多くの方が持つ悩みのシミ。
無くしたいですね。
今回「シミとは何?」から、「どうしたら予防対策できるの?」までご紹介していきます。
ぜひ読んでみてくださいね。
シミとは何か?
シミの一言で片づけていますけど、シミとはどういった物を指すのでしょうか。
シミとはメラニンがお肌にたまって地肌の色よりも黒く見えること
シミとはメラニンです。
お肌の表面は表皮と呼ばれます。
この表皮はお肌の表面から外側から「角層(かくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」の4つの層から成り立っています。

この一番下の基底層にメラノサイトと呼ばれるものがあり、このメラノサイトがシミの元となるメラニンを作っているのです。
このメラニンが必要以上に出てきてしまったものがシミになります。
メラニンとは何か
メラニンとは色素のことで人間だけでなく、他の動物、植物、一部の菌類などで形成されています。
肌色メラニン(フェオメラニン)と黒色メラニン(ユーメラニン)の2種類があります。
- 肌色メラニン(フェオメラニン)
- 黒色メラニン(ユーメラニン)
例えば、年を取って黒髪が白髪になっていくのは、幹細胞の衰えによってメラノサイトが生み出されにくくなり、毛根でメラニンが作られなくなる為だと考えられています。
“肌の色”はこの肌色メラニン(フェオメラニン)と黒色メラニン(ユーメラニン)のバランスによって決まっているのです。
つまり、“黒色メラニン”が多い人は肌や髪の色が黒く、“肌色メラニン”が多い人は色白である傾向です。
黒人と白人の肌の色の違いは、このメラニンの量とバランスによってなのです。
黄色人種である日本人は黒人と白人の中間くらいのバランスだと言われています。
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シミがあるとどんな影響がある
30代から40代の女性の7割近くがシミに悩んでいると言われます。
アンケートでは、お肌トラブルで一番気になるのが顔や顔周りのシミというアンケート結果も出ています。
シミはお肌のトラブルと言ってもいいでしょう。
シミが即何か悪い影響があるというわけではないので、シミを体の変化に過ぎないと捉えることもできますが、シミが与える影響はやはり他の人が見た時の印象ではないでしょうか。
29歳を超えたあたりからシミが気になり始める人が多いそうです。
そして、シミが出来ている部分はどこかというアンケートで最も多かったのがCゾーンと言われるエリアです。
Cゾーンとはつまり、頬骨、目の下、眉の下から目じりのあたりのエリアです。
シミはここに集中しやすいのですが、このエリアにシミがあると端的に言えば老けているという印象になりがちです。
また、Cゾーンにシミがある方の写真とシミがない方の写真を見比べてもらったところ、なんと7歳以上も老けているという印象だったとのこと。
他にどのような印象があったかというと、幸薄そうとか、汚いとか、暗く見えるなどもあったとか。
このように他人が見た時の印象が悪くなりがちなシミですね。
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シミが出来る原因
では、どうしてシミという物ができてしまうのでしょうか。
紫外線
一番大きなシミの原因として考えられているのが紫外線です。
そしてお肌のトラブルの原因の約80%が紫外線と言われます。
ですので、紫外線について見てみましょう。
地上に降り注ぐ紫外線には、UV-AとUV-Bの2種類があります。
UV-Aのエネルギー自体は弱いのですが、浸透力があり照射量も多いので私たちの肌に大きな影響を与えます。
UV-Aは肌の真皮層のまでも浸透し弾力やハリを与えるエラスチン、ヒアルロン酸、コラーゲンを作る線維芽細胞に傷を与えます。
その為、肌はUV-Aを浴びると弾力が無くなり、たるみやシワなどの肌の老化に繋がるのです。
更にUV-Aはメラニン色素を増加させ、メラニン色素を増加し合成をし目立つシワの原因になります。
UVによりたるみ、シミ、シワを「光老化」といい肌の老化の3つの大特徴なのです。
しかし、表皮にさまざまなダメージをあたえます。
ヤケドをしたように肌を赤く炎症させるサンバーン、メラニン色素が沈着して肌を黒くするサンタン、そしてシミやそばかすの原因になります。
ターンオーバー
若いうちは新陳代謝が活発でターンオーバーサイクルに沿って余分なメラニン色素が一掃されますが、年を重ねターンオーバーが乱れたり、ターンオーバーサイクルが長くなったりすると余計なメラニン色素を含む細胞が代謝しません。
そういうわけで年代が上がるとシミは増えます。
若い頃よりも、より紫外線対策が必要になってくるのです。
お肌の構造とは大変複雑で、何種類の層に分かれていて役割もそれぞれ違うのです。
大きく分けると外側から
表皮 | 外から受ける刺激から体を守っている |
真皮 | 表皮を支える |
皮下組織 | 外から加わる力などから体を守る |
これら三層から成り立ちます。
ターンオーバーは、この中の表皮で行われるのです。
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シミを予防するには
原因が分かったところで、次はどうすればシミを予防すれば良いかを見てみましょう。
紫外線対策
まずは紫外線を防ぐことです。
日焼け止めクリームと紫外線対策グッズのダブル防御がおすすめです。
日焼け止めクリーム
日焼け止めクリームには
- 紫外線散乱剤
- 紫外線吸収剤
吸収剤の方は効果が高いのですが、お肌への負担が大きいのでお肌によっては避けた方がいい場合があります。
一方、散乱剤の方は何度か塗り直す必要はありますが、お肌への負担が吸収材よりも小さく、紫外線対策という視点では散乱剤の方がおススメできます。
紫外線対策グッズ
サングラスは、紫外線カット率、可視光線透過率、色、フレーム形状のポイントで選ぶのがコツです。
それぞれ見てみましょう。
紫外線カット率 | %で表示され、カット率が高いほど紫外線をカットしてくれます。 |
可視光線透過率 | %で表示され、透過率が高いほど光を通し明るく見えます。 |
色 | 保護レベルによってグレード分けされ、イエローやグリーンが保護クラス0~2、グレーなどが保護クラス3になっています。 |
フレーム形状 | サングラスをかけたときに、隙間が少なく、フィットするものがおススメです。 |
UVカット加工の物がおススメで、長く効果を期待するなら、紫外線を防ぐための素材が帽子に織り込まれている物が長期にわたって紫外線をカットしてくれます。
また、黒など濃い色が紫外線をよく吸収してくれますが、濃い色は蒸れやすく、UVカット加工がしてあれば白などの明るい色でも大丈夫です。
帽子と違って日傘は蒸れることがないので(紫外線の)地面からの照り返しを考慮し、紫外線を吸収してくる黒などの濃い色の物を選択するのがおススメです。
ターンオーバーの正常化
次はターンオーバーを整える方法です。
ターンオーバーを正常化させるポイントをいくつかご紹介します。
睡眠をしっかりとる
ターンオーバーは睡眠時間中に活発に行われます。
睡眠不足や不規則な時間での睡眠が続く、熟睡が十分に出来ていないなど、十分な睡眠が得られないと新陳代謝が不良になりターンオーバーが遅れる要因にもなるのです。
必要十分な睡眠がとれていない状態が続くと、成長ホルモンの分泌も少なくなり、十分にターンオーバーができなくなってしまうのです。
ストレスを減らす
ストレスはホルモンのバランスを崩す原因になります。
ホルモンのバランスが崩れると、女性ホルモンが減少し成長ホルモンも減少してしまい、肌のターンオーバーが正しくに行われなくなるのです。
また、ターンオーバーは自律神経と深く関わっています。
自律神経の乱れはターンオーバーも乱してしまうのです。
このようにストレスは自律神経の乱れや血行不良を招き、新陳代謝が悪くしてしまいます。
食生活の見直し
食生活が不規則だったり、外食、コンビニなどに頼った食事をしていると、肌のターンオーバーに必要なビタミン類や皮膚のもとになるたんぱく質、アミノ酸などが不足してしまいます。

ビタミン類(ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE)やアミノ酸、シミ予防のサプリに使われているL-システインが含まれている食べ物を摂りましょう。
正しいスキンケア
スキンケアとは保湿といっても過言ではありません。
しっかり保湿すればそれだけお肌がいい状態になり、バリア機能が働き、そしてターンオーバーの正常化に寄与すると考えられます。
保湿アイテムには美白有効成分が配合されていると、シミ対策になります。
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シミを隠す方法
化粧品である程度隠すことができます。
コンシーラーやファンデーションで隠します。
コンシーラーの選び方
コンシーラーの場合、シミの大きさや範囲の違いで選んでみましょう。
細かいシミ | ペンシルタイプ |
大きいシミ | スティックタイプやクリームタイプ |
広がっている場合 | リキッドコンシーラー |
そして、色ですが肌と同じ色や少し暗めな色にしてください。
明るい色だと逆に浮いて見えてしまうからです。
もし、シミの大きさや濃さがいろいろある方にはパレットタイプのコンシーラーもおすすめです。
この場合はテクニックがいるかもしれません。
ファンデーションの選び方
シミ隠しにファンデーションを使うなら、ファンデーションのタイプから選んでみましょう。
リキッドファンデーション | カバー力にこだわれる |
クリームファンデーション | 肌になじみやすく、使いやすい |
スティックファンデーション | コンシーラーなしでピンポイントで隠せる |
自身の肌質によってもシミ隠しのファンデ選びは違ってきます。
乾燥肌 | 紫外線を防ぐPAの値が高く、保湿力があるもの |
オイリー肌 | 化粧崩れしにくいもの |
敏感肌 | 無添加やオーガニックのもの |
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しっかりとシミ予防とケア
いかがでしたでしょうか。
シミの犯人はメラニンです。
メラニンは悪いわけじゃなく防御反応なので悪者扱いはできないのですが、シミは困りますね。
今回ご紹介した予防法はオーソドックスなものですが、日常手軽にできることです。
ぜひ実践していただき、美しいお肌を保ってくださいね。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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