皆さん、空気が乾燥してきましたね。
空気が乾燥してくると、お肌にも響いて乾燥してきますよね。
「自分は乾燥してない。だって触るとテカテカしている」と関係なさそうな方、ひょっとするとそれはインナードライ肌になっているのかもしれません。
インナードライ肌って何?今回はそれについて見ていきたいと思います。
Contents
インナードライ肌になぜなってしまうのか
インナードライ肌とは表面は皮脂が出てテカテカするのに、肌の内部は乾燥している状態の肌のことです。
一見すると脂っぽい肌に見えるのですが、実は角層の中は水分不足のため乾燥しているということです。
インナードライ肌のセルフチェックとは
自分がインナードライ肌なのか、それとも脂性肌や乾燥肌なのか分かりづらいところもあります。
こんなセルフチェックで診断してみましょう。
- メイクを落とし洗顔する
- タオルで水気を取る
- そのまま20分ほど放置
⇒洗顔前は肌が脂っぽいのに、洗顔後は全体の皮膚がつっぱったり、カサカサしたりするならインナードライ肌の疑いがあります。
- 脂性肌(つっぱりを感じず、Tゾーンや頬に脂がつく)
- 乾燥肌(洗顔前も洗顔後もつっぱりやカサカサが気になる)
脂性肌はつっぱり感がないんです。
乾燥肌との違いも「1日中・顔全体が乾燥する」乾燥肌に対して「日中は皮脂でべたついてTゾーンなどがテカる」のがインナードライ肌の特徴です。
複雑ですが、こんな違いが見られるのです。
なぜインナードライ肌になっちゃうの?
乾燥肌も脂性肌も問題なのに、こんな複雑な肌質であるインナードライ肌はどうしてなってしまうのでしょうか。
ここでは具体的な原因を見ていきます。
洗顔による皮脂の取りすぎ
お肌がテカテカするからってたくさん洗顔していませんか?
それこそインナードライ肌の原因になっているやもしれません。
インナードライ肌は皮脂が出るのが厄介ですが、実はその皮脂は肌内部の水分量の低下の表れなのです。
お肌の水分量が足りないから、せめて皮脂を出して水分を蒸発を防いで少しでも肌を潤そうという仕組みになっているわけです。
皮脂だってお肌には重要な役割を果たしていますから、洗顔で皮脂を余計に取りすぎないようにしましょう。
油取り紙を使いすぎる
Tゾーンに皮脂があるとついつい油取り紙が取ってしまいがちですよね。
ですが、使いすぎには気を付けてください。
油取り紙も肌に必要な皮脂まで奪ってしまうし、紙との摩擦で肌を傷めることにもなります。
油取り紙を使うのは多くても1日1~2回までにしましょう。
紫外線
紫外線は肌を黒くさせ、シミやそばかすを作る原因になりますが、インナードライ肌にも関係してきます。
それは「乾燥」です。
紫外線にはA波とB波がありますが、日焼けを起こしやすいB波が肌に炎症を起こして表面を乾燥状態にします。
インナードライ肌の場合は「夏に肌がべとつきやすい」のも特徴です。
その理由が紫外線からの乾燥から肌を守ろうとして、皮脂分泌が活発になっているからなのです。
乾燥
紫外線でもお肌が乾燥しちゃうように、部屋や外気の空気も乾燥していてはお肌の水分もどんどん奪われてしまいます。
肌環境に最適な湿度は60%~65%前後なんです。
しかし、日本の外気の湿度はこれに達していません。
- 6~8月→60%
- 4~5月や9~10月→50%
- 11~3月→25~30%
しかし、夏でも油断できません。
室内の湿度もかなり足りていません。
なぜならエアコンが稼働していることが多いからです。
暖房や冷房を使った室内は一気に湿度が下がります。
加湿をしていない場合、その平均湿度は20%~30%になっているのです。
生活習慣や食生活の乱れ
日頃私たちが過ごしている生活習慣にもインナードライ肌になってしまう要素があります。
肌の水分量の不足や皮脂の分泌は栄養不足によっても起こります。
脂質の多い油っこい食事ばかりしていては、肌の表面にある角質層がダメージを受けてしまいます。

また、睡眠が足りていなかったり、ストレスが溜まっていたりするのも疲れから血液循環の乱れにつながり、肌のバリア機能を低下させてしまうのです。
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インナードライ肌になってしまった後に出てくる症状
現代の日本ではインナードライ肌になっている人がとても増えているらしいです。
女性では10人のうち6~7人が「隠れ乾燥状態」という推計もありますし、20~30代の男性にも増えているらしいです。
そんなめんどくさいインナードライ肌ですが、ただめんどくさいだけでなく放置しているとさらに厄介な肌トラブルになることと思われます。
ニキビとの関係
インナードライ肌になって、まず影響してくるのがニキビです。
インナードライ肌というのは、肌表面はテカテカ・ベタベタしている状態です。
となると、皮脂によって毛穴が詰まり、ニキビができやすくなります。
インナードライ肌という肌質を見極めて根本的なケアをしないかぎりは、ニキビの悩みから解放されない状態になってしまいます。
しわやシミ
インナードライ肌の内部の水分が不足している状態のため、肌の新陳代謝である「ターンオーバー」が正常に行われなくなります。
このターンオーバーが正常に働くことによって美肌が作られていくのであり、そのサイクルが乱れるとシミは剥がれず、肌の血行も悪くなりしわも深くなってしまう可能性もあります。
また、紫外線の影響を受けやすくもなりますから、夕方頃くすみやすくなるかもしれません。
肌がゆらぎやすくなる
繰り返しますが、インナードライ肌は肌の内側の水分が不足している状態なので、潤い不足によりキメが乱れやすく毛穴も開きがちになります。
さらに肌表面も硬くごわつくようになります。
これは化粧のノリが悪くなってしまう可能性があります。
また、季節の変わり目にはゆらぎやすく、敏感肌のようにかゆみや肌荒れを起こすことも考えられます。
たかがインナードライ肌と侮っていると、これだけの肌トラブルを迎えることになってしまいますよ。
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インナードライ肌を改善する方法とは?
では、インナードライ肌を改善させるには、どんな方法をとればいいのでしょうか。
クレンジングや洗顔
インナードライ肌の方には洗浄力の高いクレンジング料や洗顔料は、肌のために必要な水分や油分まで奪ってしまうため向きません。
クレンジング料は肌に優しいクリームタイプやバームタイプを使ってみましょう。
使用する際も30秒~40秒ほどでパパッと済ませるのが、肌の乾燥を防ぐコツです。
洗顔料もフワフワの泡が作れるクリームタイプがおすすめです。
朝は水洗顔で良いので、1日に何度も洗顔しないようにしましょう。
洗顔する時はたっぷりの泡で洗ってくださいね。
- 皮脂の多いTゾーンから優しく洗う
- 乾燥しやすいUゾーン(フェイスライン)を同様に洗う
- すすぎ残しがないように丁寧に20回程度すすぐ
水分と油分が補える保湿ケア
インナードライ肌の内部は乾燥していますので、水分と油分が補える基礎化粧品を使いましょう。
おすすめの成分は「ヒト型セラミド」です。
この成分は弱った肌のバリア機能をサポートし、乾燥しにくい荒れにくい健康的な肌に導いてくれます。
化粧水もそうですが、乳液も高い保湿性のあるものがおすすめです。
それもこってりよりさっぱりめの方が良いでしょう。
ピーリング、酵素洗顔やスクラブ洗顔、オイルクレンジングなどは肌荒れの原因になることがあります。
- アルコール(エタノール)
- シリコン
- 香料
- 着色料
- 界面活性剤
- 防腐剤
- アルブチン(美白成分)
- ハイドロキノン(美白成分)
紫外線ダメージをなくす
紫外線ダメージはインナードライ肌の原因の一つでした。
紫外線は春夏だけでなく、1年中降り注いでいます。
夏はガンガン日焼け止めを塗ると思いますが、それ以外の季節もSPF25~30・PA++くらいの穏やかな日焼け止め(紫外線散乱剤が望ましい)を選びましょう。
日焼け止めはこまめに塗る方(2~3時間おきがベスト)が肌へも負担がかかりませんよ。
部屋の乾燥と冷えに注意
いまやエアコンがある世の中なので、部屋の乾燥と共に冷えにも気を付けましょう。
湿度が低ければ加湿器などを用意して、60%くらいを維持できるようにしましょう。
また、体が冷えては血流が悪くなってしまうので、靴下やブランケットを用意して対策しましょう。
バランスの良い食事
冷えもそうですが、お肌の乾燥も身体の内側からケアできます。
偏食になっていないか、普段の食生活を見直しましょう。
タンパク質 | 肌を作る |
ビタミンB群 | 皮膚の代謝を助ける |
ビタミンC | 抗酸化作用 |
このような栄養素を持つ食べ物を摂りましょう。
規則正しい生活習慣
インナードライ肌にかぎらず、不規則な生活習慣は美肌に大敵です。
睡眠時間が少なかったり、睡眠の質が低下していてはお肌のターンオーバーのリズムが狂ってしまいます。
6~8時間の適度な睡眠をとりましょう。

また、ストレスによってホルモンバランスが乱れるのも過多な皮脂分泌の原因になります。
あなたにとっての「ストレス発散法」を見つけて定期的に発散しましょう。
インナードライ肌を予防するために
インナードライ肌を予防することと改善方法は似ているので、前項目にまとめさせていただきました。
ここではインナードライ肌にさせないために、やってはいけないことを今一度挙げさせていただきます。
洗顔後に何もつけない
セルフチェックでも分かるとおり、洗顔後の肌をそのまま放置すると肌表面の水分が蒸発します。
これは表面だけでなく、内部の水分も奪われていることになります。
洗顔後タオルで水気を拭き取ったら1分以内に化粧水をつけましょう。
化粧水のみで終わらせる
化粧水というのは保湿できますが、基本的にはベースが水です。
化粧水だけではつけてもすぐ体温によって、蒸発してしまいます。
化粧水が蒸発すると、もともとあった体の水分も一緒に持っていってしまって余計に乾燥します。
化粧水の後は保湿力の高い美容液や保湿クリームで油分や美容成分を補い、水分をしっかり閉じ込めてあげましょう。
パッティング
パッティングというのは化粧水を付ける際に、手やコットンで顔をたたくことをいいます。
これはやってはいけません!
顔の皮膚は薄いため、パッティングをすると皮膚を傷めてシミやしわの原因になってしまいます。
化粧水は余計な刺激は与えないように優しくつけましょう。
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あなたもインナードライ肌かも
今回はインナードライ肌というのを取り上げて、詳しく見てきました。
インナードライ肌は脂性肌でもない、乾燥肌でもない、両方を併せ持った肌質です。
肌表面はテカテカ・ベタベタしているのに、肌内部が乾燥している…
その乾燥はお肌に水分が足りていないんです。
お肌の保湿に良いことを挙げてきました。
皆さんもインナードライ肌かなと思った場合は、このような方法で改善していってみてください。
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