなくなります。
それに、糖分を多すぎると身体の老化を速める「糖化」という現象も起きやすくなります。
糖化すると美肌成分であるコラーゲンが破壊され、乾燥肌も悪化してしまいます。
こちらも食べすぎには注意しましょう。
辛いもの
次は辛いものについてです。
辛いものは端的に乾燥肌に悪いわけではありませんが、その人の体質によっては悪者になります。
というのも、辛いものは刺激がありますね。
その刺激によって胃腸の具合を悪くすると、体調が悪くなり肌の防御機能も低下させます。
普段辛いものが大丈夫な方でも、その日の体調というものがあります。
また、毎回辛いものを食べていると、体の表面に乾燥肌に大敵な不要な熱が発生してしまいます。
辛いものも頻度が重要で日常的に食べるという人・辛さの刺激が強いのを好む方は注意しましょう。
体を冷やす食事
夏場などはひんやりした食べ物が食べたくなりますね。
そうめんやアイスクリーム、ジュースやビール…しかし、そうした体を冷やすものは血行不良になる恐れがあります。
血行が悪いとこれも肌の新陳代謝を悪くさせ、乾燥肌へとつながってしまいます。
ダイエットや偏食
過度なダイエットや偏食をしていると、栄養不足によりこれも肌の乾燥へとつながります。
肉や魚などのタンパク質は肌の細胞を形成します。
タンパク質が少ないと肌のバリアになる機能が低下し、水分も蒸発していきます。
お肌も食物から形成されているんですよ。
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食生活による体質改善で乾燥肌はよくなるの?
乾燥肌を直すためには化粧水や美容液といった外から働きかけることが改善策ですが、内側からもアプローチすると良いです。
その理由を表す鍵は「ターンオーバー」です。
ターンオーバーとは
私たちの肌というのは一定のサイクルで新しく生まれ変わっています。
この肌の仕組みをターンオーバーと呼んでいます。

お肌には外側から表皮・真皮・皮下組織となっています。
そのうちの表皮の一番奥(基底層)から新しい細胞が生成されます。
基底層は表皮の一番底ですから、だんだん日が経つにつれて肌の表面に出てくるように上へ上へと押し上げられていきます。
それまであった古い肌というのは垢になって剥がれ落ちる仕組みですが、このサイクルが「ターンオーバー」なんです。
このサイクルは通常約28日とか6週間だといわれています。
肌に水分を保つ成分
肌には水分を保つ3つの組織があります。
肌の水分を保たせ、お肌を柔軟にしたり、弾力性を持たせます。
肌細胞同士の隙間を埋める役割を持っています。
これが働いていれば水分の過剰な蒸発を防げます。
また、新しい細胞が生まれて、古い細胞と入れ替わってくれるのです。
この細胞たちが「ターンオーバー」で活躍してくれるのですが、これらの3つの組織は新しい細胞を作る栄養素が必要になってきます。
だから食生活を整えることは大切になってくるのです。
次の項目からどんな栄養素を摂れば良いかを見ていきましょう。
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乾燥肌をよくする栄養素とは?
乾燥肌をよくするにはこんな栄養素を摂りましょう。
具体的な栄養素
タンパク質
効果がある栄養素の1つ目はタンパク質で、これは細胞の原料となる大事な栄養素です。
肉・魚・大豆に入っていて、摂取しやすい栄養素です。
タンパク質が不足するとターンオーバーが整わなくて、肌の水分が保持できなくなります。
乾燥肌には水分量が大事で、これが減ってしまうとカサカサ肌になります。
たくさん摂取しなくても良いのですが3食、きちんと食事を摂ってバランスの取れたメニューを考えると良いです。
特に朝食はそこまで食べないという人も多いと思いますが、1品加えればいいのです。
手軽に摂取可能なタンパク質は大豆製品です。
豆腐や納豆を朝食に加えましょう。
豆腐は味噌汁やサラダなど、様々な調理法があります。
ハムやベーコンといった肉類や卵もタンパク質を含んでいます。
手軽にできるメニューでタンパク質を補いましょう。
ビタミン
次はビタミンなのですが、肌を作る栄養はビタミンB2・B6・B12です。
肌の再生を促進して、アミノ酸の吸収をサポートします。
B2は豚レバーやモロヘイヤに多量に含まれ、B6はじゃがいもやマグロ、鶏ささみなどに含まれます。
B12は魚介類にたくさん入っていて、ホタルイカ、牡蠣、アサリなどです。
そして、ビタミンCはコラーゲンの生成を支え、活性酸素を除去する効果があります。
肌をダメージから守ってくれますから、積極的に摂取した方がいい栄養素です。
レモンやオレンジといった柑橘類にたくさん含まれています。
柑橘類以外だといちご、野菜なら小松菜やブロッコリーなどですね。
ビタミンEも乾燥肌に効果を持ち、血行促進に期待することができる栄養素です。
アーモンドやアボカド、いわしやいくらなどに含まれています。
ビタミンはたくさんあるゆえに、バランスよく摂りたい栄養素ですね。
亜鉛
亜鉛はミネラルのうちの一つで、肌や髪の毛、爪などの健康を維持します。
こちらも肌のターンオーバーを維持するのに欠かせない栄養素です。
牡蠣やレバー、牛肉や卵、チーズなどに多く含まれています。
必須脂肪酸
必須脂肪酸はオメガ3系とオメガ6系を指します。
これらは肌細胞の細胞膜を作る栄養素です。
脂肪と呼びますが体に良い、必要な脂肪酸で積極的に摂りたい栄養素の1つです。
脂肪はあまり摂取したくないものですが、エネルギーを作ったりビタミンの吸収を助けたりといった働きをします。
そして、必須脂肪酸のオメガ3系は血液をサラサラにしたり、骨密度を高める効果があります。
オメガ6系もコレステロールを下げる力があるとされています。
どちらも体内で作ることができないので、食事で摂る必要があります。
オメガ3系はサバやイワシなど青魚に多く入っていて、えごま油や亜麻仁油などにも含まれています。
リノール酸のオメガ6系はコーン油や大豆油に多く含まれていて、揚げ物をするときこの油で揚げると手軽に摂取することが可能です。
美味しく手軽に摂取しましょう。
乾燥肌対策での食事の摂り方
さまざまな食材からタンパク質を摂る
タンパク質は肌の原料です。
これがないと健やかな肌へと生まれ変わることはできません。
摂り方として、毎食タンパク源となるおかずを1~2品摂り入れると良いでしょう。
それもいろいろな食材からです。
例えば朝は納豆や卵、昼食は肉、夕食は魚といったバランスの良い食べ方にしましょう。
野菜を多く摂る
乾燥肌には野菜が大事です。
けれども、一度に多くを摂るのは難しいです。
そこでサラダが大変なかわりに、野菜ジュースで補うことも可能です。
また、スープにすれば大量に野菜を食べることができます。
たくさんの種類を一度に食べられるので、3食にするのもおすすめです。
スープなら持ち運ぶことが可能なので、専用のポットに入れて昼にも食べることができますね。
苦手な食材もスープにして煮込めば、気にならず食べられるのではないでしょうか。
それとにんじんやほうれん草などに含まれるビタミンAは脂と一緒に摂取すれば吸収率が上がるため、炒めても良いでしょう。
野菜にはいろいろな摂り方があるので、工夫してみてくださいね。
ファストフードを避ける
現代社会にとってはファストフードは手軽で便利な食品です。
しかし、やはり成分としては糖質や脂質が多くなってしまいます。
そうした理由から栄養バランスの良い食事を摂るのをおすすめします。
もしお腹がすいて何かつまみたいときはドライフルーツやナッツ類、果物やヨーグルトといったものを摂るのが肌にも体にも優しいです。
ぜひチャレンジしてみましょう。
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楽しく食べて乾燥肌とお別れを
今回は乾燥肌についての記事でした。
乾燥肌は秋冬にもなると、さらに気になってきますよね。
乾燥肌になる原因はたくさんありますが、今回体の内側からの要因に注目してみました。
肌には身近な食べ物からの栄養も大事です。
皆さんもこの記事を参考に乾燥肌の改善に取り組んでみて下さい。
この記事が乾燥肌に悩んでいる方の役に立てたなら嬉しいです。
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