自分だけの化粧品はどう作る?セラミドを使った化粧品を作るときの極意とは

黒いエプロンをしてこれから調理を始めようとする女子 成分

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皆様は日頃どんな化粧品を使っていますか?また、どのぐらい化粧品にお金をかけてもいいですか?
あるデータでは月に女性は7,000円前後の費用を掛けていると言われています。
たしかにプチプラでも出費がかさみますよね。
そこで手作り化粧品は如何でしょうか?
手作りはどのように作れて、どんなメリットがあるのか本記事をお読みいただき、手作り化粧品に挑んでいただきたいと思います。

化粧品を手作りするメリット

まず、化粧品を手作りしたことない方のために、手作りの化粧品にはどんなメリットがあるか見ていきましょう。

低コストで済む

化粧品を手作りするメリットのまずは一番と言えばやはりお金がかからない少ない費用で済むということです。
とても魅力的ですね!

大体手作りする費用は人によってバラバラですが、確実に販売している化粧品よりは安くなります。
また、手作りの原材料などにもピンからキリまでの値段であるため、手作りだから化粧品としてのグレードが劣るということはないです。

なぜ化粧品が高いかは作るため・運ぶための人権費や設備費…さらにそのブランドやイメージを作ったり保ったりたくさんのお客様を呼び込むための広告、宣伝費が掛かっているからなのです。

その点手作りの化粧品は材料費だけで済みます。
中には普段飲んでいるお茶やキッチンにある物で作れちゃう化粧品もあるらしいです。

ただし「○○産のこの材料じゃないと」と原料のクオリティーを求めすぎてしまうと、余計な出費になってしまいます。
材料集めも妥協とほどほどが良さそうですね。

どんな成分が入っているか把握できる

化粧品の成分をよく確認している女性化粧品って成分表示を見ても「何が入っているのかわからない」ってことありますよね。
単価が安い化粧品でもパラベン等の防腐剤や石油系界面活性剤、合成ポリマーや着色料といった「刺激となる成分」が入っていたりするものです。

その点を踏まえると手作り化粧品だと何を材料としているのか、どんな成分が入っているのかが自分でわかるので安心できます。
泡立ちが良いとされる界面活性剤等が入らないので、ナチュラルな無添加コスメを使用できます。

ただし、シンプルで安全なスキンケアを望みたいなら、原材料が合成品で作られていないか見極めながら購入しましょう。

自分好みに作れる

自分に欲しい成分をカスタマイズして作れる、これが手作り化粧品の醍醐味ではないでしょうか。
特に敏感肌だったり乾燥肌やオイリー肌の方は肌に合わない成分が入っていると、肌に合わなくて購入を断念してしまいますよね。
それに肌は体調やホルモンバランスにも左右されますね。

そんなデリケートな肌に自分に合ったコスメはお肌にも健康にも良いです。
香料やアルコールが苦手な方は、それを取り除いた自分だけのコスメが理にかなっているんではないですか。

作り方は混ぜるだけ

ジュースをシェイカーでシェイクしているとこ手作り化粧品というとめんどくさい・難しそうと尻込みしてしまう方がいるかもしれませんが、工程はいたって簡単!ほとんど「混ぜる」だけです。
あるいは「ボトルに入れて振るだけ」でシンプルな手順です。
レシピさえちゃんとしていれば失敗せずに作れるでしょう。

また、手作りキットとしてセットで販売している物もあります。
初心者の方や苦手意識がある方はそうした「体験キット」から始めてみてはいかがですか。
理科の実験が好きな方や料理好きな方はハマるかもしれませんよ。

デメリットもある
逆に手作り化粧品でのデメリットはこちらです。

  • 長期保存ができない
  • ↑その理由もあり何度も作らなければならず、手間がかかる
  • 器具や容器などの衛生管理を徹底しなければならない

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セラミド原液を選ぶ

今回はセラミド化粧品についてです。
セラミド化粧品を作る材料として、セラミド原液が挙げられます。

セラミドの種類

セラミドにはいくつか種類があるので、ご説明いたします。

天然セラミド 人間の角質層細胞間脂質と近いため保湿力があり、主にから抽出されます。高い効果が期待できますが非常に高価
ヒト型セラミド ヒトの皮膚に含まれるセラミドとほぼ同じ化学構造で、酵母から生成され、天然セラミドよりも安価に手に入れることができる
植物性セラミド こんにゃく芋、米ぬかなど植物から抽出されたセラミドで、購入しやすい価格
合成セラミド 石油由来の合成成分で、保湿力は期待薄であるものの非常に安価なのが魅力

このような特徴があり、さらにセラミドは粉末状で白い粉ですが、大体は水分に混ぜられて売られています。
その濃度が高いほどセラミドが入っているため、値段も同種類でも高くなる傾向にあります。

おすすめのセラミド原液

セラミド200

  • メーカー名:チューンメーカーズ
  • 商 品 名:セラミド200
  • 価   格:¥1,980(税込)
  • 内 容 量:20ml

保湿力のある米ぬか由来の高濃度のセラミドです。
美容液部分が角質層へ浸透し、乾燥する肌をなめらかに整えます。
季節の変わり目に、肌が敏感に傾く方しっかり乾燥ケアをしたい方におすすめです。

口コミ
べたつかずニキビが出来やすいオイリー肌の方でも使いやすい
化粧の前のブースターとしても優秀
効果が分かりやすくモッチリとしたお肌に

リペアエッセンス

  • メーカー名:トゥヴェール
  • 商 品 名:リペアエッセンス
  • 価   格:¥2,239(税込)
  • 内 容 量:20ml

こちらはヒト型セラミドの原液です。
セラミドには種類に番号がありますが、中でもセラミド1が配合されている化粧品の約80%に採用されているセラミドエッセンスです。

こちらはセラミドの高保湿を強みにしています。
それでいてさっぱり感に優れています。
セラミドとしては皮膚のハリツヤが特徴のセラミド3や、ターンオーバーの仕組みを整えるセラミド6も含まれています。

口コミ
肌がふわっと柔らかくなるのが実感できる
乾燥を防いでくれてニキビも誘発しない良いアイテム。だけど作るのに粘度が難しい
肌がもっちりする。シャバシャバ系の化粧水に混ぜるとイイ感じ。でも少し刺激感がある

リマ―ユプラセラ原液

リマ―ユプラセラ原液
created by Rinker
  • メーカー名:リバテープ製薬
  • 商 品 名:リマ―ユプラセラ原液
  • 価   格:¥4,950(税込)
  • 内 容 量:10ml

こちらは天然プラセンタである馬のプラセンタエキスと、油溶性である馬セラミドの組み合わせでできた原液です。

こちらの馬プラセンタはアミノ酸含有量が豚由来のプラセンタより優れているのが特徴です。
馬セラミドの部分では潤い効果で乾燥による小じわを目立たなくします。
べたつかずにケアできます。
敏感肌の方にも合うように無香料・無着色・パラベンフリーです。

口コミ
シワやほうれい線、くすみが薄くなり効果を目に見えて実感した
ゆらぎ肌だったけど何の刺激もなく、乾燥しなくなった。美容液代わりに使ってる
なじみも浸透力も良い。若干ほうれい線が薄くなった気がした

プラセンタの保湿効果とは!?肌の乾燥ケアにプラセンタの効果を詳しく解説!

他の有効成分を選ぶ

セラミド以外にも手作りの化粧品を作るにはどんな成分を配合したら良いか、他の有効成分を見てみましょう。

精製水

化粧水を手に取っている画像化粧水に最も多く使われているベースの成分。
精製水とはミネラルや金属イオン、塩素を交換樹脂、活性炭などで除去したものです。
水道水は塩素が入っているのでおすすめできませんので、化粧品を作る際はこちらの「水」を使いましょう。

グリセリン

アルコールの一種で無色透明のやや粘性のある液体です。
しかし、このアルコール成分はほとんど蒸発しません。

このグリセリンは肌の水分量や乳液やクリームの粘性をキープします。
化粧品のテクスチャーをなめらかにする働きも持っています。
化粧品作りには植物性グリセリンを選びましょう。

精油

ラベンダーやローズと書かれた精油精油を使えば香りづけになりますし、化粧品の効果アップも狙えます。

手作り化粧品におすすめな精油
  • ローズ
  • ローズウッド
  • ゼラニウム
  • パチュリー
  • パルマローザ など

植物油

これには高い保水作用やオイルのバリア作用、必須脂肪酸や活性酸素の阻害など様々な利点があります。
香りづけにもなりますね。

尿素

観葉植物とともに置いてあるシャンプーみたいなハンドクリームアトピー性皮膚炎の方におすすめな成分です。
硬くなった角質を柔らかくして肌のターンオーバーを促進する効果があります。
「精製尿素」の製品名で販売されているものがあります。

ヒアルロン酸

同じくアトピー性皮膚炎の方におすすめな成分です。
保湿成分としてよく知られていて、肌表面をじっくりと保湿してくれる効果があります。
濃度は1%ほどのものを使うようにしましょう。

ビタミンC誘導体

リン酸とマグネシウムを付け加えて安定性と浸透性を良くした成分です。
その中に入っているビタミンCは美白成分として使われる成分で、ニキビにも効果があります。
ただしパッチテストを行なって使いましょう。

このように化粧品でも手作りとして成分はいろいろ種類がありますし、まだこれ以外の方法や材料などもあります。
ほんの一例を挙げましたが、気になる方は更に調べてみてはいかがですか?

自分の肌に合った美白クリームが欲しい!美白クリームに必要な成分とその作り方とは?

保存時の注意

化粧品が入るいろいろな空き瓶たち手作り化粧品のデメリットは市販の物に比べて、日持ちしません。
なので、化粧品を作ったら保存の仕方に注意しなければなりません。

まず、各メーカーが表示してある保存方法や使用期限をきっちり守りましょう。
パウダーの材料は結露の関係でカビや細菌繁殖の要因になります。

そして、何はともあれ密閉が大事です。
常温の冷暗所が一番適しています。
常温保存の場合、必ず陽が当たらないところで保存しましょう。
紫外線はもちろん室内の照明も製品を劣化させる要因になります。

それでも暑い時期は冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。
冷蔵では冷やしすぎて成分が分離したり沈殿する場合があるからです。

手作り石鹸はともかく防腐剤が入っていないため、クリームや化粧水などはあまり日持ちしません。
長く放置しているとかぶれや湿疹のもとになります。
長い期間放置したものは内容物が変質している可能性があるため捨てましょう。

なるべく原液を小出しに小さな容器に手作り化粧品を入れて使い終わったら、しっかり洗浄してからまた容器を使いましょう。
原液なども混ぜてはいけないものやそもそも自分の肌との相性がある可能性があるため、耳裏でパッチテストをしてから作ったり使ったりしましょう。

化粧品かぶれはなぜ起きる!?美白成分でアレルギーになった場合の対処法とは

成分をカスタマイズして手作り化粧品

化粧品はさまざまな材料をそろえれば作れます。
作り方や種類もいろいろあるため自由にできますし、その製造自体が趣味になんてこともあるかもしれません。

ただし、それなりの知識や経験、リスクを伴うのも事実であるため、最初はしっかりと調べてから試してみて下さい。

原価を考えれば作る楽しさや効果を実感できれば決して損ではないはずです。
化粧品代を節約したい方、肌が弱く自分だけの化粧品が欲しい方、セラミドを使った手作り化粧品いかがですか。

 

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