お肌の乾燥の原因はお風呂!?乾燥しない入り方と手作りできる入浴剤とは!?

お風呂に入る女性 肌荒れ

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肌の乾燥気になりますよね。
その悩みを解消するにはどうすればよいでしょうか。
化粧品で保湿したり、飲み物を摂って内側から水分を補ったりとやり方はさまざまでしょう。
今回はお風呂がキーワードです。
お風呂でどのように肌の乾燥を解決すれば良いか見てみましょう。

肌の乾燥はお風呂が原因?そのメカニズム

お肌の乾燥状態ともいえる乾燥肌とは、水分も皮脂も不足しカサカサになってしまった状態です。
そんな状態になるので肌がつっぱったりゴワゴワする、粉を吹くなどの不快感に見舞われます。

健康的な肌とは

本来皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下組織という3層から成り立っていて、肌の潤いは表皮の一番外側の角質層の働きにより保たれてます。

健康的な肌だと皮膚の細胞と細胞の間に隙間がなくて、ぎっしりとくっついています。
これはセラミドという細胞間脂質が水分の蒸発を防いでバリアになってくれているからなのです。
この機能によりお肌の水分量は保たれています。

乾燥肌の肌とは

乾燥肌イメージ乾いた土明るめ一方、乾燥肌は細胞と細胞の間に隙間ができるのが特徴です。
外気の乾燥や他の刺激により、皮脂や細胞間脂質が減ると角質層の水分も減ってしまいます。
結果、皮脂膜も破壊されてしまい、カサカサな肌になってしまうのです。

さらに、乾燥肌は角質層のキメも粗くなっていますので、アレルギー物質や細菌の侵入を防いでくれる肌のバリア機能も弱くなってしまい、少しの刺激でも過敏に反応してしまいます。
乾燥肌でかゆみなどの症状がみられるのもこのせいです。

お風呂から来る乾燥肌の要因は?

お風呂に浸かるだけとお思いでしょうが、間違った入浴習慣は逆に乾燥肌にさせる可能性があります。

具体的な要因
  • 熱いお風呂
  • 硬いボディタオル
  • ゴシゴシ力を入れて洗う
  • 洗浄力が強めの洗浄料を使う
こんな要因を改め、潤いある肌にするためにはどうすれば良いか見てみましょう。

お風呂が原因で肌荒れが!?正しい入浴方法で美肌にしましょう!

肌が乾燥しない入浴方法

入浴による肌の乾燥を防ぐための方法に、入浴時のケアがあります。
特に乾燥肌の人は、乾燥しやすい環境は出来るだけ避けたいですよね。

一番風呂の噂と解決法

バスタブにたくさんお湯を張っている湯船まず入浴環境を整えることです。
というのも、一番風呂は乾燥肌には良くないと言われているからです。
「一番風呂」は沸かしたまま誰も入ってないお風呂のことです。
沸かしたての風呂は綺麗で気分が良いのですが…肌にあまり良くないらしいです。

水道水が原因
何故かというと、日本の水道水の特徴が原因です。
一番風呂というのは水道水を沸かして不純物が入っていない状態のお湯です。
つまり、水が綺麗過ぎると肌への刺激が強く、皮脂や肌が持つ保湿成分も洗い流されてしまうんです。

それにお湯の熱も直接肌に伝わってしまいます。
水が綺麗過ぎてもあまり良くないんですね。

塩素も原因
次に、水道水に入っている塩素も原因になります。
水道水は塩素で消毒されているため、一番風呂には塩素が含まれています。
その塩素は肌のビタミンやミネラルを奪うため、肌が乾燥しやすくなります。
このように一番風呂に入ると「肌がピリピリする」と感じるのは、こういった理由からなのです。

一方、二番目以降に入る風呂はピリピリする感覚はあまりありません。
前に風呂に入った人の皮脂や角質、汗が湯に溶け込み、湯ざわりが柔らかくなるからです。

もし、一人暮らしで二番手ができないなら、ミネラル分が配合されている入浴剤を入れて、その塩素を中和させましょう。

入浴剤を入れる

乾燥が気になる方には保湿を重視した入浴剤を入れましょう。
保湿効果が高いのはセラミドやヒアルロン酸、スクワランなどが配合されている入浴剤です。
こうしたスキンケア系入浴剤はお肌を柔らかくさせて、グングン角質内部に浸透しやすくします。

お湯の温度は?

お風呂のお湯をチェックしようとしている左手入浴時はお湯の温度が重要になってきます。
熱すぎるお湯はかえって水分を保つ働きをする天然保湿成分や細胞間脂質が流出し、肌のバリア機能を低下させます。
それに熱めだと急激に血行が促進されて、かゆみも出やすくなってしまいます。

なので、肌を乾燥させないためには40℃以下のお湯加減で設定しましょう。

長く浸かりすぎないこと

先ほどお湯の温度を重視しましたが、今度は湯に浸かっている時間です。
寒い冬だとずっと湯船に入っていたいと思いますが、長すぎると肌の乾燥に響きます。
長くお風呂に浸かっていると肌がだんだんふやけてきてシワシワになってきます。
これは肌表面の角層が多くの水分を吸収して膨らんだ状態なのです。

つまり、これも天然保湿因子や細胞間脂質などが必要以上に流れ出てしまっている証拠なのです。
保湿成分が流れ出ると、やはり乾燥肌になりやすくなります。
お湯に浸かる時間はトータルで15分程度までを目安にしましょう。

間違っても、お風呂でスマホや読書などをしすぎないようにしましょう。

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お風呂で出来る乾燥肌ケア

お風呂での環境作りが整ったところで、お風呂ではどんな乾燥肌のケアができるのでしょうか。

乾燥肌ケアのための体の洗い方

体の洗い方一つでも十分に乾燥肌を防げます。
皆さんは肌をゴシゴシ洗ったり、毎日洗ってたりしていませんか。
石鹸で全身をゴシゴシ洗っていると肌のバリア機能を弱めます。

実は体には皮脂で汚れやすい部分とそうではない部分が存在します。

  • 汚れやすい部分→頭皮、顔のTゾーン、背中や胸の真ん中
  • 汚れにくい部分→二の腕や足など
こうした洗う場所を分けても肌の乾燥を防げます。

もちろんタオルでこすりすぎ肌を痛めないように、しっかり泡立ててから洗いましょう。
タオルはナイロン素材ではなく、綿素材がおすすめです。

お風呂でフェイシャルエステ

緑のタオルを敷いて泡風呂の中でこちらを見ている女性お風呂の時間でクレンジング効果を高める方法です。
皆さんはお風呂でお化粧を落としたり、洗顔をしますよね。

そのときにまず、お化粧を落とさずにバスタブに浸かって体を温めるのです。
温まってうっすらと肌に汗が出てきたら、そこでクレンジングをします。
そうするとお化粧や毛穴汚れがしっかり落とせます。

クレンジングはジェルタイプクリームタイプの類がおすすめです。
こうして洗顔しておけば次に紹介する「入浴後のケア」がはかどります。

クレンジングで美白に!美白肌に必要なクレンジングとは?

乾燥しやすい入浴後にすぐ出来るケア方法

お風呂上がりの濡れ肌は乾燥しやすくとてもデリケートです。
お風呂上がりはお風呂で付着した水気と肌の潤い成分や水分が蒸発しないように、すぐタオルで水気を拭くと良いでしょう。

肌の負担を減らすため、吸水性の良いタオルを使うのが最適です。
肌をこすらず、水気だけ拭き取りましょう。

そして、潤い成分が蒸発するのを最小限にとどめるため、お風呂上がりから5分以内には保湿ケアをすると良いでしょう。

木のテーブルに置いてある保湿クリーム顔の保湿ケアは化粧水と乳液に加え、保湿クリームを使います。
化粧水や乳液、保湿クリームなどは使用前に脱衣所に置いておいたり、最初から温めておくと良いです。

気温の低い場所で保管すると冷たい状態なので、肌にも浸透しづらいし、肌にのせた瞬間毛穴が引き締まり有効成分の浸透を邪魔する原因にもなります。

化粧水、乳液、保湿クリームの3つを使うと「時間的に余裕がない」という方にはオールインワンクリームを常備しておきましょう。
化粧水や乳液、保湿クリームをこれ一つで補えます。
さらに、美容液成分を配合した物なら、肌が乾燥する時期に強い味方になってくれます。

体の保湿ケアには、基本的にボディクリームを塗って保湿しましょう。
乾燥が気になるけどベタベタはちょっと…と思うならジェル状やさっぱりしたテクスチャーのを選びましょう。

乾燥が気になる方に必見!安くても効果のあるプチプラ美白ボディクリームをご紹介!!

乾燥肌に効果がある手作り入浴剤と実際の効果

先ほど肌の乾燥に入浴剤をおすすめしました。
だけど、市販の入浴剤ってちょっと高い、毎日だと出費がかさむし、着色料や香料が入ってないか気になる…

そう思う方は入浴剤を手作りしてみませんか。
キッチンにある材料で出来ちゃうんです。

材料によっては保湿はもちろん、発汗、冷えの解消、リラックス効果などあらゆるメリットがあります。

塩風呂

まずはどこのご家庭にもあって、一番手軽で試しやすい塩風呂です。
塩には水分を吸着する働きがあり、湯に混ぜて浸かれば汗がたくさん流れてむくみの原因になる不要な水分を排出できます。
また、毛穴の汚れも一緒に出ていってスッキリします。

塩風呂を作る際はミネラル成分が豊富な天然塩を使いましょう。
食塩より「伯方の塩」や「赤穂の天塩」などの粗塩がおすすめです。
家庭の浴槽(180L)で大さじ2~4の量で入れましょう。

砂糖風呂

上白糖と角砂糖の画像塩の次は砂糖です。
糖類は潤いを吸収し閉じ込めるパワーがありますし、蓄積された古い角質も剥がすピーリング作用も持っています。
べたつきも特にないです。

大さじ3杯の砂糖を溶かせば、全身保湿できるお湯になります。
使用する砂糖はプレーンな上白糖のみにしましょう。

牛乳風呂

瓶の牛乳とコップ1杯いっぱいの牛乳牛乳も手作り入浴剤に早変わりします。
牛乳の脂肪分が体を保湿してくれます。
それに疲労した全身の肌を包み込んでケアしてくれるところも、美容が気になる女性には嬉しいところです。

お風呂に入れる牛乳の量は、浴槽に対し500ml~1Lが目安とけっこう入れます。
牛乳臭さを取るため、お風呂を出る際はシャワーで体を流しましょう。

日本酒風呂

お盆にきれいに置かれた徳利日本酒は化粧品に使われるほど美肌効果がある材料ですよね。
その秘密はコウジ酸でシミの原因物質であるメラニンの生成を抑制する働きがあります。
なおかつ日焼けのダメージをケアし、しっとり透明感がある肌に整えてくれます。

混ぜる量はコップ2杯程度です。
飲料用でない料理酒でもOKです。
グリセリンを混ぜても保湿効果が得られますよ。

重曹風呂

葉っぱと共に置かれた瓶に入った重曹重曹は自然な万能洗剤として有名ですが、適度なピーリング効果を持っていて身体の掃除にも使用可能です。

ひじ、かかとなどの頑固なガサガサ角質も柔らかくなり、落としやすいので新陳代謝アップに繋がります。
さらに、流した際の排水溝の掃除にもなるので良いことづくめです。

大さじ3杯ほどの重曹を混ぜれば、肌に優しいアルカリ性のなめらかなお湯が作れます。
ただし、乾燥肌の方は入浴後にしっかりシャワーで洗い流しましょう。

手作り入浴剤の注意点
注意点として、調味料の入浴剤は肌が弱い人には刺激やアレルギーが出たりしてしまいます。
初めて使用する前は、お風呂と同じ濃度にした調味料を使用して腕の内側でパッチテストしましょう。

入浴後は残り湯を捨てて真水で掃除しましょう。
市販の入浴剤やバスソルトもですが、お湯を入れっぱなしにして放置すると腐食したり変色する恐れがあります。
排水溝や循環口も詰まらせないよう気を付けましょう。

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いかがでしたか?
肌の乾燥とお風呂の関係、さらには自宅で作れる入浴剤についてまとめました。
この記事を参考にお風呂で乾燥肌ケアを実践してみましょう。

お肌の乾燥には入浴剤が効果的だとお伝えしましたが、何と身近な材料で作れちゃうんです。
ぜひご自分だけの入浴剤も作ってみませんか。
お風呂の入り方で皆さんの乾燥肌がつるつるすべすべ、健やかな美肌になると良いですね。

 

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